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「新年度の学級(学校)経営とかけて、水鉄砲と解く」その1

 4月1日、新年度がスタートしました。

 そこで、新年度によせて、まずは「なぞかけ」からスタートします。

 「新年度の学級(学校)経営とかけて、水鉄砲と解く」

 「そのココロは」

 「どちらも初めが肝心です。初めの押し出しが強ければ、スムーズに遠くまで飛びます。」

力をかけて押し出す期間は、始業式までの1週間と始業式(入学式)後の1週間、合わせて15日間ほどです。わずか15日間ですが、されど15日間です。この期間に、今年度の1年間で最も力を注ぐことが「学級づくり」の肝であり、それをスムーズにこなして初めて「プロの教師」と呼ばれるのです。

 

15日間の仕事には、「必ずしておかなければならないこと」と「しておいたら、後々じわりと効果が出てくること」とがあります。この2つを、始業式までの1週間と始業式(入学式)後の1週間に分けて、具体的な内容(もちろん挙げたものがすべてではありませんし、学校によって状況は異なります)を以下に示します。

 

 

 

<始業式までの1週間>

 

必ずしておかなければならないこと(例)

机・椅子・ロッカー等の確保と名札、氏名印の準備

時間割や掃除場所割り当ての表示

各帳簿類(日誌、出席簿、指導要録等)

学級名簿(数種類)の作成

前の学年からの様々な情報の引き継ぎと共有

学校経営方針及び学年経営方針の理解と共有

学級開きの準備(自己紹介、学級便りなど)

授業開きの準備(学習の進め方、ノートの使い方など)

しておいたら、後々じわりと効果が出てくること(例)

担任する子どもの名前を全員覚えておく

子どもの趣味や興味のあることをつかんでおく

学級開き(3日間分程度)のシナリオを書いておく

学級経営に参画させる場面(目標、歌、係など)を構想しておく

教室掲示の構想(およそ3ヶ月ごとの主掲示)を立てておく

 

「必ずしておかなければならないこと」の中で、最も重要視したいことは

 

5 前の学年からの様々な情報の引き継ぎと共有

 

です。学年が一つ上がることは、子どもたちにとっては一大事です。おそらく期待も不安も、1年で最も大きく膨らんでいることでしょう。ましてや転校してきた子どもたちや小・中学校の1年生にとっては、別世界に足を踏み入れるわけですからなおさらです。したがって、担任としては、名前の字の確認、男女別はもちろんのこと、個々の子どもに関わる細部の情報を正確に引き継ぎ、できるだけ多くの人数で共有しておく必要があります。当然このことは始業式・入学式までに限ったことではなく、その後も必要に応じて前の幼稚園・保育園や小学校と連絡を取り合うことや、保護者と電話連絡や家庭訪問などやり取りを丁寧に行うことが大切です。

 

次いで「しておいたら、後々じわりと効果が出てくること」の5点は、優先順位順に並べています。したがって「1 担任する子どもの名前を全員覚えておく」などは、後々どころか、即効性があり大変効果的です。担任の自己紹介を工夫することも必要でしょうが、それに時間をかけるより、全員の名前を正確に覚えることに時間をかけ、本人の顔を見ながら丁寧に呼ぶことの方がよほど意味あることです。かつて、子どもたちとの出会いの日に、一人一人の名前を呼びながら、黒板に丁寧に名前を漢字で書いていった先生がありました。その学級の子どもたちは、その後、素直に伸びやかに成長していったのは言うまでもありません。

 

「3 学級開き(3日間分程度)のシナリオを書いておく」のも効果的です。「シナリオ」ですので、教室への入り方から間の取り方はもちろんのこと、話す内容や順番、用いる資料、板書の位置・チョークの色など、これでもかというほど詳細さにこだわると、必ず絶大な効果を発揮してきます。なぜなら、こうした

 

教師の思いの深さを感じ取った子どもたちは、

教師を信頼するだけでなく、必ず家に帰って話す

 

からです。

 

当初の押し出しが強ければ強いほど得られる信頼も大きく、学級経営はスムーズに長く遠くまで続きます。水鉄砲と解いたココロはここにあるのです。

 

次回は「始業式(入学式)後の1週間」をお届けします。



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