鳥取市

平成28年10月21日の市長定例記者会見録更新日:

平成28年10月21日午前10時00分から、市役所本庁舎3階市政記者室

会見項目

質問事項

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会見項目

1 第22回環日本海拠点都市会議参加及び清州市訪問を終えて

市長
 第22回環日本海拠点都市会議に参加させていただきましたので、御報告させていただきます。
 10月6日から10月9日の日程で、韓国の東海市で、第22回目となる環日本海拠点都市会議が開催されました。鳥取市もこの会議のメンバーということで参加させていただいたところですが、これは御承知のように、日本、韓国、中国、ロシアと4カ国の12都市で構成されていまして、今回はこの12都市のうち11都市が参加いたしました。日本からも2つの市、また中国、韓国からもそれぞれ1市ずつ、正式な会員都市ではありませんが、オブザーバーとして参加され、非常に盛大な会議となりました。
 テーマは、環日本海拠点都市間の航路、経済交流の活性化のための中央政府との協力ということであり、さらなる具体的な取り組みをしていくために、それぞれの国において中央政府との協力も築いていきながら、交流を進めていこうということで各都市が発表いたしました。
 鳥取市は、DBSクルーズ、また鳥取港の活用による経済交流、1市4町、1市6町、の広域連携に基づく外国人観光客の誘客等の取り組みをさらに進めていきたいといった発表もしたところです。さらなる経済交流、観光交流の活性化をしていこうといった内容、それから来年の開催はロシア沿海地方のハサン区で開催するといった合意文をまとめているところです。
 この韓国訪問にあわせて、鳥取市の姉妹都市である韓国・清州市にも9年ぶりに訪問いたしまして、李承勳(イ・スンフン)市長ともお話をさせていただく機会がありました。鳥取市は平成2年の8月に姉妹都市の提携をして、清州市と四半世紀以上にわたりいろいろな交流を続けてきているところですが、こういった交流の経過もいま一度認識して、これからも交流を続けていこうという話をしてきたところです。

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2 山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線京都府北部ルート・南部ルートの決定を求める決起集会の開催について

市長
 山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線京都府北部ルート・南部ルートの決定を求める決起集会の開催についてお話させていただきたいと思います。
 御案内のように、この北陸新幹線の敦賀以西のルートについて、政府・与党では年内に方向を出していこうといった動きがありますが、今、米原ルート、小浜ルート、舞鶴ルート、大体3つに収れんされてきていると思います。この中で、山陰新幹線が実現をしていくためには、この舞鶴ルートが選択されることが必要であり、まさに正念場を迎えてきていると。とても重要な時期に差しかかっているということで、今月26日に、京都の同盟会の皆さんと共催で、山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議が決起大会を開催することとなりました。
 当日は、山陰新幹線を実現する国会議員の会の国会議員の皆様にも参加していただくことになっていますし、また、関係の国会議員の皆様、国土交通省の関係の皆さん、また関係府県知事の皆さんにも出席いただくこととなっています。この大会で機運を盛り上げて、山陰新幹線の早期実現、またこの北陸新幹線の京都府北部ルートの決定を目指していきたいと考えています。
 場所は、東京の衆議院会館の1階の多目的ホールで開催することとしています。

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3 社会資本整備審議会道路分科会 平成28年度  第2回中国地方小委員会の開催について

市長
 社会資本整備審議会の道路分科会で鳥取豊岡宮津自動車道、山陰近畿自動車道の鳥取-福部間の概略ルート等を検討する計画段階評価が本日の小委員会で初めて取り上げられ、いよいよこの山陰近畿自動車道の山陰道西道路、鳥取道との結節点のミッシングリンクの部分についての本格的な議論がスタートすることとなりました。
 今日の午後1時から広島の中国地方整備局建政部で、社会資本整備審議会道路分科会、平成28年度第2回の中国地方小委員会が開催され、この中で議題として鳥取豊岡宮津自動車道の鳥取-福部間の計画段階評価について取り上げられることになっています。これまで鳥取豊岡宮津自動車道整備推進協議会でもいろいろな取り組みを行ってまいりました。国に対する要望等も毎年行ってきているところでありますし、10月16日の日曜日には高速道路ネットワークによる地域づくりシンポジウムで、このミッシングリンクの解消等に向けて議論してきたところであり、機運も醸成してきたところです。
 こういったこれまでの取り組みの成果として、この鳥取-福部間のミッシングリンクの解消に向けた第一歩が踏み出されたと考えていまして、地元として、これを大変歓迎しているところです。一日も早い整備に向けて引き続き、究極は早期全線開通でありますけれども、これを目指して取り組みを進めてまいりたいと思います。

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4 第1回西郷工芸祭りの開催について

市長
 第1回の西郷工芸祭りの開催についてお話させていただきます。
 チラシをお配りしていますが、今月29日土曜日10時から、河原町の湯谷荘を中心に、西郷の第1回の工芸祭りが開催されることとなっています。これは、いなば西郷むらづくり協議会の皆さんがこれまで地域づくり、地域の活性化に大変熱心に取り組んできておられるところですが、このいなば西郷むらづくり協議会が中心となり、「一般社団法人西郷工芸の郷あまんじゃく」といった組織を9月20日付で設立され、この法人の皆さんが主催ということで工芸祭りを開催されるものです。
 御案内のように、作陶、陶芸が非常に盛んな地域です。本市としても地方創生の取り組みとして、また文化芸術の振興等の観点からも、大変息の長い取り組みでありますけれども、西郷地区の工芸の里づくりを、鳥取市もこれからいろいろな形で、しっかりと支援させていただきたいと思っており、その一つの契機になるのがこの第1回の西郷工芸祭りであると考えています。
 当日は、県内の作家の皆さんの作品の展示販売等も行われるということでありますし、あわせて鳥取市の代表的な伝統工芸品である因州和紙についても出展があるということであります。また、佐治町から絞り染等の出展もされるということであります。また、人間国宝の前田昭博さんのトークショー等も行われる予定となっていますので、ぜひとも29日のこの祭りに多くの皆様に御参加いただければと思っています。

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5 鳥取市「中核市移行シンポジウム」の開催について

市長
 中核市に向けてのシンポジウムの開催についてお知らせをさせていただきます。
 既に申し上げているように、中核市移行は平成30年4月を目途にしていますが、いよいよ今年度、平成28年度に具体的な手続等を進めていくことになります。大体年明け、29年の1月ごろになると思いますが、本省協議、具体的には総務省、厚生労働省などと協議を行っていく、ヒアリングが行われるということでありまして、また、年明け、2月定例会を目途としていますが、中核市指定の申し出の議案を上程しまして、議会のほうでも御審議いただき、可決いただきたいと考えています。いよいよこういった具体的な本省協議、議案の上程、具体的な手続に入っていきますので、ぜひともこのタイミングに中核市移行のさらなる周知、市民の皆様の御理解をいただき、また鳥取市の将来像を語っていくというようなこともあわせて、シンポジウムを開催させていただきたいと思います。
 11月24日木曜日、市民会館大ホールで午後2時から午後4時半までという予定で、シンポジウムを開催させていただきたいと思います。基調講演として、一橋大学の辻琢也副学長のほうより「中核市移行と地方の未来」と銘打って御講演をいただくこととしていますし、パネルディスカッションも行うこととしています。ぜひともこちらのほうにも多くの皆さんに御参加いただければと思っているところです。

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6 佐治町のどぶろく「どんでん返し」の完成について

市長
 佐治町のどぶろく「どんでん返し」がいよいよ完成して販売の運びとなりました。4月にも、このどぶろくの試作品ができたわけでありますが、本格販売ということで、この11月12日土曜日、お披露目会が佐治町のたんぽり荘で開催されます。販売につきましては、その翌週の11月19日の土曜日正午から開始されると伺っています。
 どぶろくは県内でも生産が行われていますし、全国各地でいろいろなどぶろくも生産されていますが、ぜひともこの佐治町のどぶろくが地域活性化の一つの起爆剤になることを期待しているところです。最初は年間800リッター1100本と、ちょっと生産量が少ないようでありまして、そのうち初回の本数は720ミリリットルが200本ということでしょうか。将来は少し生産量をふやしていって、地域の活性化につながるようなことを期待しているところです。
 また、この「どんでん返し」、佐治町のかみんぐさじや、農家民泊等でも楽しんでいただけるようにすることにより、佐治町の観光振興、魅力向上等が図られることを期待しています。
 これは2種類ありまして、アルコール度数が15度の高アルコールと、10度の低アルコールということでありますが、これからも鳥取市としても、いろいろなところでPRしていきたいと思います。今年の6月定例会、市議会定例会では鳥取市地酒で乾杯条例も制定されたところです。このどぶろく「どんでん返し」が気軽に地酒を楽しんでいただける、そういう機運の醸成に寄与していくことを期待しています。
 「どんでん返し」というネーミングですけれども、さじ谷話から由来するネーミングだそうでして、佐治谷話もいろいろストーリーがあって、最後にどんでん返しといいますか、ストーリーがぐらっと変わったりというようなところからネーミングされたということであり、さじ21の取締役会で、この名前に決定をされたということです。ボトルのラベルにも佐治谷話の有名な一つの話であります「きじとからす」の図柄ということでございますので、ぜひともこれからも多くの皆さんにこのどぶろくが楽しんでいただけることを期待しているところです。

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質問項目

7 智頭町での大麻栽培に伴う移住者への影響について

浜田記者(日本海新聞)
 先ほど智頭町で移住者が取り組んでいた大麻栽培で、移住者本人が逮捕されてしまうということで、移住者が事件を起こしてしまったということで、移住政策、今、県東部、智頭町、鳥取市もかなり力も入れてやってらっしゃいますけど、そういうことで風当たり、よそ者、移住者に対する風当たりがきつくなってしまうという、何か懸念はされてますでしょうか。

市長
 若干懸念もあるのかもわかりませんが、今回のケースは移住・定住者の方全体に及ぶような話ではないと考えていまして、個別な話ではなかったかなと受けとめています。大変残念な結果になったと思います。当初はやはり移住者の方による地域の活性化ということで非常に注目をされた状況もあったと思いますので、そんなことを考えれば少し残念な状況になったと思います。そのことがこの移住・定住促進の取り組みに影響してくるとは私は考えていません。

浜田記者(日本海新聞)
 県外へ全国ニュースで鳥取県という名前でもって事件が報道されたわけで、他地域、都市部から鳥取への移住を考えてらっしゃった方にとって、イメージがちょっと悪くなってしまったのかなと思うんですけど。

市長
 そうですね、そういったことも少し懸念されるところであります。

浜田記者(日本海新聞)
 今まで以上に取り組みPRをしていくということでしょうか。

市長
 そうですね、鳥取のよさ、魅力、そういったものを大いに発信しながら、この鳥取での暮らしを目指していらっしゃる方を歓迎していきたいと思います。

李記者(毎日新聞)
 関連してなんですけれども、今回のこの事件が移住する側からして、もしかしたら移住をためらうんじゃないかといった面もあるかとは思うんですけど、その受け入れる市民の方の側からして、似たようなケースがあるんじゃないかとか、そういった不信感みたいなのも懸念として上がってくるかとは思うんですけど、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。

市長
 今のところ鳥取市の移住・定住促進の取り組みにこの件が具体的に何か影響を及ぼすというようなところまでは考えていません。若干そういうこともあるのかもわかりませんが、引き続き今までの方針に基づいて鳥取市のよさをPRする中で、多くの移住・定住を希望される皆さんを受け入れていくべきだと考えています。

李記者(毎日新聞)
 今回の件に関しては、鳥取市としては移住・定住以外のところでも何か特にされるということはないということですか。

市長
 特段ございません。

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8 鳥取-福部間のミッシングリンクの解消に向けた議論のスタートについて

浜田記者(日本海新聞)
 道路の話なんですけど、市長、山陰道と鳥取、山陰道は西からなので松江方面、米子も含みますし、鳥取道は姫路、岡山方面からも来られますし、山陰近畿ということで、豊岡を通じて城崎、また京丹後のほうまで延びる道の結節点が鳥取市になるということですが、そのミッシングリンクが解消される結節点、当然そこににぎわいというのが生まれるとか、何かそこで鳥取市として、一つそこに乗っかって、道の駅ではないですけれども、何か具体的な考えはお持ちですか。

市長
 計画段階評価について、今日議論がスタートするということですので、非常に大きなターニングポイントだと私自身は思っていますが、まだ、具体的に整備されるという時期になると、もう少し先になると考えなければなりません。そういうことも見据えて、今からこの高速道路網、高速道路ネットワークを生かしたまちづくりを進めていくということは必要であると思いますので、京丹後はもとより、これから北陸のほうとも非常に近くなると思います。東西南北がつながる、そういった重要な結節点についての計画段階評価が今日の午後からいよいよ実質スタートするということで、非常に大きな意義があると思います。これを契機に、鳥取市としてもこのネットワークを最大限生かしたまちづくり、取り組みを進めていかなければならないと、そういう思いを今新たにしているところです。

浜田記者(日本海新聞)
 そのネットワークを生かしたまちづくりということですと、昨日も企業さんとの懇談会の中で、物流のコストというのでどうしてもなかなか都市部とっていうとこがありましたけども、この高速道路が全部つながってということになると、そこでも少しできることもふえるかなと思うんですけど。

市長
 昨日も地元企業の皆さんと意見交換をさせていただきました。その中で、物流の点で少しハンディがあるようなお話もありました。それがこの高速道路ネットワークが整備されることによって解消に向かっていくと考えています。山陰道西道路につきましては、やがて鳥取自動車道とつながっていくと考えられますし、このたびのこのミッシングリンクの解消、これも非常に重要な意味を持つと思いますので、企業の皆さんの製品等の出荷、いろいろな資材の確保、そういう物流の面で非常に優位性が出てくるように思います。無料の道路ということでもありますし、これから鳥取市の、あるいはこの圏域の活性化につながる動きだと理解しています。

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9 西郷工芸祭りへの支援について

高山記者(読売新聞)
 西郷工芸祭りに関連して、工芸の里構想で今後も、祭り以降も鳥取市としてかかわっていかれると思うんですけども、どういうような支援を考えていらっしゃるんでしょうか。

市長
 例えば今、作陶を目指される方が鳥取市に移住されたりというような状況があります。そういった方たちの支援ということで、個別に個人の方に対してという支援がなかなか難しいわけですけれども、先ほど申し上げましたように、先月20日に「一般社団法人西郷工芸の郷あまんじゃく」ということで法人を立ち上げられましたので、その法人に対して鳥取市が支援させていただくというような形で、この西郷地区での取り組みを支援していくということになろうかと思います。御承知のように、こういう作陶というのは非常に息の長い取り組みであると思います。10年、20年、30年かかってやっといい作品ができるかどうかということでありますので、我々もそういう地に足が着いたといいますか、息の長い、文化芸術活動、工芸ということで考えていきたいと思いますし、何よりも、西郷地区におかれましては以前より「いなば西郷むらづくり協議会」ということで、まちづくりが非常に活発な地域ですので、こういう法人を設立されたことを契機として、今まで以上に支援させていただきたいと思っているところです。

高山記者(読売新聞)
 湯谷荘、中心拠点施設整備というような意味合いもあるようなんですけれども、そういったハード面に対して……。

市長
 ハード、ソフト、いろいろな取り組みがあり得ると思いますが、何よりもこのむらづくり協議会の皆さん、法人の皆さんと一緒になっていろいろなお話をさせていただきながら、必要な支援、鳥取市としてどういった支援があり得るのか、それを考えていきたいと思います。

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10 中核市移行に向けてのシンポジウム開催について

滝野瀬記者(時事通信)
 中核市移行に向けてシンポジウムを開催するということなんですけれども、改めて市長のほうから中核市へ移行することに対する意義であったり、お気持ちをお聞かせいただければと思います。

市長
 鳥取市が中核市移行を選択して、平成30年4月を目途に今、準備を進めていますが、国全体の動きとしても、第30次の地方制度調査会等でもかなり議論がされたところですが、平成の大合併を経て、これから日本は人口減少社会、少子高齢化社会に向かって今進んでいます。この2つは非常に大きな課題でありますけれども、そういった中で人口減少、少子高齢化、この難しい課題に立ち向かっていくためには、やはり一つの地方自治体だけではなくて、圏域で、この鳥取市で申し上げますと東部の4町の皆さん、また県境を越えて北但西部、兵庫県の香美町さん、新温泉町さん、1市6町で連携しながらいろいろな取り組みを行っていくことによってこの圏域が存続し、発展していく。また、その中心的な機能、役割を果たしていくのがこの鳥取市であると考えていまして、そのためにも中核市を目指していくと。
 また、いろいろな権限が鳥取県から鳥取市に移ってまいります。市民の皆さんにとりまして、やはり利便性向上というようなメリットもあるわけですし、将来を見据えて必要な選択であると考えています。いろいろな面から考えても、これは必要な選択というふうに私自身、以前から判断させていただいているところです。

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