おめでとうございます!
第41回鳥取市文化賞

11月3日、市の文化・芸術の振興に功績のあった人をたたえる「鳥取市文化賞」の贈呈式が仁風閣で行われました。

この度は、次のみなさんが受賞されました。

問い合わせ先本庁舎文化交流課電話0857-20-3226ファクス0857-20-3040
近影

【工芸】

中山 勘治(なかやまかんじ)さん

92歳(湖山町)

因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。その姿と舞いは幽玄で神秘的、なおかつ他で見ることのできない独特の民俗芸能である。

氏は、長年の木彫の経験を活かし、平成3年から麒麟獅子頭の制作に着手。現在まで22体を制作し、41体の修理を手掛けた。各地に伝わる麒麟獅子頭には、一つひとつ表情があり、氏はそれぞれの違いや特徴をとらえ、細かいところまで復元する。麒麟獅子舞を継承する地元において欠かすことのできない存在で、その業績により平成21年度高円宮殿下記念地域伝統芸能大賞支援賞を受賞した。

本市における麒麟獅子舞の継承には、氏の卓越した技術の支えがあったからこそであり、本市の文化振興に貢献された業績は大きい。

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【洋画】

山根 文子(やまねふみこ)さん

66歳(若葉台)

昭和24年鳥取市に生まれる。幼少から絵が好きで洋画家を志す。昭和61年、行動展に初出品し入選。その後も全関西行動展で数々の賞を受賞し、注目を集める。行動展本展にも優れた作品を発表し、平成19年には会友賞を受賞、高い評価を得る。

洋画でありながら「桃山」「さくらさくら」など「和」をテーマにした作品も展開。時に画面が混沌としながらも新鮮に感じた風景や心象を大きなスケールで熱っぽく語りかける天然と交歓するエモーションが持ち味であり、魅力である。

本市を会場とした個展、グループ展を意欲的に開催し、鳥取洋画界の向上、発展に大きく貢献するとともに、今後の活躍が大いに期待される。

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【地域史】

小山 富見男(こやまふみお)さん

64歳(布勢)

高校の社会科教員として長年にわたり教育に従事。一方で、鳥取士族の福島県移住や北海道移住、満蒙開拓の研究を行うなど、鳥取県の歴史に関し幅広い活動を行ってきた。

「鳥取県中南米移住史」(共著)、「満蒙開拓と鳥取県~大陸への遥かな夢へ~」では、戦争・敗戦を海外で体験した鳥取県民の苦闘などを、再三、現地に足を運んで調査・聞き取りを行い、その内容を県民にも分かりやすく伝えてきた。

鳥取県民の移住に関する研究は、これまであまり手掛けられていなかった分野であったが、氏の精力的な取り組みにより広く同好の士や他分野の人たちを巻き込んで広がりをみせている。その功績は極めて大きい。

また、同時に、鳥取・郡山友の会会長や鳥取地域史研究会副会長を務めるなど、研究者の枠を超えた活動も行っており、本市の文化振興に大きく貢献するとともに、今後の活躍が大いに期待される。