人権標語・ポスター入選作品の紹介(平成28年度)登録日:
毎年12月4日から10日までは人権週間です。
鳥取市では、世界人権宣言推進鳥取市実行委員会、鳥取市人権教育協議会企業部会、鳥取市人権啓発企業連絡会と共催で、人権尊重の意識を広めることを目的に、市内の小・中学生及び企業を対象に人権標語とポスターを募集した結果、多くの作品をご応募いただきました。
ご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。
ご応募いただいた作品の中から人権標語30点(小・中学生15点、企業15点)、人権ポスター10点を平成28年度の入賞作品として決定しましたので、紹介します。
人権標語(小中学生の部)入賞作品の紹介
人権標語(小中学生の部)には1124点の応募がありました。
ここでは入賞した作品15点を紹介します。
◆その行動 やっていいこと? 悪いこと?
倉田小学校6年 岡本 創太(おかもと そうた)さん
【作品への思い】
みんながやっていることがやっていいことか、悪いことか考えたいと思い、この人権標語を作りました。
◆やめようよ とげとげことば かなしいよ
若葉台小学校1年 山根 美羽(やまね みゆ)さん
【作品への思い】
ちくちくことばをいわれるとかなしいので、ほんわかことばをたくさんいいたいとおもってつくりました。
◆ともだちの いいとこいっぱい みつけよう
若葉台小学校2年 石田 結梨(いしだ ゆり)さん
【作品への思い】
わたしは、友だちのいいところをいっぱい見つけたいと思い、このひょう語を作りました。
◆だれにでも やさしいこころ ひかってる
若葉台小学校2年 藤野 李雄(ふじの りお)さん
【作品への思い】
友だちにやさしくしたとき、「ありがとう」と言ってもらうとうれしい気もちになります。友だちもやさしくされると、心があたたかくなってうれしい気もちになります。だれにでもやさしい心がある、という気もちでこのひょう語を作りました。
◆やめようね ひとがいやがる そのことば
若葉台小学校2年 土橋 隼人(どばし はやと)さん
【作品への思い】
友だちがぼくにいやなことばを言って、いやな気もちになったことがあるので、みんながそんな気もちにならないように、このひょう語を作りました。
◆世界では 一人一人が 宝物
若葉台小学校6年 篠原 真麻(しのはら まあさ)さん
【作品への思い】
最近、殺人事件などがあったというニュースがあって、いくら有名な人の命でも、ふつうの人の命でも、命には変わりないと思うし、殺人事件を起こす人達は、命を軽くみていると思ったので、だれの命も大切だということを伝えたかったから、この標語を作りました。
◆全員で つくりだそうよ 差別ゼロ
若葉台小学校6年 木島 野花(きしま ののか)さん
【作品への思い】
差別をなくしたいのと、差別は一人でもしていたら意味がないので、みんなで協力して差別をなくすことに意味があると思ったので、この人権標語を作りました。
◆さようなら あしたまたねと せなか見る
稲葉山小学校2年 谷尾 瑠梨(たにお るり)さん
【作品への思い】
また、いっしょにあそびたいなという気もちで、この人けんひょう語を作りました。
◆ありがとう いつもにっこり いい気もち
稲葉山小学校3年 西尾 梅茄(にしお うめか)さん
【作品への思い】
わたしは、ちいきの人や、先生や、友だちにあいさつをするとき、え顔であいさつをしていないので、された人がいい気もち、うれしい気もちになるようなあいさつができるように、この人けんひょう語を作りました。
◆大切な 人とのつながり うれしいな
稲葉山小学校3年 桶本 優海(おけもと ゆみ)さん
【作品への思い】
わたしは、大切な人と心をつなぐことがどんなふうにうれしいことか、幸せなことかをみんなに知ってもらいたくて、この人けんひょう語を作りました。
◆だいじょうぶ 一人じゃないよ ぼくがいる
稲葉山小学校4年 南部 凌佑(なんぶ りょうすけ)さん
【作品への思い】
もし、悲しい気持ちの人がいたら、声をかけたいと思って、この人けんひょう語を作りました。
◆思いやる 心が人を 救うかぎ
美和小学校6年 坂本 悠真(さかもと ゆうま)さん
【作品への思い】
思いやる所から行動や言動がうまれると思ったから。そして、みんながもっと思いやりの心を持てば、いじめもなくなり、いじめを受けている人も救えると思ったので、この人権標語を作りました。
◆つながる輪 つくっていくのは わたしたち!
千代南中学校2年 中谷 真緒(なかたに まお)さん
【作品への思い】
いじめや差別をなくすためには、「人と人のつながり」が大切だと思い、そしてそのつながりを作っていくのは自分達であるという自覚を持つことが大切だと思ったので、この標語にしました。
◆その言葉 時には相手を 傷つける
千代南中学校3年 永田 彩乃(ながた あやの)さん
【作品への思い】
私は、この標語は、日頃ニュースなどで悲しい事件について、考えなおさないといけないと思い、どんな事を言われたら傷つくんだろうと考え、どの言葉も、人を傷付けてしまうということを改めて感じることができました。この事を、いろんな方に知ってもらいたいです。
◆見てるだけ それなら動こう 自分から
福部未来学園中学校1年 尾崎 愛純(おさき あすみ)さん
【作品への思い】
いじめられている子を陰でこそこそ見ているよりも、勇気を出して一歩前に出て、「やめようよ」など一言かけれるようになって欲しいと思い、この標語にしました。
人権標語(企業の部)入賞作品の紹介
人権標語(企業の部)には48社から386点の応募がありました。
ここでは入賞した作品15点を紹介します。
◆知るだけでは救えない 知って行動
株式会社とりでん 渡邉 剛(わたなべ つよし)さん
【作品への思い】
様々な講演会を通して、行動に移す勇気を持ってもらおうと思い、この標語を作りました。
◆踏み出そう 見ているだけの 自分から
鳥取県信用農業協同組合連合会 井上 進(いのうえ すすむ)さん
【作品への思い】
見て見ぬふり、事なかれ主義的な自分から脱却するぞ。との思いで、作りました。
◆認めよう 私と他人(ひと)の 個性の違い
積水ハウス株式会社山陰支店鳥取オフィス 林 遼佑(はやし りょうすけ)さん
【作品への思い】
誰一人として同じ人間はいないんだと思えることで、誰に対しても優しくなれるのではないかと思い、この人権標語を作りました。
◆小さな勇気で踏み出そう! 見て見ぬフリは大きな後悔
中国電力株式会社 頼田 浩志(よりた ひろし)さん
【作品への思い】
いじめをはじめとした身の周りに起きる差別的な言動に対して、見て見ぬふりをして何もしないことは差別する側に立っているのと同じことだと言われています。しかし、現実は自分自身も含めて、人は弱いもので、その場の空気を読んだり、人目を気にしたりして直面した差別的言動を制止する等の行動へ移すことはとても難しいことと認識しています。この標語はそれらの行動を起こすキッカケになればと思い、作りました。
◆障がいがあっても無くても助け合おう そんなやさしい世の中に
山陰リネンサプライ株式会社 船木 美和子(ふなき みわこ)さん
【作品への思い】
障害があるから、ないから、ということではなく、皆がお互いに助け合えるような人間に自分もなりたいと思うし、世の中全体もそうなってほしいという気持ちで、この標語を作りました。
◆様々な 違いを認め 受け入れて みんなで築く 明るい社会
株式会社ジャパンディスプレイ 山下 敏(やました さとし)さん
【作品への思い】
会社でも地域社会でも、拒絶ばかりでは物事は、停滞・悪化していきます。一人一人が出来る範囲で違いを認め合い受け入れる事が、共に助け合える社会への第一歩だと思います。
◆大切にしたいみんなの人権 大切にされたい私の人権
株式会社山陰合同銀行 井戸垣 頼枝(いどがき よりえ)さん
【作品への思い】
人権をテーマとする講習会等に参加し、その度に感じることを書きました。差別のない社会に向けて、「お互いが尊重し合うこと」が、最も大切なことであると感じています。
◆差別の芽 摘み取る勇気 自分から
JR西日本山陰開発株式会社 田中 美加子(たなか みかこ)さん
【作品への思い】
「差別」に対して、どれだけ世の中が訴えても、最後は一人一人の考え方次第なのではないかといつも思います。少しでも「差別」に対して見て見ぬふりをしない勇気を持ちたいと思い、この人権標語を作りました。
◆さしのべる 小さな勇気が 思いやり 大きな絆の 道しるべ
株式会社エヌケーシー 井上 泰延(いのうえ やすのぶ)さん
【作品への思い】
人権問題に気付いてもらい、自分に何ができるか考え、少しでも行動に移せる人が増えればと思い、この作品を作りました。
◆その言動 見ている小さな子供の目 未来に伝わる その言動
エプソンリペア株式会社 秋里 大輔(あきさと だいすけ)さん
【作品への思い】
日頃から使っている何気ない言葉や行動。それをいつもそばで見ている子供。教えたつもりはないけれど、覚えて真似て、身に付ける。子供は大人になり親になり、またその子供に伝わっていくもの。親として、責任を持って子供を育てなければ、という想いでこの標語を作りました。
◆思いやる 言葉と心が 生む絆
エプソンリペア株式会社 田中 真澄(たなか ますみ)さん
【作品への思い】
家庭、会社、地域などの生活の場で、一人一人が思いやりの心を持って接する事ができれば、自然と絆は生まれてくるのではないか。その絆は、いざという時に心の拠り所になるかもしれません。また、家庭からの何気ない言動も、もう少し子供目線に立って発したり、接したりすることができれば、子供との絆がもっと強くなるのでは、という想いでこの標語を作りました。
◆踏み出そう 差別を止める その一歩
株式会社JR西日本米子メンテック鳥取事業所 植田 章幸(うえた ひろゆき)さん
【作品への思い】
みんなで、一歩ずつ踏み出して、差別を止める気持ちでこの人権標語を作りました。
◆考えよう 人の気持ちと 自分の言葉
株式会社鳥取大丸 井手野 可人(いでの よしと)さん
【作品への思い】
無意識のうちに発した一言によって、相手を傷つける事もあると思います。相手の気持ちを考え、言葉を選ぶ事も大切な事だと思います。
◆知ることが 相手を認める 第一歩
株式会社鳥取大丸 田口 健次(たぐち けんじ)さん
【作品への思い】
人それぞれ得意な事、気持ちの持ち方も様々です。まず、相手を知ること、知ろうとする事がお互いにとって大切だという思いから、考えました。
◆受け容れる 心が開く 明日の社会
株式会社鳥取大丸 坂本 幸照(さかもと ゆきてる)さん
【作品への思い】
「受け容れる」というと一方的な行為を想起しがちですが、実際は相互的な行為なのだろうと思います。「受け容れる側」と「受け容れられる側」のどちらも相手に対して歩み寄っていくこと。「受け容れる側」が当然のように自らの価値体系を相手に無理強いするのではなく、また「受け容れられる側」も頑なに自己愛を殻に閉じこもるのでもなく、あるいは「受け容れる側」がひたすらに我慢を重ねるのではなく、また「受け容れられる側」がただただ忍従を強いられるのでもなく、互いに相手に向かって一歩すつでも歩みを進めていけたら、と思います。
「受け容れる側」と「受け容れられる側」は時と場所が違えば、いつでも反転する関係にあります。いつの日か「受け容れる」「受け容れられる」という垣根さえもなくなれば良い、とも思いますが、そうした社会の実現を性急に求めるよりは、まずはじっくりと目の前の相手への理解を深めていきたいものです。
社会が変わっていくには、政治や行政あるいは市民運動などの力も必要なのでしょうが、それらに頼りきりになるのではなく、徐々にでも自分自身の考え方や相手に対する態度を改めていきたいと思います。「まずは自分を改めなさい。それこそが世の中をよくする道です」という言葉には多分に真実が含まれているように思います。
人権ポスター入賞作品の紹介
人権ポスターには7校101点の応募がありました。
ここでは入賞した作品10点を紹介します。
◆この選択、どうする?
東中学校3年 平尾 珠璃(ひらお しゅり)さん
【作品への思い】
このポスターでは、目の前にうつっているいじめを見て、天使と悪魔が助けるか助けないかを真ん中の女の子にささやいています。そして、天使の方が言っていることが正しいので、“見て見ぬふりをせずに助けよう”という気持ちで作りました。
◆届け あたたかい心
気高中学校1年 中澤 柊生(なかざわ しゅう)さん
【作品への思い】
あたたかい心を平和の鳥であるハトがみんなの住む町に届け、大人も子供もお年寄りもみんなが幸せに暮らせるようにと思い、この人権ポスターを作りました。
◆本当は苦しい この気持ち聞いて
気高中学校2年 土橋 茉琳(どばし まりん)さん
【作品への思い】
私は傍観者は良くないと思います。いじめられている人が苦しい思いをしていることを知っているのに何も言わず助けようともせず、見て見ぬふりをするのはよくないと思い、このポスターを作りました。
◆届けよう こころの声
気高中学校3年 吉田 瞳美(よしだ ひとみ)さん
【作品への思い】
悩んでいること、つらいこと、悲しいことなど、心の中にある自分の気持ちを伝え、聞いてもらうだけで、楽になることがあると思います。皆が思いやりの心をもって、こころの声に耳を傾けて欲しいと思い、この作品を描きました。
◆みんな平等 みんな一緒 みんな同じ場所にいる。
気高中学校3年 前田 千夏(まえた ちなつ)さん
【作品への思い】
私は、よくテレビやニュースで、黒人、白人の差別や老人ホームに住んでいるお年寄りが暴力をふるわれたり、女性の差別というのを見て、それはあってはいけないことだ思い、地球にはいろんな人がいるけどそれは個性で、みんな平等なんだよということをみなさんに知ってもらいたいと思い、このポスターを作りました。
◆自分らしく生きる
河原中学校1年 平田 ももか(ひらた ももか)さん
【作品への思い】
オリンピックでLGBTの参加者が過去最高だというニュースを見て、調べてみると20人に1人はLGBTの人がいると知り、驚きました。私の周りにも言えなくてつらい思いをしている人がいるかもしれないので、このポスターを見て、少しでも心が軽くなればいいなと思ってかきました。
◆Stopいじめ Let’s思いやり
河原中学校3年 西尾 雪乃(にしお ゆきの)さん
【作品への思い】
人をいじめたり、否定したり、勝手なうわさを広げたりして傷付けることが、世の中からなくなるように・・・という思いを込めました。このポスターを見て、思いやりの心を持っていじめをなくそうと思う人が1人でも増えることを願っています。
◆私の色で私らしく
河原中学校3年 下田 彩華(しもだ あやか)さん
【作品への思い】
自分と自分以外の人とを比べてみると、たくさん違うところがあると思います。だから、他の人達が思っている普通と自分の思っている普通が違う時があります。それを互いに理解し合い、それぞれの個性を大切にしてほしいと思います。
◆手話で開こう 会話の扉
北中学校3年 太田 桃恵(おおた ももえ)さん
【作品への思い】
今、鳥取県は手話言語条例などを制定し、手話に対しての関心が深まっています。手話は私たちと耳が聞こえない人との会話の一種です。もっとみんなが手話への関心を深めて、耳が聞こえない方々とも楽しくお話ししてほしいと思いこのポスターをつくりました。
◆気付いて、心のSOS
青翔開智中学校3年 西村 日菜子(にしむら ひなこ)さん
【作品への思い】
私たちの身の周りには、様々な悩みを持っていて、それでも誰にも相談できない、という人が多くいます。私たちができるのは、そんな人たちのSOSに気づくことだと思います。そのSOSはとても小さいものかもしれませんが、目に見える形にして、より多くの人に気にかけてもらいたいと思い、このポスターを描きました。
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