場所:Book Cafe ホンバコ 司会:永井祥子(広報室キャスター)

2017新春座談会
すごい!鳥取市 ワーホリ!
~ストレスオフなまちをめざして~

新年あけましておめでとうございます。

昨年9月に公開した「すごい!鳥取市 ワーホリ!」PR 動画。動画では、首都圏に住む見ず知らずの男女3人の若者が2泊3日の日程で本市を訪れ、就業体験や本市に移住した人とふれあいました。

この動画にご出演いただいたみなさんに、撮影時のエピソードや鳥取市の魅力について深澤義彦市長と語っていただきました。

※「ワーホリ」…主に海外で短期就労する制度「ワーキングホリデー」の略

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問い合わせ先本庁舎広報室電話0857-20-3159ファクス0857-20-3056
近影

深澤 義彦(ふかざわよしひこ) 市長

◆賀露町在住
昭和53年市役所入庁。秘書課長、市民税課長、総務部次長、行財政改革参事監などを歴任し、平成18年6月助役(現副市長) に就任。平成26年4月、市長に就任。現在1期目。

近影

岡田 良寛(おかだよしひろ) さん

◆鳥取市出身
Book Cafe ホンバコ店主広島大学卒業後、日本を旅する。平成26年の第1回リノベーションスクールに参加し、スクールの対象物件であった「旧喫茶AC」をリノベーションし、「ホンバコ」を開店する。

近影

坂口 祐貴(さかぐちゆうき) さん

◆鳥取市出身
株式会社TAICHIRO 代表取締役東京の大学に進学後、海外留学を経て東京で就職。平成26年6月にUターンし、平成28年7月に天然木一枚板ブランド「TAICHIRO」鳥取ショールームを福部町にオープンする。

近影

石谷 依利子(いしたにえりこ) さん

◆東京出身
砂丘YOGA代表平成13年、結婚を機に鳥取市へIターン。放課後児童クラブ指導員を経て、平成26年に「砂丘YOGA」を設立。ヘルスアップセミナー・講演会でヨガ講師も務める。

近影

吉永 昇平(よしながしょうへい) さん

◆熊本県出身
吉永農園代表鳥取環境大学第2期生で、とっとりふるさと就農舎第1期生。卒業後、鳥取市にIターンし、国府町で米や野菜づくりなどを中心とした農業に従事する。

自身の取り組みについて

深澤
新年あけましておめでとうございます。このたびの動画は、鳥取市の自然や食などの良いところを、鳥取市に来て直接体験していただこうと、地元の人にも出演していただき制作しました。
永井
それでは、動画に出演いただいたみなさんをご紹介します。まずはBookCafeホンバコの店主 岡田良寛さんです。
写真:ホンバコ
岡田
平成26年11月に開催された第1回リノベーションスクールの対象としてこの物件があり、受講生として参加しました。スクールは3日間で、約10人の受講生がチームを組み、実際の空き店舗を見て事業計画やコンセプト、初期費用をどこから集めるかなどの事業提案を大家さんにプレゼンテーションします。プレゼンした結果、採用されたら、さらに計画を練り、事業化するまでをみんなで取り組んでいきます。ホンバコは、いろいろな人からおすすめ本を寄贈していただき、人と人とがつながっていくような場所になればいいなというコンセプトで始めました。
深澤
私も1冊本を置かせていただいたんですが、本を通して人と人の新たなつながりができるというすばらしい取り組みを進めていただいていると思います。
永井
次は、株式会社TAICHIRO代表の坂口祐貴さんです。
坂口
もともと東京で働いていましたが、東京より鳥取市の方が居心地がよかったのと、都会という環境の中で体調を崩してしまったため、鳥取市に帰ってきました。何を起業しようか探していたんですけど、福部町岩戸で鳥取の木に出会い、これなら自分の人生をかけられると直感で思い、会社を立ち上げました。鳥取は日照時間が短いので、太平洋側や山陽側の木と比べると同じサイズになるまで時間が2~3倍かかります。その厳しい環境の中で育った木なので、当時体調を崩して苦しんでいた私のことを全部わかってくれるような、そんな魅力やパワーを持っていると感じています。
深澤
海の青さと、山の緑に囲まれてすばらしい仕事をしておられるように感じました。鳥取市の気候や風土に育てられた木を生かした鳥取市ならではの取り組みだと思いますので、さらにご活躍いただきたいと思います。
永井
次は、砂丘YOGA代表の石谷依利子さんです。
石谷
砂丘でヨガを見るのとするのとは全然違うので、ぜひ体感していただくのが醍醐味です。自然が見せてくれる風景は同じ時が一度もないのが魅力で、いつも発見があって飽きないですね。最初の2年くらいは、地元の人が多かったですが、今は8割くらいが県外の人です。最近では、少ないですが海外の人も来ています。
深澤
砂丘とヨガという新たな発見ですし、石谷さんに鳥取砂丘に新たな魅力を追加していただきました。とてもすばらしいですね。
永井
また、石谷さんは2人のお子さんのお母さんということですが、鳥取市での子育て環境はどうですか。
石谷
私は働きながら子育てをしていたので、行政や周りのお母さん、地域の人に助けていただきながら子育てできました。子育て王国として県も市も子育てしやすい環境になっていると思います。
深澤
ありがとうございます。鳥取市では、妊娠・出産から子育てまでいろいろな支援をさせていただいていますが、みなさんのいろんなご意見を伺いながら、一緒になって子育てのしやすいまちにしていきたいと思います。
永井
最後に、吉永昇平さんです。
吉永
2年間の研修で基礎的なことを学び、安心して就農できました。現場に出ると栽培方法や管理方法が違うので、難しい面もありますが、一緒に研修した仲間と話したり、地域の人に支えられながら楽しく農業をしています。熊本から来たんですけど、最初は雪が多くてびっくりしました。国府町の奥は2㍍くらい雪が積もるので、どうやって農業を頑張ったらいいのかなと戸惑ったこともありましたが、それも上手に生かしながら農業をしていけたらと思います。
深澤
農業を取り巻く環境は、後継者不足、耕作放棄地など厳しいものがあります。困難な課題を乗り越えられ、鳥取市で農業を続けていただくという心意気に心打たれるものがありますので、ご活躍を期待しています。

ストレスオフなまち

永井
鳥取市に移住して1年以内の30人の健康に関するデータがありますのでご紹介します。鳥取大学の加藤教授による研究で、体力年齢が半年で1.8歳若返ったという結果が出ています。
深澤
数値、データを見ると、多くのみなさんに鳥取市にお越しいただいて、若返って元気になっていただきたいです。
永井
PR動画の中でも体験された3人のストレスの値が3人とも減っていますし、うち2人は半分にストレスが減っています。
坂口
東京では分刻みで動いていたから時計を見ながら仕事をしていましたが、鳥取市に帰ってから時計をつけたくなくなりました。時間にとらわれるとストレスになるのに比べ、鳥取市はゆったりと時間の流れが違うような気がします。
吉永
農作業している中で時間に追われがちになってしまう時期はありますが、自然の中で作業しているときに空を見上げると、青い空の下で働いて幸せというか癒やされるというか、リラックスして仕事できていると思います。
写真:砂丘YOGA
石谷
もともと健康ですけど、さらに健康になり、子どもも含めて病院に行かなくなりました。あとブランド物とか物に支配されていた部分がありましたが、必要なくなったというか、暮らし方の価値観が変わりました。
岡田
ヒッチハイクで全国を旅しましたが、割と都市部でないところに行くことが多かったです。自然の中で暮らしたい、あまり人や物が多くない都市部で暮らしたいなと思いながら、結果的には鳥取市に帰ってきました。地元なのですごくいいと思うところは多くないですが、いろいろなことをするときにライバルが多くないので、チャレンジしやすく、結果が伝わりやすいのはいいなと思います。
深澤
豊かな自然に囲まれてゆったりと時間が流れるのを感じることができるのが鳥取市の魅力だと思います。その中で、若い人が持ち味や特性をのびのびと活かして一つのことに取り組む、そういったことができるのも鳥取市の魅力の一つだと思いました。鳥取市は「糖質OFFより、カロリーOFFより、ストレスOFF」をPRしていきたいと思います。
永井
鳥取市への移住策の1つとしていろいろな体験プランが用意されています。
深澤
住まい探し、仕事探し、子育て環境体験、グルメなど8つのコースを自由に選んで体験いただき、2日間移住定住コンシェルジュがご案内しますので、多くのみなさんに鳥取市の良さを体験していただきたいと思います。

ワーホリ体験者とのふれあい

吉永
ふるさと就農舎の卒業生の農地に行きましたが、カエルがいたり虫がいたりするのに喜んでいたので、こんなものが珍しいんだなと思いました。僕が住んでいるところは、自然豊かでイモリやドジョウがいたり、熊や鹿も出てきますが、もっと体験してほしいですね。
石谷
みなさんの笑顔がすごいキラキラしていました。それを見て私も幸せになりますね。カメラが回ると緊張するけど、カメラが回っているのも忘れるくらい、全部まるごと楽しもうといったエネルギーがあの場にあって、すごくいい時間でした。
写真:TAICHIRO
坂口
なかなか大きな大木に触れることは日常生活では無いですし、削ってみたり仕上げてみたりとか、撮影していることを忘れるくらい楽しんで取り組んでくれたので、うれしかったです。
岡田
3人ともほぼ同世代で、カメラが回っていないところでの雑談のほうが盛り上がっていました。暮らしのことだったり、仕事の話だったり。そっちのほうが印象的でした。20代中盤でも鳥取市で暮らしていけると伝わっていればありがたいですね。
深澤
このワーホリ体験に3人ご参加いただきました。体験された鳥取市の良さを多くのみなさんに伝えていただきたいと思います。
石谷
話はそれるんですが、久松山に登るとすごく見晴らしがいいですね。日本海も砂丘も見えるし。そこから摩尼寺に行きましたが、出会った人はみんな70代のシニア層でした。自然の中で仲間と一緒に楽しいことをしているから元気なんだと思いました。久松山に登るのはそんなにつらくないのですが、眺めとか達成感はすごいですね。
岡田
僕は車を持っていないので、公共交通機関を使って移動しますが、苦にならない程度の暮らしはできています。その話を3人にもしましたが、東京の人は車や免許を持っていないので、持たなくても住めるんだなとびっくりしていました。
坂口
鳥取市は1回来て体験してもらうとすごい満足度が高い、また来たくなる人が多いと思います。鳥取の人は「何もない」と言いますが、来られた人は「鳥取はいいところがたくさんある」と言うんですね。市役所を中心に、もっと身近に鳥取市を体験できるおもしろい取り組みを進めることで、たくさんの人に来ていただきたいと思います。
写真:吉永農園
吉永
鳥取は謙虚な人が多くて、「何で鳥取で農業するだ。帰った方が良かったんじゃないか」と言われるんですけど、農業するって決めたときにすごく地域の人に応援してもらいました。農業を始めてみて、鳥取市の人にとって当たり前のことが僕にとっては新鮮で、生のトウモロコシを食べられると思っていなかったけど、すごく甘いんですね、取れたてのトウモロコシは。知らない人にはすごく新鮮でおもしろいと思ってもらえます。どんどん発信し、ワーホリの体験メニューも増やして体験してもらえたらと思います。

2017年の意気込み

永井
2017年、新しい年にかける思い、意気込みを聞かせていただけますか。
吉永
今までしてきたことを少しずつ大きくしながら、いろんな人においしいと言ってもらえる作物を一生懸命作りたいですし、農業の体験も受け入れていけたらと思います。
石谷
鳥取や日本を元気に、世界をもっと豊かにといった発想から砂丘ヨガを始めたので、自分のもっているビジョンに少しでも近づけるように全力で頑張ります。拠点は砂丘駐車場向かいのレイガーデンに移動します。海外の人が鳥取で多様な文化や食など、いろいろ交流する未来をつくりたいので、海外の人をたくさん受け入れて豊かな鳥取やアジアの発展に貢献できるように頑張ります。
坂口
会社を立ち上げて2年目、私の事業も鳥取から東京や海外に打って出ています。鳥取市はまだまだいいことやすばらしいところがたくさんあるので、もっと「すごい!鳥取市」を自分でもう一度見つけながら、鳥取市にもっと根ざして飛躍していける年にしたいと思います。
岡田
ワーホリのような取り組みの中で移住者が増えればいいと思いますが、雇用がないという話はよく聞きますし、来ても仕事が無くて帰ってしまうといった例も中にはあると思います。雇用を生んでいくことが大事だと思いますので、今以上に経営を頑張って雇用を生めるように取り組んでいけたらと思います。
深澤
みなさんから改めて鳥取の魅力や可能性、すばらしさを伺ってよかったと思います。今年はさらに鳥取市の魅力や資源を活かして、みんなで一緒になって飛躍、発展していく年であると思いますので、私も全力で頑張っていきたいと思います。

※座談会の内容は要約しています。

座談会の模様は、いなばぴょんぴょんネット(12ch)で放送します。
日時:
1月1日(日・祝)~3日(火) 6:00~、9:00~、12:00 ~、16:00~、21:00~、