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エイズ・性感染症

エイズとは? 

AIDS(エイズ:後天性免疫不全症候群)とは?

 エイズとは「生まれた後で、身体の免疫機能が低下して働かなくなり、それが原因で起こる様々な病気の症状」という意味です。

 エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによって起こる症候群です。

 エイズは遺伝する病気ではありません。

 

HIV(エイチアイブイ:ヒト免疫不全ウイルス)とは?

 「エイズウイルス」とも呼ばれます。HIVというウイルスは、いったん人間の体内に入ると免疫を担当している細胞にとりつき、次々に破壊しながら増殖します。そのため、免疫システムが正常な場合には全く問題にならない病気を防ぐことができなくなってしまうわけです。

 HIVは大変弱いウイルスで、空気中や水中では生きていることができません。

 

症状は? 

1.初期症状

 感染して約1~2週間後に、一部の人には急性感染症状(発熱、リンパ腺の腫れ、関節の痛み、頭痛、咳など風邪に似た症状が出る場合があります。

 症状は2週間程度でなくなるので、風邪をひいたと思ったくらいで終わってしまいます。この症状が出るのも、感染者の10~20%程度で無症状の人がほとんどです。

 この期間に感染の有無を調べるHIV抗体検査をしてもまだ、抗体ができていないので正確な結果が出ないのです。

 

2.無症状期(キャリア)

 感染してから3~4週間たつと、HIVに対する抗体ができはじめますが、自覚症状のないまま7~10年の潜伏期に入ります(※この期間には個人差があります)。

 HIV抗体検査をしない限り本人も感染しているかどうかわかりません。この無症状の期間にある感染者を「無症状キャリア(AC)」、または単に「キャリア」といいます。

 無症状の期間が続いた後、何かのきっかけでエイズ発症の前段階としての症状が現れ、リンパ腺の腫れ、寝汗、下痢、全身倦怠感、体重減少などがみられます。

 

3.エイズ発症

 免疫機能が衰えてくると、免疫機能が正常に働いている人には何でもない細菌や、病原体、カビ、ウイルスなどに感染したり(※日和見〈ひよりみ〉感染といいます)、悪性腫瘍、神経障害などの様々な症状が起こります。

 日本では生労働省が定めたエイズ診断基準であげられた23の指標となる疾患のうち、一つ以上が明らかに認められたときには、エイズと診断されます。

 

感染経路は?

 3つの感染経路

 HIVの感染ルートは、主に性的感染、血液感染母子感染の3つですが、最も多いのは性的感染です。

 HIVはHIV感染者の血液、精液、膣分泌液に多く含まれています。この他、唾液、尿、汗、涙などにも存在していますが、濃度が薄いため感染させるほどの量がありません。

  どんな行為がHIV感染の可能性のある行為なのかを知ることが大切です。

 

 性的感染

 バージャルセックス(ペニスを膣に入れるセックス)、アナルセックス(ペニスを肛門に入れるセックス)などの行為によって、性器や肛門の粘膜からパートナーの体内にHIVが入り込みます。世界や日本の統計をみても、同性間でのセックスが感染経路の中で最も多く、全体の70~80%がこのルートで感染しています。たった1回の性行為でもHIVに感染する可能性があります。

 また、STD(性感染症:クラミジア、淋病、梅毒、ヘルペスなど)に感染していると、性器の粘膜が炎症を起こすため、HIVに感染する確率がより高まります。

 

 血液感染

 薬物常習者などによくみられる注射器の回し打ちや、医療従事者の針刺し事故などによる感染です。

 

 母子感染

 HIV感染している母親から赤ちゃんに、妊娠・出産、母乳を与えることによって感染するケースです。垂直感染ともいいます。母子感染には次の3つのルートがあります。

 【胎内感染】 お母さんの胎盤を通じて感染。

 【産道感染】 出産の際、お母さんの出血を大量に浴びて感染。

         帝王切開にすることで予防できる可能性があります。

 【母乳感染】 母乳に含まれているHIVにより感染。

         母乳を避け、粉ミルクを与えることで解決できます。

 

 ※ これらの感染経路は、全て血液や体液を介するものであり、遺伝子によるものではありません。母子感染は遺伝ではありません。

 

HIVの感染力はホントに弱い 

 HIVは簡単には感染しない

 HIVの感染力は非常に弱いのです。

 HIV感染は、感染者の血液や精液、膣分泌液など、HIVをたくさん含んだ体液や血液が感染に必要なくらい大量に入ることで成立します。

 HIVは空気中や水中では生きていることができないほど弱いウイルスですから、日常生活(カジュアル・コンタクト)では感染する心配は全くありません。

 こんなことでは感染しない> 

衣類・シーツ

食器の共用

トイレ

衣類やシーツを共用しても感染しない。

同じハシやコップを使っても全く問題ない。

皮膚からは感染しない。洋式便座も心配ない。つり革、ドアノブなども同様。

ペット

せき・くしゃみ

猫や犬もエイズウイルスに感染することがあるが、人間のものとはタイプが違うので人間には感染しない。

蚊にさされても感染しない。

せき・くしゃみでは感染しない。

食事

軽いキス

汗・涙・だ液

鍋など同じ食べ物をつついても感染しない。

軽いキスでは感染しない。

HIVの濃度が薄いため心配ない。

握手

理容室・美容室

風呂

握手では感染しない。

髪を切ったハサミやカミソリは使用のたびに消毒されているので心配無用。

プールやお風呂も大丈夫。

 

予防は?

 人間にとってセックスは特別なことではありません。子孫を残すためには、それはとても自然なことですし、何より愛する人と触れ合う喜びは人を幸せにします。

 自分自身を守るため、そして愛する人を守るためにセイファー・セックスを心がけるとともに、大切なパートナーとHIV/AIDSについて話し合ってみましょう。

 

SAFER SEX 

 HIV感染源である血液、精液、膣分泌液に直接触れないことが感染の予防になります。コンドームを使うことで精液や膣分泌液が性器などの粘膜に触れることを防ぎます。アナルセックスは、出血を伴う可能性が高いことと、肛門の粘膜も弱いことなどから他のセックスよりも感染の確率が高くなります。

コンドームを正しく使用する 

 コンドームはHIV感染を防ぐ有効な方法です。つけるタイミング、つけ方、はずし方など正しい使い方を覚えましょう。その他の性感染症を防ぐこともできます。低容量ピル(低容量経口避妊薬)では、妊娠を防ぐことはできますが、HIV感染や、性感染症を防ぐことはできません。

 

 

キスやオーラルセックスでの感染について

 だ液に含まれるHIVは濃度が薄く感染力はありません。キスが感染原因という報告もありません(口の中に傷があり出血があるようなキスの場合は、感染の可能性がありますが、お互いがかなりの出血をしている場合に限られます。)。

 また、オーラルセックスは、感染の可能性は低いのですがゼロではありません。

 

検査、相談は?

 

 HIV(エイズウイルス)検査・性感染症検査 (サイト内リンク)

 

 

エイズについてもっと知りたいとき 

【エイズについてもっと知りたいときのインターネットホームページ】

 エイズ予防情報ネット

 AAA(Act Against Aids) 

 

【エイズ関連相談】

 感染の心配や、HIV抗体検査、サポートなどの相談をすることができます。

 カウンセラー対応 

 エイズ予防財団フリーダイヤル:0120-177-812(携帯電話からは03-5259-1815) 

 月~金曜日(祝祭日除く)10:00~13:00、14:00~17:00

 インターネット上での自動音声サービス 

 Web版エイズサポートライン

 (日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、中国語、ハングル語、タガログ語)

 この他にも、様々な民間団体が電話相談を行っています。

 

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