鳥取市公設地方卸売市場の在り方検討報告書について登録日： 2018年8月27日

鳥取市公設地方卸売市場の経営面および施設面等についての長所・短所を明らかにし、今後の市場の在り方について検討する業務を委託していましたが、このたび、委託業者より「在り方検討報告書」の提出を受けましたのでお知らせします。

報告書の目的

鳥取市公設地方卸売市場は、昭和48年の開場後、44年が経過し、施設・設備においては著しい老朽化が進んでおり、平成27年度に、場内の4施設（青果棟、水産物棟、花き棟、管理事務所）の耐震診断を行った結果、国が定める構造耐震指標のIS値の基準の半分以下であるとの判定を受け、早急に建物の耐震化あるいは建替を行う必要性があると認められています。

加えて、現在生鮮食料品等を扱う施設にはコールドチェーン（生鮮食品を生産・輸送・消費の過程で途切れることなく低温に保つ物流方式）の機能が必須となっているにもかかわらず、その整備ができていない状況です。

また、卸売市場を取り巻く環境も大きく変化し、市場および場内事業者（卸売業者・関連事業者）の経営環境および状況も一段と厳しさが増しており、さらに、市場関連法の改正が行われ、卸売市場のあり方そのものが大きな変革の過渡期にあります。

こうした状況を踏まえ、総務省より要請のあった経営戦略策定を計画しているところであり、その策定に当たっての判断基準に資するため、経営面および施設面等についての長所・短所を明らかにした上で、目指すべき卸売市場の姿や、市および市場関係者が取り組むべき行動指針について提案が行われたものです。

今後のスケジュール

在り方検討報告書の報告内容について、市場審議会・関係事業者等への意見聴取を行い、経営戦略・構想（案）を策定し、その内容について諮問・意見調整を行っていきます。