平成30年度「参画と協働のまちづくりフォーラム」を開催しました登録日:
平成30年12月2日(日)、人権交流プラザにおいて「参画と協働のまちづくりフォーラム」を開催しました。
鳥取市が平成20年度に自治基本条例を制定し、「協働のまちづくり元年」と位置づけてから10年が経過しました。現在までに市内全61地区にまちづくり協議会が設立され、それぞれの地域で課題の解決や魅力ある取り組みが進められていますが、急速な人口減少や地域課題の多様化など、地域社会を取り巻く環境は10年前と比べ厳しさを増しています。
このフォーラムは、まちづくり協議会や地区公民館など、実際に地域組織に関わる方たちに参加していただき、現状の課題の把握や、本フォーラムで得た知見を自身の地域に当てはめていただくことで、これからの地域組織のあり方を考える契機とすることを目的として開催しました。
講演会
豊岡市職員の井上靖彦さんをお招きし、「私たちの地域は私たちでつくる~地域コミュニティ崩壊の危機に備える~」と題して講演をいただきました。
豊岡市は平成29年4月から公民館のコミュニティセンター化や資金の一括交付を行っておられ、そこに至るまでの経緯や手法、苦労された点など、具体的な事例も交えてお話しいただきました。
発表会
はじめに鳥取市企画推進部地域振興局の安本局長からこれまでの鳥取市の取り組みを報告したのち、今年度モデル的に検討を進めていただいている、宮下地区と佐治地区に検討状況の発表をしていただきました。
両地区からは、市に期待することとして、
- 社会教育と地域づくりを効率的・効果的に取り組めるよう、地区公民館とまちづくり協議会を一体化
- 市からの活動資金の一本化
- 地域活動の拠点として、地区公民館をさらに活用するための施設の整備や充実
といったことが挙げられました。
※左から安本局長、宮下地区公民館横山館長、佐治町まちづくり協議会小谷会長
パネルディスカッション
最後のパネルディスカッションでは、深澤市長もパネリストとして参加し、これからの地域組織のあり方について議論していただきました。その中で、人や資金の流れを整理し、わかりやすくした方がよいのではないか、来年度以降、地域の実情や時代に即した制度、支援の見直しを進めていく、などの意見が交わされました。
※左からコーディネーター:中川フォーラム実行委員長、パネリスト:深澤市長、井上講師、宮下地区まちづくり協議会田中会長、小谷会長
フォーラムを開催して
参加者からは、概ね参考になったとの評価をいただきました。同様の課題を抱えており自身の地区でも検討してみたいとの意見がある一方で、地域の状況が異なるため自身の地区にはあてはめづらいとの意見もありました。
平成30年度参画と協働のまちづくりフォーラム 概要(PDF/184KB)
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フォーラムの内容は下記リンクのインターネット放送でご覧いただけます。
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