令和5年度 第2回国府地域振興会議議事概要登録日:
令和5年度 第2回
国府地域振興会議議事概要
日 時:令和5年5月31日(水)13時30分〜15時00分
場 所:国府町総合支所 第1会議室
出席委員:山本幸徳、山崎豪太郎、山田準二、福田克彦、磯見義隆、森田わか子
木下敏明、矢芝好美、山本暁子、福田明
オブザーバー:澤田勝、林田博通、山田一孝
事 務 局:山川支所長、川口副支所長兼地域振興課長
吉田産業建設課長、植村市民福祉課長、中山地域振興課課長補佐
◎会議次第
1 開会
2 会長あいさつ
3 報告事項
(1)鳥取市新市域振興ビジョン推進計画の進捗状況について …… 資料1
4 協議事項
(1)「史跡・文化財・観光をテーマとしたまちづくり」について … 資料2
5 その他
6 閉会
【議事概要】
1 開会(事務局)会議成立確認
3 報告事項
(1)鳥取市新市域振興ビジョン推進計画の進捗状況について
<資料1で説明>
質疑なし
4 協議事項
(1)「史跡・文化財・観光をテーマとしたまちづくり」について … 資料2
(事務局)
昨年から「史跡・文化財・観光をテーマとしたまちづくり」について議論いただいており、来年・再来年まで議論していただくことになるが、今後の議論の目安になればということで資料をつくった。文化、歴史、自然などの豊富な観光資源、視点で町内が潤い活性化する、などのご意見をいただいてスタートしたが、まちづくりということ自体が抽象的な部分があってつかみにくい。そこで、かみ砕いて「地域資源を活用して国府地域がより発展するために今後必要なことは何か」をサブテーマとした。現状把握はこれまで配布資料で行われており、また本日の関係団体との意見交換や、6/10の麒麟のまち観光局の研修会で認識を深めていただきたい。今までの30年これからの30年、町内が潤い活性化するとはどのような状況か、持続化に必要なことはなどの視点・ポイントを頭においていただいて、企業等でも使われているSWOT分析(内と外で強みと弱みを分析)により、国府の観光が抱えている問題を整理してあるべき方向性や施策の抽出をしていただく。最終的には「(仮称)こくふ歴史観光まちづくりプラン」としてまとめてはどうか。今後1年半ぐらい協議していただく中で参考資料にしていただく、このような流れで進めさせていただけたらということで提案させていただいた。
(委員)
了承
3名のオブザーバーにご出席していただいているので、活動内容や意見を伺いたい。
<資料2-1で説明>
(オブザーバー)
ガイドクラブは町内の史跡などを説明して案内している。令和の元号制定の際には、県外からの来客が多く大盛況だった。扇ノ山トレッキングは人気がある事業である。最近は天候不順などにより道が崩落し、施設まで行けなくなっている場所があるので修繕してほしい。国史跡の伊福吉部徳足比売墓跡は、急峻な山の中腹にあり、健脚の方しか登れないのでもう少し整備していただきたい。雨滝の本滝の上流にある他の滝にも行きたいが、3,4年前に橋が壊れているので修繕いただきたい。上地の弁当は人気があって、山の上に上がると好評だった。それが弁当はもうできないということで弁当がなくなった。やめた理由は高齢化なのかもしれないが、地域で支援できないか、行政の方でサポートして何とか上地の弁当を復活してほしい。他にも要望はあるが、何かの形で反映させてほしい。
(オブザーバー)
国府町観光協会は、国府町時代から国府町の観光ということで産業建設課が事務局として国府町の観光全般を進めてきた。鳥取市に合併した際に協会に関する議論が行われた。鳥取市になるので、国府町の観光は鳥取市に任せて、鳥取市観光コンベンション協会で一括してやったらどうかという意見があった。そうではなく国府町の自然をしっかりPRする部分として、国府町観光協会を観光コンベンション協会の中に残して、鳥取市の観光を通じて国府町をPRしようという流れのなか現在まで存続してきたと理解している。国府町観光協会の主な事業は、今週末に開催する雨滝滝開き祭や来月7/1の扇ノ山山開き祭が主な事業で、当然ながらこの二つの事業の予算は国府町観光協会自身にはないので、鳥取市観光コンベンション協会から予算取りをさせていただいている。鳥取市観光コンベンション協会の予算を用いて二つの事業を推進していくことが、一つの国府町地域の受け皿になっている。皆様が今日議論されている国府町全体の様々な史跡・文化財、施設を通じたまちづくりというよりは、どちらかというと、特に自然景観を重視したところを前面に出した観光PRをしている。併せて数年前から国府町各地のフォトコンテストということで盛り上げをさせていただいている。国府支所の産業建設課とタッグを組んでやらせていただいており、観光協会の予算と鳥取市の予算を合わせて実施している。フォトコンテスト入賞者には国府町の特産品を提供してPRしている。国府町単独というよりは、鳥取市、あるいは鳥取県東部圏域の一部としての国府町という位置付けで観光振興をしていきたいと思っている。6/10に講演会が予定されているが麒麟のまち圏域というさらに広い範囲での話になると思っているが、そうした視点を国府町の観光にも取り入れていく必要があると思っている。
(オブザーバー)
<資料2-2で説明>
7つの基本方針に沿って活動している。そのなかでも資料の(3)と(7)を重視している。令和5年度事業計画を上げているが、通年草刈りなど維持活動をしている。事業では桜ウィークのライトアップ、来月からはホタル観賞会ウィーク。昨年はイベントがあって初日に人が多かった。夜に駐車できなくて車道に止めるということになったりして苦情があった。今年はウィーク化し、ガイダンス施設を開放したり、傾斜地には足元にはソーラーライトで対応している。11月には文化財の全国一斉公開の一環として、乗馬で施設を巡るというイベントをやっている。それ以外にも貯水池の景観整備ということで、砂防堰堤は県管理で県の許可を得ながら、県のボランティア事業に参加して何とか景観を維持している。堰堤周辺の雑木を伐採したりして広くなってきれいになっている。見学は団体が多いが主に地元のガイドクラブの方が解説している。特産品は澤田農産の物産やコースターだ。HPを更新しているので、県外から来客があり、反響がある。アンケートをとったりしているが、三番目の成果として常にきれいなところということで、リピーターがある。最近岡山市内のバスツアーがあり、大型バスを受け入れた。最後の下線が引いてある部分の感想に注目してほしい。美歎水源地は、一度来訪したら何度も来ないと思う。イベントを開催したり、常にきれいにすることで、何回も来訪してもらえる。課題は、保存会の作業者の減少、駐車スぺ―スやトイレが少ない。よく言われるのは飲食店が少ない。貯水池のアオミドロなどの影響で濁りがひどい。また、周辺の牧場の乳牛の糞尿も影響しているかもしれない。皆さんに見ていただいているのは、市の文化財課の職員が撮影した写真だが、このような素晴らしい景観をずっと維持していきたい。多くの方に訪れていただきたいが、保存会のスタッフや駐車場が少ないので、対応ができない。今がちょうどよい状態だ。また、麒麟の圏域も結構だが、因幡の傘踊りも麒麟の圏域と一緒だと思っているので、麒麟獅子舞も大事だが、国府町ならではの因幡の傘踊りも大事にしていただきたい。昨年谷地区の自主映画を制作されたが、しゃんしゃん傘踊りの元になっているのは因幡の傘踊りであることを様々な場で宣伝してもらいたい。
(委員)
自分たちで見学するだけでなく、ガイドクラブに解説してもらうと、全然違う。ガイドクラブの存在はありがたい。現在何名ぐらい在籍しているのか。
(オブザーバー)
現在13名。皆さんからの反響は、ただ見るだけではなく、ガイドがあると印象が違う。話の奥が深い、話の中身が全然違うという感想をよく聞く。
(委員)
上地の弁当は国府町のアピールになり、県外の人にも喜ばれる。観光につなげて他の団体でも作ることができるようにして弁当を継続してほしい。また、国府町観光協会といなば国府ガイドクラブがコラボして、観光コンベンション協会から予算をつけていただいて広げてほしい。
(オブザーバー)
国府町観光協会が観光の拠点となってもらい、ガイドクラブも協力したい。
(オブザーバー)
3年前に国府町の観光を考える会の話があったが、その後しぼんでいった。進めていけたらと思う。
(委員)
ゆっくりしたい、コーヒーがおいしい、体験したいということがなかったら、何回も来場しない。先程の説明にあったように地元が頑張っているからリピーターがある。
(委員)
ガイドクラブへの申し込みはどうしたらよいか。
(オブザーバー)
因幡万葉歴史館に窓口がある。HPはあるが古い。
(委員)
因幡万葉歴史館を通して依頼ができる。ガイドクラブのHPにたどり着かなかったら、ガイドクラブに依頼できないということか。
(オブザーバー)
鳥取市の観光コンベンション協会のHPからもつながっている。
(オブザーバー)
観光コンベンション協会と一体となった仕組みづくりが必要だと思う。
(委員)
国府町観光協会といえば、よくわかるので、ガイドクラブへの依頼も本来ならそれがよい。
(委員)
国府町観光協会は、鳥取市の観光コンベンション協会から滝開き祭や山開き祭の事業を請け負う受け皿という立ち位置なのだということがわかった。国府町観光協会は国府町のメインになっていく工夫が必要だと思う。美歎水源地はいつ行っても綺麗でよくやっていると思う。人数が少なくなっているという話だが何とかしなければいけないが、今のように手入れをしていただいたらありがたいなと思う。あとはトイレとか、コーヒーが飲めるようなところがあったらよいと思う。
(オブザーバー)
人材に関しては、因幡の傘踊り保存会美歎支部と一緒で、美歎水源地保存会だけでは維持できない。保存会は美歎全戸が会員だが、維持管理に関しては保存会の中からの手上げ方式だ。国府地域から募集していかなければいけないという気持ちを持っているが、ただ、誰でもよいというわけではない。やる気がある人がいないと続かない。観光地として多くの方に来場いただきたいが、皆さんのご意見やアンケートにもあるように受け入れ態勢ができていないので、今は、市民の憩いの場になったらと思う。
(委員)
現在のガイドクラブの案内状況はどうか。
(オブザーバー)
今は許容可能な範囲で大丈夫だ。
(委員)
国府町観光協会は、国府町のよいものを発見したいと思った時の窓口になるが、観光の窓口となるために何をしたらよいか。どういうアクションをしたらよいか。展望のようなものがあれば、参考として聞きたい。
(オブザーバー)
現在の窓口は、国府支所の産業建設課が平日昼間の窓口だ。常時人がいて、ネット環境が整っているところを打診したが、運営できるところが見つかっていない。観光業を業(なりわい)として、自分事として事務局をやらなければ難しい。そうした部分があって国府町内に可能なところがあるのかというところで悩んでいる。鳥取市の観光コンベンション協会を窓口にしていく方法しかないという方向で私自身はそういう動きになっている。
(委員)
美歎水源地の通常の土日の来場者はどのくらいか。
(オブザーバー)
アンケートに記載の7~9月の人数を30日で除したら20~30人。トイレが足りないのはイベントの時だけだ。
(委員)
因幡万葉歴史館が近いのでバスを通したらどうか。
(オブザーバー)
因幡万葉歴史館から美歎水源地までウオーキングイベントがあった。今年は、下手に駐車場を借りて、ホタル観賞に邪魔にならないように対応している。
(委員)
美歎水源地では自転車はどうか。
(オブザーバー)
岩美町に抜ける広域農道があり、自転車がよく通っている
(委員)
雨滝を訪れる高齢者や障がい者にはどういう案内をしているのか。
(オブザーバー)
障がい者の方を階段下の雨滝まで案内するという対応はしていない。
(委員)
4・5年前に大石神社の由来について案内した看板が根腐れしたので、修繕してほしいと商工会に言ったが、反応がなかった。
(委員)
伝えておく。
(委員)
ガイドクラブの年平均の実績、市内外など内訳はどうか。
(オブザーバー)
13人のメンバーで対応できている。月に3・4件程度。コロナ禍から回復して、シーズンになれば、多くなることを期待したい。
(委員)
市外、県外の人は多いのか。
(オブザーバー)
米子・中部の老人クラブや婦人会の団体 市内の学校が池田家墓所とか大伴家持歌碑を訪れる。聾学校の生徒を因幡国庁から雨滝まで案内したところ、大好評だった。
(委員)
県外の方の応募が多いと思うが、こくふよいとこフォトコンテストの応募者、その内訳はどうか。
(事務局)
昨年の応募数は92点で令和3年度より増えている。主は鳥取市内。
(委員)
美歎水源地の県外客や個人・団体の別はどうか。ダムカードを検索すればヒットするか。
(オブザーバー)
個人が多い。ヒットする。
(オブザーバー)
日本海テレビが常設カメラを設置していて、HPでみられるようなっている。きれいにしているせいか、取材に来ていただている。
(オブザーバー)
ぴょんぴょんネットが来たことがある。NHKが梶山古墳の一専門的な取材をしたいという話があったが、コロナ禍だったので中止になった。マスコミの取材はある。
(委員)
Youtubeなどはどうか。
(オブザーバー)
雨滝滝開き祭りは初夏のイベントなので、どこかのマスコミが取材している。鳥取市の観光コンベンション協会のFacebookやTwitterで紹介してもらっている。
(オブザーバー)
美歎水源地では結婚式の前撮りをされていたこともあった。森山直太朗のミュージックビデオの撮影もあった。
(委員)
美歎水源地を筆頭に池田家墓所、因幡国庁跡、岡益の石堂は、いつもきれいに管理されていて来場者が多く印象がよい。お茶を飲みたいとかあるが、下水が整備されたトイレがあれば、飲食店なども可能になる。
(委員)
キッチンカーとかがよいでのではないか。
(委員)
トイレや駐車場が整備されたら、観光バスがたくさん訪れても大丈夫ではないか。
(委員)
自分のところだけではなく、国府町全体として提案があればお願いしたい。
(オブザーバー)
おいしい弁当やコーヒーがあればありがたい。案内する施設の整備もお願いしたい。
(オブザーバー)
核になる施設ができればと思うが、なかなか困難な部分がある。
(オブザーバー)
万葉の館が食事ができるような場所にならないか。
(事務局)
飲食店としては困難である。キッチンカーなどが現実的ではないかと思う。
(委員)
国府町の観光を考える会に関わっていた。因幡万葉歴史館や商工会、殿ダム交流館などが候補にあがったが、容易ではない。引き続き検討したい。
※次回の会議は令和5年7月24日(月)午後1時30分~国府町総合支所会議室
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