鳥取市

令和5年度 第4回気高地域振興会議登録日:

日 時 令和5年9月1日(金)午後2時00分から午後4時20分

場 所 気高町総合支所 2階会議室

〔出席委員〕

 河根裕二、渡辺雅子、地原伸、吉浦郁夫、塩田則夫、片山敬子、

 鈴木陽子、木村明則、近藤可菜、武田敏男、田中敦志、

 以上11名(順不同敬称略)

〔欠席委員〕

 宇津原あけみ(敬称略)

〔事務局〕

 中原支所長、久野副支所長兼地域振興課長、伊藤産業建設課長、久田市民福祉課長、

 武田地域振興課長補佐

[傍聴者]

 なし

◎会議次第

 1 開会

 2 協議事項

  (1)地域振興会議の今後のあり方について 

  (2)気高地域振興会議独自の議題・テーマについて

   新市域振興ビジョンの目標:(新しい風のまちづくり)

                (地域産業のまちづくり)

 3 その他

  ・定額制乗合タクシー「きらり号」の実証実験について

   *次回の日程について

 4 閉会

◎議事概要

1 開会

2 協議事項

 (1)地域振興会議の今後のあり方について

【事務局】地域振興会議の今後のあり方について、資料1に基づき説明。(略)

【委員】気高町では既にやっていることではないのか。今さらまた同じようなことをしていくのか。

【事務局】地域振興会議の前は地域審議会というものがあり、それは法律に基づく会議体で10年、その後、地域振興会議が10年とされており、今8年目を迎え来年度で終了となります。それに代わるものを今、議論させていただいているところです。

総合支所がある限り皆の意見をきく会議体は必要だと思います。

設置要綱に基づく新形態でスタートすることになります。

【委員】旧市はすでに提案し、やっていることが反映できているのに新市はまた1年半待って10年間また同じようなことをすることになりはしないか、今さらという気持ちになり興味も薄れてしまうのではないだろうか。

【委員】全分野にわたって意見は出していくが、10年スパンを全体としてみた時に、これからの一つのやり方として、例えば、気高町は3年間「子育て」を中心にやっていくというように特色を出してやってみる。やったという評価はないが、やってみてどうだったかを考え、その評価を活かしながら年を重ねていけば、少しずつでも違ってくるのではないだろうか。

【委員】地域プランの作成とは、新市域振興ビジョンをイメージしているのか。年度々の重点を前面に出したものを、これからは重点的に取組もうという方向性を示されれば評価もしやすくなり、何に向かって行っているのかが委員も住民もわかりやすくなるのではないか。そういう所を検討していただけたらと思う。

【事務局】地域プランは、まだ具体的に例示はできませんが、振興ビジョンは支所単位であり、気高部分を抜粋するような形で作成していきたいと思っています。特別に教育だけということは難しく、いろいろな分野がバランスよく均等化されたものにはなると思います。その中で、議論していただいて強弱をつけることは支所単位でも可能ですのでご意見をいただけたらと思います。

【委員】これからの10年の持って行き方が大事になってくると思う。

総合支所、地元の者がアイデアを出し合い地域づくりをすればするほどその地域は盛り上がり、出しただけのことがこれからは反映してくると思うので、皆が気持ちを新たにして会議を充実させる事が気高の発展につながると思う。今までは、本庁から降りてきた10年プランについての受け答え検討会になっていたのではないかと思う。これからの気高は、学校統合を中心とした地域の活性化、駅前の活動ゾーン、商業施設、住宅ゾーン構想を作っていけるのではないだろうか。

【委員】地域審議会、地域振興会議は、旧市にはない制度で新市域の発展の為に特別に作られたもので、鳥取市が合併後に地域の意見を吸い上げるということで、それぞれの地域の課題内容を話し合い、それをまとめ本庁へ提案していく大切な役目があるのでよい会議だと思う。充実させたいものは何か、委員構成、会議の進め方、そういったところを何回かに分けて話し合えばよいと思う。

【委員】「設置区域と位置づけ」で設置要綱に基づき設置となっているが、すでに素案でそういう方向性になっていると思うが、地域振興会議の位置づけが弱くなるのではないかと思われる。

【委員】条例でした方がよい。

【事務局】昨年度の会議で設置要綱でもよいと気高では意見を提出しています。必ずしも条例設置でないといけないことはないと思います。会議で議論し、地域の課題やまちづくりのことを話し合っていただくことには変わりはないので、機動性、柔軟性を持つ意味では設置要綱で会議を設置する方向で進められている状況です。他都市についても、合併10年以降については条例設置もないですし、まちづくり協議会等で話しをされている状況です。鳥取市については、20年経っても設置要綱に基づいて会議体を設置するような取り組みをしています。ご理解をいただきたいと思います。

(2)気高町地域振興会議独自の議題・テーマについて

  新市域振興ビジョンの目標:2新しい風のまちづくり

【委員】(1)浜村温泉館再生のためのクラウドファンディングについて提案委員より内容説明。(略)

【委員】構想として貝がら節と関連させてリノベーションをどのような方向性で新しい視点で行うのか「貝がら節温泉館」「貝がら節の湯」、温泉に入れるまちづくりをイメージしてみてはどうか。1階ロビーの広いスペースは貝がら節に関連した展示コーナー、ギャラリーとして貸し出す。ミニ喫茶、地域の方の交流の場として運営できるのではないか。2階大広間は貝がら節の練習場、体験教室、貝がら節の大会が開けるようなステージもありいろいろな用途で使えそうだ。災害に強いまちをめざすにあたり、3階は個室があり布団や毛布もあり、災害の際に避難場所としても使える可能性もあるのではないか。

空き家の活用と美しい街並みのまち、みんなが気軽に温泉には入れるまち、貝がら節のふるさと再生事業があげられている、浜村地区活性化委員会が事業主体になってくれたらよいと思う。

ボランティアを募集し、浜村温泉館の障子張り、片付けや掃除、建物周りの伐採などボランティアによる整備を年に数回し、1階だけでも電気の使用を可能にして誰か常駐していただける体制をつくれば、何か動き出すのではないかと思う。段階を踏みながら最終的には温泉に入れるような整備ができるようにつなげていきたい。

【事務局】平成28年4月以降、温泉館としては休館しており、平成30年「浜村温泉館あり方検討会」で具体的な経営主体の話がありましたが、実現には至っていません。また、昨年10月サンディング調査を行いましたが意見はでなかったという経緯があります。かなり老朽化が進んでいますし、高電圧の受電設備、給排水、非常階段は利用するには具合が悪い状況です。

【委員】億単位の金額が本当にかかるのか。

【事務局】令和2年10月すでに説明されています。

【委員】箱ものの難しさがあり、相当の覚悟がいる。お金を回収したとしてもそれがリピーターにつながるのか、「貝がら節」や「浜村温泉」にそこまで魅力があるのかが深く関わってくる。「貝がら節」や「浜村温泉」に力を入れ、価値を上げていく延長線上にそういうことができてくるかもしれない。

クラウドファンディングはとても大変。一番最初が勝負。お金ができた時はよいが、建物を継続していく中で、町民に「やっていける」という説明責任を特に問われるようになる。発想としてはよくわかるが、温泉の事、貝がら節の事などを考えていく方がよいのではないだろうか。

【委員】建物を全部使うのではなく、一部を使えばお金もかからないのではないか。いろいろな所から意見を出し合って検討は継続していく方がよいのではないか。老朽化は進んでいるが、せめて外観は綺麗にしておきたい。貝がら節と温泉だけが浜村の特色ではないが少しずつでもできることを探していくことも大事なことではないだろうか。

【委員】何の建物ならお金が出していただけるのか。公民館など、公共施設を建てるとなったらどうか。

【事務局】公共施設は、複合化の話があり単体で公民館だけを建てるという考えはありません。鳥取市としては、いろんな施設を複合化させることを考えています。公民館も老朽化が進み建替えの要望もいただいています。ただ、学校統合との関係もあり、方針が決まれば将来的なことを考慮しながら動かなければいけないと考えています。

【委員】吉岡温泉で古い旅館をお化け屋敷として利用しているがそういった使い方の発想があってもよいのではないか。

【委員】やはり、発想だと思う。まさか、お化け屋敷で人気が出るとは考えていなかった。浜村温泉館にしても、どこかにそういう発想がありはしないか。

【委員】浜村温泉館の面積は広く改修しても収支や人件費も含めて儲けがないといけないと思う。残念だが、行政の税金でやっても難しい。民間企業などが興味を持たないといけないと思う。放置して壊すか。以前、懇談会で市長も再生する考えはないし別の形ならと言っていたので、複合整備の中の一つとしてやった方がよいと思う。

【委員】(2)気高町のお金を生み出すしくみについて提案委員より内容説明。(略)

【委員】小さい単位でやろうと思えばスムーズにできることが多いと思う。皆が知恵を出し合い、そこからいろいろと広げていく努力や工夫をしながらできることから始めることが必要。小さいことなら、資金を生み出すことができるのではないだろうか。

 

   新市域振興ビジョンの目標:3地域産業のまちづくり

【委員】(1)気高町特産品開発チームの結成について提案委員より内容説明。(略)

【委員】商品を考えて販売した経験があるがイベントだけの賑やかしで終わってしまった。民間企業が食いついてくるような内容でないといけなかったという反省がある。アイデアはよくおいしかったが、気高をもっとよく知り、時代に乗っかるような物を商品化し自慢して販売できるものがあればよいと思うが、現実はなかなか難しいのではないか。

【事務局】「しょうがぽかぽかフェスタ」期間中と前後に気高町内の飲食店などに商品開発とまではいきませんが、生姜を使った料理やスイーツを作って販売していただくようお願いをしてきています。次回のイベントでも、働きかけをしていこうと思っています。

【委員】期間限定で、例えば風邪対策として生姜にはちみつを付けるなど、セットにすると手に取りやすい。また、期間限定は魅力的な面があるのでトッピングすることで知ってもらう機会となるのではないか。

お土産は、ある程度日持ちがすると町内だけではなく、遠方の方へ届けることができる。限られた店で作っているものを買い、それをもらった人が気に入り、その店まででわざわざ買いに来るというように人と人との広がりができるメリットがある。そういったチャンスになるものを考えてみる。

 

【委員】(2)地域産業の振興支援について提案委員より内容説明。(略)

【委員】地域のつながりや、どんな産業が地元にあり、どんなことが社会貢献しているのか、それらを学ぶ機会にしていくことで、何が今売れる売れないじゃなくても将来の子どもたちの生き方、考え方、地域に対する郷土愛につながるのではないか。学校教育といったら学校だけではなく社会全体でいろんな力を借りないといけなくなってきている。例えば農業を実際に自分の生活の中で受け止めている子どもたちは、家族の働き方やいろいろなことを知っている、そうでない子どもたちは昔と変わっていないと思っているのではないだろうか。今ではドローンを使ったりといろいろな技術が生かされていることについて知らせ伝えていくことが後継者の育成であったり、そういったことへの理解、興味が育っていくのではないだろうか。地域振興と直接関係ないようだが総合的に考えていく必要があるのではないか。

【委員】地域プラン作成は、具体的なものを考えることは前進していくうえで大事なことだと思う。全体構想があってその中で今はこれに特化した形でここをこんな風にしたらどうか、また、違う角度から見れば例えば学校教育や交通面がどう改善していくかなどにつながっていく。全体図を作るこが必要でその中で何に着手していくのかという風にしていかないと実現していかない。

【事務局】地域プランについては具体的な話は進んでいない。

【委員】見通しが持てるように、実現できるできないの検証、取り組み施策に対してどうであったかを明確にしておかないと評価がしにくく、次に何をどう改善したらよいかが見えにくくなるのではないのか。

3 その他

 ・定額制乗合タクシー「きらり号」の実証実験について

【事務局】定額制乗合タクシー「きらり号」の実証実験について、資料2に基づき説明。(略)

【委員】終了するのは残念だが、これからは、循環バスの充実を考える。個人の自家用車利用が流行ってくるのではないか。気高や鹿野にあったようなことを引き続き検討していかなければいけないと思う。

 新しい学校ができるが、気高では朝夕はスクールバス、昼間は空いているので混乗型となるのだろうと思っている。循環バスとスクールバスの併用などいろいろな面でタックを組みながらいろいろな共有交通があるので考えていかなくてはいけない。

【委員】高齢者は耳が遠く、相手の声が聞きとりにくい時があり電話することを嫌がる。智頭町が実施しているようなタッチパネルと電話を併用してみてはどうだろうか。必要とする世帯から使用してみてはどうか。交通、防災など多面で活用できないか検討していかなくてはいけない。

 

 ・気高地域振興会議からの意見、提案への対応(案)等について

【事務局】気高地域振興会議からの意見、提案への対応(案)等について、参考資料1に基づき説明(略)

【委員】身近な通信手段が高齢者は限られているので会議だよりはありがたい。

【委員】小学生、中学生、高齢者にもわかるような優しい言葉などの配慮をしてほしい。

【委員】参考資料1のNo.1会議で出された意見、提言への対応についてですが「・・・提案内容を本課へ伝える」「・・・優先順位を付けて・・・」など希望的観測が書いてあるが対応について本当に支所でできるのか。

 No.2の会議内容の住民周知についてですが、よいことだと思うが、資料もなく文面だけで内容が伝わるのか。ホームページなら資料もついていて話の内容も想像がつくがこういうことが話し合われましただけで内容が考えられるのか疑問に思う。本当に住民周知につながるだろうか。

【委員】住民がどう思うのか。会議で何を話しているのかわからないので、少しは関心を持ってもらう目的で配布するものだが、言いっぱなしで終わっているようでかえって誤解を招きはしないか。

【委員】今回の温泉館の話は具体的な話もあり最低限伝えることはできると思う。

【委員】会議内容を伝えたり、住民の方に気づいてもらう。中学生などにもしっかり興味を持ってもらう内容にする。地域の課題を知らせる手段としての「たより」とする。

【委員】伝え方としてタイトルを「気高まちづくりだより」とするなど、興味を持ってもらえる工夫が必要。まちづくりの課題がより分かりやすく地域のつながりを伝えるような内容、議題だけ載せるのではなくまちづくりのためになるような紙面になればよい。

【委員】全戸配布するのか

【事務局】皆さんの意見を踏まえ(案)として提案しています。全戸配布を考えていますが、中途半端で出す必要がないと判断されるのであればしない考えです。

【委員】配布する方向でいく。次回の会議で再度(案)を出していただき、載せる内容を皆で確認し納得したうえで配布する。

 

※次回日程について

  令和5年10月13日(金)午後2時からの開催予定

 

4 閉会

 

 

 

 以上

このページに関するお問い合わせ先

気高町総合支所 地域振興課
電話番号:0857-30-8672
FAX番号:0857-82-1067

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