令和5年度 第5回 鹿野地域振興会議登録日:
令和5年度 第5回鹿野地域振興会議 が下記のとおり開催されました。
第5回 鹿野地域振興会議 議事概要
日 時:令和5年11月28日(火) 午後1時30分~午後3時36分
場 所:鹿野町総合支所 2階会議室
【出席委員】
小川義和、長谷川誠一、砂川重雄、塚本 均、筒井洋平、吉井秀三、山名 修、池原恵理、武部夏美
以上9名(敬称略)
【欠席委員】
徳岡義広、兼平 恵、佐々木千代子
以上3名(敬称略)
【事務局】
<鹿野町総合支所>
岡本支所長、小林副支所長兼地域振興課長(併教育委員会事務局鹿野町分室長)、國森産業建設課長、横山市民福祉課長、宮本地域振興課課長補佐
【傍聴者】
なし
【日 程】
1 開会
2 支所長あいさつ
3 議題
(1) 地域振興会議の今後のあり方について 資料1(PDF/78KB)
(2) 地域生活交通について 資料2(PDF/2MB)
4 報告事項
(1) 旧鹿野小学校跡地の整備について 資料3(PDF/416KB)
(2) 津和野町交流事業について 当日資料(PDF/2MB)
(3) 行事経過報告及び今後の予定について 資料4(PDF/74KB)
5 その他
6 閉 会
◎議事概要
3 議題
(1)地域振興会議の今後のあり方について
事務局より資料1に基づき説明。
【委員】地域プランは、今年度中に策定する必要があるのか。
【事務局】今年度中に策定するのは地域プランではなく、新たな会議体の設置に関する方針案です。来年2月から3月に示す予定です。
【委員長】提案のあった素案については、了承するということでよいか。
【委員】異議なし
(2)地域生活交通について
事務局より資料2に基づき説明。
【委員】乗合タクシーの実証実験は終わったが、実際に運行する可能性はあるのか。
【事務局】タクシー会社がどう考えるかですが、今のところ利益が見込めないので難しいと思います。現在検討されている県のライドシェア事業において、タクシー会社に対する補助金等ができれば、新たな取り組みの可能性はあると思います。いずれにしても、引き続き共助交通を含めた公共交通の検討が必要であると考えています。
【委員】今は乗る気が無くても、高齢により免許返納をした場合を考えると、乗合タクシーが必要になるかもしれない。将来を見据え、地域の公共交通をどうしていくのか、この振興会議でも考えていく必要がある。
【委員】説明のあった他地域の事例について、それぞれの良さを簡単に教えてほしい。
【事務局】各地域の事例の説明
南部町 定時循環バスと、予約型のデマンドバスの組み合わせです。組み合わせることによって経費削減を図っています。
智頭町 今年度、定時路線バスを廃止し、自家用車で住民が送迎し相互の助け合いで運行する共助交通となりました。全戸に設置してある電話(告知端末)を利用した予約システムを導入しています。
大山町 予約型のデマンドバスと、運送業者との連携による荷物運送の組み合わせです。
琴浦町 まちづくり協議会のような住民組織が、共助交通を実施しています。軽自動車1台、住民ドライバー8人が予約制で運行しています。
佐治町 定時循環バスと、予約型のデマンドバスの組み合わせです。今年、台風7号により幹線道路が通行止めになった時には、民間バス路線も小型デマンドバスを活用して住民の移動手段を確保できたそうです。
【委員】生活交通路線の評価・見直しに対する対策はあるのか。
【事務局】基準を満たさなければ直ちに廃止になるわけではありませんが、地域にあった移動手段の実証実験をしてみるなど、積極的に取り組んでいく必要があると考えています。
【委員】循環バスに鹿野-浜村駅間の路線は無いのか。列車とバスの時刻が合う便数が増えれば、もっと利用者が増えるはず。路線バスがあっても2時間に1本では利用する気にならない。2時間の間に循環バスを走らせられないのか。また、智頭町のように200カ所以上乗り場があれば利便性も高まり、利用率が上がるかもしれない。
【事務局】鹿野-浜村駅間は日ノ丸バスの路線バスが運行しています。基本的に同路線で循環バスを走らせることは出来ませんが、民間バス会社の承諾を得れば同路線を運行できるのか、循環バスを2台に増やせないかなど、どういった組み合わせが良いか引き続き検討していきます。
【委員】他地域の良い事例を鹿野町内で取り組んでみる予定はないのか。
【事務局】今のところ、新たな取り組みを地区や集落で実施する予定はないですが、共助交通等に取り組めないか、地域に呼びかけていこうと考えています。
【委員】鳥取型ライドシェアの具体的な内容について教えてほしい。タクシー会社だけでなく、一般の方が参入できるようになると聞いた。鹿野町内でやりたい人が出てきた時には、どういう流れになるのか。
【事務局】鳥取型ライドシェアには、(1)交通事業者や住民ドライバーと協働型、(2)住民共助型、(3)事業者無償運送活用型、(4)市町村主体型、(5)交通事業者主導型の5つの型があるようです。詳しい内容については、明日以降、県が発表するそうなので、今後の動向に注視していきたいと思います。
【委員】ドライバーになる人が出てきても、事故した場合など、どれくらいリスクを排除できる仕組みになるのかが重要だと思う。
【事務局】共助交通の活動支援している「とっとり県民活動活性化センター」によると、もともと共助交通は東日本大震災の津波で自家用車が流され移動手段がなくなってしまった石巻市のカーシェアリングから始まったそうです。儲けてはいけない無償運送事業ということで、利用者が積み立てた基金から保険料やガソリン代などの経費を支払い、残った基金は返金するという仕組みで運営しているそうです。
4 報告事項
(1)旧鹿野小学校跡地の整備について
事務局より資料3に基づき説明。
【委員】旧小学校跡地は鹿野城跡公園の範囲内なのか。
【事務局】建物があるエリアについては、城跡公園の範囲外として着工しています。建物以外のエリアについては、担当部署に確認してみます。
【委員】城跡公園を市文化財として指定することについてはどう考えるか。
【委員】現在の城跡公園外堀の石垣は、古い石垣の上に人工的な石垣風ブロックを被せてあり、文化財としての整備はできないと聞いている。
【委員】文化財指定になると、夜桜ライトアップやイベント開催が困難になるなど、デメリットもあるので慎重に検討していく必要がある。
【事務局】文化財の指定についても担当部署に確認してみます。
(2)津和野町交流事業について
事務局よりプロジェクターで投影した資料に基づき説明。
【委員】今回訪問した広瀬町を含めた津和野町との3町で交流ができないか。
【事務局】同日に交流するなど、うまく調整すればできるかもしれません。今後、3町で交流できないか検討してみます。
【委員】広瀬町に高等学校はあるのか。
【事務局】高等学校はあります。現地で説明を受けましたが、イベント等にも多くの生徒が参加されていました。
(3)行事経過報告及び今後の予定について
事務局より資料4に基づき説明。
【委員】第2回鷲峯山麓ハーフマラソンの開催状況については、昨年を上回る300人余りのボランティアに支えられ開催することが出来た。ランナーの評価では、昨年、ハーフマラソンの部の中で西日本1位であったのでビギナーズラックと思っていたが、今年も西日本1位、全国6位と高評価。特におもてなし感やボランティアの笑顔や対応の評価が5点満点中4.5点とハーフマラソンの部の中で1番高い評価となっている。しかし、アクセス、荷物預かり所やトイレなどの施設に対しては3.5点ぐらいで評価が低かった。この大会は地域の人に支えられた大会であると感じている。また、大会事務局を鹿の助スポーツクラブに支えてもらっているが、こういった若い方達のアイデアや人のつながりによって開催できていることに大変感謝している。
【委員】鷲峯山麓ハーフマラソンに選手で参加し、実際に走ってみた感想としては、他のマラソン大会に比べて、コースの声援の数、出店の数、賞品の内容、盛り上がりなど、全てにおいて上回っている。
5 その他
(1)農業に対する方策について
【委員】先日の農家相談会で、高齢により田んぼが作れない、個人で田んぼを管理することが難しいので集落営農を進められないかという内容の相談があった。また、農業委員会が市内全農家にアンケートを実施中だが、農家をやめたい人がかなりいるようだ。こういった状況を踏まえ、農業に対する方策を検討する必要がある。
(2)図書室・図書開放のあり方について
【委員】図書室・図書開放のあり方の方向性はどうなったのか。
【事務局】方向性はまだ固まっていないです。トレーニングセンター図書室の開館時間の延長だけでも進められないかという意見もありましたが、全体の見直しが決まってからでなければ、すぐには取り組めません。今後、進捗があれば報告させていただきます。
(3)亀井さん検定について
【委員】亀井さん検定の今後の実施予定はどうか。
【事務局】今年度、上級が完成し、上、中、下級すべてそろいました。現在、例年通り3月の検定に向けて開催チラシの準備をしていますが、会場を設けて開催するのは今回が最後になりそうです。今後、鹿野往来交流館に受け継いでいただくなど、引き続き、亀井さん検定を受験できる場づくりを考えていきたいと思います。
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