発表者:Bグループリーダー 池本剛、メンバー飯田優衣子、中村未來
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抽出された意見を見ていくと、鳥取の良い点、改善したい点、鳥取について感じること、鳥取のキーワード等様々な意見がでてきました。代表的なものとしては、砂丘、梨、地ビール、いか、カニなどの有名な名産品、娯楽、公共交通の見直し、地域活動、近所のつながりなど生活に密着した意見も挙がってきました。個人的には、鳥取についての否定的な意見だけでなく、鳥取の良い点をあげた肯定的な意見が出たことが嬉しかったです。
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先ほどでた意見を、分類していくと、観光・交通・娯楽・雇用等に関係した意見が多いということ、問題点に対する改善策と特色をアピールする方法に分類されることが分かりました。
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それらを検討すると、鳥取に足りないものは何かというと、「熱さ・情熱」ということがわかりました。今までの歴史を見ますと、人、時代が動いたときには、心がありました。鳥取にも熱さ、情熱がないわけではありませんが、個人のレベルでは情熱がくすぶってしまいます。
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「Passion」というだけでは抽象的なので、いかにリアルにしていくかということになりますが、グループ会議において挙げられたコンテンツが交錯する中枢要素を探し出しました。
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そこで、私たちは、中枢要素として、ガイナーレ鳥取を考えることにしました。鳥取市の改善点としては、「子供の夢、雇用、定住、商業、地産地消、観光、ボランティア、環境、交通」などの関連しない要素がありますが、それらをすべて繋げる中枢要素が「ガイナーレ鳥取」だと思います。それぞれに課題があり、課題に対する対策があり、対策の具体案としての中枢要素、中枢要素を介する活動があります。
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課題としては、バードスタジアムの利活用、観光、環境問題があり、対策としてはJリーグの試合開催、イベントの実施、ゴミ拾いなどがあります。そこで、すべての中枢要素である「ガイナーレ鳥取」につながってきます。また、ガイナーレ鳥取を介した活動としては、市民への呼びかけ、企画運営、夢の具現化などがあります。
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このモデルの利点としては、まず、さまざまな地域の活性化の鍵を中枢要素を通じて考えていくことができる、次に専門家だけではなく、広い範囲の人が活動に参加でき、メンバーそれぞれの知識や経験を生かした活動ができるということにあります。
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今後の活動としては、ガイナーレ鳥取や他のJリーグのチームについて調査する、必要に応じたアンケート調査の準備・検討、ボランティア活動により、地域との密着を深めるということを考えています。鳥取の問題点を具体的にあげ、モデルに沿って活動を計画を練っていく方針です。
Q1 今後、ガイナーレの試合を見に行く計画はありますか。
A1 試合を見に行く計画もありますし、すでにメンバーの何人かは2試合見に行き、出店や観客の動向、動員数、スポンサー等を調査しています。
Q2 非常に熱意の伝わるご報告でした。ガイナーレ鳥取はJ2に上がっていませんが、Bグループとして「J2やJ1に引き上げるぞ」ということもお考えでしょうか。
A2 J2やJ1に引き上げることもそうですが、それに関連した広い視野で、まわりのサポーター等も研究の視野にいれており、ガイナーレ鳥取だけでなくその周りの人々も活動の対象です。J2やJ1に上げてやろうという熱意はあります。
ガイナーレ鳥取を具体的なテーマとしてあげましたが、他のチームにも換えられるということはご理解いただけたと思います。目的は、チームをJ2やJ1に引き上げることだけではなく、チームを介していろいろな輪をひろげていく、鳥取に住む人たちがPassionを持って過ごしていけるように取組を進めていくということです。
Q3 非常に面白い視点だと思います。ガイナーレ鳥取は、株式会社として運営していると思いますが、市としてはどのように関わりを持っていますか。また、Bグループのメンバーのみなさんは、会費を払ってサポーターになって取り組まれるのでしょうか。
A3 ガイナーレ鳥取にこだわっているわけではなく、鳥取市民としてみんなで熱くなれるものが1つほしいということで、たまたまガイナーレ鳥取ということです。今のところ、ファンクラブに入ってサポーターになるということは考えていませんが、今後どのように応援していくのがよいかという検討の中で、必要であると判断すれば、ファンクラブに入ることもあり得ると思います。ひとまず、サッカーを知らない人、ガイナーレ鳥取を知らない人に対してどうしていこうかと考えているところで、ガイナーレ鳥取に対してどうするかは未定です。
Q4 テーマ決定の過程で、ガイナーレ鳥取以外に候補の挙がった要素はありますか。
A4 野球チームのキタロウズが候補に挙がりましたが、本拠地が境港で少し遠いためガイナーレ鳥取を候補にあげました。
Q5 今後の活動計画にアンケート調査がありましたが、どういったアンケートをイメージされていますか。
A5 サッカーやガイナーレ鳥取を知らない人にどのように知ってもらうかということをもとに、認知度を調べて、興味をもってもらうにはどうしたらよいかということを調べていきたいので、ガイナーレ鳥取をしていますかという簡単な質問から交通手段やイベント開催に関連した質問をしていきたいと考えています。
Q6 Aグループでも、外だけでなく内への情報発信と熱さが足りない、自分のまちに誇りが持てていないということが問題点としてあげられており、BグループのテーマはAグループとリンクしているところがかなりあると思うので、情報交換等連携をとれたらと思います。
A6 是非お願いします。