非核平和都市宣言と取り組みについて登録日:
非核平和都市宣言
鳥取市は、昭和58年(1983年)3月28日に非核三原則(核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず)の完全実施を願い、また核兵器の廃絶を訴えていくため、「非核平和都市宣言」を行いました。
これは、鳥取市議会で議員提案により採択され、制定されたものです。
非核平和都市宣言(昭和58年3月28日制定)
真の恒久平和は、人類共通の願望である。
しかるに近年、世界において軍備の拡張は依然として続けられ、世界平和に深刻な脅威をもたらしていることは、全人類のひとしく憂えるところである。
わが国は世界唯一の核被爆国として、また平和憲法の精神からも、再びあの広島・長崎の惨禍を絶対に繰り返させてはならない。
わが鳥取市は、日本国憲法に掲げられた恒久平和主義の理念を鳥取市民生活の中に生かし、継承していくことが、地方自治の基本条件の一つである。
したがって、わが鳥取市は非核3原則(作らず、持たず、持ち込ませず)が完全に実施されることを願いつつ、あらゆる国のあらゆる核兵器もわが鳥取市内に入り、貯蔵・配備・空中輸送・核部隊の通過を拒否するとともに、核保有国に対し、核兵器の廃絶を全世界に向かって訴える。
右宣言する。
非核平和都市宣言(英文)
Declaration of Non-Nuclear Peace
City of Tottori
Lasting peace is a universal wish of all humanity.
All the people of the world are equally distressed by an alarming trend that threatens our world peace: the ever-growing proliferation of nuclear arms.
In the spirit of the Peace Constitution, we the people of Japan, as the only people in the world to be subjected to the horrors of the atomic bomb, have a duty to ensure that the atrocities of Hiroshima and Nagasaki will never be repeated.
We the people of the City of Tottori believe that the ethic of lasting peace as it is articulated in the Japanese Constitution should be closely adhered to and moreover that the safeguarding of this ethic is a basic function of our local governments.
Therefore, we the people of the City of Tottori hope for the enactment and enforcement of the three principles of nuclear-free societies (non-production, non-possession, non-proliferation). We strictly prohibit the entry of nuclear arms forces as well as the storage, distribution, and aerial transport of all forms of nuclear weapons by all and any country of the world into our City of Tottori. And lastly so that all the countries of our world may know, we entreat countries with nuclear capacity to disarm.
Thus it has been declared.
March 28, 1983
City of Tottori
非核平和行政の取り組み
鳥取市では、非核平和都市宣言から5周年を迎えた昭和63年に、鳥取市、鳥取市教育委員会など23団体からなる「原爆映画と写真を見る市民の会実行委員会」を組織し、「’88市民平和のつどい」を開催しました。そして、翌平成元年にこれを発展改称し、市民団体を中心とした「非核平和都市宣言推進鳥取市実行委員会」を組織し、以後毎年、非核平和事業を実施しています。
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