新修鳥取市史第四巻登録日:
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新修鳥取市史第四巻 明治 政治篇・経済篇
本書の概要
本巻では、明治期の鳥取市における政治・経済の問題を取り扱っています。
封建制度から脱却し、中央集権国家の成立を目指して多くの制度改革がなされ、変化していく中で、鳥取市も近代化への道を進んでいきます。
明治22年、当時の市民は「鳥取市」となることを選択し、その発展に期待を寄せたのです。『新修鳥取市史』は、この市制施行を境として明治期を前期と後期に分け、鳥取市がいかに変化していったのかという視点で考察しています。
既刊の第五巻(教育篇・社会篇)も併せてご購読いただくことで、明治期の鳥取市の様子を概観していただけるものと思います。
編さん委員
國歳 眞臣
鳥取大学名誉教授
編さん委員長
松尾 尊兌
京都大学名誉教授
編さん委員
安藤 文雄
元県立公文書館専門研究員
編さん委員
執筆者(五十音順)
伊藤 康 伊藤康晴 植島節夫 奥村寧子 岸本 覚 北川太一 小山富見男 清水啓子 田中善蔵 田村達也 永山正男 馬場 芳 藤田安一 松尾容孝 横山展宏
第四巻概説より
明治政府は、幕藩体制を解体して中央集権国家を形成するという基本的方向については当初から決定していたが、そのための具体的方針については未定であった。その基本構造がようやく確定するのは、明治22年(1889)の帝国憲法と市制町村制によってである。したがって、明治期を、これを画期として前期と後期に区分するのには根拠がある。市制町村制は近代的な地方制度であるとともに、多くの日本的特徴を持った制度でもあった。
また、日本の統一国家建設は、官僚主導の下に、短期的な工業化・近代化を軸として進行した。地域社会も、人々の生活権の承認を基礎とした地方自治ではなく、この中央集権国家の礎として変貌することになる。いわゆる官治的自治である。しかしながら、地域は何よりも人々の生活の場である。官治的自治と住民の生活とのせめぎあいの中に、実際の地域史は形成されていく。私たちは、そのダイナミクスを描きたいと考える。
(永山正男)
発行 鳥取市
価格 3,300円(税込)
仕様 A5判 800ページ
お問い合わせ
鳥取市総務部総務課市史編さん室
電話 0857-21-0860
FAX 0857-21-0860
既刊
- 第一巻 古代・中世篇 在庫なし
- 第二巻 近世篇 6,050円(税込)
- 第三巻 資料篇 在庫なし
- 第五巻 明治 教育篇・社会篇 4,180円(税込)
続刊
- 第六巻 大正篇 現在編さん中
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