観察者:辰巳さん(東北大学)

観測データー:Sendai_Aobadai.jpg
 撮影日:2002年8月6日 時間:23時24分00秒(JST)から30秒間露光
 撮影場所:仙台市青葉区青葉台 東北工業大学グラウンド前
 撮影場所の経度緯度:東経140度49分30秒 北緯38度14分37秒
 撮影者:辰巳直人
   (ホームページに名前は ■のせてもいいです)
 使ったカメラ:(会社名)オリンパス  (機種名)OM−10
 注意:写真の目盛り1つは0.955cmです。注意してください。
場所の緯度経度は国土地理院の地形図閲覧サービスによります、
平成14年4月1日施行の測量法改正による世界測地系に基づく値です。

 やってみた感想:下記
姫路市宿泊型児童館「星の子館」の安田さんに、SW期間中の
北極星をスケールと共に撮影する今回の統一イベントを紹介されました。
ちょうど東北地方は南北に延びている道路がありますので、これに沿って撮影し
比較してみないかと誘われまして、晴れた夜を狙ってドライブがてら行ってみまし
た。
ただし、仙台で撮影を終えて、すでに夜中12時でしたので、
3時過ぎの薄明まで国道4号を行けるところまで行くことに決めました。
#このために東北道を走れるほどのオカネはないので・・・(^^;

薄明が始まりかけた頃を見計らって車を止め、次の観測点としました。
江刺市の観測点までのトリップメーターの値は、寄り道はしないように
なるべくまっすぐ行くようにしましたが、休憩としてコンビニ等の駐車場に
入った分を含んでいます。

*****
観測データー:Iwate_Esashi.jpg
 撮影日:2002年8月7日 時間:3時31分00秒(JST)から25秒間露光
 撮影場所:岩手県江刺市正源寺台付近
 撮影場所の経度緯度:東経141度7分47秒 北緯39度14分12秒
★東北工大グラウンド前から計測した、車のトリップメーターの表示 [138.2km]
 撮影者:辰巳直人
   (ホームページに名前は ■のせてもいいです)
 使ったカメラ:(会社名)オリンパス  (機種名)OM−10
 注意:写真の目盛り1つは0.955cmです。注意してください。
 やってみた感想:

撮影中は、人に見られたらどうしよう、どきどき、ちょっと恥ずかしかったです(^^;

 2枚の写真を並べてみましたところ、棒を中心にスケールが回転してしまってい
て、
精度良く測定できません。江刺での撮影中は薄明が迫っていてあわてており、
仙台と比較して回転してしまっていることにまったく気づきませんでした。
それでも目測で、スケールの回転を補正して(スケール中心で読めば)、

・仙台青葉台:177目盛り=100+0.955x77=173.53cm→40.9度
・岩手江刺市:181目盛り=100+0.955x81=177.35cm→41.5度
 その差0.6度、トリップメーターの表示は138.2kmから、
 地球の一周は、約83000kmと計算されます。(^^;;;

このような結果が出てしまった原因として;
・スケールを棒に取り付けたため、棒自体が傾いていた可能性があります。
・暗闇でよく分からなかったのですが、両観測地とも昼間にふたたび
行ってみましたところ、微妙に傾斜していることが分かりましたので、
正確な北極星の高度を撮影できなかった可能性があります。
・前述のようにスケールを違う方向から写したことも精度を下げたといえます。

・他に、トリップメーターの表示はあくまで道路に沿った値であって、
観測点間の距離(大円経路)ではないことも一因かと思います。
・北極星の日周運動にもよるのかもしれません。

等々を挙げておきます。
スケールの付いた棒を直立させるために板に付けることを思いつきましたが
なにぶん私の車は軽自動車で、スペースがなく、着脱伸縮可能な物干し竿
に印を付けて用いましたことを、精度の点からも、ご容赦ください。


距離の割に時間がかかっていますが、これは途中休憩した道の駅で
見知らぬおじさんに話しかけられ延々30分も雑談をした分をも含みます(^^;



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