鳥取市

平成27年度 第7回 用瀬地域振興会議の開催内容について登録日:

【日時】 平成28年1月21日(木) 13:30~15:40

【場所】 用瀬町総合支所 3階会議室

【出席委員数】 9名(3名欠席)

【事務局】 支所長以下7名

【関係課】 地域振興監 下水道企画課

【傍聴者】 なし

【会議次第】

1 開会

2 あいさつ

3 議題・報告事項

(1)鳥取市過疎地域自立促進計画について

(2)鳥取市下水道等事業運営審議会の答申について

(3)その他

4 地域振興への意見・提言

5 各課報告

6 次回日程について

7 閉会

【会議資料】

下記ダウンロードより資料をご参照いただけます。

【議事概要】

≪3 議題・報告事項≫

(1)鳥取市過疎地域自立促進計画について

地域振興監 (資料により説明)

会長 計画(素案)によると、防災行政無線のデジタル化整備を平成31年度に実施されるとのことですが、今ある防災行政無線の機能を維持するよう、特に連絡機能を補完するような対応をお願いしているところです。行政を始め、商店街、学校、農協、その他多くの関係機関と住民との情報のパイプ役、住民が情報を得る最も大事な設備であり、3~4年前から機能の維持についてずっとお願いしている経過がありますが、この点についてはどうなっているのでしょうか。

地域振興監 防災行政無線の今後のあり方については、用瀬以外にも多くの支所エリアの地域づくり懇談会で同様の要望を伺っています。具体的にどうしていくかという結論はまだ出ていませんが、内部で検討しているところです。

会長 検討中はいいですが、そういった要望に応えるような方向での検討になるわけですね。

地域振興監 この件につきましては、計画(素案)の中に今回新たに「それらの高速・双方向の情報通信基盤を活用し、行政情報等の住民生活に密着した情報提供を行うとともに、福祉・保健・医療、防災など新たシステムの構築を検討する。」と記載しております。今後、具体的な事業化の際には各年度での計画のローリングのなかで加えることになります。

会長 機能を維持するための事業を実施する方向で検討していると理解してよろしいですね。

地域振興監 この件については、市長からも検討するよう指示が出ており、地域の情報伝達をどのようにしていくかについて、大きな課題であると内部でも認識 しております。ただ、どのような形がよいのかという結論は出ていませんが、 前向きに検討しているところです。

会長 分かりました。

 このほかに皆様から、疑問点や質問事項がありましたら、お願いします。

委員 保育園の整備事業が平成28年度からということで挙がっているのですが、保育園の統合について、現在の進捗状況を教えていただけないでしょうか。

事務局 これまでこの会議でもお話させていただいる内容となりますが、平成31年4月の開所を目指して、現在は予算関係について行財政改革課と協議しており、市長にも現状について報告をしております。これからしなければならないのが、整備位置の決定と思います。今月27日に3保育園の保護者会の役員会を予定しており、これまでの経過や今後の進め方等について、ご意見を頂こうと思っております。

委員 ごく最近、保育園のある保護者の方が、まだ3園の統合は決まっていないと聞いているとおっしゃっていた。保護者の方の了承を得たうえで、いつごろ3園統合の方針が出たのか。

事務局 以前この会議でもご報告させていただいておりますが、保護者会からの3園を統合することについての要望書が出ております。これを受けて3園を統合して新しい園舎を建てるという方向で、市長、副市長にも報告しており、その位置については地域の方々とよく検討して進めるよう指示が出ております。今の考えでは、平成28年度に用地の取得が出来れば、平成29年度に設計、平成30年度に建設というような段取りで進めていく予定です。

委員 お話にあった保護者会の役員会での説明内容はどのようなものですか。

事務局 保護者会と地域振興会議、並行しながら協議を進めているところであり、今回の役員会では先回の役員会から今日までの経過、建設位置の関係、平成31年4月開所を目指した今後のスケジュール、当面の課題について意見交換をしていく予定です。それを踏まえて、その内容をこの地域振興会議でもお話をさせていただきたいと思います。

委員 千代南中学校の空調設備整備事業というのはどんな内容でしょうか。

地域振興監 教育総務課の事業で、生徒の健康管理、教育環境を充実するため、まずは中学校3年生の教室について空調を整備するものです。

委員 教室にエアコンを整備するということですか。

地域振興監 その通りです。

委員 中学3年生の教室から整備するとのことですが、他の学年や小学校はどうなるのでしょうか。整備に関する基準があれば教えていただきたい。

事務局 確認をして、回答させていただきます。

会長 消防ポンプ自動車購入事業の内容はどういったものでしょうか。

地域振興監 平成30年度に大村分団のポンプ車更新を計画しています。

委員 青谷地域の公共サイン整備事業というのがありますが、内容はわかりますか。

事務局 用瀬地域では昨年まで都市再生整備事業を行っておりましたが、今青谷地域で実施しております。用瀬では公共サイン整備として流しびなの館とバス停に情報板を設置しましたので、同じような事業を実施するものかと思います。

委員 どういったものをするのか分かれば教えていただきたい。

事務局 分かりました。確認して回答します。

(2) 鳥取市下水道等事業運営審議会の答申について

下水道企画課 (資料に基づき説明)

会長 料金比較のところで、1ヶ月8、20、30立方メートルの使用量での例を挙げておられるが、それぞれの使用量ごとの世帯割合はどの程度か。

下水道企画課 本日正確な資料を持ち合わせてはおりませんが、例えば8立方メートル/月ですと単身者の家庭を想定され、大体全世帯数の3割ぐらいに当たると思われます。

会長 資料によると、この8立方メートル/月のところの値上げ率が、ほかの使用量のところと比べて高いように思うが、これはどういった考えですか。

下水道企画課 資料の別表1をご覧ください。まず、基本料金は100円引き上げることになっております。次に8立方メートルまでは1立方メートル当たりの現行単価が6円、8立方メートルを越え20立方メートルまでが109円、30立方メートルまでが146円となっており、現行の料金体系では、8立方メートルまでの単価がほかの区分に比べ極端に低い金額となっており、料金審議会の中でも極端に差がありすぎるとのご意見をいただきました。そのため、この点について見直しを行い、8立方メートルまでの単価6円から27円に引き上げることとしたため、他の区分に比べ値上げ率が高くなっております。

委員 用瀬町の世帯当たりの月平均使用水量は約27立方メートルであり、一般的な家庭では月20立方メートルまでの世帯は少ないと思う。料金表を見ると20立方メートルから30立方メートルのところから単価が20円以上引き上げられており、実際の該当する世帯数が多いところを狙って料金を引き上げているように感じるが。

下水道企画課 全市では月平均使用水量は約23立方メートルぐらいです。他都市との比較の際には、よく20立方メートルでの料金を用いることが多いですが、今回の料金改定を実施した後でも、県内4市の中において一番低い水準であります。決してご意見のような狙いでの改定ではありません。

委員 今回は今後3年間での試算ですが、3年後にまた見直しが検討されるのですか。

下水道企画課 その通りです。料金については計画的に見直しを検討するのが一般的なルールであり、料金の引き上げ、引き下げといった前提の上でではなく、定期的に検討を行うものです。3年後には今回の料金改定の評価、分析をして、改めて適正な料金について検討をします。

委員 月30立方メートルの世帯で月500円、年間6000円の引き上げになり、かなりの負担増になると感じるが。

下水道企画課 当初の試算では17%の引き上げとなる試算でしたが、それを少しでも下げるため経営努力をすべきとの委員からの厳しい指摘を受け、今回の改定率の答申となっておりご理解を頂ければと存じます。

委員 今回の引き上げは、企業が節水を行ったのが大きな要因であると思うが、その分一般家庭に負担がかかってきたように感じる。理由は理解できるが、答申があったから引き上げるばかりではなく、少しづつ上げるなど、配慮していただかないと、他の諸物価を見ても14.6%の急激な引き上げはほかにないと思う。

下水道企画課 料金審議会の中でも、同様のご意見、一気に引き上げをするのか、例えば2回に分けて引き上げるということはどうだろうかといったご意見もございました。その中で言われましたのが、仮に2回に分けて例えば7%だけ引き上げることとした場合、後7%分は収入が不足することになる。下水道は独立採算で経営するという原則があり、新たな一般財源の投入は考えにくいわけで、そうなると不足分を借り入れをして事業をするしかなくなります。そうすると、それを返済していくことになり、結果として将来に付けを回すことになるわけで、これを防ぐためには苦しいところではあるが、今回の改定率についてはやむを得ないのではないかとの結論をいただいたところです。

委員 もう少し企業努力をされてたうえで、引き上げとされたほうがよいのではないか思います。

委員 資料には使用料で賄うべき支出について総額のみが表記されているのですが、内訳が分からないので細かい点が分からないと思う。

委員 細かい財政計画は、審議会の中でよく検討されていると思う。水道局の委員をしていたが、水道と下水道では市からの補助などかなり違いがあるのかなと思っております。

下水道企画課 ルールで決められた範囲で補助をいただいております。

委員 井戸水を使っている場合は、その使用量は下水道料金にきちんと反映されているのですか。

事務局 井戸水の使用につきましては、毎月その家庭から報告をいただき、その量を勘案して下水道使用料を算定しています。

委員 では自主申告ということですね。

事務局 そのとおりです。

会長 料金改定については、2月議会の中で十分論議されると思いますので、今日でた意見を十分ご考慮頂いて事業を進めていただければと存じます。

(3)その他

事務局 総合支所の耐震化については、今回の振興会議で検討いただく予定であったが、調査結果のまとめについて時間がかかっており、次回の振興会議で議案に挙げさせていただきます。

 これまでの経過として、現庁舎の耐震化に加え、生き生き交流センター、保健センターなどの施設の利活用を検討しておりますが、現時点での総合支所の耐震化などについて、たとえば危険区域の関係や、庁舎の移転など、どのような点でも構いませんので感じておられる点をご意見としていただければと思います。

会長 危険区域の指定については、用瀬町内はかなりの区域が何らかの指定にかかっている。総合支所は、指定の内容にもよるが、全くそうした指定のないところがよいと思うが、果たして可能なのか。

事務局 総合支所は地域防災の拠点としての機能を持っており、設置場所を検討するうえで重要な点であると思う。

会長 公共施設の見直しの中で、財政的な面からみても施設の集約ということも大事なポイントだと考える。今ある公共施設はかなりの施設が危険区域に引っかかると思われるが、その中でもどういう形がよいのかを検討することも必要であると思う。

事務局 たとえば、現在の位置から今候補として挙がっているような施設へ移動することを考えた場合、住民の方から見て不便な点や不都合な点が考えられないでしょうか。

会長 そうした議論をする場所としては、この振興会議が方向性や意見集約をする場とは考えるが、具体的な案がない中なかなか意見も出しづらい。

委員 今保育園の統合、移転の検討がなされているが、その際も防災といった点を検討してみてはどうか。支所を始め市の施設は災害が起きたときの拠点となって、活動しなければならない施設であるので、そういう面も併せたうえで検討してほしい。保育園だけが先行するのではなくて、この支所の耐震化の議論と合わせて総合的に検討していただければと思う。

委員 最近の気象状況で未だかつてないという表現をされることがあり、今まで何もなかったからということで大丈夫ということはないと思う。指揮命令を出す総合支所が、もし不具合があれば、町民全員が被害をこうむることになると思われるので、せめて総合支所だけは安全な場所にあってほしいと思う。その場合は、新たな予算は難しいと思うので、新しい建物ということだけではなく、今ある建物を活かしてお金を使わないでの移転を検討してほしいと思う。

委員 耐震化の検討はどのあたりまで進んでいるのですか。

事務局 耐震化等について調査結果をまとめたものを2月議会の中で説明する予定であり、それを受けて2月のこの振興会議において皆様にお諮りをしたい。今日お聞きしたご意見は、今後の市長との協議の中で地元の意見としてお伝えしたい。

委員 保育園が統合することや保健センターが比較的新しい施設であることなどを考えると、その近辺に総合支所があるというのは、住民の安全安心という意味でよいのではと思う。いざというとき災害弱者となる方々の安全を確保することは大事であり、そういった施設と合わせて総合支所があると、いざというときに効率的な対応が可能だと思う。

会長 今出たご意見を考慮頂ければと思います。

≪4.地域振興への意見・提言≫

平井委員による発表

(地域の仲間づくり事業「若竹学級」の取り組みについて)

(1)の質問事項への回答

 中学校の空調設備整備事業の考え方について

事務局 地球温暖化による伴う近年の猛暑に対応して、児童・生徒の健康管理と、教育環境の充実を図るため全国的に小中学校の普通教室への空調設備整備の検討が進んでおり、鳥取市では平成26年度から順次実施している。整備事業には、設置費用と併せて光熱水費など継続的な維持管理経費負担が生じるため、財政的な面を考慮し、受験を控えている中学3年生の教室について整備をしているという状況です。順番的には施設が古いところ、また事前の室温調査の結果を考慮しながらすすめており、千代南中学校は今回の整備の最終年度の予定である平成29年度に実施する予定です。中学校の他学年及び小学校への導入については、財政的な面を考慮して、整備効果の検証を行い、他の事業との優先順位や財政状況を考慮しながら、検討することが必要であると考えています。

≪5.各課報告≫

事務局 (資料などで説明)

 地域振興課 行事予定、とっとりふるさと元気塾の成果発表会について説明

 市民福祉課 確定申告、マイナンバーの個人カードについて説明

 産業建設課 山歩き講座について説明

 支所長   中央公民館の廃止に伴う分室の支所への移転について説明

≪6.次回日程について≫

(事務局 過疎地域自立促進計画について、次回会議での再審議が必要かどうかを再度確認し、再審議の必要なしで了承。)

(次回は2月15日(月)の15時から、用瀬町民会館で開催と決定)

≪7.閉会≫

このページに関するお問い合わせ先

用瀬町総合支所 地域振興課
電話番号:0858-71-1892
FAX番号:0858-87-2270

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