ブックスタートをご存じですか?登録日:
ブックスタートとは
赤ちゃんの体の成長にはミルクが必要なように、心の栄養には抱っこの温かさの中で、保護者とゆったりと語り合う時間が大切です。
絵本を通して赤ちゃんと保護者がかけがえのないひとときを持つことを応援する運動、それが「ブックスタート」です。
本市の取り組み
本市では 子育て支援の一環として、読み聞かせボランティア、保健師、図書館司書の三者が協働で、ブックスタート事業を行っています。
さまざまな理由から健診に来られない家庭へも、保健師が訪問し、大切でかけがえのない存在のすべての赤ちゃんへ絵本をお届けしています。
生まれる赤ちゃんが安心して健やかに育ってほしいと願いながら取り組んでいます。
本市では、6ヵ月児健診の時に、わらべうたや手遊びなどの紹介をまじえながら、絵本を読み聞かせをし、赤ちゃんとゆっくり心ふれあう時間の大切さを伝えるとともに、絵本2冊と子育てアドバイス集をお渡ししています。
【ブックスタートフォローアップ事業】
鳥取市では令和5年度から「ブックスタートフォローアップ事業」を行っております。
この事業では1歳代の大切なことばや認知の育みの支援としてはもちろんのこと、親子が絵本を通し ふれあいの時間をもつことで、子どもたち のこころが育まれていく体験を家庭でも増やしてほしいとの願いを込め、1歳6か月児健康診査の際に絵本を1冊お渡ししております。
ブックスタートの様子
赤ちゃんにどのように接してよいかわからなかったり、わが子の成長をゆったりと見るゆとりがない毎日の暮らしの中で、健診会場では、赤ちゃんと気持ちを通わせる遊びの手がかりを体験してもらいます。
心地よいリズムの言葉を聞きながら、赤ちゃんは笑ったり、声をあげたりとさまざまな表情をみせてくれます。
そんな様子をみつめるお母さん、お父さんの顔も自然にほころんできます。
実際にブックスタートを経験した保護者の声
「6ヵ月の子どもも絵本を見る目が夢中でびっくりしました。」
「子どもの目を見ながら、ゆっくりと読み聞かせをしてもらうと、子どももじーっと見つめたり、体を動かしたりして大喜びでした。」
「家でも絵本を読んであげようとおもいます」
といったみなさんの感想が聞かれました。
読み聞かせボランティアの声
「導入当時は、『赤ちゃんに絵本がわかるの?』といった声もありましたし、私たちもそう思っていました。
最近では、『絵本は楽しむもの』という意見が定着し、親子で絵本を開く時間が、子育てする生活の中に自然ととけこんでいる様に思います。
図書館や地域のおはなし会で、以前に比べて赤ちゃんを連れてくる人が多くなり、関心の高さも感じています。
赤ちゃんとその保護者の笑顔を見るたびに、『関わってよかった』と感じています。
子育てはがんばりすぎず、『ゆっくり、ゆったり、にっこり』としてほしいと願いながら、活動を続けています。」
絵本を通じた子育てを応援する輪が、地域の中でもさらに広がっていくとすてきですね。
~ ブックスタート事業で配布した絵本の紹介 ~
令和6年度・令和7年度 AかBのセットのどちらかをお渡ししています。
Aセット・・・ 「いないいないばあ」 松谷みよ子・文 瀬川康男・絵 (童心社)
「くだもの」 平山和子・さく (福音館書店)
Bセット・・・ 「おつきさまこんばんは」 林明子・作 (福音館書店)
「じゃあじゃあびりびり」 まついのりこ・さく (偕成社)
* 絵本をすでにお持ちの場合は 以下の中から差替えさせて頂きます。*
(部数などの理由により、本を選べない場合もあります。)
「ととけっこうよがあけた」 こばやしえみこ・案 ましませつこ・絵 (こぐま社)
「がたんごとんがたんごとん」 安西水丸・さく (福音館書店)
「くっついた」 三浦太郎・著 (こぐま社)
「どうぶつのあかあさん」 小森厚・文 薮内正幸・絵 (福音館書店)
「よくきたね」 松野正子・文 鎌田暢子・絵 (福音館書店)
「おひさまあはは」 前川かずお・作
「ぴょーん」 まつおかたつひで 作・絵 (ポプラ社)
「かんかんかん」 のむらさやか・文 川本幸 制作 塩田正幸 写真(福音館書店)
「もぐもぐがじがじ」 中野明美・文 大島妙子・絵 (福音館書店)
「まるまる」 中辻悦子・作(福音館書店)
「ぺんぎんたいそう」 齋藤槙・作(福音館書店)
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