第46回人権尊重社会を実現する鳥取市民集会が開催されました！登録日：
鳥取市人権教育協議会は、毎年「人権尊重社会を実現する鳥取市民集会」（以下「市民集会」）を開催しており、今年で46回目となりました。
今年度はとりぎん文化会館を会場として、8月2日（金）に開催されました。
午前中に梨花ホールで全体会が開かれ、基調提案や公演会が催されました。
午後からは6つの分科会に分かれ、人権に関する様々なテーマで講演や対談、ワークショップ等が行われました。
当日の様子を紹介します。
全体会（10：00～12：10）
開会行事
主催者を代表し、鳥取市人権教育協議会会長の出脇敏明さんが、開会挨拶を行いました。
基調提案
今年度は山下多恵子さん（鳥取市地区人権啓発推進協議会連合会 副会長）が、基調提案を読み上げられました。
全体会公演
公演会では、岡野雄一さん（漫画家・シンガーソングライター）に「ペコロスの母の玉手箱～母の生きた時間に想いをはせて～」という演題で公演していただきました。
笑いあり、涙ありの豊かな経験から発せられたメッセージは、多くの参加者の心に届いたことでしょう。
岡野雄一さん
分科会（13：00～15：30）
第1分科会 子どもの人権
第1分科会では、子どもたち一人ひとりの人権が守られ、自分らしく生きることができるために、学校・家庭・地域で、私たちが出来ることは何かを考えました。
とりわけ「子どもの貧困」に焦点をあて、生田武志さん（「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」共同代表）に、子どもの人権および将来の可能性を守ることについて講演していただきました。
第2分科会 男女共同参画
第2分科会では、女性が活躍できる社会とはどのような社会なのか考えながら、竹安栄子さん（京都女子大学特命副学長 地域連携研究センター長）に講演していただきました。
講演中、ワークショップを交え参加者がそれぞれの考え方の違いを感じたり共感を得るなど、身近な所から学びを深めていきました。
第3分科会 同和問題（部落差別）
第3分科会では、「部落差別解消推進法」施行を受け、インターネット上の差別をはじめとするさまざまな部落差別の解消に向けた教育・啓発をどのように取り組んでいくのかという内容で、松村元樹さん（公益財団法人反差別・人権研究所みえ 常務理事兼事務局長）に講演していただきました。
後半はで、インターネット上を中心にどのような部落差別が生じているか、それらの差別を解消する手立てや取り組み等について、松村さんをコーディネーターとして、山本登さん（鳥取県総務部人権局 人権・同和対策課 課長補佐）、下吉真二さん（部落解放・人権政策確立要求鳥取県実行委員会 事務局長）に対談していただきました。
第4分科会 災害と人権
第4分科会では、災害を人災としないために、災害時必要な支援について、山下弘彦さん（日野ボランティアネットワークコーディネーター）による講演が行われました。
災害時、誰がどういったことに困っているか（障がいのある方、高齢者等）、どうしたらお互いに助け合えるのかについて解説していただきました。
後半は、山下さんをコーディネーターとし、竹本匡吾さん（社会福祉法人地域で暮らす会 いくのさん家 代表）、大谷喜博さん（一般社団法人鳥取県手をつなぐ育成会 会長）、石破雅行さん（東部消防局八頭消防署係長）の3人による、誰もが助かるためにはどうしたらいいか？「災害時に必要な支援とは」もう一歩踏み込み、地域の取り組みについてパネルディスカッションが行われました。
第5分科会 地域における人権の取り組み
第5分科会では、河原徳良さん（中ノ郷地区人権教育推進協議会）および小谷静雄さん（明治地区人権推進協議会）に、それぞれの地域での人権教育・啓発活動の実践報告をしていただきました。
その後、その報告に基づいて研究討議が行われました。研究討議の助言者として新井良穂さん（鳥取県人権教育アドバイザー）と寺谷孝志さん（鳥取県教育委員会事務局人権教育課）より、様々なアドバイスをいただきました。
第6分科会 企業における人権の取り組み
第6分科会では谷口麻有子さん（弁護士 弁護士法人TNLAW支所 鳥取総合法律事務所所長）を講師として、セクハラ、パワハラ防止措置義務規定について解説していただき、ハラスメント発生防止のために企業がなすべき必要な対策を学びました。
その他
○開会前の様子
○フリースペースでパネル展示を行いました。 
○受付の様子
市民集会は毎年夏ごろに開催しています。
興味をもたれた方は、ぜひ来年の市民集会にご参加ください！
なお、来年の詳細につきましては、開催時期が近づきましたら鳥取市ホームページにてお知らせします。
このページに関するお問い合わせ先
電話番号：0857-30-8071
FAX番号：0857-20-3945