鳥取市

平成30年1月4日の市長年頭記者会見録登録日:

平成30年1月4日午前9時30分から、市役所本庁舎3階市政記者室

質問項目

新年を迎えて

市長
 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 年末年始、比較的穏やかな天候の中で新しい年を迎えることができました。年末には、市内で不発弾が見つかったというニュースもありましたが、鳥取市としては迅速、的確に避難所の開設等々に向けて対応させていただいたところです。
 振り返ってみますと、昨年は、市政のいろいろな課題が具体的な解決に向けて動き始めた年であったと思いますし、また、市政も着実に進展していった年であったと思います。
 いよいよ年が明けて、4月には中核市に移行することとなります。平成26年から中核市移行を表明して、県・市協議会を設立し、特に鳥取県には格別なる御理解、御協力、御支援をいただき、4月の移行を迎えることとなります。まずはこの中核市移行を円滑に進めていけるように、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
 また、庁舎整備についても、昨年、主だった工事については全て発注ができました。大事業でありますが、これからも着実に進めていきたいと思っています。
 また、鳥取市はもとより、東部圏域の喫緊の課題であった新可燃物処理施設整備事業についても、造成工事、そしていよいよ今年はプラントの発注に取り組んでいくこととなります。新処理施設稼働まで大体4年から5年かかりますけれども、この事業もしっかりと着実に進めていきたいと考えているところです。
 また、中核市移行とあわせて、連携中枢都市圏の形成も今年の大きな課題です。鳥取市はもとより、山陰東部圏域の持てる魅力や活力を最大限に生かしながら、圏域の皆さんと一緒になって将来を見据えたまちづくり、魅力ある圏域づくりにしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
 また、その一つの共通キーワード、シンボルである麒麟獅子舞の日本遺産認定についても、これからいよいよ申請等の具体的な手続が始まりますので、認定に向けてしっかりと進めていきたいと考えています。
 地方自治体を取り巻く状況は日々大きく変化しており、いろいろな課題、問題を正確に見きわめながら迅速に対応していくことが今まで以上に求められていると思います。本年は、中核市への移行を一つの契機として、皆さんと一丸となって、将来を見据えた鳥取市のまちづくりを進めていくスタートの年であると思っているところです。この平成30年が鳥取市にとって、また、市民の皆さんにとってもすばらしい年となりますことを祈念して、年頭に当たっての御挨拶にかえさせていただきたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

質問項目

2 連携中枢都市圏形成に係る今後の取り組みについて

濱田記者(日本海新聞)
 先ほど連携中枢都市圏形成のお話がありました。山陰東部圏域、中核市移行も含めて、将来を見据えたまちづくりという意味では、かなり重要な核になる話だと思うのですけれども、どの分野に一番注力されるお考えでしょうか。

市長
 一つの自治体で完結するというような取り組みは、これから少なくなっていくと思います。一例でいきますと広域観光ネットワークの形成、DMOもそうです。また、医療や福祉、そして経済の活性化、それぞれ1市5町、また1市6町のエリアの中で、自治体同士、力を合わせて進んでいく本格的なスタートの年となると考えています。さまざまな分野で取り組みを進めていきたいと思います。

濱田記者(日本海新聞)
 さまざまな分野の中でも、一番早く手をつけなければいけない分野というのは観光になりますか。

市長
 そうですね、今、具体的に進んでいるのが、DMOの立ち上げですので、観光振興については積極的に進めていきたいと思っていますし、例えば在宅医療と介護の提供、いわゆる地域包括ケアシステムの構築等についても、東部医療圏を中心に進んでいくと考えていますし、これからさまざまな分野での連携が必要になってくると考えています。

濱田記者(日本海新聞)
 観光ですと、山陰東部ということですから、もちろんジオパークの活用もということでしょうか。

市長
 そうですね、世界ジオパークネットワークの再認定の年でもありますし、ジオパークのさらなる活用、それから連携についての若干の指摘もいただいていますので、そのあたりをこれから力を入れていかなければならないと思っています。

濱田記者(日本海新聞)
 地域包括ケアのお話がありました。これ東部ということは、鳥取市だけで構築ということではなくて、県東部、もし新温泉町も入れれば、広いエリアで構築していくということでしょうか。

市長
 そうですね、このエリアは、生活圏であり医療圏であり、通勤圏、通学圏であろうかと思いますので、そのような視点で地域包括ケアシステムの構築についても取り組んでいかなければならないと思います。
 平成27年度には東部医師会さんの御協力をいただき、事務局に1市4町で、そういう組織も立ち上げているところです。

3 麒麟獅子舞を生かした日本遺産認定の取り組みについて

濱田記者(日本海新聞)
 それと、麒麟獅子舞をテーマに若干のつけ加えをして、冬の風の季節風というのをつけ加えて、今回、登録を目指されるわけですけども、今の時点での自信のほどはどうですか。

市長
 なかなか先行きが見えてこないところはありますけれども、ストーリーの組み立てについて良いものができたと考えていますので、認定に向けて、これからさらにしっかりと取り組んでいく時期に差しかかっていると思っています。

濱田記者(日本海新聞)
 自信のほどはいかがですか。

市長
 これはこちらが決めるものではありませんけれども、風をテーマにした、またストーリーの組み立てがうまくできたと思いますので、かなり期待はしています。

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