鳥取市

平成31年1月4日の市長年頭記者会見録登録日:

平成31年1月4日午前9時30分から、市役所本庁舎3階市政記者室

質問事項

新年を迎えて

市長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。

 昨年末、少し雪が降りましたが、大変穏やかな天候の中での年明けとなりました。皆様におかれましては、輝かしい希望に満ちた新春をお迎えになられたことと心よりお喜びを申し上げます。また、まずもって、市民の皆様の御多幸、御健勝を心よりお祈りを申し上げる次第です。

 今年は、御承知のように、元号も変わり、新たなる時代の幕あけとなる年であり、鳥取市にとりましても、市制130年という大変大きな節目の年でありますし、また、懸案でありました新本庁舎も竣工の運びとなり、今年はこの新本庁舎で業務をスタートする、そのような記念すべき年となります。また、昨年は、中核市に移行しますとともに、因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏を形成し、今90の連携事業がスタートしています。図書館の相互利用、また、災害時の応援等、具体的な取り組みがスタートしているところです。

 また、昨年12月には、本市も含めた全国で82の市が中枢中核都市に選定されました。そして、こちらに持ってきていますが、今日発売になります宝島社の「田舎暮らしの本」2月号で、鳥取市が3つの部門で1位にランキングされました。人口10万人以上の都市で、総合部門、若者世代部門、自然の恵み部門、この3つの部門で1位に選ばれました。大変光栄なことであると考えています。今回の受賞をこれからさまざまな広報等の場面で大いに発信していきたいと思っていますし、移住定住の促進等にも生かしていきたいと思っています。何よりも市民の皆さんとともに、このような暮らしやすいすばらしいまちであるということをいま一度共通認識し、共有していきたいと思っています。新年から大変明るい話題でよかったなと思っているところです。

 鳥取市は、これから新たなスタートの年となるわけですが、先ほど申し上げましたように、全国82市の中の中枢中核都市となります。国の地方創生の新たな支援策も提示されてくると思っていますので、そういったことを最大限活用しながら、また、鳥取市の、そして、この圏域の色々な可能性や地域資源、すばらしいものがたくさんあると思いますがそれらを最大限生かしながら、大いにこれから前進していきたいと、そのようなスタートの年であると認識しているところです。

 また、一方で、昨年は非常に自然災害が多発した年であったと思っています。その都度、職員一丸となって迅速、的確な対応をしてきましたし、また、鳥取市の対応はもとより、甚大な被害が発生した自治体の支援等についても、並行して積極的に取り組んできました。非常に困難な任務であったと思いますが、それぞれ職員が一人一人それを的確に実施してきたところです。今年は、こういったことも一つの教訓として、さらなる地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えています。新しい庁舎もその防災の最たる拠点として機能していくことになると思っていますので、この新本庁舎竣工とあわせて、鳥取市の地域防災力、さらに総合的に高めていきたいと思っています。色々困難な課題がたくさんまた出てくると思いますが、しっかり向き合って着実にそれらに取り組んでまいりたいと、そのような話を職員にも先ほど話したところです。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

質問項目

1 「住みたい田舎」ベストランキング1位について

齋尾記者(山陰放送)

 ランキングについてですが、2年ぶりの総合部門1位ということで、最初に聞かれたときの率直なお気持ちと、あと、今年から体験ツアーをいわゆる麒麟のまちで、1市6町でされていますが、今後の取り組みについてお伺いいたします。

市長

 まず、この知らせを受けたときについて、ベストテン入りをずっと果たしてきているのですが、1位に返り咲いたということと、何よりも3つの部門で1位を受賞したということが大変すばらしいことだなと改めて思っています。これまでこつこつと全庁一丸となって色々な取り組みを進めてきました。移住定住の促進についても、全国に先駆けていち早く、平成18年9月には専用の相談窓口を開設して力を入れてきました。そのようなことが実を結んだのではないかと思っていますし、何よりもこの鳥取市、それから、この圏域の豊かな資源がたくさんあるということを情報発信できたのではないかと思います。また、子育て支援策等についても先進的な取り組みをしていこうと現在に至っていますが、そういった面が評価された、その結果ではないかと思っています。

 今後は、先ほど90の事業を、この連携中枢都市圏で展開していくと、そのスタートをしたということを申し上げましたが、これに加えて、今後もさまざまなこの圏域での取り組みが出てくると思っていますので、随時そういうものも今年、来年、位置づけてしっかりと取り組んでいきたいと思っています。また、この圏域でさらなる連携強化を図っていきたいと思っています。インバウンドも2,000万から3,000万の世界に変わってきたということですので、外国人観光客の皆さんもこの圏域にたくさんお越しいただけるように、そういう取り組みも具体的に取り組んでいきたいと思っています。これはDMOとも連携しながら取り組んでいくことになりますが、そのような年にしていきたいと思っています。

濱田記者(日本海新聞)

 先ほどの「住みたい田舎」ベストランキングで重ねて質問ですが、先ほど市長から圏域での取り組みもというお話がありました。やはり鳥取市単独ではなくて、圏域と一緒にPRできることがあるからこそ、市の魅力が評価されているというふうにお考えですか。

市長

 そうですね。やはり近隣の自治体とも仲よくする、連携を図っていく。そのようなことが住みやすさにつながっていくと思っていますし、また、一つの自治体で完結するということは将来、そんなに多くないと思っています。お互いに補っていく、補完をしていく、持ち味を生かしていく。観光振興等についても、広域観光ネットワークを形成して、一つの観光資源だけでなく、複数のものを組み合わせることによって、またさらなる魅力や価値が生まれていく、そのような発想に立つべきだと思っていますので、これからもこの圏域で力を合わせて、色々な分野で取り組んでいきたいと思います。

濱田記者(日本海新聞)

 今回の、ベストランキング3冠というのも、少なからず圏域の皆さんのお力もあったと。

市長

 そうですね。そのように私は考えています。

阿部記者(毎日新聞)

 子育てのほうでも1位をとられて、先ほど先進的な取り組みが評価されたのではないかとお話しされていたのですが、例えばどういうことが評価されたと。

市長

 具体的には保育料の軽減策を取り組んできたということと、それから、鳥取市は、結婚、妊娠、出産、子育てを、一貫して切れ目のない支援を行っていこうという考え方で、単発的なことではなく、それぞれのライフステージで本当に住みやすいな、よかったなと感じていただけるような取り組みを総合的に展開してきているところです。個別にこれがということではなく、色々な取り組みをしてきており、切れ目のない支援策、そのあたりを評価していただければと思います。

阿部記者(毎日新聞)

 例えば相談窓口を新たに設けたり、そういうところもということですか。

市長

 そうですね。

2 今後の取り組みについて

今泉記者(時事通信社)

 年が明けて2019年ですが、この年をどういうふうな年にしたいか、来年度の話も含めて、新たに取り組みたいこととか、力を入れたいことがあったら教えてください。

市長

 先ほども申し上げましたことと少し重なるのですが、元号も変わって、新たなる時代が幕あけをする、そのような年でありますし、本市は、明治22年10月1日に市制を施行してから130年という大変大きな節目の年であります。平成の合併をしてから15年という、これまた節目の年であります。そして、10月、11月には新本庁舎での業務もスタートするという記念すべき年となりますので、新しい時代に向かって鳥取市もさらに新たなスタートをしていく、そういった年に位置づけられると思っています。懸案事項も着実に解決に向かって動いてきていますので、これから鳥取市の持ち味、よさをしっかり生かしながら、まちづくりに取り組んでいくという年でありますし、来年も具体的にそれをさらに進めていくと、そういった年になると考えています。人口減少や少子高齢化という大変困難な課題が今、鳥取市はもとより、全国の自治体の大きな課題となっていますが、そういったことにしっかりと向き合って、一つ一つ着実に取り組んでいくことで、鳥取市の明るい未来、将来がこれから開けてくると、このような思いを持っていますので、そういった思いを職員の皆さんとも共有しながら、一つ一つ力強く取り組んでいきたいと思っています。

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