「食」について振り返ってみませんか?

6月は食育月間

家庭からはじまる食育の輪
問い合せ さざんか会館中央保健センター食育推進係電話0857-20-3192ファクス0857-20-3199
平成17年6月の「食育基本法」成立にあわせ、国は6月を「食育月間」に設定しました。法の中で、食育とは「さまざまな経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」としています。

本市の取り組み

本市では、バランスのとれた食習慣の定着や、地域の特色を活かした食生活の体験、実践など、「食」を通じ、生涯にわたっていきいきと元気に暮らすことができるよう、「第2次鳥取市食育推進計画・食育推進事業実施計画」を策定し、充実した食育の推進に取り組んでいます。(推進期間 平成28年度~令和2年度)

ストップ!甘い飲み物!

図1 甘いものを飲む頻度

計画の基本方針のひとつである「すべての年代において健康的な食習慣を身につける」では、「甘い飲み物を飲まない子どもを増やす」ことを取り組みのひとつとしています。

計画策定にあたり行ったアンケート調査では、本市の幼児が甘いものを飲む頻度は、1歳6か月児で「1日1~2回」「1日3回以上」をあわせると44%、3歳児では53%と約半数という状況でした【図1】。また、成人では、約半数以上が週3回以上砂糖入りの飲み物を飲む習慣がありました。

これらの現状を踏まえて、甘い飲み物に含まれる糖分をスティックシュガーの本数に換算したパネルや配布物を作成し、イベント、健康教室、相談などのさまざまな機会を通して、飲む量や頻度が多くなることによる体内での影響や、習慣化することによる将来の健康への影響を説明するなど、継続して啓発を行っています。

特に乳幼児の保護者には、離乳食講習会や乳幼児の健診などで、お子さんが中学生や高校生になり自分で飲み物を購入するときに何を選ぶかは、子どものときからの食習慣が決め手になることを伝え、保護者や家族で日頃の食生活を振り返る機会につなげています。

食育の重要性

私たちを取り巻く社会情勢がめまぐるしく変化していく中、不規則な食事や栄養の偏り、それに伴う生活習慣病の増加をはじめ、食に関するさまざまな課題がみられる現在だからこそ、生涯を通じた食育が非常に重要な役割を担っています。今一度、毎日の食事や食習慣をはじめ、「食」について考えてみてはいかがでしょうか。

「ビックリ!この飲料水にこれだけの糖分があるんだ…」