鳥取市

令和元年7月5日の市長定例記者会見録登録日:

令和元年7月5日午前10時00分から、市役所本庁舎3階市政記者室

会見項目

質問事項

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会見項目

1 鳥取西道路開通による沿線地域の観光施設入込状況について

市長

 5月12日に山陰道鳥取西道路が開通して、約1カ月半が経過しました。沿線での影響等について、まず、観光施設の入り込み客数ですが、西道路の供用開始により、吉岡温泉一ノ湯、また、鹿野そば道場、青谷上寺地遺跡展示館等では、昨年同時期比でかなりたくさんの方に来ていただき、入り込み客数が全体として増えています。また一方で、道の駅神話の里白うさぎでは、5月13日から6月30日の入り込み客数の昨年比が約23%減少するといった、西道路供用開始の影響も出ています。また、先月30日日曜日にオープンした鳥取市で3カ所目となる、道の駅西いなば気楽里の入り込み客数ですが、オープン後も多くの皆様に御利用いただいており、7月に入っても4,000人前後で利用客数が推移していて、我々が考えていた以上にかなりたくさんの方にお越しいただいてにぎわっている状況です。なお、先ほど申し上げたように、神話の里白うさぎの入り込み客数が減少していますので、オンシーズンである7月中に指定管理者と地元の観光協会が連携したイベントを予定していただいています。色々な取り組みによって、この神話の里白うさぎにもたくさんの方にお越しいただけるようにしていきたいと思っています。何よりも、西道路供用開始によるストック効果を最大限発揮していけるように、しっかり関係機関等とも連携して取り組んでいきたいと考えています。

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2 出ました「とっとりまちづくりファンド」投資第1号!!
~新規創業支援及び鳥取市リノベーションまちづくりの推進~

市長

 本市と株式会社鳥取銀行、鳥取信用金庫、この3者で中心市街地や総合支所周辺のいわゆる地域生活拠点で遊休不動産等をリノベーションして、まちの魅力向上に資する事業を起業または創業される事業者の支援を行うことを目的として、本年2月に共同出資によりとっとりまちづくりファンドを設立したところですが、この1号案件として、株式会社AKARI BREWINGが投資額1,100万円でクラフトビール専門のビアバーを開店されます。鳥取駅前サンロード内に空き店舗があり、この空き店舗をリノベーションしてビアバーを開店されるということで、駅周辺の再生、にぎわいの創出に大いに期待しています。オープンは来月、8月2日を予定しています。もともとこの株式会社AKARI BREWINGは、鹿野町でまちおこしの活動をしていますが、鹿野町だけではなく、鳥取駅前の中心市街地でもこういったまちづくりファンドを活用した取り組みをこれから進めていくということです。大いに期待させていただきたいと思いますし、第2号、第3号がこれから出てくることも期待しています。

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3 鳥取市シティセールス インターネット放送番組
 「今夜くらいトットリの話を聞いてくれないか‐麒麟のまち拡大版‐」
― 第1回放送の公開収録を行います! ―

市長 

 鳥取市のシティセールスインターネット放送番組「今夜くらいトットリの話を聞いてくれないか」は、昨年度6回にわたり放送を行いました。今月1日時点での合計視聴回数は4万2,639回で、1回あたりの放送に換算すると7,106回ということで、同様のインターネット放送では、かなり健闘している視聴回数ではないかと分析しています。今年度はこれを鳥取市だけではなく麒麟のまち圏域で行い、圏域6町の魅力についても、このインターネット番組で取り上げていきます。第1回の放送の公開収録を7月9日火曜日、因幡万葉歴史館の伝承館にて、午後3時から4時の1時間で行います。テーマは、今回日本遺産に登録認定された麒麟獅子舞を予定していて、この麒麟獅子舞に携わっている皆さんそれぞれのお立場から、これまでの活動、また、この麒麟獅子舞にかける思い等をお話していただきたいと思っています。また、兵庫県立浜坂高校の麒麟獅子舞サークルの皆様には、麒麟獅子舞を御披露いただきたいと思っています。配信は7月31日水曜日、午後7時よりインターネット上で配信し、今年度は7月、9月、11月、1月、2月、3月の最終水曜日に放送を行う予定です。いずれもこの麒麟のまち圏域でのテーマを取り上げていきたいと考えています。

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4 園外保育のルート点検について

市長 

 本年5月に発生した大津市での事故を受けての園外保育のルート点検について、県から依頼があり、結果については5月31日に危険箇所等について県に報告しているところですが、この点検の結果、鳥取市においては、市道約180カ所で危険箇所があるということが判明しました。また、先月18日付の国からの通知を受けて、鳥取市ではこれらの危険箇所を、道路管理者、警察、施設、そして鳥取市はこども家庭課が所管になりますが、こういった関係機関と合同で現地の点検を進めていくこととしています。現在日程調整を行っていて、実際の合同点検は8月、9月、この夏の期間にそれぞれの箇所を点検していくこととしています。その結果をまとめて、国に10月末には報告することとしていますが、市道については緊急度の高いところから順次対応していきたいと考えています。園外保育等については、何よりも園児の皆様の安全確保を第一として、それぞれ各園で取り組んでいただくこととしています。あわせて、このルート点検についても速やかに行い、対応していきたいと考えています。

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質問項目

5 鳥取西道路開通による沿線地域の影響について

桝井記者(山陰中央新報)

 西道路のことを教えてください。詳しいデータをありがとうございます。一つは、この沿線の増え方や、白兎の道の駅の減り方など、これは想定の範囲内だったのでしょうか。

市長

 数字まではそこまで想定し切っていませんでしたが、恐らく白兎の道の駅のほうは少し減少するであろうとは予測していました。それが23%ということで、もう少し長い期間で比較していきたいと思いますし、何よりも早い段階で色々なイベント等を計画することによって、入り込み客数をこれ以上減少しないようにすることが肝要ではないかと思っていますが、入り込み客数が少し減るのかなと、そういう意味では想定内の数字と受けとめています。また、増えるほうについては、これは恐らくストック効果といいますか、山陰道鳥取西道路の整備効果を大いに期待していましたので、数字の色々なばらつきはありますが、増えていくことは予想の範囲内でした。

桝井記者(山陰中央新報)

 やはりこのばらつきがありますと、こうやって増えているというのは当然いいことだと受けとめていらっしゃると思うのですが。

市長

 まだまだこれからだと思っています。6月30日に道の駅がオープンし、現在は多くの皆様に御利用いただいている、数字的もそのような状況ですが、まさにこれから引き続き多くの皆様に御利用いただけるように、そして、道の駅を一つの拠点として、周辺の観光地等にも多くの皆様にお越しいただけるような仕掛けが必要ではないかと思っています。

桝井記者(山陰中央新報)

 白兎のほうは減るだろうというのは皆さん予想していて、この西道路から何かうまいぐあいに白兎のほうに誘導するようなことができたらと思いますが。

市長

 そうですね。アクセス道路については、これは県道になると思いますが、以前から白兎のところの鉄道の高架部分からなかなかアクセスしにくいのではないかと、道路改良等が必要ではないかという話もありました。こういったこともこれから取り組んでいかなければならないと思っていますし、この西道路から白兎のほうにどのようにアクセスしていくかといったことも非常にこれから重要になってくると思っていますので、県等と連携して、アクセス道路の整備等、鳥取市としても進めていきたいと思います。

桝井記者(山陰中央新報)

 アクセス道路整備なども検討していかれるおつもりと。

市長

 そうですね、既に検討、研究はしているのですが、供用開始後の入り込み客数の動向等も踏まえて、やはりそういう道路整備等は必要ではないかと思っていますので、これはこれから県とも一緒になって進めていければいいなと思っています。

浜田記者(日本海新聞)

 関連して、国道9号の交通量が平日4割減、休日5割減ということで、それが結果として白兎の道の駅の入り込み客数が減っているということだと思うのですが、利用者の目から見たときに、そこに止まらないから西道路を使っている人が多いと思うので、アクセス道を整備しても降りてくる人というのはちょっと限定的かなと思っています。それよりも、4割とか5割減っているという、その交通量が減ったことを生かして、例えばオートバイに乗って走ること自体を楽しむ人だとか、走ることが目的の道路の利用者というのを呼び込むような活用策のほうが有効なのではないかなと思いますが、その辺を呼び込むような手だてとか、そういうことは考えていらっしゃいますか。

市長

 やはり白兎の道の駅周辺は、白兎海岸ということで観光スポットでもありますので、これはこれとして、さらに情報発信していくことが必要であると思っています。大体5割から6割ぐらい、国道9号から山陰道に車両の動きがあったということで、速報値等でも6割ぐらいだったでしょうか、開通直後は約半分は西道路を通行されるようになっているということがありますので、西道路から入り込み客数を増やしていくということだけではなく、今おっしゃいましたように、全体で魅力を発信していくことが重要ではないかと私も考えています。色々な仕掛けをこれからやっていきたいと思います。

桝井記者(山陰中央新報)

 そういうことを琴浦町さんがちょうどされました。何かおもしろいですが、もともと国道沿いにある道の駅ポート赤碕のほうが、山陰道沿いにある道の駅琴の浦よりも集客力があって、もともと客層が違っていて、ポート赤碕は地元の人が大体一生懸命使っていて、琴の浦はそこを通る旅行客ということですが、何かそこにインターチェンジ的なものを新たにつくられてアクセス道路を整備されて、さらに相乗効果で人が増えるようなことをされていますが、そういったこともお考えですか。

市長

 そうですね、道路アクセス、それから地元の皆さんをターゲットにして集客していくということ、また、先ほどのロードバイクだったでしょうか、自転車等のツーリングもあると思います。色々な仕掛けをこれからトータルで考えていくことで、利用客の減少に対応していくということだと思います。

阿部記者(毎日新聞)

 西いなば気楽里について、オープンして、物珍しさじゃないですが、皆さんが結構来られると思いますが、今後何か色々な展開をしていかないと、このままの数字というのは見込めないと思うのですが、そこら辺はどう考えていらっしゃいますか。

市長

 西エリアには色々魅力的な資源等がたくさんあると思います。先ほど触れましたように、鹿野の町並み、それから、青谷上寺地遺跡等もありますし、何よりも非常にすばらしい自然がたくさんあります。道の駅から南側には鷲峰山を眺めることができるということで、景観的にもすばらしい道の駅ではないかと思いますので、そういった地域の魅力を生かし、発信しながら、安定した集客が図れるようにというのがこれからの課題ではないかと思っています。今はスタートした直後ですので、そういった物珍しさということもあるのかもしれませんが、これが続くようにということが次の課題であると考えています。

桝井記者(山陰中央新報)

 すみません、検討中ということでお話ししにくい面もあると思うのですが、アクセス道路のイメージというのは、西道路のどの辺でしょうか。近いところだと吉岡でしょうか。

市長

 いえ、今のところは、御熊・内海中・白兎の道路があるのですが、あそこがちょうど山陰線と交差していて、高さ制限があって大型車両がなかなか通行できない、ちょっとアクセスがあまりよくありません。それは、この山陰道の西道路が供用開始になるずっと以前から地元からも要望をいただいていて、県とも一緒になって対応していきたいということで、従来から取り組んでいます。いよいよこの西道路が供用開始になったということで、この事業について具体的に進めていただけるようにと我々は考えているところです。

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6 園外保育の危険箇所について

今泉記者(時事通信) 

 園外保育の点検について、市道約180カ所ということですが、今回危険箇所として上がった市道180カ所は、例えばどういう場所が多かったかということと、あと、緊急度の高い箇所から随時対応していくということですが、どういった対応を考えていますか。

市長

 例えば安全確保の面で、歩道が狭いとか、通行するのに問題があるなど、箇所によって色々です。ガードレール等が必要な箇所もあるでしょうし、それから歩道部分の幅員が狭いというところもあります。歩道がないというところ、それから、段差があるというのもありますし、転落防止柵がないといったところもあります。さらには見通しがちょっとよくないなど、色々な種類があります。

今泉記者(時事通信)

 緊急度が高い箇所の随時対応という、その対応の仕方も何か色々ありそうな感じはします。

市長

 そうですね。例えば歩道が狭く防護柵がないということであれば、市道での話ですが、そういうものを設置するというのが対応策になると思いますし、もう一つの対応策としては、道路ではなく、そういう危険箇所については園外保育でできる限りルートとして使わないということです。まず、園児の安全確保が第一ですので、園外保育においてもそのようなことをいま一度検討することも安全対策の重要な一つとなると思います。

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7 「とっとりまちづくりファンド」と駅前のにぎわい再生について

今泉記者(時事通信)  

 まちづくりファンドについて、改めて何でこのAKARI BREWINGだったのかという、何かその特徴的な理由と、あと、先日、路線価が発表されて、鳥取県で一番路線価が高かった鳥取市の場所ではありますが、それは全国で一番低く、かつ下落が続いているという中で、駅前をどうしようかという問題もあると思います。それにあわせてこういうことを使って振興していこうというお考えだとは思うのですが、今後どういう展望をお持ちかということを教えていただきたいです。

市長

 2点お尋ねをいただいたように思います。このAKARI BREWINGさんがここにまちづくりファンドを活用して出店されるということですが、先ほど申し上げたように、従来より鹿野町で取り組みをされていて、平成29年度にビール工場をつくられました。鹿野町だけではなく、このサンロード内、中心市街地で出店されることによって、幅広く多くの皆さんにクラフトビールを楽しんでいただこうという思いで出店していただいたものと思っています。

 それから、最高路線価が先般決定されて、8年連続で県庁所在地では最下位ということですので、我々も危機感を持っています。地価の動向というのは、経済活動、商業活動等をあらわす指標の一つでもあると考えていますので、これは色々な部署がかかわってくると思います。全庁的にいま一度こういった現状をしっかり共通認識しながら、色々な対策を講じていくことになると思っていて、駅周辺の再生、中心市街地の活性化、それから、まちづくりファンドの活用等による色々な事業の支援等もあると思いますので、関係部署で危機感を持ってしっかり対応していきたいと考えています。

浜田記者(日本海新聞)

 関連して、市長、市役所新庁舎移転もあって、駅前の再開発というのは喫緊の課題になってくると思うのですが、先日のURとの協定も含めて大規模な再開発は難しいという中で、こういったリノベーションの手法を活用したまちのにぎわい再生というのは、鳥取市に向いているのではないかなというのは、お考え同じだと思うのですが、その方向としてリノベーションを活用した駅前のにぎわい再生というのは、市も力を入れてやっていくということでよろしいですか。

市長

 はい、おっしゃるとおりです。かつてのように、全国で取り組まれた駅周辺の再開発、そういった事業を大規模にやっていくというような、そういう時代ではなくなっているかなと思います。それからもう一つは、鳥取市の市街地の特性として、一画地当たりの面積が類似市などに比べて少し小さく、土地取引等もそういった影響があるということもありますので、使われていない不動産に手を加えてよみがえらせて、別の用途で活用していくリノベーションの手法を大いに活用しながら、にぎわいの再生に向けて取り組んでいくことが鳥取市のまちの特性を考えた場合にマッチしているのではないかと思っています。先般のURとの連携協定もそういったことを意図したものであり、この庁舎も間もなく移転しますので、この鳥取市の商業核である鳥取駅周辺のエリアがさらににぎわうように、これからまさに取り組んでいく、そのスタートの時期であると考えています。

浜田記者(日本海新聞)

 その動きというのは、モデルケースとして考えてらっしゃるということですか。

市長

 そうですね、はい。これからこういった事例がどんどん出てきてほしいと思いますし、また、そのような仕掛けも、この令和元年度からさらに強力に進めていきたいと思っています。

中村記者(読売新聞)

 これ、応募はここだけだったのですか。

市長

 そうですね、第1号がここということですので、まだまだ大いにこのまちづくりファンド活用していただける事例が出てくればありがたいと思います。ファンド総額は8,000万で、まだまだ十分活用していただける部分があろうかと思っていますので、こういう事例が次の、またその次のということで出てくることを期待しています。

中村記者(読売新聞)

 今のところ、動いている話はこれだけでしょうか。審査中のものはこれ以外にないでしょうか。

市長

 はい。今のところ、これがまず第1号ということで聞いています。

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