鳥取市

令和2年1月10日の市長定例記者会見録登録日:

令和2年1月10日午前10時から、鳥取市民交流センター2階コミュニティチャンネルスタジオ

 

令和2年1月10日市長定例記者会見

 

会見項目

1 令和2年 鳥取市の発展に向けて -今年の鳥取市はこんな取り組みを行います-

2 鳥取市民体育館再整備事業に係る優先交渉権者の決定について

資料1(PDF/618KB)

3 砂の美術館第12期展示経済波及効果について

資料2-1(PDF/292KB)

資料2-2(PDF/44KB)

 

質問項目

4 砂の美術館の来期の目標について

5 鳥取市民体育館再整備事業について

6 米子ー上海便の就航への期待と外国人観光客の誘客について

7 鳥取市内の高速道路網整備について

 

会見項目

1 令和2年 鳥取市の発展に向けて -今年の鳥取市はこんな取り組みを行います-

 

市長

 令和2年がスタートしました。この令和2年、2020年は、鳥取市が将来に向かって新たにスタートしていく、そのような年であると考えています。来年度予算の編成については今作業中ですが、色々な取り組みを進めていきたいと思っています。

 まず、駅南庁舎に保健所と保健センターをあわせて設置する取り組みを進めています。改修工事等が必要で、計画どおりにいくと今年の連休明けには業務が開始できると考えており、そこに向けて今、鋭意取り組みを進めているところです。

 また、男女共同参画センターについては、現在、福祉文化会館に設置していますが、鳥取大丸に移転させていただきたいと考えています。関連して、中心市街地のにぎわいの創出、活性化に向けて、さらなる取り組みを進めていきたいと考えています。

 旧市役所本庁舎跡地の活用についても、新たに検討委員会を設置するなど、本格的な検討を進めていきたいと考えています。それについては、市民の皆様から多くの御意見や御提言をいただきたいと考えていますし、鳥取市議会の御意見等も随時伺っていきたいと考えています。

 また、現在の第10次総合計画、鳥取市創生総合戦略についても、総仕上げを行う時期であり、あわせて第11次総合計画、また、鳥取市創生総合戦略を改めて策定していくこととなります。これらの計画の策定についても、多くの市民の皆様の御意見、御提言をいただいて、それを反映させながら進めていきたいと考えています。第10次総合計画にも将来像として掲げている、「いつまでも暮らしたい、誰もが暮らしたくなる、自信と誇り・夢と希望に満ちた鳥取市」、この実現に向けて一層の取り組みを進めていきたいと考えています。

 また、シティセールスについても、「SQのあるまち」のブランドスローガンのもとに新たな取り組みを進めていき、鳥取市の魅力を全国に発信、浸透させていきたいと考えています。

 そして、今年は東京オリンピック・パラリンピック開催の年であり、ジャマイカの代表選手団の事前キャンプが鳥取県で実施されることが決定していますので、鳥取市としても予算化して、しっかり取り組んでいきたいと考えています。

 

2 鳥取市民体育館再整備事業に係る優先交渉権者の決定について

 

市長

 本市で初めてとなるPFI方式を活用した鳥取市民体育館再整備を行うため、昨年の5月13日から12月3日まで、民間事業者の提案募集を行ったところ、3グループの応募をいただきました。これについては、学識経験者等7名の委員で構成する鳥取市民体育館再整備業務企画提案選定委員会で審査いただき、株式会社合人社計画研究所を代表企業とするグループを優先交渉権者として決定しました。鳥取市としては、初のPFI方式による企画提案に向けて、長期にわたり準備いただいた3グループの関係者の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 提案いただいた新たな市民体育館は、本市が示した要求水準を満たしていますし、それに加えて独自の提案も含まれたものとなっています。具体的に申し上げると、現在の市民体育館は延べ床面積2,186平方メートルですが、これとほぼ同じ広さの2,287平方メートルのアリーナを2階部分に配置し、国道53号線からスロープを使用して直接アクセスできるという提案内容で、各階へはエレベーターで移動できるなど、ユニバーサルデザインにも対応していただいています。また、多目的室、トレーニングルームをアリーナと同じ2階に配置することで、利用者の皆さんの動線にも配慮されています。また、サブアリーナや各種教室、文化活動の場等に活用ができます。このように諸室を2階にすることによって、1階のピロティー部分や国道側の多目的広場は、屋外イベントや事業者の独自イベント等、地域のにぎわいの場としても活用できる内容で提案いただいています。

 体育館の運営については、代表企業である株式会社合人社計画研究所と、全国でも多くの体育館の運営実績を有しているミズノ株式会社が中心的な役割を受け持っていただくものと考えています。このことで鳥取市のスポーツ振興、また健康増進等に大きく寄与していただける内容であると考えています。

 現在、教育委員会事務局で評価の結果の詳細について、選定委員会の審査講評とあわせて、本市の公式ウエブサイトに公開するための準備を進めています。今後の予定としては、この事業提案をもとに、基本協定、また仮契約の締結に向けて優先交渉権者と協議を行い、2月定例市議会で契約の議決をいただいて、令和5年6月の開業に向けて事業を進めていきたいと考えています。

 

3 砂の美術館第12期展示経済波及効果について

 

市長

 既にお知らせのとおり、砂の美術館第12期展示では入館者数が50万309人ということで、多くの皆様にご来館いただき、第11期展示と比較して5万1,507人増の50万人超えを達成することができました。

 アンケート調査等からも、非常に好評をいただいていて、この砂の美術館が地域経済の活性化、また、この圏域の観光振興に大きく貢献することができたと考えています。経済波及効果については、県の産業連関表をもとに算出し、117億4,000万円となりました。また、PR効果、宣伝効果については2億5,000万円の効果があったと算出しています。

 この50万人超え、また経済波及効果117億4,000万円という結果について、第12期展示は比較的天候がよかったことがありますし、大型ゴールデンウイークの10連休、年末年始の9連休、また山陰道鳥取西道路の開通効果などが、いい方向に作用したと考えています。また、指定管理者でも独自の取り組みをされたと考えていて、色々なノウハウを生かした来館者増の取り組みをしていただいた結果であると考えています。また、台湾、香港を中心としたプロモーション効果、また、鳥取駅前風紋広場のシンボル砂像としてモンスターハンターの砂像と連動したPR効果等も功を奏したのではないかと考えています。そして3Dプロジェクションマッピングについても、年末に多くの皆様に御来場いただく効果があったのではないかと考えています。次期展示の第13期「砂で世界旅行・チェコ&スロバキア編」についても50万人達成ができるように、指定管理者の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと考えています。

 

質問項目

 

4 砂の美術館の来期の目標について

 

鈴木記者(朝日新聞)

 砂の美術館について、前年より増えて、50万人を達成したということですが、最盛期だった第6期の55万人にはまだ至らないというところだと思うのですが、次の目標で、どのような人数を達成していきたいのかと、あと、その目標達成のために何が必要かとお考えになりますでしょうか。

 

市長

 まず、50万人を達成したいと考えていて、これについては、やはりPRをしっかりしていくということが、まず必要ではないかと思っていますし、また、指定管理者の皆さんが持っている色々なノウハウを最大限発揮していただくということも重要な要素ではないかと考えています。50万人をできる限り超えて、さらに増やしていきたいと思っていますし、過去、2013年4月から2014年までの第6期展示は55万人を超えました。また、その前の第5期展示も52万人で、3回目の50万人超えとなりましたが、50万人を達成できるのが一つの目標と考えていて、この山陰地方の類似施設等をみても、50万人というのは非常に立派な数字ではないかと考えていますので、これをできる限りキープできるように、これからもしっかり努めていきたいと思います。

 

5 鳥取市民体育館再整備事業について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 市民体育館のことでいくつか教えてください。一つ、ミズノさんが入っているというのはおもしろいなと思ったのですが、そのことで、若干繰り返しになるかもしれませんが特にどのような体育館になることを期待していますか。

 

市長

 先ほども少し申し上げたように、鳥取市の体育振興、また、これから高齢社会を迎えるわけですので、健康増進等に資するようなものになってほしいと考えています。ミズノさんが入っているということですが、全国で色々な事業を展開されている、そういったノウハウも、PFIということで最大限発揮していただきたいなと思っています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 このいただいた資料にも書いてありますが、鳥取市内には、県立ですがほかにも産業体育館や県民体育館などの体育館があります。それらとは違って、この鳥取市の体育館はこういう役割を果たしていくのだといったイメージがもしあればお願いします。

 

市長

 競技スポーツ等の振興もありますし、また、先ほども申し上げたように、やはり健康寿命を延ばしていく、健康保持・増進に資する体育館でありたいと考えています。また、サブアリーナ、そして色々な諸室が2階に設置されるという提案でしたので、体育以外でも色々な文化活動等の場としても活用いただけるのではないかと思っています。そういう機能は、ほかの近隣の体育館にはあまりないのではないかと思っていますし、また、災害が発生した場合の避難場所としての活用もできるのではないかと思っています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 今、最後におっしゃられたとおりだと思うのですが、ここの資料にも書いてありますが、2階に諸々のものがあって、道路も高い位置から、多分川があふれたりしても、水につからずに体育館に出入りできるという格好になると思いますので、まさに今おっしゃられたように、何かというときの避難場所にもなりますということですね。

 

市長

 そうですね、そういったことにも活用できるような提案をいただいたと考えています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 古いほうの体育館のことですが、長い間市民に親しまれていた体育館だと思うのですが、何かお別れ的な、何か記念的なことは考えていますか。

 

市長

 いや、今のところ具体的には考えていません。今年の年末をもって現市民体育館の供用は終了させていただきたいと考えています。その後、令和3年の年明けになると思いますが解体撤去して、計画では令和5年6月あたりの供用開始ということですので、いよいよ今年限りで長年ご利用いただいたこの現市民体育館の供用を終了するということになります。現段階では具体的にセレモニー的なことは考えていませんが、長年多くの皆さんにご活用いただいたことに、まず感謝申し上げたいと思います。

 

6 米子ー上海便の就航への期待と外国人観光客の誘客について

 

田村記者(読売新聞)

 明日1月11日、米子-上海便が就航しますが、鳥取市にとって期待することと、あと、県西部では、米子市はタクシーなど二次交通の補助など、色々な誘客に向けた施策があるのですが、鳥取市でも何かお考えはありますか。

 

市長

 大いにインバウンド、外国からの観光客の増加を期待したいと思いますし、その一つの弾みになっていくと考えています。例えば多言語対応等もソフトを開発したり、上海便の対応はもとよりですが、外国人観光客の皆さんに快適に、鳥取市はもとよりこの圏域で観光していただけるような対応は引き続きしていきたいと思います。タクシーの助成や、それから多言語対応等もあります。

 

田村記者(読売新聞)

 多言語対応は、例えば案内板などの多言語対応とか、そういうところでしょうか。

 

市長

 そういうサインもですし、外国語に翻訳するソフトウエアを開発していて、タクシー、あるいは宿泊施設等でもご活用いただいています。言語がコミュニケーションをとるのにネックになる場合もありますので、そういったことを解消して、快適に観光客の皆さんも、対応していただく皆さんもコミュニケーションがとれるように開発したソフトウエアが、大いにこれから力を発揮していくのではないかと思っています。

 

田村記者(読売新聞)

 どれぐらいの効果というか、例えば買い物に来られる方も増えるかと思うのですが、何かインバウンドによる経済効果的なものというのはどのように考えていますか。

 

市長

 具体的な数値で計算はしていませんが、かつての爆買いのようなことは少し変わってきていますが、色々な買い物をしていただいたり、消費をしていただくことによる経済効果は大きなものがあると期待させていただいています。

 

田村記者(読売新聞)

 インバウンドもそうですが、アウトバウンドのほうでも課題というのがあって、よく言われるのが、ビジネス利用をいかに増やすかという部分です。結構県でも考えていますが、鳥取市のほうでもどうですか、市内にいくつか中国に拠点がある企業さんとかありますが。

 

市長

 そういう企業もあります。ですので、やはりアウトバウンド、こちらから出向いていくことが安定的に行われていくことによって、チャーター便や定期便が安定的に就航していただけるということになりますので、インバウンドだけではなく、ビジネスを含め、観光等、こちらから出向いていくことも非常に重要な部分だと考えています。

 

田村記者(読売新聞)

 国際線でいうと、県西部のほうばかり盛り上がっているような感じで、鳥取空港も何か、台湾のチャーター便が定期便になるかどうかはありますが、市としても何か定期便に向けた動きというのはありますか。

 

市長

 鳥取空港利用促進協議会等もありますので、鳥取市としても一緒になって、多くの皆さんに来ていただけるように、安定的な搭乗率が達成できるようにという取り組みは引き続き行っていく必要があると思っています。どうしても空港の機能等が米子空港とは違います。滑走路が2,500と2,000という違いや、機材の就航可能な部分に違いがあったりということもありますが、鳥取空港のよさというのもあると思います。市街地に比較的近く、アクセスが非常にいいということと、この山陰東部圏域の非常に重要な役割、機能を果たしている空港だと考えていますので、鳥取市としても近隣の自治体、あるいは県とも連携しながら、しっかり取り組んでいく必要があると思います。

 

7 鳥取市内の高速道路網整備について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 高速道路の南北線のことで、実際にできるのはまだ先だと思うのですが、あれができると、要するに鳥取市の市内の高速道路網が完成して、先ほどの飛行機の話でもよいですが、東京便の搭乗率も安定的に確保できるのではないかと、以前、市長がおっしゃっていたのを思い出しました。要するに鳥取市の経済圏が多分広がるということになり、そしたら飛行機の話もそうでしょうし、それこそ昔から言われている、鳥取にはスケート場がないとか、シネマコンプレックスがないなどと言われていることも、何かいいことが起きたりする期待があるのでしょうか。

 

市長

 やはり南北線というのは3つの高速道路の結節点でつながるという、非常に重要な部分です。具体的に3つのルートが帯状で示されたわけですが、一番北側のルートがいいのではないかというあたりに意見が集約されてきていますので、これから都市計画決定等の手順等もありますが、具体的にこの事業がこれから進められていくと考えています。それによって、先ほどお話をいただきましたように、この圏域が非常に広がっていくといいますか、1時間台、2時間台で行き来できるエリアが広がっていくことによって、この鳥取県東部が大体25万人圏域になりますが、それが少し広がっていくことによって、シネコン等も具体的に可能になっていくことも大いに期待したいと思います。鳥取空港も今、政策コンテストで期間限定の2年ごとで5便化が実現できているわけですが、これが継続して5便化が定着し、できれば6便化も可能になるようなことも期待したいと思いますので、そのためにも高速道路の整備が重要であると考えています。また、何よりも、生活圏を一にするこの圏域の行き来がさらに快適にできるようになるということが、非常に大きな効果であると考えています。

 

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