鳥取市

令和2年度 第2回青谷地域振興会議 登録日:

令和2年度第2回青谷地域振興会議議事概要

 

日時:令和2年7月22日(水)午後2時30分~4時50分

会場:青谷町総合支所 第2・3会議室

 

【出席委員】

高橋克己、山本誠、平尾繁幸、久野浩太郎、奥谷吉男、長谷川和郎、塩とみ子、

松岡礼子、上田洋子、大石剛史

 

【事務局】

見生支所長、安達副支所長兼地域振興課長(併教育委員会事務局青谷分室長)、

闥木産業建設課長、高野市民福祉課長、山口地域振興課長補佐、岡田産業建設課主幹、湯谷交通政策課長、井殿交通政策課主事

 

【日程】

1 開会

2 会長あいさつ

3 議題

(1)青谷地域の生活交通のあり方について         (資料1・資料2)

(2)青谷町版総合戦略推進状況・次期計画の策定方針について(資料3・資料4)

(3)その他

4 報告

(1)第1回地域振興会議における意見等に係る報告

(2)令和2年度地区座談会の開催について         (資料5)

(3)新型コロナウイルス感染症関係の対応について     (資料6)

(4)その他

5 その他

6 閉会

 

≪議事概要≫

議題

(1)青谷地域の生活交通のあり方について

産業建設課長より、鳥取市生活交通創生ビジョン概要と他地域での取組状況、青谷地域生活交通アンケート調査の実施について説明。

【委員】これまで生活交通について、青谷の3路線が5年~10年の間で路線の縮小や廃止の可能性があることになってきている。今後の方向性がステップごとに進んでいく中で、例えば運行形態を維持するために、どのように努めていけばいいのか、各ステップの評価基準、数字がこれから作られるのか、既にあるのか分からないが、地域住民の方が理解できるための説明会を開催していく必要がある。もしそういった利用状況や収支状況、運転者が確保できないとか、要件別に数値があるのであれば、オープンにしてほしい。

【事務局】鳥取市生活交通創生ビジョンで示している路線は、前提として運行事業者が5年先、10年先にひょっとしたら廃止せざるを得ない、検討せざるを得ない可能性があるという路線となっています。そういうことから、今年度いっぱいをかけて市としての基準を検討する予定です。

【委員】例えば、勝部線・日置線が5便あるとした場合に、一番利用の多い朝晩と昼の便を3便にするとか、便数を減らす、運行形態を変えることによる、効果はどうなのか。

【事務局】一番目に見える効果としては、運行事業者に対する運行補助金が減ってくる、運行経費がかからなくなることかと思います。朝晩利用の多い子供たちの移動を最優先に考えて、そこを大きなバスで運行し、中間を小さいバスで運行するという例がありましたが、バス会社に実態を聞くと、バスの機材繰りとして、青谷の大型バスを昼間鳥取市内へ回すというのは、実情としてはなかなか難しい面があるようです。

【委員】生活交通アンケート調査票について、外出先の質問に通院先の医院名称まで記載しないといけないように読み取れるが、青谷とか鳥取とか目的地名の記載でいいのではないか。書きやすい方がいいと思うので検討してほしい。

【事務局】まだ素案の状態で、市内部でも検討しているところですので、いくつか変更も出てくると思います。

【委員】町民には最後のアンケートというくらいに真剣に書いていただきたいと思う。本当のことを書いていただき、集計した方が検討委員会に役立つと思うので、真剣な回答を期待している。

【事務局】調査票には依頼文書を添付するので、青谷の路線図とか、運行状況から廃止の可能性がある等のことを記載した上で、将来のことを考えて記載してほしい旨を説明文に入れる予定としています。

【委員】事前にこの先重要なアンケートであることを私たちが知るために、軽い感じのアンケートにならないような工夫をした方がいいと思う。「料金をいくらまで支払ってもいいか」との質問で、自分の住んでいる地区から青谷駅までならどれくらい払いますかとか、鳥取駅までどれくらいですかといった、基準がある方が答えやすいと思う。

【事務局】今の質問項目で考えているのは、青谷地域で、共助交通で走らせる範囲内を想定しています。共助交通に移行した場合に、他地域では一般的に一律の料金を設定されており、アンケートの意図として、料金設定したときに何人くらい乗っていただけそうなのか考える目安としているものです。今後の運行形態を検討する上で、料金設定として妥当な額はどれくらいか、料金設定によって利用者が少なくなってしまわないかといったところを読み取るための資料とすることを考えています。

【委員】最後に個人情報質問があるが、最初に出てくるのが一般的というイメージがあるが、何か意図があるのか。

【事務局】他地域で実施されるアンケートの様式を引用しているもので、支所内部でも同様の意見もあり、見直したいと思います。

【委員】子どもの通学方法として、スクールバスを置かない代わりに路線バスを使用する条件で、小学校統合当時に、路線バス利用が始まったと思っているが、いきなり廃止に備える目的でアンケート調査をされると、保護者も驚くのではないかと心配される。

【事務局】昨年度、園長・校長会では、公共交通についてお話をしています。PTA役員の範囲には伝わっていると思います。

【会長】乗車率が上がれば少し変わってくると思われますので、委員のみなさんの方でも啓発・啓蒙していただけると有難いと思います。

 

産業建設課長より資料(2)青谷地域生活交通協議会の設置・スケジュールについて説明。

【委員】生活交通の検討結果を出すのは、早くても2~3年後と思っていたが、今年度に具体的な話をするのは早急過ぎる。アンケートを実施してから1年くらいは検討して、新しい運行方法に移行するのは、令和4年からというくらいがいいと思う。なぜ急ぐのか。

【事務局】まずアンケートをしてみて、どのような利用や要望があって、また、今の実態がどうなのかということが基本になります。5年後に廃止検討対象になっている日置線と勝部線が、すぐに廃止という話とは結び付かないのですが、路線バスを廃止しようと思うと、事業者は最短で6か月あればできます。今検討を始めるのは、いざというときの準備という意味合いが強いと思っています。

今年に入って、新型コロナで旅行や移動の自粛があり、いろいろな企業が打撃を受け、景気も悪くなっています。バス会社も影響を直に受けており、一気に収益が悪くなると、バス事業者も5年後と言っていた話が、早まる可能性もなくはないと思われます。青谷の場合は、現在何も考えていない状態で、半年後に路線を廃止することになったとすると、子どもの通学をどうするかが大きな問題となります。そのあたりの想定を、スクールバスにするのか、あるいは市町村有償バスにするのか、早めに第1弾の対応として決めておく必要があると思っています。一番肝心な通学の確保は欠かせませんし、このスケジュールで検討した形が最良として決定にならないかも知れません。まずはバスが途切れないよう対応するために、最短での期間を想定したスケジュールを作っています。

【会長】環境の変化で早急な検討ということも分かるが、あまり早すぎると住民のコンセンサスが取れず、住民の不安をあおることも考えられるので、鋭意検討をして、協議会等でしっかりと練ってほしいと思います。

 

(2)青谷町版総合戦略推進状況・次期計画の策定方針について

地域振興課長より令和元年度第8回会議説明以降の推進計画進捗変更部分について説明

【委員】夏泊朝市のことについて、支所としても様子を見ているとのことだったが、その後の進捗状況、再開の見込みはあるのか。地域おこし協力隊員が研修を3月に終了したということだが、その後の状況を教えてほしい。

【事務局】協力隊員の方は、しいたけ栽培の後継者として研修を行っておられましたが、本人の都合により、今年の3月までで今その後の活動を辞退されました。既に県外転出され、別の道に進まれていると思います。また、夏泊朝市の件は、漁協に確認したところ、今年度については、以前やっていたような平日午前中毎日という形の朝市は実施できないとして、再開はないということを確認しています。漁協のホームページにもその旨が掲載されています。来年度以降については、今は分かりません。

【委員】県外にも夏泊朝市が知れ渡ってきたという気がしている。市、総合支所の方で、何か支援する方策はないのか。

【事務局】漁協の内部事情ですので、市で補助等の支援を行うことは難しいと考えています。もし再開していただけるなら、できる限り協力していきたいと思っています。

【委員】「地域コミュニティを核とした人づくり」について、地域のリーダーを育てる大変なことだと認識しているが、新型コロナウイルスの関係で年度末から年度当初に、各地区の公民館やまちづくり協議会などが、自分たちがどのように動いたらいいか、判断がつきにくい状況があった。判断できる人材を作ることは、共助交通のこともあり、大事なことだと思っている。地域の人材発掘をどういう形で具体的に進めていくのか、青谷町全体で人づくりを進めていく必要があると思っている。それと、「ふわっとカフェの会を立ち上げ4月から月2回実施する」とあるが、その後の状況はどうか。

【事務局】「ふわっとカフェ」(※注)の状況ですが、月2回運営することとしています。運営については、民間の方が組織を作り、支所職員は協力する形で関わっています。新型コロナの関係で、4月に設置してからずっとお休みしており、7月から再開しています。今は時間を短縮して、毎月第2、4金曜日の午後2時30分から4時30分まで、3密を避けることや、手洗い徹底などの対策に気を付けながら実施しています。口コミで運営スタッフや利用者は増えていますが、今後、新型コロナウイルス感染症予防対策の中でどのように運営するか検討しているところです。

(※注)ふわっとカフェ:今年4月に、精神障がいのある方や引きこもりの方等の居場所として、青谷町駅前にオープンしたカフェ。運営は、地域の方が中心となって組織された「ふわっとカフェの会」が行っています。        

【事務局】地域コミュニティの人づくりについて意見をいただきましたが、新市域振興ビジョンの推進計画でも、リーダーの育成が必要であるとして、今年度は各地区のまちづくり協議会と情報交換を行った上で、現状や課題を把握し検討することとしています。

【委員】地域創造学校の現状について、「運営協議会がフォーラムや講演会などを実施」とされているが、フォーラムや講演会は5年前に終わっている。現在は、学校行事や学習活動などに参加して、子どもの成長を見守ることが、主な運営協議会の事業となっており、記載をそのように修正してほしい。

【会長】そこの記載は訂正しておいてください。

支所長より第2期青谷町版総合戦略の策定方針等について説明。

(意見等なし)

 

4 報告

(1)第1回地域振興会議における意見等に係る報告

地域振興課長より第1回地域振興会議の意見等の対応について説明。

(2)令和2年度地区座談会の開催について

地域振興課課長補佐より令和2年度地区座談会の開催方針について説明。

(意見等なし)

 

(3)コロナウイルス感染症関係の対応について

地域振興課長より新型コロナウイルス感染防止に係る青谷町支所管内の主なイベント状況等について説明。

【委員】地区運動会は中止になったが、文化祭については検討されているか。

【事務局】7月14日に青谷ブロック公民館連絡会があり、その場で運動会の中止が決定されたところですが、文化祭については地区公民館ごとに検討されると思います。

【委員】今後開催する可能性があるイベントの中で、あおいちでは、不特定の人が出入りしたり食べ物の販売があったりするものがあると思うが、開催の判断基準は何かあるのか。9月に予定されていたあおいちのイベントも、7月3日に感染者が一人出たことが大きな要因となって、中止になったのか。

【事務局】9月以降のあおいちイベントについては、出店者の希望は取らせていただいたところですが、基本的に来場者の把握ができないことがネックになってきます。不特定の方が来場され、そこで物販を行う部分が、なかなかクリアできないと考えられることから、あおいちギャラリー展示は行いますが、あおいちとしての取組は中止決定したという経過です。10月、12月の予定イベントについては、10月はウォークラリーということで、物販と切り離してもイベントとしてできることは考えたいと思っており、現時点では「検討すること」として幅をもたせた中で、実施する方向としています。同じく12月のイルミネーションについても、物販ができるかどうかということを含めて、検討していくこととしています。

 

(4)その他

地域振興課長より(1)青谷図書室の天井修繕、(2)青谷町農林漁業者トレーニングセンター屋根の修繕について説明。続けて産業建設課長より(3)スマートエネルギータウン構想推進事業の取りやめについて説明。

(意見等なし)

 

 

 

このページに関するお問い合わせ先

青谷町総合支所 地域振興課
電話番号:0857-30-8692
FAX番号:0857-85-1049

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