とっとり市報 HTML版
2020.9 No.1121

ひとりで悩まないで…〜9月10日から16日は自殺予防週間です〜

昨年度、本市では24人が自死で亡くなっています。平成23年度の59人をピークに減少傾向ですが、それでもなお20人を超えています。

悩みごとをひとりで抱え込んでしまうと、こころのバランスを崩したり、「うつ」などさまざまな不調を引き起こすことにつながります。「こころの健康」について考え、気づき、見守り、地域で支え合うまちを目ざしましょう。

  • 駅南庁舎心の健康支援室
  • 0857-22-5616
  • 0857-20-3962

自死の要因

自死には、健康問題や経済・生活の問題などさまざまな要因が複雑に関係していると言われています。なかでも、うつ病が自死の要因として特に関係があることが明らかになっています。

こころの不調に気づくために

うつ病もほかの疾患と同じく早期発見が大切ですが、周りや本人でさえ、不調に気づかないことがあります。

うつ病かどうか区別するためのポイントは「睡眠」です。うつ病の人の90%以上に不眠があるという報告があります。2週間以上続く不眠は、うつ病の一つのサインです。

また、新型コロナウイルスがまん延する状況では、不安やストレス、恐怖、不眠など、心や体にさまざまな変化が起こりやすいと考えられています。次のような症状があれば、「こころの健康」が崩れている可能性があります。
ひとりで悩まず周りの人に相談しましょう。

  • 体がだるく、疲れやすい
  • 気分が沈んだり、気分が重くなる
  • ものごとを悪い方にばかり考える
  • 好きだったことにもやる気が出ない
  • 眠れない日が続く
  • 食欲の低下、おいしく食べられない
  • 飲酒量が増える
  • 不安やゆううつを感じる
  • 死にたいと考える
こころの相談窓口
(月〜金 8:30〜17:15)
鳥取市保健所心の健康支援室 ☎0857-22-5616
鳥取東保健センター ☎0857-25-5008
鳥取市各総合支所市民福祉課 健康・病院ページ参照
鳥取県立精神保健福祉センター ☎0857-21-3031

鳥取いのちの電話 第27期電話相談員養成講座受講生募集

「いのちの電話」は身近に相談できる人がなく、孤独の中にいる人たちと電話を通して相談相手になっていこうとする市民のボランティア活動です。相談員は無報酬のボランティアです。

養成期間:
令和2年10月5日(月)から約1年間とインターン期間5カ月
日時:
毎週月曜日18:30~20:30
会場:
高齢者福祉センター(富安二丁目)
受講資格:
23才以上の人で「いのちの電話」の趣旨に賛同し、積極的に参加できる人
受講料:
2万円(一泊研修費含む)
募集期間:
9月15日(火)まで ※申込書はホームページからダウンロードまたは事務局にご請求ください