鳥取市

令和2年10月9日市長定例記者会見録登録日:

令和2年10月9日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

※会見の映像はこちら(※外部サイトYouTubeにリンクします)

 

令和2年10月9日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 観光需要の回復に向け、砂の美術館の会期を延長します!

資料1(PDF/161KB)

2 福祉文化会館での地域食堂「にじいろcafé」の開設セレモニーについて

資料2(PDF/133KB)

質問項目

3 砂の美術館の会期延長について

4 銃乱射予告について

5 押印廃止について

6 来年度の当初予算について

7 旧本庁舎跡地活用の意見交換について 

 

はじめに

 

市長

 台風14号が今こちらに接近しています。鳥取市としてもしっかり対応していくため、昨日、災害警戒庁内連絡会議を17時30分から開催し、事前対応を含めて態勢を整えたところです。暴風域がこちらに近づく可能性は少し低いということですが、警報が発令される可能性も考えて、最接近する明日を中心にしっかりと備えをしていきます。

 また、9月議会が10月6日に閉会となりました。特にこの9月議会では、例年、前年度の決算の審査をいただいており、御審議いただき、認定いただいたわけですが、色々な指摘事項等もありましたので、こういったことも踏まえて、来年度の予算編成等に反映させていきたいと考えています。

 また、既に御承知かと思いますが、銃乱射予告がメールで送信され、12時30分に鳥取大学にトラックをぶつけるという内容、また、13時30分にこの市役所でライフルを乱射し、野犬を放すといった内容のメールが届いています。これに対する対応には色々な選択があると思いますが、予告されている13時30分の前後1時間ずつ、12時30分から14時30分までの間については、鳥取市役所各庁舎の出入口等を閉鎖して対応したいと思います。あわせて警察署に巡回等の協力をいただき、しっかり対応していきたいと考えています。

 それから、旧本庁舎跡地活用に関する市民の皆さんの意見をしっかり把握していくため、各団体との意見交換会、市民ワークショップ、ストリートミーティングなどを今月から順次始めていきます。この跡地の利活用については、議会でも御議論いただいているところですが、市街地の貴重な公共用地ですので、広く市民の皆様から利活用についての様々な御意見を伺いたいと考えています。そういった御意見を伺っていく中で、鳥取市として一つの方向性等をお示しさせていただきたいと考えています。現在、参加者の方を募集しています。多くの皆様に御参加いただきたいと考えています。

 

会見項目

 

1 観光需要の回復に向け、砂の美術館の会期を延長します!

 

市長

 鳥取砂丘砂の美術館の会期を延長させていただきたいと思っています。コロナウイルスの関係等の影響もあり、今回は例年と違い、7月11日にオープンさせていただきました。10月8日木曜日の昨日までの入館者数は7万3,077人で、多くの皆様にこの砂像を楽しんでいただいているところです。オープンが少し遅くなったことや、「砂で世界旅行・チェコ&スロバキア編」は非常にすばらしい作品ですので、より多くの皆様に御覧いただきたく、当初の予定では令和3年1月3日まででしたが、令和3年1月31日までオープンさせていただき、メンテナンスの期間を挟んで令和3年3月1日から令和4年1月3日までということで、例年より長期間オープンさせていただきたいと思っています。メンテナンス期間には、課題であった高圧の受変電設備、キュービクルと言っていますが、3Dプロジェクションマッピング等でももう少し電力が必要だという状況もあり、このメンテナンス期間にキュービクルを整備させていただきたいと思っています。それにより、ライティング、照明の充実も図れるということで、令和3年2月中のメンテナンス期間に整備させていただきたいと考えています。このことによって、例年、春の観光シーズンに、せっかく来たけど砂像がなかったということがありましたが、1月、3月、4月、この春の観光シーズンにも開館できることになりますので、この期間にも多くの皆様にお越しいただき、楽しんでいただくことができると考えています。

 

2 福祉文化会館での地域食堂「にじいろcafé」の開設セレモニーについて

 

市長

 現在、こども食堂は鳥取市に18食堂あり、それぞれ運営していただいていますが、このたび、中心市街地の福祉文化会館に地域食堂「にじいろcafé」を開設いただくこととなりました。開設セレモニーを、10月15日11時、現地の福祉文化会館4階の交流スペースで行います。実際の定例実施は10月29日からとなりますが、中心市街地のこども食堂の一つとして、利用促進、また、にぎわいの創出にも資することができるのではないかと考えています。運営主体は地域コミュニティーらるらりらの皆さんです。実施時間は、毎週木、金曜日と、毎月第1土曜日で、いずれも11時30分から15時まで、福祉文化会館3階の調理室、また、4階の研修室や和室を活用いただきます。乳幼児から高齢者まで、誰でも参加いただけます。これからも、このこども食堂の取り組みを、鳥取市はもとより、この圏域で連携して広げていきたいと考えています。

 また、今、新型コロナウイルス感染症の終息がなかなか見込めない状況が続いていますので、こども食堂を実施、運営するに当たっては衛生管理に特に留意する必要があり、こども食堂実施のためのガイドラインを策定しています。このガイドラインに基づいて対策を講じて運営していただき、従前のようにこども食堂を運営していただいて、この取り組みの輪をさらに広げていきたいと考えています。

 

質問項目

 

3 砂の美術館の会期延長について

 

門前記者(読売新聞)

 砂美の会期延長についてですが、まず、今現在、入館制限で最大60人ということになっていると思いますが、それを緩和する予定があるのかということと、あと、この会期を延長することで入館者の見込み、もしくは目標人数などを設定していらっしゃれば教えていただければと思います。

 

市長

 まず、この感染防止のための入館制限60人について、これは引き続きこの方針で運営していくこととしています。

 また、会期中の見込み人数について、これは従前は4月から1月までで、大体50万人ぐらいを一つの目標にしていましたが、今回は、少し従来と違う開催期間となりますので、特に具体的な数値目標等は掲げていません。

 

今泉記者(時事通信)

 会期を延長するということですが、延長したものの次の会期に向けて、また砂像を造るに当たって多くの海外の方々に来てもらうことになると思うのですが、ただ、その国境の移動についてなかなか厳しい中で、どういうふうに今後、この海外の方々に頼っている部分が多くあるこの砂美で運営していくお考えでしょうか。

 

市長

 現在のところ、世界中で新型コロナウイルスが広がっている、なかなかその終息も見込めない、予見し難い状況がありますので、現段階では、また一堂に会していただくことはなかなか難しいと思っていますが、総合プロデューサーの茶圓プロデューサーから随時連絡は取っていただいている状況です。将来、そのような制作をするという時期になれば、また集まっていただけると考えていますが、やはりこの新型コロナウイルスの感染状況等をしっかり見極めて計画していくことになろうかと思っています。

 

西山記者(日本海新聞)

 砂の美術館の件で、ピーク時の入館者数、最大60人というのを引き続き継続されるということですが、先日、県のイベントの開催要件として、入場者数を例えば観客の方が声を発さない場合だったら100%以下に緩和するという方針が出ていたと思いますが、それでもこの砂の美術館に関しては緩和せずに引き続きという、その考え方をお聞かせいただきたいのと、あと、砂像がこれまでにない長期間の展示になると思うのですが、例えばところどころ補修みたいなことはされたりもするのかお聞きしたいです。

 

市長

 この60人ということに特に拘泥しているわけではありませんが、動線を人数で割って、いわゆるソーシャルディスタンスが十分確保できるのが大体60名程度という計算上の数値です。それは、数値は数値として、やはり公共施設で感染が極力発生しないように引き続き留意する必要があると判断していますので、当面はこのような考え方で入館について対応していきたいと思っていますが、先般も新型コロナ対策の認証事業所として、県に認証いただいたところですので、しっかりその辺りは現在の基準といいますか、考え方で対応できていると判断していますので、当面、そのような形で運営していくことになろうかと思っています。

 そして、例年は展示期間が4月から1月の初めまでで、少しのメンテナンス等は必要な場合もあろうかと思いますが、砂像彫刻家の皆さんや総合プロデューサーに話を聞くと、相当堅牢なもので、十分この予定している期間は大丈夫であろうという見解を確認しています。ただ、初めての長丁場の開催期間となりますので、大がかりな補修は発生しないとは思っていますが、細やかなメンテナンス等は随時必要だと考えています。

 

阿部記者(毎日新聞)

 3Dプロジェクションマッピングは、例年12月に実施していたものを今回、春のシーズンにということなのですが、では12月に実施していたものは今回されないということでしょうか。

 

市長

 そうですね、春の観光シーズンが今まで対応できていなかったと、クローズドの期間に当たっていたということ、その間に制作をしているわけですが、従来から観光需要がある春の観光シーズンですね、その辺りに行ったらいいのではないかという判断をしていて、今のところ年末の例年の時期には開催しないこととしています。

 

阿部記者(毎日新聞)

 今回、その春のシーズンにこういったことをされるのは初めてで、ちょっと挑戦的なというか、新たな取り組みということなのでしょうか。

 

市長

 そうですね、先ほども少し触れましたが、砂の美術館が開催されているということでこちらにお越しになられた方が、閉館していて残念だったなというお話も時々伺っていますので、春の観光シーズンに楽しんでいただける、その時期にやってみようということです。もう一つは、例年、イリュージョンと連動してやるという、冬の風物詩のような取り組みもありましたが、イリュージョンは今回見送るという状況もありますので、新しい考え方で春の観光シーズンにやってみようということです。

 

本田記者(NHK)

 GoToトラベルが始まり、今月1日からは東京都内からの旅行客の人も対象となりましたが、新たに加わったこの効果について、まず砂の美術館について、このGoToトラベルの効果はどのようなものがありましたでしょうか。

 

市長

 このGoToトラベルのクーポン券の利用等ですが、紙のクーポン、電子クーポン、それぞれ活用していただいていて、紙のクーポンが835枚、電子クーポンが87ということで、合計922ですか、砂の美術館でもこのGoToトラベルを活用していただいているというデータがあります。

 

本田記者(NHK)

 すみません、数字をもう一度伺ってもよろしいですか。

 

市長

 地域共通クーポンの利用施設で、砂の美術館で紙のクーポンが835、電子クーポンが87。合計しますと922ということです。

 

本田記者(NHK)

 これはいつまでのデータになりますでしょうか。

 

市長

 これは直近の、1日から7日までです。

 

本田記者(NHK)

 この枚数というのは、当初予想していた利用状況がもしあれば、それと比較してどのようでしょうか。

 

市長

 そうですね、特に砂の美術館でどれぐらい使われるかということは予想していませんでしたが、市内の観光施設等で色々活用されていると判断しています。特に目標数値があって、比較してどうかという分析はしていません。

 

本田記者(NHK)

 会期延期は、まだ今後もGoToトラベルが続くと思いますが、この観光業の回復を後押しする効果というのも市として期待といいますか、効果がこの会期延期によって、より受けられると期待していらっしゃいますでしょうか。

 

市長

 先ほども申し上げたように、春の観光シーズンに対応することができなかったというところ、新たな試み、取り組みですし、長期間、非常に内容のいい、クオリティーの高い作品ですので、多くの皆さんに楽しんでいただけるということと、砂丘観光の一つの核となる施設であると考えていますので、鳥取市はもとより、この圏域の観光振興に大きく貢献していると我々は考えています。

 

前田記者(NKT)

 春の観光シーズンに対応してやってみた結果、令和4年以降も、もし好評だった場合、会期を変えて春に実施にするなど、そういった考えは今後持たれる予定でしょうか。

 

市長

 そこまでは具体的に持ち合わせていませんが、やってみて非常に好評であれば、次の開催等どうするかということには、一つのデータとして生かしていくことはあると思います。ただ、やはり新型コロナウイルスの感染がその時点でどうなっているかということとも関わってきますので、まずは新しい期間に開館をして、どういう状況かということを見極めてみたいと思います。

 

4 銃乱射予告について

 

赤木記者(TSK)

 市長、冒頭でおっしゃられました銃乱射予告についてですが、改めて、こういったメールが来たことについて、いかがお考えでしょうか。

 

市長

 こういうことはあってはならないという思いです。ただ、実際に予告されたとおりにそういう行動を取るのか、そういうことが発生するのか分かりませんので、私たちとしては、安全確保のためにやるべきことはやっておきたいと、そのような思いです。

 

5 押印廃止について

 

今泉記者(時事通信)

 国の政権が替わり、その中の一つの目玉で行政手続の改革というのがありますが、それで、押印廃止、いわゆる脱ハンコについて、市長として、まず、どのようなお考えかということと、あと、鳥取市では「e-鳥取市役所」という電子手続のサイトもありますが、今後、脱ハンコ、押印をなくすという方向性について、現状とあわせて教えていただければと思います。

 

市長

 まず、脱ハンコといいますか、市民の皆様の利便性をさらに高めていくということですが、どうしても必要な場合もあります。法律で定められているなど、そういったことは除き、本人確認等ができれば押印は必要ない場合もありますので、その辺はできる限り少なくしていくべきだと思っていますし、また、本市においても、過去に2度、見直しをして、かなりの部分で押印は省略できるようにしてきています。特に市民課の窓口では24種類あったと思いますが、これは全て私印は押していただかなくてもいいように、改善を図っています。現在もこの国の動きに呼応して、各部局で廃止といいますか、省略できない書類があるかどうか、洗い出しを今行っています。約1,600のうちの半数ぐらいでしょうか、何とか押印が省略できるのではないかと今、洗い出しをしていますので、これからも、例えば窓口にお越しいただいて、ハンコを忘れて手続きができないということがないように、市民サービスをさらに向上させる面からも、その辺りの見直しは行っていきたいと思います。

 それから、もう一つは、やはり電子申請に移行していくという狙いもあると考えていますので、いずれにしても、市民サービスのさらなる向上という観点から、省略できるものは省略できるように今後も考えていきたいと思っています。

 

今泉記者(時事通信)

 あわせてですが、その市民サービスの向上という点で、どういうふうに具体的に利便性が上がるのかという点を教えていただければと思います。

 

市長

 まず、役所関係で手続きされる場合に、どうしても認め印を携行しておかなければならないとか、あっ、うっかり忘れたと、それでまた印鑑を取りに帰られるなど、そういうことがないようにすることで利便性が向上すると考えていますし、やはりこれからはICT技術、AI等を活用していく時代になってくると思いますので、電子申請やインターネット等で手続きしていただけるように、鳥取市も見直しをしていくことが求められていると思っています。

 

今泉記者(時事通信)

 さらに続けて、申し訳ありません。国では、法律が定める押印も含めて見直すということですが、逆に、ハンコがなくなるというか、押印がなくなることによって不便が生じるような部分はあるとお考えでしょうか。

 

市長

 特に省略できるものについては、それは不便とか、そういうことではないと思います。やはり日本の一つの文化でもあり、ハンコということで本人を確認したりということもあったのかもしれませんが、色々検討してみると、省略できるという部分もまだまだあると思いますので、何か省略することによって不便になるということはないと思います。

 

6 来年度の当初予算について

 

今泉記者(時事通信)

 来年の当初予算についてですが、税収が厳しくなるということ、市の財政も厳しくなるということが予想される中で、今の方針であるとか構想を、その財源の部分を含めてお考えがあれば、お願いいたします。

 

市長

 やはり財源の調達は、これは厳しくなると思います。1つには、これは鳥取市だけではなく、国のほう、交付税の原資となっている国税も、これは減収になると考えなければならないわけですので、国では臨時財政対策債など、そのようなもので地財計画を立てていくということになろうかと思います。鳥取市においても、やはりこの新型コロナウイルスの影響が大であり、市税も減収を見込まざるを得ないと考えています。一方で、行政需要がたくさんあります。そのようなことにもしっかり対応していくことが必要ですので、大変厳しい財政状況下ではありますが、しっかりとその辺りを対応できる予算組み、予算編成をしていきたいと、今、鋭意取り組んでいます。

 

今泉記者(時事通信)

 特に力を入れたい部分や、新たに取り組みたい部分というのはおありでしょうか。

 

市長

 そうですね、今まで取り組んできたこと、私も来年度は2期の4年度目ですので、1期から取り組んできた色々な取り組みがあります。公約に掲げさせていただいたものもあります。そういった、大げさに言えば集大成のような、そういう年度になると思っていますので、その辺りに意を用いた予算編成にしていきたいと思います。

 それから、来年度は第11次総合計画がスタートする年ですし、高齢者福祉計画、介護保険事業計画もスタートする、色々な諸計画がスタートします。また、地方創生の取り組みである創生総合戦略も、鳥取市として第2期といいますか、そのような取り組みもスタートする、色々な節目の年でもあり、非常に厳しい財政状況下にはありますが、しっかりと精査して、必要なことはできるように、予算組みをしていかなければならないと思います。

 

7 旧本庁舎跡地活用の意見交換について

 

西山記者(日本海新聞)

 冒頭おっしゃられていた旧本庁舎の跡地活用に関する意見交換会で、ストリートミーティングがいよいよ始まるということで、たくさんの色々な分野の方から意見を聞かれるとは思うのですが、市長御自身としてどのような議論を期待されているでしょうか。

 

市長

 やはり冒頭申し上げたように、この中心市街地の中のまとまった貴重な公共用地です。鳥取市も、この中心市街地の活性化に平成19年11月30日、国の認定を受けてから、今、3期目の中活計画のちょうど中間年であり、駅周辺の再生についてもこれから本格的に取り組んでいこうとしています。そういった中で、この跡地は中心市街地に位置する非常に貴重な土地ですので、将来を見据えて、どのように活用していくのがいいのかということを幅広く議論いただくプロセスを経たいと考えています。そういった中で、将来を見据えて、あのエリア、ゾーンにふさわしい活用の在り方が方向性として出てくると、そのようなことを本市としてもお示ししていく、その前提として、この意見聴取、意見交換会、ストリートミーティング等を行っていきたいと考えています。多くの皆さんの御意見いただきたいと思っています。

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