鳥取市

令和2年度 第4回青谷地域振興会議  登録日:

令和2年度第4回青谷地域振興会議議事概要

 

日時:令和2年10月22日(木)午後2時30分~4時50分

会場:青谷町総合支所 第2・3会議室

 

【出席委員】

高橋克己、長谷川英二、山本誠、平尾繁幸、久野浩太郎、奥谷吉男、長谷川和郎、浜江和恵、松岡礼子、上田洋子、大石剛史

 【事務局】

安達副支所長兼地域振興課長(併教育委員会事務局青谷分室長)、闥木産業建設課長、高野市民福祉課長、山口地域振興課長補佐、

上田創生戦略室長、古網創生戦略室企画員

 

【日程】

1 開 会

2 会長あいさつ

3 議 題 

(1)第11次鳥取市総合計画及び第2期鳥取市創生総合戦略の策定について  資料1

(2)新市域振興ビジョン推進計画進捗状況について           資料2

4 報 告

(1)公共交通のあり方についての検討状況について           資料3

(2)令和2年度地区座談会の開催について                      資料4

(3)都市再生整備計画(青谷地区)に関するアンケート調査について    資料5

5 その他

6 閉 会

≪議事概要≫

議題

(1)第11次鳥取市総合計画及び第2期鳥取市創生総合戦略の策定について

第11次総合計画及び第2期創生総合戦略の策定について、創生戦略室長から説明。

【委員】スマート農業の展開について、生産物の販売の方向、海外への進出とかいろんなことがあると思うが、農林水産業の成長について考えていただいているかどうかというのが一点。

二つ目、健康寿命の観点から、病気になってからお金を使うよりも、もっと手前で、若い時から体育と食育で体を作ることが大切だと思っている。スポーツ推進計画が、鳥取市は県下に先立ってできていると聞いているが、その計画、進捗とかが鳥取市報などに見られない。推進計画があるのであれば、やはり5年ごとのチェックは必要で、次のあるべき姿を見ながら進めて欲しいと思っているが、この辺りの推進計画の状況が今どうなっているのか。

もう一つは、「快適で暮らしやすい魅力と活力あるまちづくり」という中に、〈魅力ある中山間地域の振興〉とタイトルがあるが、それぞれの地域の拠点でひとづくりが非常に弱いなというふうに思っているので、何か良い案やお考えになっているところがあればお聞かせ願いたい。

 【創生戦略室】スマート農業に関して、「農林水産業の成長産業化」として、農林水産業の取り組みを特に力強くやっていきます。具体的な内容としては、情報技術を活用したスマート農業で省力化を図る、効率性を上げて収益を上げる等を推進することを考えています。併せて販路開拓もしっかり政策に位置付けてやっていくことを検討しているところです。

2番目の健康寿命については、「健康寿命を延伸し、活力ある健康長寿のまちづくり」という基本目標の重点施策としまして、〈スポーツレクリエーションの振興〉〈健康づくり・介護予防・疾病予防の推進〉として、生まれた時、若い時から高齢期に至るまで切れ目なく健康づくりを推進していくことが大切ですので、連携してやっていくということで考えています。スポーツ推進計画、進捗状況がどうなっているのかにつきましては、担当課に伝え対応の方もしっかりさせていただきたいと思います。

3番目の中山間地域の振興で人づくりが弱いので、対応策どのように考えているのかについてですが、まちづくりむらづくりには、中心になるリーダーの方というのが重要になってきますので、リーダーの育成事業をもっと強化していく予定です。

 【委員】11次総合計画と10次総合計画の主な相違点、この点がこう変わりましたよというものがあれば、教えていただきたい。

また、将来のビジョンを策定する上で、一番大切なことはやはり人口動態だと思うが、将来、少子高齢化になるにあたってどのようにして食い止めていくか。その減少を前提にした施策を強力に進めていく必要があるのではないか。その辺をどのように11次総合計画に織り込んでいらっしゃるのか。また、例えば具体的な事業の中には、公有財産の整理合理化もあるかと思うが、人口減少等に対する対策、施策があればお聞きしたい。

 【創生戦略室】人口減少社会を前提にして、行政の取り組み施策についても市民の皆さんと共有しながら取り組んでいくということが大事になってくるところです。公有財産の整理合理化についても、インフラの対応整理、対処方針等を作成中で、一つの建物に複数の機能を持たせるとか、利用があまりないようなものであれば、1か所に統合するということもあるかもしれませんが、公有財産の整理合理化について、当然、人口減少を前提としたものということで考えています。

また、鳥取市に限らず、鳥取県東部4市町同じように人口の問題を抱えておりますので、兵庫県の但馬地方とも連携し、人口減少の中にあっても、行政サービスが滞らないような取り組みについて連携し推進を行っています。

10次総合計画と11次総合計画の相違点ですが、一番特徴的なところと言いますと、人口の減少と少子高齢化への対応というのをかなり前面に出しています。人口減少、そして、超高齢化社会に対応していくための施策を、組み立て、再構築して前面に出しているというところが大きな相違点となっております。

 【委員】将来展望推計として、今減っている人口がそのまま何十年も継続するという現状を踏まえ、より強力な対策、施策を推進してほしい。

【委員】重点施策でも、結婚出産子育て支援で、例えば令和3年から生まれた子どもは高校までは無料にするような具体的なことをパッと書いて、その他のいろいろなことは、今まで通り順当にするとかパンチのきいた施策が書けないかなと思った。もう一つは仕事作りも、鳥取県に1つ何千人もあるような企業を誘致するとか具体的なものが、夢でもいいので書けないかなと思った。

 【創生戦略室】パンチのきいた施策ということですが、経済的な給付も大事なところでありますが、忙しくて、2人目3人目を育てようとなかなか思えないとか、仕事をしながらだと厳しいというようなご意見も出ている背景もあり、働き方改革も大切じゃないかとか、仕事もしっかり作ってある程度収入を得ていただく取り組みも大事じゃないか、ということなどを総合的に進めていくために、どうしても一つではなくて複数設定させていただいています。

ビジネスの誘致もすごく大切なところで、今、県の方で重点的な誘致分野を設定しておられまして、鳥取市も誘致に頑張っているところです。また、現在のコロナ禍でオフィス移転なども各県各市町村で取り組みを始めていますが、鳥取市においても、県外から市外から企業に移ってきていただく取り組みをしっかり位置付けてやっていきたいと思います。

 【委員】例えば公共施設利用が少ないところはやめていこうとか、というような雰囲気の発言が少しあったと思うが、人が少なかったら、当然数としては少ない、しかしそこをやめられると、ますます利用できる場所が減ってきて、何となく、地域全体が疲弊している感じを持ち続けるのではないかなと思う。人口が少ない利用が少ないところを、もう少しそこに何か盛り上がるものを作っていこうというような考えにも立っていただけないかと思う。あまり中心部に集中させようという考えでなくて、もう少し分散した形で活性化するような方法もあるのではないかなと思った。

 【創生戦略室】いただいた意見をしっかり受けとめさせていただいて、施策に反映したり、検討材料にさせていただきたいと思います。

 【委員】国が森林環境税森林環境贈与税を創設して、いよいよ鳥取市も、森林経営計画というような形でスタートをされているようだが、鳥取県を見ても70%が森林に囲まれている中で、森林が管理されない結果、川には魚がいない、近海にも魚がいない環境になってきた。本当に早く山の再生をしていく取り組みをぜひとも進めていただきたい。

 【創生戦略室】森林管理の新しい仕組みは、この概略版には記載していませんが、計画の方に入れています。担当している林務水産課も重点的な政策取り組みと位置付けておりますので、しっかり検討したいと思います。

 

(2)新市域振興ビジョン推進計画進捗状況について        

 担当課長から令和2年度実施内容の進捗状況について説明

【委員】青谷上寺地遺跡に関してですが、本日、城北小学校の児童が100人ほど見学に来たので、4班に分かれて対応した。11月から12月にかけて、修学旅行を県外から県内に変更するようで、県内の小学校が青谷上寺地遺跡に来るようです。

 【委員】今年ウォーキングは2つも中止になったが、国道にサイクリングマークがあって、ジオトレイルの小さなシールが貼ってあったりしてコースの案内があるので、ジオトレイルを取り込みながら、青谷上寺地遺跡のところを拠点にして出来たらいいなと思った。

 報告

  1. 公共交通のあり方についての検討状況について
    産業建設課長から説明

【委員】児童生徒の交通手段というのはとにかくバスということで、児童生徒用のスクールバスは、全くなしということになるのか。

 【事務局】児童生徒の通学手段につきましては、市の方としましても、現状と同程度の確保、現在バスで通っている地区の児童生徒が通う交通の確保は必要だという認識でおります。

その運行形態について、スクールバスのような形でその児童生徒の通学手段を独立させて生活交通と切り離して考えていくのか、或いはある程度現在の路線バスを継承する形で運行していくのかといったところも含め、アンケートの結果等を踏まえながら、最初に検討すべきことと考えております。

どちらにしましても、児童生徒の通学手段を確保するのに、路線バスが撤退され途切れるのが一番怖いので、まずその部分の検討を先行してやり、来年度から試験運行するようなスケジュール案を挙げております。

まだ路線バスの方が、猶予があるようであれば、全体も含めてさらにどうやった方がいいかというところも深く検討していく必要があると考えます。

第一段階として、児童生徒の通学手段である現在運行している朝晩のバス、これだけは確保の必要がありますので、また教育委員会、交通政策課等で協議を進めて、どういった形態でやるかを、早急に結論を出したいと思っております。

 【委員】とにかく子どもが安心して学校に通えることを第1に考えて欲しいと思う。

 【事務局】その件につきましては、支所も本庁の方でも、十分認識しておりますので、子どもの通学手段の確保については、何らかの方法で途切れないようにしていくという考えでおります。また、その他の生活交通につきましても、いろいろな形態を検討していきたいと思っております。

 

【委員】アンケートの集計の仕方で、具体的には実際何人本当に何歳の人が何人、困っているというようなアンケート集計が一覧表に出てこないかなと思っているが、そんな仕方はしていないか。

 【事務局】アンケート調査票の方に設問項目で、年齢とか実際にバスを利用しておられるかとか、利用の希望があるかとか、或いは利用しておられる場合でしたら、主に、どこまでの、目的地はどういうところかというようなところも記入いただくようになっていますので、組み合わせていけば、実際に地区内のどれくらいの方が、どのくらいの頻度でどこまで利用するということも細かく読み取れるアンケートにはなっております。

 

【会長】職員の数が少ないので大変だと思うけれど、生活の根底に関わることだから、この地区で何人困っている人がいるとかも含めたこともやってもらえないかなと思いますが、その辺はどうですか。

 【事務局】今のところ、このアンケート調査をベースにということで、追加の調査とかということは考えていないのですが、例えば、市の交通担当部署から、現在バスを運行している日の丸バスに依頼して、実際の乗っておられる方の状況を聞き取ったりする方法はできるかなとは思います。

【会長】現状を踏まえていろんなことを進めていかないと総論的な話になってしまいますのでよろしくお願いします。

 【委員】先般あった鳥取市青谷町生活交通の協議会で、万が一のことを考えて、今からかかって、令和3年度中にはもう全部準備が終わって、令和4年4月から運行ができるというスケジュールを立てて、協議していくことになっている。

あと1年ちょっとくらいで運行できる計画を立てていくので、皆さんの意見をいただいて、反映できるようにと思っている。一番問題である子どもの通学手段の確保については、専用のスクールバスもまだ排除せずに検討をしていただいているので、次回12月の協議会で、いろいろなたたき台や、アンケート結果の詳細な部分の内容等も含めて、協議した結果が報告できると思っている。

 【委員】撤退猶予が半年とあったが、もし倒産した場合はどうなるのか。その辺まで考えてスクールバスをもっと早く考えておかないといけないと思う。子どもの通学の手段は重要なので、市として本腰を入れ考えて欲しいと思っている。

 【委員】この青谷町生活交通協議会の中で、他地域の方法の紹介があったが、その中からどんな方法でしよう、その組織をどのように立ち上げようということまで協議会で協議されるのか。

 【事務局】生活交通協議会は、いろいろご意見をいただくということになっております。実際の運行計画を作ったり、必要であればその委託先或いは受け入れ先になる企業とかNPO等に当たったりするのは市の方で行います。たたき台になる案を協議検討いただいて、進んでいく方向が決まれば、市の方が、実際の運行に向けたいろいろな予算確保なり、団体への働きかけなどは行っていくことになります。

 【委員】事務局の方からも話があったように、この問題については、鳥取市が責任を持って行うということで、それについて協議をするのが協議会だということで確認をしている。青谷町全体で考えるとか地区単位で考えるとか、それぞれの立場で話をしていきたいと思っている。

 (2)令和2年度地区座談会の開催について
 地域振興課課長補佐から説明

【委員】青谷上寺地遺跡について、今年の最初くらいまで、グランドオープンが10年後、まだまだ先の話だということで受けとめられていたと思うが、今年度に入って、スケジュールが固まってきて、展示ガイダンス施設の建物が、令和5年度秋には、完成、オープンということなので、急激にスピードアップ、盛り上げないといけない状況が始まってきた。

 【会長】影響力のある皆さんで、PR・啓蒙してもらえればと思っています。

 (3)都市再生整備計画(青谷地区)に関するアンケート調査について

 産業建設課長から説明
【委員】都市再生整備計画が青谷地区の事業ということで、青谷地区にだけアンケートが配布されるようだが、青谷賑わいの場整備とか青谷中央広場整備とか青谷駅前広場整備とか青谷駅前バス待合所整備とか青谷町のものだと考えていたので、アンケートが青谷地区だけっていうので、あれって思った。仕方がないが、バスを利用される方の方が、駅前広場やバス待合所を大いに活用されていて評価されると思う。

 

このページに関するお問い合わせ先

青谷町総合支所 地域振興課
電話番号:0857-30-8692
FAX番号:0857-85-1049

ぜひアンケートにご協力ください

Q1. このページの内容は参考になりましたか?
Q2. このページの内容はわかりやすかったですか?
Q3. このページは見つけやすかったですか?
Q4. このページはどのようにしてたどり着きましたか?