令和2年度 第4回河原地域振興会議 登録日:
令和2年度 第4回 河原地域振興会議議事概要
日時:令和2年11月25日(水)14時00分~15時45分
場所:河原町総合支所 大会議室
〔出席委員〕 竹田賢一、坂本重利、林 昭男、河毛 寛、有田直政、奥谷仁美、坂本綾子、山縣恒明、倉信 敬(順不同)
〔欠席委員〕 小谷加代子、楮原典子、中村佳紀
〔事務局〕 九鬼支所長、森田副支所長兼地域振興課長併教委分室長、平尾市民福祉課長、前田産業建設課長、吉田地域振興課課長補佐
※他の説明者:日本風力エネルギー(株)鳥取事業所3名
〔出席議員〕 なし
〔傍聴者〕 1名
◎会議次第
1 開 会
2 会長あいさつ
3 協議・報告事項
(1)(仮称)鳥取風力発電事業計画について
(2)その他
4 その他
5 閉 会
議事概要
1 開会
2 竹田会長あいさつ
忌憚のない意見をお願いしたい。また、風力発電事業についてこの場でどうするというものではなく、どのような影響があるかということについて認識を深めていく場だ。
3 協議・報告事項
(1)(仮称)鳥取風力発電事業計画について
日本風力エネルギー(株)鳥取事業所3名(以下「風エネ」という。) 資料により説明
(委 員) |
地元でもしっかりと説明してほしい。計画段階配慮書において知事が意見を言っているが、地権者にしか説明がないようである。地元としては非常に問題意識を持っている。初めからすべて反対ではないが、地元の受忍範囲というものを的確に把握してほしい。 貴社の対応は非常に不誠実であったと思う。まともな説明がないまま、用地交渉が先に進んでいるのは遺憾である。人命や自然災害に対して、決して被害が及ばないよう、「想定外」がないものでないといけない。 全体の計画自体がダメというわけではないが、一般論ではなく、住民の生活エリア・行動範囲などよく把握したうえで考えたならば、西郷地区は避けるべきと思っている。 すでに今回の風車問題により3組の移住がキャンセルとなっている。また、風車は、夜間もずっと光っているのではないか。地元としては、迷惑施設というより、大切なものが壊されるのではないかということに対する拒絶反応だと思って頂きたい。 |
(風エネ) |
知事・市長から厳しい言葉をいただいている。昨年鳥取事業所を開設し、人数は3名ですが、今後、説明・話し合いをしっかりしていきたい。今後の調査をもとに影響を予測し、専門家・業者の意見や地元の理解を得ながら進めていきたい。 |
(委 員) |
地元の範囲とはどこまでなのか。風車の見える範囲が地元の範囲といってもよいのではないか。一番残念なのは、最初に地元に説明があるべきであった。 |
(委 員) |
日本全国の中でなぜ鳥取市を選んだのか。また、いつから調査に入ったのか。 |
(風エネ) |
発電に適した風が吹いている(風速7m前後)。また、国の外郭団体であるNEDOが公表している風況マップによると鳥取県は適している。また、送電による電力ロスも考慮しないといけない。(消費地である市内に近い)また、調査開始時期は、2017年の後半である。 |
(委 員) |
会社の信頼性が大事である。メインバンクや資本比率なども重要。また、説明資料がわかりづらい。信ぴょう性がない。魅力ある事業であるがもっと踏み込んだ具体的な内容を書くべきだ。また、地域住民との共存の理念など会社としての理念の説明が足りない。 |
(風エネ) |
メインバンクは日本の銀行です。また、会社のCSR(企業の社会的責任)をまたの機会に説明できればと思います。 |
(委 員) |
地元部落総会では2,3回議論しているようだ。そこで出た意見として、 ・谷の共鳴、反響増幅効果が心配・・健康に対してどうか大丈夫な根拠を出していただきたい。 ・60mの羽を運ぶ、大型運搬車が必要だと思うが、雨ですぐ道が崩れるので現在の道路を利用して大丈夫か。 ・大きな土台(1基当たり約15,000平米)が何か所も必要なので、結局広範なエリアを造成しないといけないのではないか。したがって、山の破壊や土砂崩れが心配。 ・シンガポールの会社ということだが、地元では、信用度がとても低い。 ・風車は事業後には、撤去してもらえるのか。また、故障修理対応はすぐにできるのか。 ・北村部落は建設反対の方向とのことである。地元と事業者との協議を行う風力協議会は設計ができてからではなく、今から立ち上げるべきだろう。 ・1基あたり75万円地域へ還元されると聞いていたが話が違ってきたのか。 ・台風で折れないだろうか。 |
(委 員) |
北栄町でも問題になっている。廃棄費用はだれが管理していくのか。外資系銀行ではあてにならないので、市や県に預けてはどうか。 |
(風エネ) |
信頼性のある風車が建設でき、保証ができる会社は世界で3,4社しか製造できません。ある1社で世界ではすでに、本事業と同規模の約2000基の稼働実績があります。反響の度合いに関しては、これから環境影響評価等で科学的データとして明らかにしていきます。 会社の信用力に関しては、太陽光発電事業で実績があり、銀行より融資を受けています。 また、風車の基礎は六角形もしくは八角形で、直径20mほどです。占有料は、地上を占める面積ではなく、風車の上空専用面積と作業場等で算出します(約1.5ha)。 故障等に関しては、2,3基の故障では事業全体の収支にさほど問題はないです。銀行の融資条件も厳しいので、保険に入ることとなり、一時的に保険金で修理費用を負担し、その後内部留保等で対応するようになります。 投下資本を回収するのに10年以上はかかるので、きちんとメンテナンスをし、地元に根付く企業となり、20、30年と事業を続けていきたい。 廃棄費用の管理に関しては、信託銀行に預託するのも一つの案と考えています。 |
(委 員) |
もともと洋上での風車計画だと認識しているが、陸上で大丈夫なのか。ボタンの掛け違いでは成立しない。この計画で地元が潤うような風車建設はあり得ない。 この計画は失敗します。地元住民が主役になっていない。 再生可能エネルギーのやり方にはいろいろある。地域が求めるものを事業計画の最初から地元協議会で作っていくべきであった。地域にどのような還元があるのか具体的な数字で説明すべきである。 また、認識していると思うが、岩坪断層が近くにあるのできちんと調査すべきである。 |
(委 員) |
地域の同意が得られない場合、建設場所の変更の可能性はあるのか。再生エネルギーを使いたいと思うが、2040年に向けてさらに人口も減っていく中で、こんなに大規模でなくてもよいのではないか。 |
(委 員) |
この計画の賛否により部落間や人と人との間でも誤解やいざこざが発生してきている。立場による温度差を理解すべきだ。 地元業者としてはありがたい話だろうが、進め方やり方をもっと上手にすべき。 |
(委 員) |
今まで部落であった説明会はひっそりとおこなわれた感が強い。お金の話も出てきたこともあり、他地域から怪しまれることもあったようだ。 西郷地域では反対の機運が高まっているようだ。 また、隣の神戸地区に出来た場合でも影響は大きい。 不眠症などの健康被害が起きても風車との因果関係を立証するのは困難ではないか。以前、別の会社が調査に入っていたようだが、なぜ撤退したか知っているか。 |
(風エネ) |
鳥取以外のほかの地区でも同様の進め方をしています。風車建設予定地から説明をしています。 自治会の土地に対し借地料を提示させていただいたことはあります。他会社のことは分かりません。会社ごとに基準が異なることが要因だと推測している。 |
(委 員) |
前の会社は風速が基準以下だから撤退したと聞いた。本事業は規模が大きいから成り立つのではないか。 |
(委 員) |
佐治地域にも影響があるかもしれないので、佐治地域にも話を持って行った方がよい。今後とも地元の意見を重視し、質問などにはしっかりと答えていっていただきたい。 |
(2)その他
次期振興会議委員の選出方法・時期について説明 (事務局説明)
4 その他
(事務局) |
次回は1月27日水曜日に第5回地域振興会議を予定しています。 |
5 閉会
【資料】
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