鳥取市

令和3年1月4日市長年頭記者会見録登録日:

令和3年1月4日午前9時30分から、麒麟Square2階多目的室1

※会見の映像はこちら(※外部サイトYouTubeにリンクします)

 

令和3年1月4日市長年頭記者会見

 

新年を迎えて

質問項目

1 砂の美術館500万人達成と砂丘観光の現状について

2 今年の重要施策について

3 鳥取駅前周辺の活性化について

4 新型コロナウイルス関連について

5 この年末年始について

 

新年を迎えて

 

市長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 年末から雪模様となり、その中での新しい年のスタートとなりました。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えになられたことと、まずもって心よりお喜び申し上げます。

 昨年を振り返ると、国内外で新型コロナウイルスが猛威を振るい、現在もその状況が続いているわけですが、本市としても、様々な取り組みを行いながら、この感染症に対応しています。なかなかすぐに状況は好転しないと考えなければなりませんが、感染防止、感染拡大防止と、社会・経済活動等とのバランス、両立をいかに図っていくか、なかなかこれは困難な課題ですが、その答えを見つけながら、適切に対応し続けていくことが、これからも求められると考えています。

 また、この感染症が終息した暁に、将来どのような状況になっていくのか、そのこともしっかりと私たちは想像力を働かせながら考えていく、今、その対応も併せて求められていると考えており、今年は今まで以上にしっかりと、全庁一丸となって取り組んでいきたいと改めて考えています。

 年明けの1月2日には、鳥取砂丘砂の美術館で累計500万人目の来館者をお迎えすることができました。また、同日、鳥取砂丘ビジターセンターも50万人目の来館者をお迎えすることができました。たまたま同日に50万、500万人達成ができたことを大変うれしく思っています。このコロナ禍の中で鳥取砂丘にお越しいただいており、鳥取砂丘砂の美術館13期展示も心配していましたが、1月2日現在で15万人を超える多くの皆様にお越しいただいています。引き続き感染症対策をしっかりと取りながら、多くの皆様に楽しんでいただけるように、指定管理者とも連携しながら進めていきたいと考えています。

 また、国においては、第3次臨時補正、これは交付金の補正予算ですがこれから審議されます。これを受けて、その決定までに我々も色々な情報を収集しながら、補正予算として、これは来月になりますが対応し、感染症対策、またアフターコロナの対応等について、しっかりとこのような交付金を生かしながら、鳥取市として取り組んでいきたいと考えています。これは来年度の当初予算編成との同時進行の取り組みとなりますが、まだ国も具体的な内容等、この第3次補正で示されていませんので、情報が入り次第、具体的な補正予算の内容等について随時お示しさせていただきたいと考えています。

 これから年度末まで、また2月の当初予算を審議いただきます議会まで、なかなか慌ただしい日々が続いていくと思いますが、一方では新型コロナウイルス感染症のクラスターが県西部で発生している状況もありますので、今まで以上にしっかりと緊張感を持って対応していきたいと考えています。

 また、懸案であった旧庁舎跡地の利活用についても、色々な議論、御意見等をいただいています。議会の御意見等もいただきながら、来年度、その利活用の方向性を本市として具体的にお示しさせていただきたいと考えています。色々な課題はたくさんありますが、一つ一つしっかりと状況を見極めながら、これからも適切に対応していきたいと考えていますので、今年もよろしくお願い申し上げます。

 

質問項目

 

1 砂の美術館500万人達成と砂丘観光の現状について

 

小畑記者(中国新聞)

 砂の美術館が1月2日に500万人を迎えて、あと、ビジターセンターも50万人という節目を迎え、鳥取砂丘の関連施設が同時にこういう節目を迎えたわけですが、この数字の到達まで、例えば時間がかかったという感想があるのかどうか、現状の鳥取砂丘などの観光施設の調子というか、状況を今どのように受け止めておられるか、色々な観光地があると思いますが、鳥取砂丘はどのような状況にあるか、その受け止め、現状分析などあればよろしくお願いいたします。

 

市長

 まず、この達成についての受け止め、感想についてという御趣旨のお尋ねかと思いますが、500万人という数字、これはなかなか大変な数字だと考えていて、多いときには年間50万人を超える多くの皆様に来館していただいている、これは類似施設等で、なかなかこの山陰地方にはない、そのような数字であると認識しています。この期間で500万人を達成できたということは、色々な見方もありますが、私としては非常に立派な数字であると考えてもいいのではないかと思っています。

 また、ビジターセンターについても、砂丘にお越しいただいた皆さんに、砂丘の成り立ちや自然等について理解を深めていただけるような、また、楽しんでいただけるような施設として、この期間、十分活用いただいていると考えていますので、今後もこの両施設を大いにPRしながら、砂丘観光の核として、しっかりと活用いただけるように取り組みたいと考えています。

 また、2点目のお尋ねである砂丘観光の現状について、総じてなかなか従前と比べると厳しい状況にあると考えなければならないと思っていますが、その中で、全国的に見ても、非常にこの鳥取は感染のリスクが少ないという状況について、多くの皆様にそのように認識していただいており、なかなか厳しい状況の中にはありますが、事業者の皆さんも日々、一生懸命取り組んでいらっしゃる、その効果のたまものとして多くの皆様にお越しいただけているのではないかなと考えています。引き続きこの鳥取砂丘へ多くの皆様にお越しいただけるように、併せて感染防止等にも意を用いながら努めていきたいと改めて考えています。

 

2 今年の重要施策について

 

村上記者(NHK)

 先ほどの挨拶でもあったように、今年は旧庁舎の利活用についても色々な動きがあるかと思いますが、市長の中で、今年一番取り組みたい、これが一番重要ではないかという施策はどの辺りになるでしょうか。

 

市長

 これはたくさんありますが、振り返ってみると、私も2期目の最終年度を迎えようとしています。その中で、公約の中でも触れていますが、地域共生社会の実現を目指すと掲げさせていただいていますので、そのような取り組みを進めていきたいと、これはちょっと総論的な、各論ではない部分であるかなと思いますが、そのような思いを持っているところですし、この跡地の利活用についての方向性をお示しするということも非常に重要な課題であるとも考えています。また、11次総、第2期の創生総合戦略も令和3年度にスタートしますし、福祉の諸計画もスタートする、そのような改めて鳥取市のスタートの年となりますので、全庁的にしっかりと計画に沿って諸事業、諸施策を進めていくことがまず求められると考えています。

 その中でいくつかを挙げるということはなかなか難しいと思いますが、やはりこういったコロナ禍の中で、社会も新しい様相を呈していくと考えていますし、また変わりつつある中で、このコロナウイルス感染症によって大きくこれから変わっていこうとする部分もあるのかもしれません。そういったことを鳥取市として日々正確に見極めながら、色々な施策を打っていくことが求められていると思っており、今までの経験則でこれをというよりも、むしろそういった変化にどのようにフレキシブルに対応していくかということのほうが、むしろこのコロナ禍において求められているのではないかと思っています。少し具体的なお答えでなくて大変恐縮ですが、正直なところ、そのような思いを持っています。

 

3 鳥取駅前周辺の活性化について

 

村上記者(NHK)

 鳥取駅周辺の基本構想の策定が今年度末、3月にできて、またそれを基に新たなまちづくりが動き始めると思うのですが、市長の中では、コロナ禍というのもあるとは思いますが、この駅前周辺の再活性や再整備について、どのように今の時点でビジョンを描かれているのか聞かせてください。

 

市長

 まず、駅周辺のエリアは、鳥取市の中心市街地活性化基本計画が今、第3期の期間にあり、その中の一つの大きな中心核、商業施設が集積した商業ゾーンとなります。ここの活性化が図られないと鳥取市も活性化しない、そのようなエリアであると考えていますので、この駅周辺の再生を図っていくことが大変大きなテーマであると考えています。

 また、一方で、これは鳥取市単独ではなかなか功を奏しない取り組みになりますので、商業者の皆さん、経済界の皆さん、関係者の皆さんと連携を図りながら、鳥取市としての色々な考え方、基本計画の一つのコンセプトをお示ししながら、御意見をいただきながら、一緒になって取り組んで、これから進めていきたいと考えています。

 この時代ですから、再開発という大きな事業費を要するような取り組みはなかなか難しいと思いますが、この計画を策定して、ソフト事業、ハード事業とありますが、具体的に一つ一つ、鳥取市として取り組みを進めていきたいと思っています。

 

4 新型コロナウイルス関連について

 

今泉記者(時事通信)

 冒頭、コロナに関連して、感染の防止、拡大防止と経済活動のバランスをいかに取るかということ、あとは終息後の、将来どうなるかということを考えていかなければいけないということだったのですが、具体的に例えばどういうことかというのをお聞きしたいのがまず1点と、あと、もう一つが、首都圏に緊急事態宣言が出される方向で政府が今検討に入っているところですが、仮に部分的に緊急事態宣言が出されるとした場合に、今回は内容が限定的になるという見方がありますが、緊急事態宣言が出ているところとの関わり方はどういうふうに考えればいいとお考えでしょうか。

 

市長

 なかなか難しい御質問のように思います。具体的にこの感染防止、感染拡大防止と諸活動、社会・経済活動とのバランスの両立を図っていく、これもなかなか難しい問題でありますが、二律背反といいますか、相反するような取り組みになるわけで、その中で、強いて考えると、やはり市民の皆さんの健康保持にまず注力すべきだと考えています。これは、具体的に申し上げると、これ以上感染が拡大しないように、感染が発生した場合に、それをいち早く封じ込めていくことを引き続き努めていくことになろうかと思っています。

 大都市圏等を中心に、感染経路や感染の日時等がなかなか特定できない状況が既に発生しているのではないかと考えていますが、市中感染も含めて、この鳥取市、鳥取県では、まだそのような状況には至っていないと考えることができると思いますので、この段階でこれ以上感染が拡大しないように、まず努めていく、それは、具体的には陽性が判明した方の濃厚接触者、接触者をいち早く特定して、検査を受けていただいて、万が一陽性であれば、またその方の接触者、濃厚接触者等を特定して、しっかりとそこで封じ込めていく、それを続けていくということになろうかと思っています。

 また、諸活動とのバランス、両立ですが、この新型コロナウイルスの特性についても少しずつ分かってきている状況もあるのではないかと思っていて、引き続き基本的には手指消毒やマスク着用、うがいの励行、三密を避ける、このようなことを取り組んでいただくことも必要であると考えていますが、そういった中でできることを工夫していく、今までと違ったやり方でできることもあるのではないかと考えて実施していくと、そのことによってバランスを取っていくということだと思います。

 また、この感染症が終息した暁に、この社会がどのように変化しているのか、どのような様相を呈していくのかということについてもしっかり我々は想像力を働かせながら考え、それを基にして、今やっておかなければならないことは何なのかを考えながら、色々な事業を進めていくということです。例えばリモートワーク、テレワーク等が広がっていくとなると、情報インフラを今のうちに整備していくことも求められると考えていて、鳥取市も実際にそのような取り組みを補正予算等で計上して進めていこうとしていますが、この2つを取り組んでいくことになると思っています。

 また、2つ目に、首都圏等で緊急事態宣言が部分的、内容は限定的にされようとしていることとの関わり方というお尋ねであったかと思いますが、やはり色々な活動については、全く停止していくということは難しいと思いますので、先ほどの話になりますが、感染防止と社会・経済活動のバランス、両立を図っていくことに尽きると思っています。なかなか首都圏との往来、感染が発生しているところとの往来等について、これは限定的に考えなければならない部分がありますが、それを全面的に禁じていくということも、これは色々な活動をストップしていくことになりますので、その辺の両立をいかに図っていくかということを考えていくことが必要であると思っています。

 こういった感染症の対策については、やはり後手に回ると功を奏しない部分がありますので、なかなか難しいと思いますが、早め早めに手を打っていくことを、やはりこれからも国に対しては求めていかなければならないのではないかと思っています。容易ではありませんが、まず我々基礎自治体としても、日々最善を尽くしていく、そのことに尽きるのではないかと考えています。

 

5 この年末年始について

 

勝部記者(TSK)

 ちょっと抽象的な質問になりますが、市長にとって、この年末年始というのは別の景色が広がったと思うのですが、この年末年始、どういうふうに映ったのか、それと、市長御自身は、この年末年始、どういうふうにお過ごしになったのかということを簡単にお聞かせ願えればと思います。

 

市長

 景色がどう映ったのかというお尋ねですが、まず、年末については、どちらかというと、違った景色というより、年末からの色々な連続であったように思います。一つは大雪の対応も引き続き必要でしたし、新型コロナウイルス感染症も仕事納め以降にも発生していますので、その対応等をしてきたということもあります。また、「ロクジカ」サイトについても、「ロクジカ」のマッチングサイトで少し障害が発生したと12月31日に情報が入ってきましたので、そういったことに日々対応しており、景色が変わったという実感は、正直なところ、私はあまりなかったように思います。

 ただ、一方では、年明けになって、通常ですと、例えば成人式など色々な行事が毎日あるのですが、そういった行事がこの感染症の関係で日程が少なかったということで、その辺りでは少し景色が異なって感じられたように思います。その中で、やはりこの鳥取市が将来どうあるべきか、今何をしなければならないかという自問自答ですが、しっかり考えていく時間も少し、通常の年より持たせていただくことができたのかなと思っています。

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