とっとり市報 HTML版
2021.02 No.1126

人権尊重都市鳥取市の実現をめざして〜アンケートに見る男女共同参画の意識・実態〜Vol.436

本庁舎人権推進課 0857-30-8071 0857-20-3945

本庁舎男女共同参画課 0857-30-8076 0857-20-3945

令和元年11月~12月に、市民2000人と企業500社を対象としたアンケート調査を実施しました。その結果の主なものを5年前の結果と照らし合わせながら紹介します。

※調査結果の全容は本市公式ホームページに掲載しています。

男女の役割分担意識

「男は仕事、女は家庭」という固定的な性別役割分担について、どのように思いますか。

この問いについて、「反対」「どちらかといえば反対」の否定意見が5年前より増えていますが、依然として女性に比べて男性の意識の割合が低い状況に変わりはありませんでした。

家事・育児・介護の時間

あなたが家事・育児・介護をしている時間の合計は一日あたりにするとどれくらいですか。

男性は、5年前の調査より「30分以上1時間未満」「1時間以上2時間未満」が増えていますが、女性は「2時間以上」が5年前と変わらず過半数を超えていました。家事の大半を担っている女性の負担は大きいままです。男性の家事参画が増えることで、女性の社会での活躍が更に進んでいくものと考えられます。

企業のワーク・ライフ・バランス(※)の考え方

「ワーク・ライフ・バランス」について何か取り組みをしていますか。

ワーク・ライフ・バランスを推進することは、従業員のやる気にもつながり、企業においても良い効果をもたらします。その上で「取り組みをしている」が前回調査よりも増えていますが、「取り組みをしていない」の回答は依然過半数を超えています。他の結果では、ワーク・ライフ・バランスの推進が必要と答える企業は過半数を超えていましたが、実際には着手していない現状があることが分かりました。

※ 仕事、家庭、地域、個人などさまざまな活動を、自分の希望するバランスで実行できる状態のこと

男女共同参画社会の実現をめざして

現在、本市ではこの調査結果や社会情勢などを踏まえながら、男女共同参画社会の実現を目指す指針として「第4次鳥取市男女共同参画かがやきプラン」を策定中です。

古い慣習や考えにとらわれず、誰もが自分の個性や能力を発揮し、生き生きと暮らしていくためには、認め合い支え合う社会環境はもちろん、市民一人一人の意識も重要です。誰もが暮らしやすいまちづくりを、一緒に考えていきましょう。