令和2年度 第6回青谷地域振興会議 登録日:
令和2年度第6回青谷地域振興会議議事概要
日時:令和3年1月27日(水)午後2時30分~4時30分
会場:青谷町総合支所第2・3会議室
【出席委員】
高橋克己、長谷川英二、山本誠、平尾繁幸、久野浩太郎、奥谷吉男、長谷川和郎、浜江和恵、塩とみ子、松岡礼子、上田洋子、大石剛史
(敬称略)
【事務局】
見生支所長、安達副支所長兼地域振興課長(併教育委員会事務局青谷分室長)、闥木産業建設課長、高野市民福祉課長、山口地域振興課長補佐、
教育委員会事務局中村次長、教育総務課校区審議室堀村主任、交通政策課湯谷課長
【日程】
1.開 会
2.会長挨拶
3.議題
(1)(共通議題)「鳥取市立学校適正規模・適正配置基本方針(素案)」について 資料1・資料2
(2)青谷地域の生活交通について 資料3
4.報告
(1)JR西日本による駅舎シンプル化について 資料4
(2)その他
5.その他
6.閉会
≪議事概要≫
議題
(1)(共通議題)「鳥取市立学校適正規模・適正配置基本方針(素案)」について
「鳥取市立学校適正規模・適正配置基本方針(素案)」について、校区審議室から説明
【委員】適正規模の基準は、幅を持たせてあるということか。
【校区審議室】理想的な適正規模だけでみると、西2ブロック(気高、鹿野、青谷)で、中学校は一つとなりますが、地域生活拠点としてそれぞれ文化や歴史があり、通学のしやすさから3校でという考え方もありますし、生徒数や部活動等を考えるろ1校が良いという考え方もありますので、適正規模の基準には、幅を持たせています。
【委員】気高町の小学校統合は決定事項か。
【校区審議室】気高町では、小学校統合の要望をいただき、昨年の12月に、教育委員会4校での新設統合を決定しました。気高町は3月を目途に統合準備委員会を立ち上げる予定となっています。
【委員】義務教育学校にすれば、各町単位でずっと学校は存続していくことになるのか。
【校区審議室】適正規模の観点から、小学校は1学年2学級、中学校1学年3学級あってほしい。義務教育学校だったら、1学年1学級という意味では、義務教育学校にしたら最後までなくならないという考え方があるかもしれませんが、義務教育学校の場合でも、1学年一人とか二人となった場合は、統合も考えなければいけないと思います。
【委員】小規模の小学校は、気高町だけではなく、市内にはそれ以上に小規模な学校もある。中心市街地では、歩いて行ける範囲に小学校が点在している。平等というとらえ方はよく考えていただきたい。
【委員】気高町の小学校統合について、義務教育学校にするかどうかも含めて検討されると聞いたが、どうなるのか。
【校区審議室】気高町は、小学校4校を1校にすることは決まっていますが、小学校、中学校別々とするのか、義務教育学校にするのかについては、まだ議論されていません。3月に立ち上がる統合準備委員会の中で、検討していただきたいと思っています。
【委員】西2ブロックで方向を考える時に、気高町が義務教育学校にすると、既に鹿野町が義務教育学校になっているので、青谷町だけ取り残されることになる。気高町が検討される時には、青谷町も鹿野町も一つの検討委員会組織として考えていった方がいいのでは。
【校区審議室】気高町は、まず気高町だけの部分で検討していかれますが、今後西2ブロックで組織を作って、ブロック内の人が一番納得できるスタイルで、合意を図っていきたいと思っています。
【委員】基本方針に、「未来を担う子どもたちにとって平等で適切な教育環境の実現」とあるが、統合して1か所に集まった状態では、学習する機会は平等だと思うが、通学をする時の安全性、通学時間などの問題がある。スクールバスなどの問題もあるので、「平等」という考え方との整合性はどうなのかと思う。
【校区審議室】平等の考え方としては、子どもたちが出来る限り同じ環境で、教育を受けられることを考えています。学校の教育環境に加えて、友だちも同じくらい周囲にいる、部活も同じように選択でき、通学時間も同じになることが理想ですが、特に通学が難しい問題となっています。行政として、少しでも通学の問題を埋めていきたいと思っています。友だちの数の平等で適正規模にこだわると、今度は通学距離が長くなるので、100%満足な状態にはできませんが、平等に近い状態を目指しています。
【委員】子どもができた場合、学校や保育所に近いところに居住地を移し、一極集中してしまう状態となっている。過疎化が進み、学校だけでなく集落が無くなっていくことも想定すべきである。地域づくりと合わせて真剣に論議してほしい。
【校区審議室】地域づくりと合わせて、考えていきたいと思っています。
【会長】青谷地域振興会議でも、義務教育学校について勉強会を開く必要があると思います。
(2)青谷地域の生活交通について
青谷地域の生活交通について、産業建設課長から説明
【委員】青谷地域生活交通協議会の中で、生活交通の方向性について、朝晩の通学の手段と、昼間の地域の移動手段と別々に考え、朝晩の交通手段の確保は鳥取市が責任をもって対応し、それ以外の日中の生活交通の手段を検討していくこととなった。
【委員】青谷にタクシー会社はあるが、日置地区から青谷までタクシー料金が高いので、個人的に近所の方に送ってもらっている人がたくさんいる。また、バス停まで10分以上かかるため、車の運転に自信はないが、何とか青谷まで運転したいので、免許を返上したくてもできないという話をよく聞く。有償運送で電話等での予約をタクシーと組み合わせるとか、朝晩のスクールバス等の運転手が、日中はタクシーの運転をするようにできないか。このあたりのことを組み合わせて、うまく回せる仕組みができないかと思った。
【事務局】いろいろな手法について検討をしていきます。バスの運転手が空いた時間に共助交通の運転をする、運行の管理をタクシー会社に担ってもらう等について検討していきます。また、共助交通に関して、路線の検討や料金の決め方、費用の負担方法など、様々な検討項目がありますので、できる限りより良いものになるよう検討していきたいと思っています。
【委員】運転免許を返納して、バスの割引の恩恵を受けても、バス停まで遠く使い勝手が悪い。助成金額は少なくなっても良いので、タクシーのチケット制度や、割引などにしてもらった方が使いやすいと思う。
【委員】1日に20便バスがある地域と、数便しかない地域では格差があるので、クーポンとか割引券を出すなら、全市で一緒ではなく、地域の現状に合わせて、地域別々に考えていただきたい。
【事務局】青谷地域ならではの課題を掘り起こし、地域の要望に沿いながらより良いものを作っていくために、鳥取市本体の生活交通会議とは別に、青谷町独自で生活交通協議会を設置していますので、今後協議をしていきます。
【交通政策課】地域ごとでの協議会の立ち上げは、昨年策定した生活交通創生ビジョンの肝の部分です。地域の声、地域の実情に合うように協議会で話し合っていただき、施策に反映していきたいと思っています。
報告
(1)JR西日本による駅舎のシンプル化について
JR西日本による駅舎のシンプル化について、交通政策課長より説明。
【委員】山陰本線の下り線で、跨線橋を渡らないで済むようなダイヤを組んでもらえれば、利用しやすくなる。
【交通政策課】跨線橋を渡らないで済む運行については、機会を捉えて要望していきます。
【委員】駅舎をシンプル化すると、職員がいなくなるのか。車椅子の方等が跨線橋を渡る時に、運転手に手伝ってもらえるような対応も要望してほしい。
【交通政策課】シンプル化になれば、券売機を置くなど無人化されることが前提です。体の不自由な人に対する対応については、JRに確認していきたいと思います。
【委員】青谷駅の場合、反対側のホームに待合の建物があるが、すべて撤去される可能性があるということか。
【交通政策課】ホーム上の上屋は全て撤去されます。JRに対しホーム上で待たないといけない実態は伝えましたが、跨線橋で待っていただくことになると言われ、取り上げてもらえませんでした。
【委員】跨線橋がかなり傷んでいるが、直してもらえるのか。
【交通政策課】跨線橋は、強靭化して、建て直すといわれています。
【委員】車椅子でも乗れるように対応してもらえないか。
【交通政策課】意見としてJRに伝えます。
(2)その他
1月22日開催の第6回青谷高等学校活性化を支援する会について地域振興課長補佐から報告
【委員】県外からの生徒を受け入れる下宿先を探してほしい。
その他
次回の青谷地域振興会議は、2月19日金曜日に開催します。
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