「主役は私たち 鳥取市消費生活プラン」を改定しました。登録日:
安全・安心で、公正かつ持続可能な消費者市民社会を目指して
「主役は私たち 鳥取市消費生活プラン(鳥取市消費者教育推進計画)」を改定しました。
本市では、消費者である市民誰もが安全な消費生活を送ることができるための「消費者の安全確保」と、誰にとっても公正で持続可能な社会である「消費者市民社会の構築」を目指し、国や県の動向を踏まえ、平成30年3月に「主役は私たち 鳥取市消費生活プラン(鳥取市消費者教育推進計画)」を策定しました。このたび、計画期間(平成30年度~令和2年度)が終了することから、計画の改定を行いました。
このプランの主役は「私たち」です。互いに学び、見守り、つないで、皆で消費者市民社会を目指しましょう。
計画見直しの背景
1. 消費者を取り巻く状況
近年の消費者を取り巻く状況は、少子高齢化の進行や情報化の進展による消費生活のグローバル化、通信販売やインターネット販売などの新しい取引の増加、電子マネーや暗号資産(仮想通貨)など様々な決済方法の普及とこれまでにない変化を見せています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大による社会不安に乗じた悪質商法等の発生や、成年年齢が引き下げによる若年者層の消費者トラブルの増加の懸念など、新たな消費者被害につながる問題も生じています。
2. SDGsの達成に向けた取組
「持続可能な開発目標(SDGs)」における消費者政策については、消費者の安全確保に関する施策を始め、安心・安全で豊かに暮らすことができる社会を実現するための施策がこの取組の中に位置付けられています。特に12番目の目標に「つくる責任、使う責任」として、持続可能な経済社会の形成が掲げられています。この目標の達成には、消費者の積極的な行動が欠かせなくなっており、自分の消費行動が、社会全体の現在及び将来の世代にわたって影響を与えるものであることを認識して行動できる、自立した消費者を育てることが必要と考えます。
計画の概要
- 計画期間 令和3年度から5年間
- 計画期間における重点施策
(1)幼児期から高校生期における消費者教育の推進
幼児期から高校生期は消費の基礎を築く時期であり、その時期における消費者教育の充実は特に重要と考えます。幼児期から高校生期の取組を整理し情報共有を図りながら、次世代を担う子どもたちへの効果的な消費者教育が実施されるよう、教育機関や家庭、地域と連携して取り組みます。
(2)高齢者・障がい者等の消費者被害を防ぐ見守り体制の充実
高齢者・障がい者等の消費者被害を防ぐためには、家族、親族、地域の方などによる日ごろからの声掛けと、気づき、相談窓口への情報提供が必要だと考え、高齢者や障がい者等の見守りに関わる方々への啓発活動を進めるとともに、見守りに関わる組織や取組をつなぐネットワークを活用し、連携による被害防止の取組を進めます。
(3)エシカル消費の意義の普及と推進
「エシカル消費」は、消費者誰もが取り組むことのできる消費行動であり、「消費者市民社会」の実現に向けた取組と考えます。この「エシカル消費」の意義と取組の普及に向け、産・学・官が一体となって推進する体制の構築を目指します。
図「エシカル消費の分類イメージ」
(鳥取県消費生活センター「エシカル消費啓発テキスト 今まで知らなかった大切なことば エシカル」より)
- 計画の推進体制
消費生活センターが消費者教育の推進拠点となるよう機能の充実を図るとともに、鳥取市消費者行政審議会を設置し、消費者団体、事業者団体、教育関係者など消費者教育の担い手となる様々な主体による効果的な事業実施に向けた意見交換と情報共有、連絡調整を図り、取組の検証・評価を行い、本計画の推進を図ります。
計画について
以下からPDFファイルでダウンロードしていただけます。
第2章 本市における消費者教育の現状と課題(PDF/464KB)
第4章 計画期間における重点施策と取組(PDF/548KB)
このページに関するお問い合わせ先
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