鳥取市

令和3年7月2日市長定例記者会見録登録日:

令和3年7月2日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和3年7月2日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 新型コロナワクチン接種の最新情報について

2 鳥取市ワークプレイス拠点整備事業支援補助金の公募を開始しました

資料1(PDF/139KB)

3 (株)ファミリーマートと連携した「フードドライブ」を始めます

資料2(PDF/121KB)

質問項目

4 新型コロナワクチン接種について

5 鳥取市ワークプレイス拠点整備事業について

6 学校等での集団接種について

7 来年の市長選挙について

 

 

はじめに

 

市長

 新型コロナウイルス感染症の状況について、本市の保健所管内では、6月に入り陽性例の発生がゼロの状況が続いていましたが、今週に入り複数の陽性例が発生しています。その中には、クラスターの様相を呈している状況もあり、また、デルタ株の疑いがある陽性例もありますので、引き続き警戒心、緊張感を持ってしっかりと対応していきたいと思っています。

 そのような中で、本市ではワクチン接種が円滑に進んでおり、65歳以上の高齢者の次の接種順位である60歳から64歳の方、本市では1万2,018名の方の予約受付を6月30日から開始しています。

 医療機関で接種を受けていただく個別接種は、可能であればすぐ受けていただけるということですが、集団接種については8月7日から9月27日までの日程を御案内しています。また、7月中の集団接種の予約枠にまだ空きがある状況ですので、そういった空いている枠も活用いただければと思っています。6月30日、7月1日の2日間で集団接種は1,787人の方の予約受付をしています。順次予約していただき、接種を受けていただけるように、これからもしっかり努めたいと考えています。

 

会見項目

 

1 新型コロナワクチン接種の最新情報について

 

市長

 12歳から59歳の方への接種券の発送と予約受付開始の時期について、明日、新聞折り込みチラシを配布します。これを御覧いただき、接種をご希望の方は予約していただきたいと思います。裏面には、ワクチンの種類について内容を記載していますので、接種を受けるかどうかそれぞれ皆さんで御判断いただくため、ぜひ明日、チラシを御覧いただきたいと思います。また、新聞の記事下広告でも同様のものをお知らせとして広報させていただく予定です。

 基礎疾患をお持ちの方、高齢者施設等で勤務されている方については、予約受付開始を7月12日から、また、小・中・高校生の皆さんは、予約受付開始を7月19日からとさせていただきます。なお、15歳以下の方については、原則保護者の方の同伴をお願いしております。これは、接種後に副反応が発生する場合があり、接種直後は医師が経過観察をするようになっていますが、帰る途中に何かあれば対応が必要なため、そのような趣旨で保護者の同伴をお願いさせていただくものです。

 また、基礎疾患のある方等・児童生徒以外の方については、予約受付開始は未定であり、ワクチンの配分状況等をしっかり見極めながら、改めて調整してお知らせさせていただきたいと思っています。接種を希望される方は確実に受けていただけますので、どうか焦らずに予約いただくようお願いします。スマートフォン、パソコン等でも予約が可能ですので、ウェブ予約も御活用いただければと思います。

 また、このワクチン接種については、1市6町での取組もあり、ワクチン接種が早く進んでいる自治体もありますし、そうではない、特に鳥取市は人口が多いので、他の自治体に比べると少し進み具合が遅いのかもしれませんが、その辺りも圏域でお互いに協力しながら、しっかりこの圏域で接種が円滑に進んでいくように取り組んでいきたいと思っています。

 

2 鳥取市ワークプレイス拠点整備事業支援補助金の公募を開始しました

 

市長

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、都市圏、特に大都市圏の企業によるオフィスの地方分散といった流れが活発になってきている状況を受けて、本市でもこの流れに対応するべく、ワーケーションからの企業立地をテーマとして取り組んでいくため、民間事業者の皆さんが取り組まれる県内外の事業者等がワーケーション施設として利用するワークプレイスの整備を支援したいと考えています。

 立地場所は、広大な自然環境を活用した先駆的なビジネス創出の動きがあり、またSDGsについても乾燥地研究等で研究実績がある、そのような鳥取市のロケーションである鳥取砂丘周辺において整備される場合に支援させていただきます。サテライトオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペース等、複数の事業者の皆さんがそこに入居され、また利用される、そのような施設を整備する場合に支援させていただくものです。補助上限額は9,000万円としています。

 公募期間は、6月30日から7月21日までとしており、庁内の検討会で審査して、事業者を8月上旬に決定させていただきたいと思います。これは国の地方創生テレワーク交付金を活用しており、要件としてKPI、数値目標を事業者に求めることになっていて、例えば令和6年度末時点で施設利用中の企業数10社のうち、県外の企業が7社といった要件がありますので、それが達成していただけるような提案、取組を期待したいと考えています。

 

3 (株)ファミリーマートと連携した「フードドライブ」を始めます

 

市長

 全国でも都市部等で同様の取組が既に行われているところですが、本市においてはこのたび31店舗ということで、全国的にも例を見ない規模の、多くの店舗の皆さんがこの取組に賛同し、参加していただくこととなりました。これは一つには、これまで鳥取市が力を入れて取り組んできた地域食堂の取組があり、そういったことで多くの店舗の皆さんに賛同いただいたものと思っています。食品ロスの削減と、地域の支え合いの取組となります。これは鳥取市だけではなく、この東部圏域1市4町の31店舗で取り組むこととしており、また、ファミリーマートさんのほうでは新温泉町、香美町も予定しているということです。

 取組のイメージとしては、平成31年度から郵便局と開始しているフードドライブの取組と同様になりますが、違いは24時間営業ということです。幅広い年齢層の皆さんからこの取組に賛同いただき、支援の輪がさらに広がっていくことを期待しています。これからチラシ等で周知を図り、食品の寄附を呼びかけたいと思います。

 フードボックスに集まった食品は、地域食堂ネットワークの皆さんが2週間に1回程度、各店舗を訪問して食品を回収し、回収された食品は、人権交流プラザで一時保管して、必要に応じて提供していく取組です。

 提供先は、1市4町の、鳥取市内が18か所、岩美町1か所、智頭町2か所、八頭町2か所の地域食堂と、それから人権交流プラザ内の生活困窮世帯・学生向けのフードパントリー、また、母子支援施設、更生支援施設等にこの食品を提供していくことにしており、今後の予定ですが、この会見後、実施店舗にフードボックスを、今日早速設置させていただき、7月8日に受け取りの回収をスタートさせていただきたいと思っています。7月8日10時に、パレットとっとり店で回収の状況等を取材いただければ大変ありがたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

質問項目

 

4 新型コロナワクチン接種について

 

本田記者(TSK)

 モデルナワクチンの供給量不足で、職域接種にも影響が出ていると思いますが、その辺り、市町村の接種にもスケジュールが後ろ倒しになっていくことが想定されるのですが、その辺りはいかがお考えでしょうか。

 

市長

 モデルナワクチンは、当初は国が職域接種に活用されるということで供給していただく予定でしたが、この職域接種が全国で、国が想定されていた以上に手が挙がったという状況があり、ワクチンの供給量が、我々が考えていたことと少し状況が異なってきました。このことが直ちに市町村の集団接種等に影響があるとは考えていませんが、ただ、実際には、これは全国的な話ですが、市町村もその辺りの調整や支援等に関わっていると考えますので、その辺りは少し思惑が変わってきたな、最初の状況と変わってきたなという受け止め方はさせていただいています。

 

本田記者(TSK)

 全国の自治体では、ファイザーの供給も減ってきていて、予約を取りやめる自治体も出てきているのですが、鳥取市ではどういったお考えかというのと、そういったことはあるのかをお願いします。

 

市長

 鳥取市は集団接種、個別接種とも同様にファイザー社のワクチンで接種を進めていますが、現在のところ、ワクチンの供給と接種について問題は発生していません。円滑に今、接種が進んでいる状況です。現時点ではです。

 

本田記者(TSK)

 全国で起きている状況については、どのようにお考えでしょうか。

 

市長

 やはり当初、この接種について、打ち手、医師、看護師等を確保したり、場所を確保したり、それから予約を受け付けていく、色々な対応が求められたわけですが、比較的順調に進んでいるのではないかと思っています。

 また、国が総量を確保されたということですが、それが実際に入ってきて地方自治体に供給されると、少し当初の予定と異なって、なかなか円滑にいかないような状況が今、国全体で発生しているのではないかと思っており、今、鳥取市では順調にいっていますが、少し心配しています。今後、何らかの影響が出てくるかもしれませんので、引き続きしっかり状況を注視したいと思っています。

 

村上記者(NHK)

 ワクチンに関連して、小学校の児童などや、64歳から60歳の方の受付は続々と始まっているとは思うのですが、市として59歳以下も含めて、いつ頃までには希望する全員に打ち終えたいという目標を聞かせてください。河野大臣は、11月末ぐらいにも可能ではないかという発言がありましたが、それを踏まえて、市長としてはどういう目標を持って進めていかれるのかを聞かせてください。

 

市長

 国が今考えている10月、11月のあたりを目標としたいと考えていますし、現在のペースで順調に進んでいくと、これは予定どおりワクチンが供給されるという前提がありますが、そのような状況で進んでいけば、目標どおりに希望される方全てに接種ができると考えています。

 

村上記者(NHK)

 今後、どうなるかは分からないとして、また市内でも多分3万人近くの方の職域接種があると思いますが、もしこの職域が順調に、全て承認が下りた場合は、その11月末という目標がさらにちょっと早まることがあるのかというのが1点と、あともう一つは、大規模集団接種会場で、例えば対象が働く方が中心となってくると、夜間などの接種ニーズが出てくるかと思うのですが、その辺り、市長としてどう対応されていくのか聞かせてください。

 

市長

 まず、職域接種が進んでいくと、先ほどの予定といいますか、接種が早まるのではないかという御質問ですが、私もそのとおりだと思います。当初では、モデルナ社のワクチンが提供されて、希望のところには優先して供給されるとのことでした。それが進んでいけば、今希望している職域等でかなりの人数の接種が可能になるので、それが円滑に進めば、全体として接種率が高まっていくということで、希望される方全ての接種も、それにより少し早まることも期待されます。

 また、2点目の御質問で、夜間の接種の希望等、どう対応していくのかといった御趣旨のお尋ねだったと思いますが、現時点で夜間等にどれぐらいの需要があって対応していくべきなのか、具体的にはまだ検討は行っていませんが、これから12歳から59歳、特に稼働年齢層の方はなかなか昼間、特に平日等は接種が難しいということも出てくるかと思っています。予約状況や、市民の皆さんの色々な御意見等もこれから引き続きしっかり受け止めながら、検討していきたいと思います。

 

村上記者(NHK)

 先ほど、市長から冒頭に、1市6町の麒麟のまち圏域を使って接種をというお話があったと思いますが、この枠組みの中では、鳥取市の接種率が多分一番、人口が多いゆえ遅いかと思います。例えば岩美町であったり八頭町など、郡部に空きがあった場合は、市民に対して、やはりそちらも使って、せっかく枠組みがあるのだから、接種を呼びかけるなど、その辺りはいかがでしょうか。

 

市長

 それについては、実務レベルで定期的に打合せ、協議等をしており、早速週明けに、先ほどお話しいただいたことについても実務レベルでの協議、調整等を行いたいと考えています。特に人口規模の小さな自治体においては、ワクチン接種が円滑に進んでいるといった状況もありますので、圏域全体で見ると、その辺りで接種が可能であれば、そのような枠も活用させていただき、圏域全体での接種率を高めていくこともあるのではないかと思っていますので、具体的に実務レベルでしっかり実施に向けて検討しいと思います。

 

村上記者(NHK)

 ちなみに、めどはいつぐらいになりますか。

 

市長

 来週、そのことについて調整、協議をしたいと思いますので、そんなに先にはならないと思います。

 

村上記者(NHK)

 今月中ぐらいですか。

 

市長

 もちろんそうです。

 

5 鳥取市ワークプレイス拠点整備事業について

 

松田記者(産経新聞)

 鳥取市のワークプレイスの事業ですが、一つは、鳥取砂丘周辺ということで、これは砂丘の整備、鳥取砂丘周辺の整備の一環に位置づけているのかということと、あと、周辺がどの程度なのかということと、もう一つ、公募期間が今月の21日までになっていて、あまりにも公募の期間が短すぎるような気がするのですが、その辺りはどうお考えなのでしょうか。

 

市長

 まず、砂丘一帯の整備の一環として位置づけているのかどうかといったお尋ねですが、砂丘周辺一帯の整備の一環ということではなく、これは例えばリモートワーク、テレワーク、それからワーケーションなど、色々なことがこのコロナ禍において働き方というか、形態がこれから具体的になっていく、主流になっていくという流れを捉まえての取組ですので、砂丘周辺一帯の整備の一環ではなく、これは別の取組だと御理解いただければと思います。ワーケーション、リモートワーク、テレワーク、それから大都市圏からのオフィスの地方分散の流れ、そのようなことに対応する一つの取組ということで我々も考えています。

 周辺がどこを指すのかということですが、少なくとも砂丘が一望できるような、そのような場所と我々は考えています。

 それから、公募の期間が7月21日までというのはちょっと短いのではないかということですが、今日が2日で、大体3週間ぐらい取ればいいという感覚を持っていますので、極端に短いということはなく、これぐらいで応募いただいて、審査して8月上旬に決定して、少しでも早く取組が実現できるように、このような応募期間を設定させていただきました。

 

西山記者(日本海新聞)

 ワークプレイスの話に関連して、補助上限額が9,000万円ということで、何か中途半端な金額かなと思ったのですが、この9,000万円はどういう数字というか、どうやって出された数字ですか。

 

市長

 建物をリニューアルしたりということで、設計に係る経費、またWi-Fi環境等を整えること、また備品購入など、相当かかりますが、大体これぐらいで既存の建物等も使って整備できる、あるいは実際に新しいものを造るという場合もあると思いますので、一定程度の額が必要だということで、既存の建物をリニューアルされる場合、解体して新たなものを造る場合、色々な場合を想定して、大体これぐらいの額でこの事業を始めていただけるのではないかということで設定したものです。

 

6 学校等での集団接種について

 

村上記者(NHK)

 ちょっとワクチンの話に戻りますが、12歳以上の接種が始まると思いますが、鳥取市として学校などでの生徒、児童を対象にした集団接種は、お考えはいかがでしょうか。

 

市長

 児童生徒等を対象にした集団接種は、現段階では考えていません。それぞれ御判断をいただくこともありますので、集団接種は現在のところ考えていないです。

 

7 来年の市長選挙について

 

村上記者(NHK)

 今年も半分終わって7月に入りました。来年には市長選挙があると思いますが、現時点で、市長の中で、さらにチャレンジされるのか、その辺りというのはいかがでしょうか。

 

市長

 それがチャレンジなのかどうかはちょっと分かりませんが、通常は大体、市長選挙等、鳥取市は任期が4月14日までですので、選挙は3月末、あるいは4月上旬あたりとなります。逆算すると、多分早くても半年前ということになりますので、9月、10月のあたりからそのようなことが話題として出てくることになろうかなと思います。

 私自身、現在はそういった市長選挙のことよりも、むしろ新型コロナウイルス感染症対策、ワクチン接種、色々な経済対策等も含めて、しっかりと全力で今、そのことに集中していかなければならない状況に置かれていますので、まずはそういったやるべきことを今、最優先させていただきたいという考えです。

 

 

このページに関するお問い合わせ先

企画推進部 広報室
電話番号:0857-30-8008
FAX番号:0857-20-3040

ぜひアンケートにご協力ください

Q1. このページの内容は参考になりましたか?
Q2. このページの内容はわかりやすかったですか?
Q3. このページは見つけやすかったですか?
Q4. このページはどのようにしてたどり着きましたか?