鳥取市

令和3年8月6日市長定例記者会見録登録日:

令和3年8月6日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和3年8月6日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 新型コロナワクチン接種の最新情報について

資料1(PDF/135KB)

2 「韓国・清州(チョンジュ)市」姉妹都市提携30周年記念事業の実施について

資料2(PDF/464KB)
 

質問項目

3 飲食店を中心とした時短要請について

4 新型コロナワクチンの夜間接種について

5 麒麟のまち圏域での新型コロナワクチン接種について

6 新型コロナワクチンの確保状況について

7 時短要請に関する支援について

8 若い方の新型コロナワクチン接種率を上げるための施策について

9 第57回鳥取しゃんしゃん祭の延期について

10 新型コロナワクチン接種の託児サービスについて

 

 

はじめに

 

市長

 8月に入り、連日大変暑い日が続いていますが、その中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振い、なかなか感染拡大が止まらない状況が続いています。これは全国でもそうですが、この鳥取市保健所管内においても、先週、7月26日から今日までの10日ほどの間に200件を超える陽性例が発生しています。昨年度の令和2年度1年間で振り返ってみると113件の陽性例ですので、令和2年度1年間の2倍に匹敵する大変な数の陽性例が発生しており、これは主にデルタ株を中心とした変異株が猛威を振るっている状況ではないかと推察しています。

 一昨日、保健所を中心とした健康こども部の体制の充実、強化を人事異動で図ったところですし、また、今後も健康こども部、危機管理部を中心として、全庁的に一丸となってこの難局を乗り越えるべく対応していきたいと考えています。

 昨日も鳥取県知事とウェブ会議、あるいは合同本部会議でこの件について協議して、連携して取り組んでいこうと確認したところです。飲食店街を中心とした営業時間の短縮等も協力をお願いさせていただきたいと考えていますし、何としても感染拡大防止ができるように、今、立ち向かっています。

 まさにウイルスとの闘いであり、これからお盆の時期を迎えます。人の流れも出てくると思っていますので、市民の皆さんには今まで以上にレベルアップを図った感染防止策に取り組んでいただくようにお願いしたく、明日の新聞折り込みでチラシをお配りして、周知を図りたいと思っています。最大の警戒と感染予防策の徹底をお願いしますということで、特別警報発令中、特に不要不急の外出を差し控えていただき、帰省を含めた県外との往来についてもできる限り控えていただくようお願いし、マスクの着用、小まめな手指消毒、三密を避ける、これは従来からの感染予防策ですが、今一度こういった予防策について徹底していただくようにお願いしたいと思います。

 また、この感染例の中には、ワクチン接種を受けた方でも陽性例が発生している例も全国的に確認されていますので、ワクチン接種を受けた方も、引き続き感染予防策に取り組んでいただきますようお願いします。

 また、それぞれ市民皆さんの御判断によりますが、ワクチン接種を受けられない方もいらっしゃいます。そういった方に対する差別や攻撃等はしないでということも、改めて呼びかけさせていただきます。

 

会見項目

 

1 新型コロナワクチン接種の最新情報について

 

市長

 来週の8月10日火曜日から、49歳以下の方のワクチン接種予約受付を開始します。これにより全世代の方に予約していただけるようになりました。また、集団接種会場での接種について、特に平日の昼間はなかなか接種が受けられないといった方もいらっしゃると思いますので、夜間接種と、お子さん連れの方に一時預かりで接種を受けていただける託児サービスも開始します。この内容も含めてお知らせチラシを折り込みますので、多くの皆様にぜひ御覧いただきたいと思います。

 また、現在のワクチン接種状況ですが、最新の8月5日現在で、65歳以上の方は74.5%の方が2回目の接種を終えています。今日あたりには我々が目標としていた65歳以上の方の75%が2回目の接種を受けていただくことになるだろうと考えています。国でも8月中に40%と、色々な数値を出していますが、その数値も鳥取市においては達成できると考えていますし、引き続き円滑に接種が進むように、しっかりと対応していきたいと考えています。

 

2 「韓国・清州(チョンジュ)市」姉妹都市提携30周年記念事業の実施について

 

市長

 鳥取市は、平成2年8月に韓国・忠清北道(チュンチョンブクト)の清州市と姉妹都市提携し、令和2年で30周年という大きな節目の年でしたが、この新型コロナウイルス感染症の影響により、記念事業を先送りしています。その中で、今年の1月25日に清州市の韓凡悳(ハン・ボンドク)市長とオンラインによる会談をさせていただき、改めて友好交流をこれからも続けていくことを双方で確認したところです。

 これを受けて、30周年の記念事業として、これまでの友好交流を振り返るパネル展、また、ビエンナーレが2年に1回の開催であり、毎回、清州国際工芸ビエンナーレに鳥取のブースを出展しています。今回も9月から10月になりますが、清州工芸ビエンナーレに鳥取市のブースを出展し、例年、和紙や陶芸品を展示していますが、そのような取組も行っていきたいと考えています。

 また、交流パネル展のほかにも記念イベントとして夏休み工作教室、また鳥取県の東部地区日韓親善協会と清州国際交流会とのオンラインでの対談も計画しています。場所はここ麒麟Square2階で行いたいと考えています。

 なお、姜文秀(カン・ムンス)監督の作品の上映も計画していたのですが、コロナウイルス感染症の影響により、これについては時期を延期して、また改めて調整、検討したいと考えています。

 また、国際交流給食で、今月8月26日と30日に韓国料理にちなんだメニューを提供するよう計画しています。先ほど申し上げたように、平成2年8月30日に姉妹都市提携を結んだので、この8月30日にちなんで、給食センターのエリアによりますが8月26日と30日に韓国料理のメニューを給食で提供し、児童生徒の皆さんに姉妹都市交流について改めて知っていただく機会を設けたいと考えています。

 

質問項目

 

3 飲食店を中心とした時短要請について

 

佐々木記者(日本海新聞)

 この後、11時から正式に発表されることになると思いますが、飲食店を中心とした時短要請で、鳥取市独自として対象区域外の店舗への支援策や、間接的にダメージを被ることになる納入業者への支援策は考えていらっしゃいますでしょうか。

 

市長

 まずは、今回の取組は、クラスターが発生し、あるいは今回、先ほど7月26日から現在までと申し上げましたが、この間にこの飲食店街のエリアで集中して、時期的にも件数でも、陽性例が発生していますので、これを何とか封じ込めることによって、この市中の広がりを抑えていこうという緊急的な取組ですので、この取組については、少し限定的に、一点集中で実施していきたいと考えています。

 この対象となるエリアに、例えば酒類を販売していらっしゃる業者さんなど、この時短により影響が出てくると考えていますので、その辺りについて必要な支援をしていくことも必要ではないかと内部では検討を行っていますが、これをあまねく市全域に広げていく考えは持ち合わせていません。このコロナ禍において色々な分野で大変な影響を受けていらっしゃる事業者はたくさんあり、これはその取組として別途また検討するべきものですので、今回のこのエリア限定、期間限定の営業時間短縮のお願いについての対応で、市独自のものとなると、これは少し限定的な、この取組の範囲内での検討になろうかと考えています。

 

4 新型コロナワクチンの夜間接種について

 

野原記者(毎日新聞)

 ワクチンの夜間接種の件でお伺いします。

 今回、8月の2回は90人ずつ、9月が72人ずつということですが、この規模感というのは、そこまで大きな規模ではないのかなともちょっと感じたのですが、今後、拡大もしくは9月11日以降も継続していくお考え等について、もうちょっと詳しくお伺いしたいです。

 

市長

 これは、特に若い世代の方がどれくらい接種を希望して受けていただけるか、なかなか見通せない状況もあり、全国の状況を見てみると、65歳以上の高齢者の方と比較すると接種率が少し低いのではないかということがあり、できる限り接種を受けていただきたいと、感染拡大防止の観点からも思いますが、今後、8月10日から予約受付を開始させていただき、状況も注視しながら、また考えていくことになろうかと思います。現在のところ、8月の26、28、9月の9、10と、それぞれ90、90、72、72の枠でまずは開始させていただきたいと思っています。

 

5 麒麟のまち圏域での新型コロナワクチン接種について

 

小山記者(NHK)

 以前から懸案となっていた1市6町の麒麟のまちのワクチン接種について、64歳以下の接種の見通し、状況はいかがでしょうか。

 

市長

 これについては、なかなかワクチンの供給が十分でなかった状況が続いていました。そういった中で、定期的に担当者会議を行っていて、少しずつではありますが、ワクチンの供給量等によりますが、お互いに接種を受けていただける状況も出てきているところです。特に40代以下の若い世代の方の接種がなかなか予想以上に進まない状況もあるようで、この圏域全体で、全体の接種が進む取組として、お互いに住所地ではない自治体、例えば勤務先等で受けていただく、あるいはワクチンの量に少し余裕があるところで受けていただくなど、相互の協力ができる状況になってきています。

 

小山記者(NHK)

 具体的には何か、また予約開始とか、そこら辺の日時はどうですか。

 

市長

 もう既に、例えば岩美町さんでは8月4日から全年齢予約可能となっていますし、香美町さんもそうです。それから若桜町さん、智頭町さんでは既に町内に勤務している方については住所地が異なっていても受付をしている状況もありますし、鳥取市においては、市民皆さんの予約対象と同じ取扱いで8月10日から全年齢の予約は可能ですので、1市6町で少し状況は異なっていますが、可能な状況になってきています。これからさらに進んでいくと思います。

 

6 新型コロナワクチンの確保状況について

 

西山記者(日本海新聞)

 ワクチンの確保状況についてお尋ねしたいのですが、今の時点で何月ぐらいまでのワクチンは確保できている見通しが立っているでしょうか。

 

市長

 これについては、ずっと第1クールからワクチンの供給が始まっていて、確定ではありませんが、8月10日からまた新たに13クールから15クールまでの供給が予定されており、鳥取県全体で24箱ずつ供給されるだろうとのことです。その大体どれぐらいが鳥取市にと思いますが、今までの例でいくと半分ぐらいでした。我々が希望しているのは、1クール当たり13箱ぐらい回していただければ円滑に進むと考えていて、多分それぐらいは県で割り振りされて、特に県内の町村においては既にかなり全世代を対象として接種が進んでいますので、割合として多めに、鳥取市に回していただけるのかなと思っています。これは期待も含めてですが、十分、全世代を対象にした予約受付に対応できる量は、この13クールから15クールまでの間、提供していただけるものと、今のところ判断しています。まだ不確定要素も少しありますが、十分対応できると考えています。

 

西山記者(日本海新聞)

 以前、市長がおっしゃっていた10月から11月ぐらいには希望者への接種を完了できるというのも、変わらず達成できそうな見通しですか。

 

市長

 それも達成できると考えていて、むしろ今の感染状況等を勘案すると、これをできる限り早くしたいと思っています。

 

西山記者(日本海新聞)

 一応、順調にすごく進めば、いつぐらいに早めることができそうかみたいなところはあるのでしょうか。

 

市長

 それがなかなか、具体的な見通しについてお答えできない一つの要素として、40代以下の方がどれくらい受けていただけるのかが、少し見通しが持てない状況があります。先ほど申し上げたように、65歳以上の方については大体75%ぐらいの方が接種を受けていただけるのではないかと見通しを持っていましたが、現在のところ65歳以上の方、第1回目の接種は82%を超える方が受けていただいています。これも少しずつではありますが、割合は増えていくと思っていますが、この若い世代の方の割合はどれくらいか分からないところがあり、いつ全ての方にとは申し上げられませんが、要は感染防止、感染拡大防止ですので、いわゆる集団免疫が構築される、獲得される、それでこの感染症の終息が少し見通せる状況になると思いますので、まずはそこを目指していくべきではないかと思っています。

 

7 時短要請に関する支援について

 

岸本記者(山陰中央新報)

 時短要請に関連して伺いたいのですが、先ほどのお話の中で、酒類の納入業者など、エリア内で影響が出ると見られる業者にも支援を検討しているとのことだったと思いますが、これは、いつ頃までにその検討を終えて、やる予定なのかを教えていただきたいです。

 

市長

 やるかどうかも含めて、検討していますが、この時短要請については、期間は2週間を今考えています。スタートが8月9日か10日、この辺りからスタートになると思いますが、その間に酒類等を販売している方が時短によって非常に大きな影響を受ける、そういったことは、この期間内ですので、そんなに先送りできるような状況ではありませんので、まずその期間内にどういった状況であったかを把握した上で、対象とするかどうかも含めて検討することになろうかと思います。

 

8 若い方の新型コロナワクチン接種率を上げるための施策について

 

野原記者(毎日新聞)

 先ほど40代以下の接種がどうなるかという話がありました。八頭郡の状況を見ていても、若い世代の接種率は高齢者ほど伸びていかないというのは、もう多分はっきりしていると思うのですが、今後、若者に打ってもらうための施策が当然必要になってくると思います。例えば海外の事例だとインセンティブを設けたり、ちゃんと休めるような体制を整えたりなど、かなり進んだ施策もありますが、今後、そういったものもぼちぼちと構想していかなければならない時期ではないかなと思いますが、今、そのお考えはどうですか。

 

市長

 おっしゃるとおりであり、若い世代の方にも接種を受けていただくことにより、集団免疫等が形成されていくと考えていますが、これについては、市町村の中で考えて実施していくような性質のものではなく、むしろ国全体で、インセンティブを含めて国策として国全体の集団免疫をどのように早期に獲得、構築していくかという政策的に進めていくべきではないかと思っています。人の移動がやはり自治体を越えて発生しますので、一つの鳥取市だけでインセンティブを設けてということも政策的にはあるかもしれませんが、功を奏するような取組となるためには、やはり国の政策としてぜひお願いしたいと思っています。

 

野原記者(毎日新聞)

 今後、市としてそういったものを国に要望していくお考えということでよろしいでしょうか。

 

市長

 これは鳥取市ということではなく、例えば地方六団体など、そういったところで要請をしていくことになろうかなと思っています。

 

9 第57回鳥取しゃんしゃん祭の延期について

 

川口記者(共同通信)

 しゃんしゃん祭についてお伺いします。

 先日、東部でのコロナの感染状況を見て、しゃんしゃん祭を延期するという判断されましたが、具体的にいつ頃、どのような規模で、どのような形式でと、今の考えがありましたら教えてください。

 

市長

 まずは、今の状況ではなかなか開催は困難だということで、中止も含め、延期も含めた判断をさせていただきましたが、延期となると、時期的にはやはり10月あたりかなと私自身は思っています。会場の確保や、どういう形態でなども具体的に検討していくことが必要ですが、何よりもその時期に新型コロナウイルス感染症が終息に向かっているのかどうか、それをまず見極めた上で、実施を判断していくべきものではないかと思っていますので、まだ時期的なもの、規模、開催の方法等については、またこれからの話になると思います。踊り子連の皆さん、あるいは関係団体の皆さんともしっかりと協議しながら考えていきたいと思います。

 

小山記者(NHK)

 その関連で、まだ分からない部分が、不透明な部分が多いのですが、やはりもう9月、すでに8月になっていますが、9月はもう無理ということで、少なくとも10月以降で、かといって冬場にやるものではない、どう考えてもないとは思うのですが、そこら辺と、あと、中止の可能性って、どこまで判断はあり得るものなのでしょうか。

 

市長

 まず、時期は、9月はちょっとないと思います。10月のあたり、それ以降になると少し冬になって、季節的にもマッチしないと思います。

 それから、どういった基準でその判断をするのかといったお尋ねだったと思いますが、やはり先ほど申し上げたように、この新型コロナウイルス感染症がどういった状況にあるのかを見極める必要があります。ただ、それがどういう状況であるかという数値的な基準等で判断するのではなく、やはり総合的に判断した上で、市民の皆さん、踊り子連の皆さんの安全確保がしっかりとできるということが見極められた上で実施すべきものではないかと思っています。

 

10 新型コロナワクチン接種の託児サービスについて

 

竹原記者(時事通信)

 すみません、またワクチンに話が戻ってしまいますが、託児サービスの実施ということで、集団接種日の毎週日曜日ということなのですが、これは夜間接種日に合わせなかったのは理由があったりするのでしょうか。

 

市長

 特に合わせなかったということはないのですが、保育士の確保や、それから事前予約なしとしていますので、なかなか需要が見極められない状況もありますので、まずはこの予定したとおりで実施してみて、またその辺り、少し状況がアジャストするように修正することはあり得るのかもしれません。また状況を見ながらしっかりと、要は接種が円滑に進むようにということですので、見極めて対応していきたいと思います。

 

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