令和3年度 第3回青谷地域振興会議登録日:
令和3年度第3回青谷地域振興会議議事概要
日時:令和3年7月21日(水)午後2時30分~4時30分
会場:青谷町総合支所第2・3会議室
【出席委員】
長谷川和郎、浜江和恵、山本 誠、久野浩太郎、植田 隆、前田幸一、
長谷川大之、塩 とみ子、松岡礼子、大石剛史、大谷 茜
【事務局】
見生支所長、安達副支所長兼地域振興課長(併教育委員会事務局青谷町分室長)、
闥木産業建設課長、金崎市民福祉課長、房安地域振興課長補佐
【関係機関】
鳥取市情報政策課 田渕課長補佐・熊中主事
鳥取市地域振興課 漆原次長・山名課長補佐
【日程】
1 開会
2 会長あいさつ
3 議題
(1) 超高速情報通信基盤整備事業(青谷北部追加)について 資料1
(2) 鳥取市過疎地域持続的発展計画について 資料2-1、2-2
(3) 青谷地域生活交通について 資料3
(4) 先進地視察について
(5) その他
4 報告事項
(1) 図書室アンケートについて 資料 4
(2) その他
5 その他
6 閉会
≪議事概要≫
3 議題
(1) 超高速情報通信基盤整備事業(青谷北部追加)について
情報政策課から説明
【委員】現在Wi-Fiを利用しているが、これの整備が完了すれば、今、ケーブルテレビに症状が出ている画像の乱れ等が解消されるということか。資料の図面の他の市域で白く表示されている部分も、これから整備を追加するということか。
【情報政策課】この光ケーブル工事につきましては、通信部分ですのでテレビ環境とは違いますが、工事完了後はインターネットの環境が良くなると思います。現在の最大の契約プランは120メガだったと思いますが、おおよそ10倍程度早くなるようです。通信が不安定な方は、快適に、そうストレスなく利用できるようになると聞いています。
それから、資料図面で白く表示している市域ですが、こちらにつきましても、今後順次青谷町北部のように進めて、鳥取市全体を光ケーブルで結んでいけたらと思っています。図面の白い部分の地域については、NTT等の光ケーブルが入っている所で、今現在光ケーブルが使えないというわけではありません。
【委員】青谷は北部と南部に分けることができるということか。これを分けた理由は。
【情報政策課】現在、青谷町北部のNTT等の光サービスが既に入っている部分の工事は、令和2年度の国の事業採択要件では対象にならなかったが、今年4月に要件が変わったので、採択になったものです。
(2) 鳥取市過疎地域持続的発展計画について
本庁地域振興課から説明
【委員】過疎債を受けることによって、普通事業がどれ位の割合で安くできるものか。
【地域振興課】過疎債というのは借金ですので、いつか返さないといけないお金なのですが、その借金で返す分の70%が交付税の対象となり、そのほかの起債に比べると有利な財源となります。それを市の事業に充てることで、市の負担が減ってくることになります。
【委員】ここにあがっている事業内容はすべて過疎債の対象にする事業か。建設事業だけではなくソフト事業も対象になるということか。
【地域振興課】お見込みの通りです。これまでもソフト事業は対象になっていましたが、新しい法律でも引き続き対象となります。
【委員】再生可能エネルギーの利用推進と記載されているが、現在、青谷でも事業者が風力発電を建設するという話を聞いている。青谷町全体の安全な生活に関わる問題として、鳥取市としても広く情報提供してほしいと思う。
【地域振興課】地域振興会議で出た意見は、持ち帰って担当課に伝えたいと思います。
【委員】この事業の計画の中に、過疎を解消しようというものが少ないような気がするが、地域を活性化させるための事業を多く盛り込んで欲しいと思う。
【地域振興課】今年度策定するこの新たな市町村計画につきましては、今年度当初予算に合わせて、各担当課が作った事業から市町村計画に盛り込んだ形になります。今後10年間続く計画ですので、ハード事業ソフト事業両方に過疎債を充てていくことになり、そのあたりも地域住民の皆さんで、しっかり考えていただきながら、事業を進めていくということはできると思っています。
【委員】先ほど再生可能エネルギーの利用促進ということでお話があったが、できた商品、エネルギーを我々が利用するのか、再生可能な設備を後押しするのかどちらの意味か。
【地域振興課】ここの部分については現在、県と協議中なのですが、鳥取市の方で上げている文面としては、二酸化炭素の排出量の削減を行っていくというところで、脱炭素社会の実現という書き方で文面には入れています。これについては具体的な事業は載せていません。目標として脱炭素社会、二酸化炭素の排出量の削減に取り組んでいくということを計画の中に記載している状況です。
【委員】全国的には小型の水力で電気を発電して地域の人が使うという方法を取っているところがあり、青谷は水が豊富なので、そういう先進的なことをやったら面白いのではないかと思う。
【地域振興課】小水力発電を導入しようとなると、事業者に協力していただくことが大変重要になってきますので、まず地域の方で何がしたいのか、それも今現在ではなく20年、30年後、自分たちの次世代の子供たちに何を残さなくてはいけないのかというところを、しっかり考えていただきたいと思います。私どもも、一緒に協力していきたいと思っています。
【委員】事業内容を見ていると、過疎地域持続的発展計画で何か特別な措置があるのかと思ったが、結局、この前災害があったが、災害が起こらないように整備していくのも、この計画に含まれていくことになる。過疎であろうがなかろうが当たり前だと思うが、人が少なかったらなかなか措置に手が回らないから、こういう措置をして手を回していこうという計画なのかなと思った。そこは当然のことと考えていただいて、過疎地域がもっと発展するような方法も、考えていただけたらと思った。
【委員】例えば工業団地を誘致することも、過疎債にあてはめることはできるのか。
【地域振興課】そこの部分は、鳥取市として総合的に政策を考えていく必要があります。青谷の工業団地が必要だということになりましたら、有利な財源を鳥取市として考えていきます。そこの部分で、例えば土地を造成するにあたって、上水道・下水度を整備することになれば、当然過疎債が充てられるということになります。
(3) 青谷地域生活交通について
事務局から説明
【委員】朝の便で一般の方と子供たちが一緒にという話だが、バス停までは集団登校なので、7時10分ぐらいに家を出るが、小学生としてはなかなか早いなと思っている。できれば小中学生が乗る便だけでも、スクールバスみたいな形にしていただいたら、小畑線の場合は日置谷の中を走らなくてもよくなる。しかも、中学校を回れば青谷駅前を通らなくてもよくなり、大分時間の短縮にもなる。その辺を考慮してもらえば、時間が短くなり、往復で一般の人を乗せるような便も、折り返しでつくれるのではないかと思う。
【事務局】これまでの経路と合わせて、青谷駅に寄る必要のある便と必要のない便等も検討して、今後、無駄のない運行経路、時間短縮につながるような経路も検討していきたいと考えます。
【委員】今走っている大きい乗り合いバスは、スクールバスみたいな感じで使って、なるべく子供に負担がかからない時間で、学校に間に合うようなルートを作って、2台のバスを活用していただきたい。その後の利用は、例えば学校との交流などに使うなど、学校専用のスクールバスのようにしたらいいと思う。朝、市内の高校に通う高校生などが、6時半ぐらいの汽車に間に合うように、汽車に合わせた運行ができるような、絹見で走っているようなバスが、勝部線、日置線にあればもっと利用も増えてくるのではないか。小学生が出る時間に乗り合いして出ると、医院で待つ時間は何時間になるのかと考えると、その辺も考慮していただきたい。もう少し綿密なアンケートを考えて、汽車の時間に合わせると、鉄道を利用する人も増えてくると思うし、駅も乗降が多くなって活性してくるのではないか。
【事務局】いただいたご意見は、強い要望があったということで、市の内部協議の対象にしていきたいと思います。
(4) 先進地視察について
事務局から説明
※NPO法人による地域生活交通、地域活性化に取り組まれている、佐治地域の事例について、11月に視察を実施するよう提案。
賛成意見により、事務局において日程調整を進めることを承認。
4 報告事項
(1) 図書室アンケートについて
事務局から説明
【委員】アンケートの内容は、これを選んでくださいというものになっているが、「こういう場所がほしい」など、子供の要望など、夢を書くような欄を入れた方がいいと思った。
【事務局】アンケートは6月下旬から取っており、本来であれば、皆様からご意見をいただきながらアンケートを作成すべきだったのかも知れませんが、何かご意見がありましたら問10に、希望する項目を記載いただけるのかと思っています。
【委員】先日、公民館を利用したときに、アンケートをお願いされたが、せっかく手渡しで渡すのであれば、青谷町にある図書室を良くするためにアンケートにお答えくださいとか、アンケートを書きたくなるよう依頼するなど、事前に工夫された方が良かったと思った。
【事務局】回収もあと1週間弱ありますので、今後手渡しをする際には、今言われたようなことも注意をしながら、お渡したいと思います。
【委員】利用者からたくさんの声を聞きたいというのであれば、問10の下に「図書室に関するご意見などご自由にお書きください」という欄を作った方が、書きやすかったかのではないか。このアンケートとは関係ないが、先日図書室行った時に、学習できる新しい机が4席設けられていた。例えば、学習コーナー、閲覧コーナーが増えたというお知らせを支所だより等でPRしてほしい。
【事務局】またアンケートを取る機会があれば、いただいたご意見も取り入れたいと思います。学習コーナーにつきましては、支所だよりに掲載したいと思います。
5. その他
【委員】井手ケ浜に降りるところの階段が整備不十分なところがあり、なかなか直してもらえないという声がある。少しでも早く直すよう検討していただきたい。それと、支所に問い合わせに行ったところ、本庁に連絡してくださいという対応をされたという話を、何回か聞いたことがある。自分で対応が難しいようであれば、本庁に確認して相談に来た人に伝えるとか、本庁の担当から連絡させるぐらいの対応をしていただかないと、支所の意味がないと思う。
【事務局】井手ケ浜の根本的な原因は、冬に砂が流されてしまって、絶壁のような段差ができていることですが、市の方で復旧を考えています。砂を盛ったり、構造物を作ったりしても、台風や冬場の大荒れで、全部削られてしまうという状況ですので、階段等の構造物はできませんが、砂を埋め戻して緩やかな傾斜を確保するよう検討しています。職員の対応へのご意見については、お客様がこられた場合には、お話をお伺いして、本庁に確認をするのが、支所の職員として当然の対応だと思っています。今後職員に、まず話を聞くということを周知徹底したいと思います。
【委員】風力発電が建つことで、青谷の自然が損なわれることをすごく心配しており、今後、青谷上寺地遺跡史跡公園のオープンを控えているが、鳥取市には景観形成審議会というものがあるので、その議題に上げてみてはどうか。
【事務局】景観形成審議会の件につきましても、再度確認してお答えしたいと思います。
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