鳥取市

令和3年10月22日市長定例記者会見録登録日:

令和3年10月22日午前10時から、災害対策本部室

令和3年10月22日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 新型コロナワクチンの最新情報について

2 「新型コロナウイルス感染症からの鳥取市復興・再生プラン」~ みんなでひらこう 明るい未来 ~について

資料1-1 (PDF/123KB)

資料1-2 (PDF/366KB)

3 旧本庁舎等跡地活用について、「旧本庁舎等跡地活用検討会議」を設置し検討を始めます!

資料2 (PDF/112KB)

4 きなんせ、とっとり~旅で応援キャンペーン~「鳥取市オンラインライブツアー」の開催

資料3 (PDF/238KB)

質問項目

5 新型コロナワクチン接種について

6 新型コロナウイルス感染症からの鳥取市復興・再生プランについて

7 次期市長選挙について

 

はじめに

 

市長

 前回の定例記者会見で御報告しました、今月2日に高岡市で開催された令和の万葉大茶会の次期開催地として受け取った大会のキーを、本日から12月末まで、本庁舎1階ハートフルコーナーに展示します。この大会キーは、伝統の高岡漆器のたくみの技で制作された大変すばらしい木簡で、イチョウの木に本漆を塗り、虹色の輝きを持つアワビ貝、螺鈿細工で、表面には白梅の花を、裏面には高岡で大伴家持が詠んだ歌を装飾しているものです。この大会キーを市民の皆様に御覧いただくことにより、万葉大茶会に関心を深めていただき、来年度鳥取市で開催されるこの茶会への機運を醸成していきたいと考えています。

 次に、第57回鳥取しゃんしゃん祭について、新型コロナウイルスが大変猛威を振るっていて、今年度も8月14日の開催を見送り、10月31日に第57回鳥取しゃんしゃん祭を開催することとしています。このコロナ禍の中でも安全に開催できるように、会場はヤマタスポーツパーク陸上競技場に変更して、無観客で開催します。

 また、踊り子の皆様をはじめ祭りの関係者には、2週間前から検温など健康チェックをお願いし、十分な間隔の確保や、演舞中の掛け声などは今回禁止させていただくなど、感染対策を徹底します。

 このたびは、傘踊り、すずっこ踊りを合わせて、合計38連、総勢で640人の踊り子の皆さんに御参加いただきます。当日はケーブルテレビ等で生中継させていただく予定ですので、どうか多くの皆さんに御自宅等で祭りを楽しんでいただきたいと思っています。

 

会見項目

 

1 新型コロナワクチンの最新情報について

 

市長

 10月21日昨日現在で、本市の12歳以上の接種対象者の82%に当たる方が第1回目の接種を終了しています。年代別で比較すると、やはり30代以下の若い年齢層の方の接種率が少し低い状況です。引き続きワクチン情報を広報していきたいと思っていますし、10月16日土曜日に予約受付を開始した集団接種の追加日程分については、全ての日程において予約がまだ予定数に達していない状況ですので、今回はこの追加日程をもって終了とさせていただく予定ですが、ぜひ多くの皆さんに、希望される方は早めに予約して接種を受けていただきたいと思っています。本市の公式ホームページ等でもお知らせしていますのでご確認ください。

 

2 「新型コロナウイルス感染症からの鳥取市復興・再生プラン」~ みんなでひらこう 明るい未来 ~について

 

市長

 新型コロナウイルス感染症については、ワクチン接種が円滑に進む中で、第五波と言われる状況も落ち着いてきていると考えていますが、コロナ対策については引き続きしっかりと取り組みながら、コロナの終息後を見据えた地域経済の立て直しと、このコロナ禍を教訓とした新しい社会づくり、これが今後の大きな課題であると考えています。そこで、「人を大切にするまち鳥取市」を合い言葉に、本市の将来を見据えた中長期の復興・再生の方向や、主な取組を定めた新型コロナウイルス感染症からの鳥取市復興・再生プランを作成して、全ての市域の均衡ある発展と、住んでよかった、住み続けたいまちとなるための取組を市民の皆様と一緒になって、これから力強く進めていきたいと思っています。これは地域経済の立て直しと、将来を見据えた取組であり、復興政策の中心に人を据えて、人を中心に、コロナ後に持続可能な地域経済の再生と市政の発展を図り、鳥取市を次の世代にしっかりと引き継いでいく、そのような取組としたいと考えています。

 この取組の基本的な姿勢ですが、このコロナ禍で大きく変わってきている人々の行動変容や社会変化、これを的確に捉えて取り入れて、まちの力としていきたいと思います。また、若年層の希望をかなえ、若い人が暮らしていける、そのようなまちをつくっていきたいと思います。また、少子化に歯止めをかけ、持続可能でお互いに尊重し、支え合い、受け入れていく、包摂的なという言い方をしていますが、そのようなまちを目指していきたいと考えています。

 人に着目した3つの方針に沿って、この復興・再生を進めていきたいと考えていて、1番目の方針として、「ひとを引きつけ、ひとを呼び込むまちづくり」ということで、コロナ禍で、どちらかというと都会の生活より、自然に囲まれた、自然豊かな地方で、生活に魅力を感じている人が増えていると思っています。多くの方に鳥取市を知っていただき、移住・定住、また関係人口の増加につながっていくように、さらに若い方、鳥取市出身の方に将来は鳥取市に帰っていただけるような取組を方針の一つとしています。また、「稼ぐ力と魅力を高め、ひとが暮らし続けるまちづくり」ということで、特に若い方に都会ではなく鳥取市での生活を選んでいただく、そういった若者を増やし、若者の定着に取り組んでいく、あわせて、誰もが暮らしやすいまちづくりを進めていきたいと思います。

 また、方針の3つ目ですが、「ひとり一人にやさしい、ひとを大切にするまちづくり」ということで、子どもは地域の宝です。結婚や子育てに夢や希望が持てるまち、子どもでにぎわうまち、そしてみんなで支え合い、助け合う、人を大切にするまちづくりを進めていきたいと思っています。これについては資料をお配りしていますが、2ページ目の2枚目のところが、こういった取組をまとめて詳しくしたものです。「ひと」に着目した3つの方針に6つの施策、これは真ん中辺りに方針1、2、3と書いていますが、それぞれ方向が2つずつ書いてあり、6つの施策の方向に沿って、この復興・再生を進めていきたいと思います。これについては、従前から取り組んでいる取組もありますし、来年度から取り組んでいこうとしている取組もあります。例えば方針3の「ひとり一人にやさしい、ひとを大切にするまちづくり」、これは方向2のところで、「誰一人取り残さない包摂のまちづくり」に挙げていますが、重層的な支援については国の認定を受けて、来年度からさらに力強く取り組んでいきたいと考えています。また、テレワーク、ワーケーションといったことも引き続き、コロナ禍、またコロナ終息後を見据えてしっかりと進めていきたいと考えています。

 下の政策推進の視点ですが、SDGs、デジタル化の加速、またグリーン社会の実現、危機対応力の強化、協働、広域連携と書かせていただいていますが、2021の骨太方針でも、グリーン社会の実現やデジタル化の加速、活力ある地方創り、そして少子化の克服、この4点が挙げられており、こういった骨太方針とも合致するものです。鳥取市として明るい未来をみんなで力を合わせながら切り開いていこうということで、これについては、平易な表現で市民の皆様にもしっかりと御理解いただけるように、これからも広報、周知等に努めていきたいと思っています。この第五波と言われている状況が少し落ち着いてきているので、こういったタイミングでこの取組を鳥取市としてしっかり進めていきたいと、このプランをお示しさせていただくものです。

 

3 旧本庁舎等跡地活用について、「旧本庁舎等跡地活用検討会議」を設置し検討を始めます!

 

市長

 旧本庁舎等の跡地活用について、先般、専門家委員会から提言を提出いただいたところです。基本的には、これまでの色々な議論や市民の皆様の御意見、御提言等も踏まえながら、この提言に沿って実務的に検討を行いながら進めて、鳥取市としての具体的な方針をお示ししていきたいと思っていますが、できれば年度内ではなく、年内を目途に鳥取市としてお示ししたいと思っています。

 この検討に当たっては、旧本庁舎等跡地活用検討会議、これは内部の会議ですが、私と副市長、教育長、部局長等を含めた計17人で構成される会議を設置し、来週25日月曜日、9時から第1回の会議を開催して、早速この具体的な検討に取りかかっていきたいと考えています。

 提言の内容としては、オープンスペース等が基本になっていますが、具体的に進めていくとなると、都市計画等と整合性はどうかといったことや、将来的にどういった位置付けが必要なのか、具体的な検討を実務的に進めていかなければならないと考えており、そういったことをこの25日からスタートさせたいと思っています。この会議は公開で進めていきます。

 

4 きなんせ、とっとり~旅で応援キャンペーン~「鳥取市オンラインライブツアー」の開催

 

市長

今、このコロナ禍の中で、観光振興等に大変制約があり、大きな影響を受けています。そういった中で、これからいかに観光振興を図っていくかという工夫が必要であり、観光需要の回復に向けたファンづくりを進めていこうと、コロナ禍の中でも自宅等で安心して鳥取市の特産品を味わっていただきながら、パソコン等の画面を通じて周遊観光を楽しんでいただくオンラインライブツアーを開催します。当日は現地からの生中継を通して、臨場感あふれる映像で鳥取砂丘や白兎海岸、鳥取の地酒などを御紹介させていただきたいと思っています。明日、23日土曜日の11時30分から約1時間としていて、参加人数は100名ですが、既に多くの申し込みをいただいて募集定員に達しています。

 ツアーの流れですが、現地からの中継や映像等を通じて参加者に観光スポットや特産品を紹介します。また、参加申し込みの際に購入いただいた、駅弁「ふるさと鳥取の宴」、「かに甲羅めし」セットや、日置桜純米生270ミリリットルほか4本のセット、焼きがにせんべいほか3種の色々なお菓子セット等を当日味わっていただきながら、現地との交流を深めていただきたいと思っています。御参加いただいた皆様には特典として、鳥取市ふるさと物産館の1,000円分の割引クーポン券をプレゼントさせていただきます。

 当日は、中継箇所等の取材は可能で、初めての取組ですので、ぜひ取材していただければ大変ありがたいと思っています。詳細については担当課に問い合わせいただければと思います。

 

質問項目

 

5 新型コロナワクチン接種について

 

村上記者(NHK)

 ワクチンの関係で1件お伺いします。

 国からは、12月にも3回目の接種をと示されていると思うのですが、鳥取市としては、どのような方から打っていくか、今、準備状況など、検討はいかがでしょうか。

 

市長

 この検討は既に担当部局で行っていて、国の方針としては、大体2回目を終えて8か月経過した方が対象になるということで、12月から逆算すると4月に接種を終えた方で、医療等の従事者の方になろうかと思います。順次、また65歳以上の高齢者の方という順で対象となっていくものと考えており、具体的に準備していきたいと思っています。

 

村上記者(NHK)

 これまでの接種の中では、麒麟のまち圏域での接種をされていたと思いますが、今回、3回目になったとしても、その枠組みは生かされるということでよろしいですか。

 

市長

 そうですね、従来の枠組みでこの3回目以降も対応していきたいと思います。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 ワクチンの関連で、12歳以上の方82%が1回目接種を終了され、追加の集団接種日程は設けないということですが、1回目接種に関しては希望される方がおおむね接種を終えたと受け止めているということでよろしいでしょうか。

 

市長

 これについては、予約の埋まり状況を日々注視していて、現在1,656人の枠を設定して予約を受けているところですが、予約は752人で、割合的には45%強でしょうか、45.4%ぐらいで、従来に比べて予約状況が少なくなってきているように思います。こういった状況も引き続き注視しながら、12歳に到達される方は順次対象となっていきますので、希望される方は全て円滑に接種を受けていただけるように対応していきたいと思いますが、現在の状況を勘案すると、ほぼ全て希望される方には接種ができている状況であると見ています。

 

6 新型コロナウイルス感染症からの鳥取市復興・再生プランについて

 

佐々木記者(日本海新聞)

 鳥取市の復興・再生プランについて、このプラン、直近で取り組まれるものから、少し時間がかかりそうだなと思うものまで、施策の内容を拝見していくとあるのですが、向こう何年間ぐらいかけて取り組まれる計画なのかお伺いできますか。

 

市長

 これについては、既に具体的に取り組んできているものもありますし、あるいは先ほど申し上げたように、重層的な支援等については従来から取り組んでいますが、期間としては大体3年か4年ぐらい、それぐらいのイメージでこういった取組を進めていきたいと考えています。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 中長期的なプランになっているかと思うのですが、2点、一丁目一番地で取り組んでいかなければいけないと思っていらっしゃる課題と、それから、この中から来年度の当初予算に盛り込まれる事業があれば、お伺いできればお願いします。

 

市長

 一丁目一番地、これは何よりもコロナウイルス感染症対策、引き続きしっかりと取り組んでいかなければならないと思います。先ほどワクチン接種3回目についての御質問もありましたが、これから順次対象となる方が出てこられますので、これを円滑に進めていくことが、まず求められると思います。

 それから、非常に様々な分野でコロナの影響を受けて、大変な状況の事業者の方もいらっしゃいます。そういった支援、経済対策にしっかりと迅速に取り組んでいく必要があると考えています。

 また、中長期的となると、明るいまちを切り開いていくということで、アフターコロナも見据えながら、色々な社会のありようや、様相も大きく変わってくると考えなければならないわけであり、そういった中で、鳥取市がこれからも住んでよかった、住み続けたい、そのようなまちであり続けるように今のうちから取り組んでいくことが、中長期的なまちづくりを見据えての取組になろうかと思っており、そういったものを全てこの中に入れています。

 

7 次期市長選挙について

 

平川記者(毎日新聞)

 先ほどの復興・再生プランですが、来年度からもさらに力強く取り組んでいくという力強いお話がございました。ただ、任期が4月に切れます。先日は、そう遠くない時期に次期市長選についてはお考えになるとおっしゃいました。現時点でお考えをお聞かせ願えないでしょうか。

 

市長

 まず、来年度からということで、任期も4月14日で、14日までは4月に入れば来年度となりますので、これについては、やはり骨格予算等も、改選の時期にはなりますが、コロナ対策は切れ目のない対策が必要だと思っていますし、任期がいつまでということにとらわれずに、これは中長期、将来を見据えたまちづくりを任期中にもしっかりと取り組んで進めていくことが求められると判断しています。そう遠くない時期にとも申し上げてきていますので、10月で衆議院選挙も今、佳境に入ってきている状況であり、また来月以降、しっかりと自分自身の進退についても考えて、また皆様方にお知らせさせていただきたいと思っています。

 

平川記者(毎日新聞)

 今お話しされた件で、全く勝手な想像なのですが、来月には判断されるというふうに考えてよろしいのでしょうか。

 

市長

 いや、実は現在もどのように考えるべきかということは、自分自身の中で色々思いをめぐらせたり、考えたりしているところですが、鳥取市にとってどういう形がいいのかを、もう少ししっかりと自分自身の中でも考えて判断させていただきたいと思っていますので、その時期が来月になるのかどうか分かりませんが、あまり遅くならないようにしなければならないと思っています。

 

岸本記者(山陰中央新報)

 先ほどの質問に関連してお尋ねですが、鳥取市政では大体9月定例会のときに進退を問われるのが慣例といいますか、そういうパターンが多いと伺ったことがあるのですが、今回、9月定例会のときに進退について触れられなかったのは、質問が出なかったからでしょうか。それとも、何かしら事情があって熟考されているということなのでしょうか。

 

市長

 両方あると思います。質問が出なかったというのは事実ですし、私が熟考しているというか、熟慮している状況にあったということです。

 

岸本記者(山陰中央新報)

 熟慮されているというのは、どういうところを特にお考えになっているのでしょうか。

 

市長

 時代がこのように大きく目まぐるしく変化していくわけであり、自分自身の価値観や、私自身のですね、それから市政に対する思いや考え方、それが多くの市民の皆さんが良しとされるのか、あるいはもっと変革を、変わっていくことを望んでいるのか、そういうこともしっかりと私自身が考えて判断しなければならないと思っています。色々な要素がたくさんあると思いますし、なかなか一つの要因、一つの側面ではお話がなかなかできかねるところもありますが、それをトータルで考えて判断して、鳥取市のためにどうすべきか、どういった選択がいいのかを真剣に考えたいと思います。

 

 

 

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