鳥取市

令和3年11月5日市長定例記者会見録登録日:

令和3年11月5日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和3年11月5日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 新型コロナワクチンの接種状況について

資料1(PDF/118KB)

2 新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)について

3 「ドイツ・ハーナウ市」姉妹都市提携20周年記念事業の実施について ~特別名誉市民称号授与・記念イベントなどを開催~

資料2-1(PDF/183KB)

資料2-2(PDF/890KB)

資料2-3(PDF/2MB)

質問項目

4 新型コロナワクチン接種について

5 鳥取市地域振興チケットの発行について

6 市長選への出馬について

 

はじめに

 

市長

 会見項目に入る前に、現在予定している鳥取市地域振興チケットについて、少し触れさせていただきます。

 まだまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況が続いており、飲食業をはじめ様々な分野で産業全般に甚大な影響が出ています。このような状況に鑑み、プレミアム付きの鳥取市地域振興チケットを販売して、消費意欲を喚起することで、大変な打撃を受けている市内各店舗の売上向上を図っていきたいと考えています。

 発行総額は、現在のところ5億円を考えています。そのうち3割の1億5,000万円が、このプレミアム部分を含むものです。これから迎える年末年始に消費喚起を図っていきたいと考えていますので、12月定例会の前、11月下旬あたりになると思いますが、臨時議会を招集して関連予算を上程し、議会で御審議いただきたいと考えており、現在、担当課を中心に準備を進めています。

 

会見項目

 

1 新型コロナワクチンの接種状況について

 

市長

 まず、新型コロナウイルス感染症の状況について報告します。

 現在のところ、ここ1週間ほど新型コロナウイルス感染症陽性者が発生していない状況で、ようやく猛威を振るっていたデルタ株の状況も少し落ち着いてきたように考えていますが、引き続きしっかりと対応していきたいと思います。

 新型コロナウイルスのワクチン接種の状況ですが、11月4日の昨日現在で、12歳以上の全対象者数のうち83.1%の方が1回目の接種を終えています。また、80.7%の方が2回目の接種を終えています。住民基本台帳の全人口は18万5,890人で、この全人口当たりの1回目の接種済みの方が75%、2回目の方が72.8%となりますので、いわゆる集団免疫の獲得の一つの目安と言われている接種済みの割合75%に達したと考えています。

 また、当初目標としていた、接種を希望する方全員に10月ないしは11月のあたりには接種が終えられるよう接種を進めてきましたが、これについても当初の予定どおり、ほぼ10月末あるいは11月のかかりになると思いますが、ほぼ希望される方の接種は終了することができたと考えています。

 これから12歳に到達される方や、やはり接種を受けたいという方もいらっしゃると思うので、それぞれ個別に医療機関で対応していただけるようにしていきます。

 

2 新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)について

 

市長

 医学的な知見等がまだ十分整理されていない状況もあると思えるところですが、追加の3回目接種が、2回目接種からおおむね8か月を経過した方が対象となりますので、3月あるいは4月に2回目接種を終えた方が来月、8か月を経過するので対象となります。主に医療従事者等の方になりますが、11月中には接種券がお届けできるように、今、準備を進めています。原則、病院の医療従事者等の接種は、勤務している病院で接種を行っているので、引き続き3回目についても、それぞれの医療機関等で接種を受けていただくことになりますが、御自分のところで接種を行っていない診療所の医療従事者等の方については、市町村が設ける接種会場で接種を受けていただくことになります。そしてその後は、高齢者等から接種が始まりましたので、順次3回目接種の対応が必要になっていきますが、引き続き国の判断、また医学的な知見等も注視しながら適切に対応したいと考えています。

 メッセンジャーRNAワクチンを用いることが考えられていますが、モデルナあるいはアストラゼネカ、ファイザー、色々なワクチンの接種を受けている方が、3回目はどうなのかといったことについても、まだ医学的な知見等が整理しきれていない状況も見受けられるので、引き続き医学的、科学的な知見等の収集に努めて、適切に対応していきます。

 

3 「ドイツ・ハーナウ市」姉妹都市提携20周年記念事業の実施について ~特別名誉市民称号授与・記念イベントなどを開催~

 

市長

 鳥取市とドイツ・ハーナウ市は、平成元年の鳥取市制施行100周年を記念して開催された「鳥取・世界おもちゃ博覧会」に、ハーナウ市にあるヘッセン人形博物館が所蔵している世界最古級、世界で最も古い操り人形をお借りして展示した御縁から市民交流が始まり、平成13年11月20日に両市が姉妹都市提携をしました。このたびがちょうど20周年の節目の年に当たり、本来であれば相互に訪問するなど記念事業を行うところですが、この新型コロナウイルス感染症の関係で、そういった訪問はできませんが、今までの友好交流の歴史を振り返るパネル展の開催や、音楽イベントなどの記念事業を実施することとしています。

 また、この20周年に合わせて、これまでの両市の交流に大変な御貢献をいただいている、ヘッセン人形博物館の創設者で初代館長のゲルトルート・ローゼマン氏に、特別名誉市民賞の称号を授与させていただくこととしています。国際交流の増進に貢献された外国人への贈呈は本市初となります。これについては、11月20日土曜日、記念式典の中で特別名誉市民賞の称号の授与式を行い、称号の授与をさせていただきたいと思っています。このコロナ禍の中で、御本人はこちらにお越しいただくことができませんので、ハーナウ友好協会の皆さんに代理受領していただく形になるのではないかと考えています。

 また、記念事業の内容ですが、これまでの交流の歴史をパネルで振り返るとともに、わらべ館所有のドイツのおもちゃ、また和紙人形などの展示を予定しており、11月10日から11月24日まで、わらべ館でそれぞれ予定しています。

 また、音楽イベントもわらべ館のイベントホールで、11月13日土曜日、また11月20日土曜日に開催予定です。また、11月20日には、わらべ館の夢ひろばで20周年を記念した記念植樹を行うこととしています。

 また、あわせて、国際交流の啓発として学校保健給食課で予定し、給食でドイツのメニューを皆さんに体験していただきます。11月17日、22日、24日、それぞれ給食センターのエリアで日にちが異なりますが、児童生徒の皆さんに海外の姉妹都市交流を知っていただく機会となるように、ドイツ料理にちなんだメニューを皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。

 また、11月24日には、新しく着任されたドイツの国際交流員が国府町内の小学校を訪問して、ドイツについて紹介することとしています。

 また、関連イベントとして、鳥取市内の飲食店でドイツ・ハーナウをイメージしたメニューを提供していただきます。これについては、お配りしているチラシに、参加いただく13店舗を載せており、期間は既にスタートしていますが、11月1日から今月30日までで、それぞれドイツ・ハーナウをイメージしたメニューを提供いただくこととしています。

 これからも、このコロナ禍の中で、なかなか国際交流、姉妹都市交流が難しい状況ですが、できる範囲で、例えばオンラインによる対談等も可能ですし、色々な展示等も可能であると考えているので、工夫しながら交流を続けていきたいと考えています。

 また、ハーナウ市でも、この20周年を記念した行事を行っておられて、今年の5月には記念植樹をハーナウ市で行っていらっしゃいますし、また、7月には人形博物館で麒麟獅子、また短冊等を展示されたということで、様々な記念行事を行っていただいています。

 このドイツ・ハーナウ市との20周年、ドイツと日本との交流が始まって160周年という節目の年でもあるので、この20周年を契機に、これからも様々な分野で交流を続けていきたいと考えています。

 

質問項目

 

4 新型コロナワクチン接種について

 

長山記者(NHK)

 まず、ワクチンについてですが、12歳以上の方、2回目が80%を超えたということで、当初、11月には希望する人の接種が終えられるという見通し、目指すとされていらっしゃいましたが、この時点で80%を超えたことへの市長の評価をお伺いしたいということと、あわせて、当初、周辺自治体と共同で接種する枠組みをつくっていらっしゃったと思いますが、その辺りについて、今、結果的にどうなったのかというとこも含めて、御説明をお願いします。

 

市長

 まず、ワクチン接種の評価について、これはスケジュールの関係だと思いますが、当初申し上げていたように、10月か11月には希望される方全員にワクチン接種が行えることを一つの目標として取り組んできたところですが、先ほど申し上げたように、ほぼ、この10月末をもって希望される方全員に接種ができたのではないかという接種割合になったと考えています。これは、何をもって全員にとはなかなか難しいわけですが、予約状況等も勘案すると、予約も少なくなってきていますので、ほぼ希望される方には接種ができたと考えており、当初考えていたより円滑に接種が進んだと判断してよいのではないかと考えています。

 また、圏域での共同接種の取り組みについて、全体に占める他の自治体での接種割合は、数的には少ないですが、この圏域の皆さんが希望される自治体での接種ができるということで、これは全国の自治体でもあまり例のない取り組みではなかったかと思います。この連携中枢都市圏の中でそのような取り組みができて、当初の目的も達成できたと考えているので、これについても、よい取り組みだったのではないかと思っています。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 アメリカでは、5歳から11歳の、今の日本の対象年齢以下の児童に対する接種が開始されているところですが、日本でもこれからまた検討が始まると思います。御見解を教えていただけますか。

 

市長

 私も医学的・専門的な知識、知見等を持ち合わせていませんが、一つには臨床的なデータや検証結果等を基に、接種が可能であるという状況になったのではないかと思っていますが、全体で集団免疫を獲得できる状況にしていくことになると、幅広い年齢で接種を受けていただくことが必要になってきますので、国が5歳から11歳までの方も接種が必要だとなれば、早速鳥取市としても対応していかなければならないと考えています。国の動向をしっかり引き続き注視したいと思います。

 

5 鳥取市地域振興チケットの発行について

 

佐々木記者(日本海新聞)

 冒頭話していただいた地域振興チケットについてお伺いします。

 これは、5億円分を発行されて、3割がプレミアムチケットということですから、30%分が市民の方にとってお得なものになりますか。

 

市長

 お得になります。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 承知しました。

 それと、発行の単位は、何円単位で発行されるものなのかをお伺いいたします。

 

市長

 今詰めているところですが、1セット当たり、額面は5,000円で、販売は3割引きになるので3,500円ですね、5,000円分のチケットを3,500円で購入していただける販売になろうかと思います。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 販売時期のめどや販売場所など、決まっていれば教えてください。

 

市長        

 先ほど申し上げたように、年末や年始の特需に対応することと、やはり消費喚起をこの時期に合わせて図っていきたいので、来月上旬から1月10日あたりを販売期間とさせていただき、使用は1月末までと、現在のところ、大体このような形で考えています。

 販売場所も、これから事業者の方に委託させていただきたいと思います。

これから詰めていきたいと思いますが、総額、そしてプレミアム部分が3割、それから一つのセットが大体5,000円で、それを3,500円で販売する、このあたりまでを詰めています。あわせて、食事券と、色々な買い物をしていただけるものをセットで、そんな形のチケットを今考えているところです。

 

岸本記者(山陰中央新報)

 先ほどの地域振興チケットに関連してお尋ねします。現在、全国的にコロナは落ち着いている状況だと思いますが、12月や1月にはどういう状況か、まだ分からないところではあると思います。感染状況によって発行が一時ストップしたり、使用に影響があったりするものなのでしょうか。

 

市長

 これからどういう状況になるのか、どういった様相を呈していくのか、なかなか予見できない部分もありますが、例えば、収束するほうなのか、あるいはあまりそうあってほしくないですが、感染が拡大するほうか、両方あると思います。そういった場合に、例えば不測の事態で非常に感染が発生して拡大する様相を呈した場合は、やはり飲食等も少し制限を考えていただくこともあろうかと思います。現在のところ、このデルタ株、変異株の猛威も少し収まってきたように感じているので、まさにここから、非常に影響を受けていらっしゃる飲食業の方、また色々な分野の方に、売上向上を図っていただくことに資するためのものですので、現在のところは予定どおり実施できるものと考えています。また状況はしっかり引き続き注視しながら、適切に対応していかなければならないと思います。

 

6 市長選への出馬について

 

勝部記者(TSK)

 来年の市長選に対するお考えを、何回かこの場でも質問が出ていると思うのですが、もう態度を決めていらっしゃるのか、もしまだであれば、いつ、どの場面で表明されるのかをお聞かせ願いたいと思います。

 

市長

 まず、態度を決めているのかどうかといったお尋ねをいただきましたが、現在のところ、どのように判断すればいいか思いを巡らせている、熟考している、そういった状況にあります。

 また、いつ、どのような形でというお尋ねですが、そんなに先送りはできないと考えています。できれば今月中あたりには態度を決めなければいけないのではないかと私自身考えているところです。いつ、どういった形でということもあろうかと思いますが、例えばこういった会見等の場で御報告させていただく方法もあろうかと思いますし、また、議会で御質問いただいてお答えするという形もありますが、これについては、次の定例会が12月になるので、12月のあたりで、進退について表明するのがどうなのかという思いもあります。方法としては、そういった形があろうかと思います。できるだけ早く、自分自身の考えをまとめて態度を明らかにして、皆様方に御報告しなければならないと考えています。

 

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