鳥取市

令和3年11月19日市長定例記者会見録登録日:

令和3年11月19日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和3年11月19日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 冬に向けての対応について

2 新型コロナワクチン接種の最新情報について

資料1(PDF/146KB)

3 布袋工業団地企業立地について

4 砂の美術館第14期展示の決定について

資料2 (PDF/276KB)

質問項目

5 新型コロナワクチンの3回目接種について

6 降雪に伴う孤立対策について

7 砂の美術館第14期展示について

8 新型コロナワクチン3回目接種の間隔について

9 原油価格高騰に伴う支援について

10 次期市長選挙への出馬について

11 乃木坂46寺田蘭世さん写真集の撮影地に鳥取市が選ばれたことへの受け止めについて

 

はじめに

 

市長

 会見項目に入る前に、2点について触れさせていただきます。

 まず1点目ですが、今、原油価格が高騰していて、これを背景にガソリン、灯油等の価格が高止まりしており、事業経営や市民生活に多大な影響が出ています。過去にもこういった状況がありましたが、国や県の対応に速やかに呼応し、事業者の資金繰り、農業者、漁業者の省エネ対策、低所得世帯に対する灯油の購入費の支援など、鳥取市独自の取組を12月補正予算に盛り込むように現在準備しているところです。また詳細が固まったら改めてお知らせしますが、できれば12月定例会、当初あるいは追加の提案で補正予算を上程したいと考えています。

 次に、青谷高等学校の第15回全国高校生歴史フォーラムでの奈良県知事賞受賞についてです。

 このたび、11月13日土曜日、奈良大学において、第15回全国高校生歴史フォーラムが開催され、全国24都府県、70の高校から応募された88編の研究レポート調査において、優秀賞5校に選ばれていた県立青谷高等学校が優秀賞5校とともに成果発表を行った結果、県内初となる奈良県知事賞を初出場で受賞されました。奈良県知事賞は、奈良大学学長賞とともに最も優れた研究校に与えられる名誉ある賞ということです。心よりお祝い申し上げたいと思います。

 参加された青谷高等学校の課題研究グループ7名の生徒の皆さんは、青谷上寺地遺跡から出土した土器にスポットを当てて、土器作り体験を通じて弥生時代の土器の焼成方法、土器の焼き方をテーマに研究され、高い評価を得ています。

 青谷上寺地遺跡については、令和2年度から県と市による史跡公園整備を進めていて、令和5年秋には展示ガイダンス施設と弥生の自然景観体感地区が先行してオープンする予定です。青谷地域では、青谷小学校と青谷高等学校が、この青谷上寺地遺跡の発掘体験等を通じた歴史学習に継続して取り組んでいて、今後、青谷中学校でも青谷上寺地遺跡を学習に取り入れる準備を進めており、このたびの青谷高校の受賞が契機となって、青谷地域が小・中・高一貫した弥生の歴史文化の学習拠点となることが期待されます。また、このたび受賞されたことが青谷上寺地遺跡のさらなる情報発信にもつながっていくことと期待しています。

 

会見項目

 

1 冬に向けての対応について

 

市長

 9月24日に気象庁が発表した予報によると、西日本の気温は寒気の影響を受けやすく、平年並みか気温が低いとされていて、降水量、降雪量ともに平均並みか多い見込みです。本市では、平成29年に鳥取市と、市民生活に関係する各種団体・機関により、市民生活に及ぼす影響の最少化について意見交換を行い、市民皆様の安全・安心につなげるために、雪に対する安全で安心な市民生活連絡会議を設置しており、本年度も11月26日にこの会議を開催することとしています。

 本市では、積雪対応方針を定め、降雪による市民生活への影響を最小限にとどめるように努めることとしていますが、市民の皆様も、雪への備えとして気象情報等の注視、警戒、車の燃料を満タンにしておく、灯油などの燃料を備えておくなど、そして万一の災害等に備えて非常持ち出し品や非常備蓄品の確認を行っていただくようお願い申し上げます。

 また、今年度の市道の除雪業者数は、車道の除雪が100者、これは昨年より5者増えています。また、歩道除雪が14者、これは昨年と同様ですが、このような予定となっていて、除雪の総延長は、車道が708キロメートル、歩道が33キロメートルとなっています。除雪作業の出動基準は、車道上の積雪深、雪の積もり具合ですが、5センチから10センチ、これも昨年と同様で、迅速かつ的確に対応して、市民皆様の日常生活に支障が出ないように、しっかり努めたいと考えています。

 なお、路上に車両を放置したり、乗り上げブロックなどを置かれると、除雪作業に支障をきたしたり、除雪が行えなくなります。また、木や竹が雪の重さで垂れ下がり、通行できなくなるといったおそれもありますので、ぜひ市民の皆様には、路上駐車はおやめいただくとともに、雪の季節までに各所有者による樹木の伐採や剪定等を行っていただく、また乗り上げブロック等は撤去していただくように御協力をお願いしたいと思います。

 

2 新型コロナワクチン接種の最新情報について

 

市長

 2回目の接種から8か月以上経過した18歳以上の方を対象に、来月12月から追加接種、3回目の接種を始めることとしています。

 また、現在、個別の医療機関で1回目、2回目の接種をしていただいていますが、追加接種の開始に合わせて、集団接種を再開します。

12月に追加接種の対象となる方は、今年3月から4月に2回目の接種を完了された18歳以上の方となり、これは主に医療従事者等の皆さんです。現在2,812人いらっしゃるということで、この皆さんへ接種券の発送を今月25日にさせていただき、集団接種の予約受付については12月1日から開始します。接種体制は、勤務先の医療機関等で接種を受けていただくか、または本市の集団接種で受けていただくか、どちらかになります。当面は薬事承認されているファイザー社のワクチンを使用することになります。

 なお、今年3月、4月に2回目の接種を受けた方以降、高齢者の皆さんを対象に順次接種を受けていただいたわけですが、今回の12月に接種券を発送させていただく方以降の方については、順次お知らせいたします。

 また、1回目、2回目接種も、まだこれは必要であり、この1回目、2回目の接種を対象とした集団接種についても、12月25日、1月8日の夜間に予定しています。場所は市役所の駅南庁舎です。夜間の部は18時、18時30分、19時からとしています。またこれらの情報については、ホームページ等で詳しくお知らせいたします。

 また、接種の状況ですが、11月18日木曜日、昨日時点で、12歳以上の全対象者の中で1回目の接種を終えた方が83.7%、2回目の接種を終えた方が82.2%となり、ほぼ希望される方は接種を受けていただいていると考えていいのではないかという接種実績になっています。

 

3 布袋工業団地企業立地について

 

市長

 このたび、布袋工業団地に2社、企業が立地されることが決定しました。まず1社目は、本社が鳥取市南安長にあり、食肉を専門に取り扱っている株式会社はなふさ様です。現在の本社を移転され、新工場では主に食肉加工品などの製造部門の強化を行われ、生産拡大を行っていくということです。

 また、もう1社は、こちらは現在も布袋工業団地に立地をしていただいている株式会社ササヤマ様が、既存事業の増産に伴う工場拡張のために用地を取得されるものです。

 立地場所は、布袋工業団地内の南西側、約1万平方メートルの区画の中で、それぞれ約5,000平方メートルを購入されることとなっています。

 この2社とも、今年度内には工事着工に入ると伺っています。稼働時期ですが、株式会社はなふさ様は来年令和4年9月頃の稼働、株式会社ササヤマ様は令和4年10月頃の稼働を計画されています。

 投資規模については、株式会社はなふさ様が約6億円、株式会社ササヤマ様が約11億円と伺っていて、これに対して本市は、鳥取市企業立地促進補助金で10%の支援をさせていただく予定です。

 雇用計画ですが、株式会社はなふさ様が10人、これは正規雇用で10人の増員、そして株式会社ササヤマ様は15人、これも正規雇用で増員すると伺っています。

 このように、地元の企業様が投資を行っていただく、しかも大きな投資を行っていただくことは大変喜ばしいことです。これにより、新たな雇用の創出や地域経済の活性化等に大いに寄与していただけるものと期待しています。

 

4 砂の美術館第14期展示の決定について

 

市長

 砂の美術館第14期展示の展示テーマと開催期間が決まりましたのでお知らせします。第14期展示の展示テーマは、「砂で世界旅行・エジプト編」です。来年、2022年は、エジプトがイギリスから独立して100年という節目の年です。エジプトは観光地としても非常に人気のある国であり、また、世界四大文明の一つであるエジプトの古代遺跡など、砂像に適した素材がたくさんあると考えており、エジプト編に決定させていただきます。

 開催期間は、令和4年7月上旬から令和6年1月3日まで、今回の18か月間の展示と同じような開催期間を考えています。オープンは7月上旬を目指していますが、コロナウイルス感染症のこともあり、国の水際対策を踏まえた外国人砂像彫刻家の皆さんの入国時期、また国内の感染状況等も勘案して最終決定したいと考えています。

 また、現在の第13期展示の状況ですが、入館者数が30万3,673人で、30万人を超えている入館者の状況になっています。

 

質問項目

 

5 新型コロナワクチンの3回目接種について

 

佐々木記者(日本海新聞)

 新型コロナウイルスワクチンの接種についてお伺いいたします。

 当面、3回目の追加接種はファイザー社製のワクチンを使用されるということですが、供給の見通しはどうなっていますでしょうか。

 

市長

 現在のところ、まだ不確定要素もありますが、必要とされる、特に3月、4月に2回目の接種を終えた方、先ほど数字を申し上げた2,812人に対応するためのワクチンの数量は確保できるものと考えています。ただし、高齢者等を中心に3回目の、8か月経過した方が順次出てきますので、国がしっかりと必要な量を確保していただくように、順次、状況も注視していかなければならないと考えています。

 

6 降雪に伴う孤立対策について

 

佐々木記者(日本海新聞)

 冬の対策について御説明がありましたが、昨年は12月の中旬に大雪が降って、郡部のほうでは孤立集落が出るようなこともありましたが、鳥取市内も中心市街地とそうでない地域と色々あり、ああいった急な降雪に伴う孤立の対策も、もし行う予定があれば教えてください。

 

市長

 平成16年の市町村合併から765.3平方キロメートルという広大な市域を有する市となり、市街地もあり、また中山間地域、山間部等もあり、この積雪の状況も異なっています。特に山間部等では、積雪量も大変多い状況があるので、特に集落で孤立されないように、しっかりと意を用いて対応していかなければならないと考えています。降り方等もしっかりと見ながら、適切に、迅速に対応したいと思います。

 

7 砂の美術館第14期展示について

 

小畑記者(中国新聞)

 砂の美術館の第14期展示の決定についてお伺いします。

 まず、この来年7月上旬から2年またいで1月3日までという、この会期の設定は、どういう考え方に基づいて決めたのかということと、それと、製作期間があると思いますが、ゴールデンウイークにかかるのではないかと、ちょっと微妙な感じはするのですが、その辺り、どういう期間でと考えていらっしゃるか、お願いします。

 

市長

 まず、現在の第13期展示が令和2年7月から令和3年1月3日までの18か月間であり、同様の期間、時期で開催させていただいたらどうかということもありますが、砂像の演出効果をさらに高めるため、照明等の設備の充実に取り組もうとしており、これについては関連予算を12月定例会にも上程させていただきたいと思っています。こういった照明設備の準備等に3か月程度の整備期間が必要となりますし、また、砂像彫刻家の皆さんのスケジュール調整もあり、色々なことを勘案して、7月上旬頃のオープンと判断させていただきました。

 確かにゴールデンウイークは多くの皆さんにお越しいただけるので、ここから少し外れることがちょっとどうかなと思うので、いずれまた、この新型コロナウイルス感染症が終息した暁には、従来の4月から翌年1月3日までの開催期間で検討していくことになると考えています。

 

8 新型コロナワクチン3回目接種の間隔について

 

竹原記者(時事通信)

 新型コロナワクチン接種について、12月から医療従事者の方がされるということで、自治体によっては1月から高齢者接種を始める自治体もあり、また、自治体判断で2回目と3回目の接種の間隔を、国は原則8か月と示していますが、感染状況に従っては6か月でいいという判断もされるそうなのですが、その辺については今回、このリリース内容の発表になった理由というか、その辺の判断についてお聞かせ願えればと思います。

 

市長

 これについては、当初、6か月でもいいという情報も流れていたようには思いますが、今月16日の厚労大臣の閣議後の会見では、これは決して自由に接種の間隔を地域の判断に応じて前倒しすることを認めるものではないということで、原則8か月を経過した方を対象とすると発言されていますので、これに基づいて8か月を経過された方を対象としています。

 6か月でもよいというのは、例えば想定されるのが、非常に感染が拡大したり、緊急に接種が必要になったりという場合が想定され、そういった場合でも事前に厚労省と相談した上で判断していくことになるようですので、原則としては8か月を経過した方を対象とすると判断しています。

 

9 原油価格高騰に伴う支援について

 

平川記者(毎日新聞)

 原油価格高騰に絡む支援ですが、これは直接、一般家庭に支援するものなのか、もしくはガソリンスタンドだとか灯油店、こういったところを支援するものなのか、それを1点お聞きしたいのと、あと、予算規模を大枠でも教えていただけないでしょうか。

 

市長

 まず、予算規模は、まだ正確な積み上げをしていません。ただ、対象とさせていただきたいと考えているのが、例えば公衆浴場で、現在鳥取市は4か所が対象になると思いますが、こういった公衆浴場にまず支援させていただきたいのと、それから、事業者の皆さんがこの原油価格高騰で大変な影響を受けているということで、融資についての利子補助、これを県と協調してと考えていますし、また、漁船等も燃料が高騰すると大変な影響があるので、漁船に対する対策の補助金を予定しています。また、低所得世帯、独り親家庭等に対する補助金、これは家庭等に直接助成させていただくものですし、あと、農業用ハウスも燃料を使って温度を上げるため、これも経費として増嵩するので、そういった部分について支援させていただくと、5つほど申し上げましたが、こういったことを考えており、ガソリンスタンド等に直接とは考えていません。

 

大本記者(NHK)

 今の質問に関連して、事業者とは例えばタクシー業界ですとかバスとか、そういったところをイメージされているのでしょうか。

 

市長

 そうですね、燃料を使用される事業所はたくさんあり、運送業だけではなく、色々な面で原油価格高騰の影響を受けているところがあろうかと思いますので、そういった特定の業種だけではなく、このたびの原油価格高騰で影響を受けている方を対象としたいと現在のところ考えています。

 

大本記者(NHK)

 農業用ハウスは、購入費を補助するという形になるのでしょうか。

 

市長

 例えば省エネ対策、機械導入等をされる場合に、県、市で協調して、全額とはなりませんが、例えば半分程度支援させていただくことも考えています。これについては、また県とも協議していく必要がありますが、そのようなことを今考えています。

 

岸本記者(山陰中央新報)

 先ほどの質問に関連して、低所得者や独り親家庭の方への支援は、どのような形で考えていますか。

 

市長

 これについては、暖房費で灯油を購入する場合に助成させていただきたいと考えています。寒くなると暖房費等で原油高騰の影響が大ですので、その辺りの支援を考えています。

 

10 次期市長選挙への出馬について

 

竹原記者(時事通信)

 すみません、何度も聞く話になってしまうのですが、次期市長選の出馬についてお伺いしたいです。前回の記者会見で、次の議会前ぐらいまでに言いたいというか、今後話したいという話があったかと思いますが、現状の市長の進退、次期市長選への態度についてお聞かせ願えればと思います。

 

市長

 状況を申し上げると、前回お答えしている状況と、現在そう変わりはなく、自分自身がどういった判断をすべきか色々考えている状況です。

 また、進退の表明については、あまり先延ばしすることは、自分自身としてもよくないと考えているので、先般も申し上げたように、今月中ぐらいを一つの目途として判断してお知らせさせていただく、そのように引き続き考えています。

 

11 乃木坂46寺田蘭世さん写真集の撮影地に鳥取市が選ばれたことへの受け止めについて

 

佐々木記者(日本海新聞)

 先般、11月9日に乃木坂46の寺田蘭世さんが鳥取市の鳥取砂丘や仁風閣でロケーションをした写真集を発売されて、これを見たファンの方が早くも砂丘だったり仁風閣にいらっしゃっているようなのですが、市長としての受け止めをお伺いできますか。

 

市長

 私もこの写真集を少し拝見したのですが、仁風閣や鳥取砂丘、鳥取城跡のお堀端などを取り上げていただいていて、大変ありがたいなと、観光プロモーションにこれを活用させていただくことができないかと考えており、この写真集で鳥取市を撮影地として選んでいただいたことを大変ありがたく思っています。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 関連で、観光プロモーションに活用をということですが、具体的にはどういったことが考えられるでしょうか。

 

市長

 仁風閣等も、やはりこういった写真集で訪れる方がこれから増えてくると思うので、この選んでいただいた場所のさらなる魅力を色々な形で発信しながら、観光客の誘客につなげていけないか考えていきたいと思います。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 例えば観光大使の委嘱であったりとか、あるいはイベント開催などの御予定もあったりするのでしょうか。

 

市長

 観光大使に任命させていただくかどうかはまたちょっと検討が必要だと思いますが、聞くところによると、今回の写真集は卒業を記念されてということで、今までの活動を一区切りされるということかなと思うので、観光大使に任命させていただくのがいいのかどうかも少しあるのではないかと思います。いずれにしても、鳥取市の魅力ある観光地ということで、情報発信等につなげていくことができれば、これは大変いいのではないかと考えています。

 

 

このページに関するお問い合わせ先

企画推進部 広報室
電話番号:0857-30-8008
FAX番号:0857-20-3040

ぜひアンケートにご協力ください

Q1. このページの内容は参考になりましたか?
Q2. このページの内容はわかりやすかったですか?
Q3. このページは見つけやすかったですか?
Q4. このページはどのようにしてたどり着きましたか?