とっとり市報 HTML版
2022.2 No.1138

特集 旧本庁舎等跡地活用の方向性が決定!オープンスペースとして賑わいを創出!防災機能をもった緑あふれる広場へ~

旧本庁舎等跡地の活用について、本市としての方向性を決定しましたのでお知らせします。

問い合わせ先本庁舎政策企画課(33番窓口) TEL0857-30-8012 FAX0857-20-3040

本市が示す跡地活用の方向性の主な内容

  • 「震災時の避難地および復旧活動の拠点となり得る、緑のあふれる広場」を中心としたオープンスペースとし、にぎわいを創出する。
  • 整備の詳細、工程、経費・財源などの具体的な内容は、引き続き庁内の関係課長で構成する会議で検討する。
  • 将来、跡地に新たな活用策を検討することが必要となった場合は、市民ニーズや社会経済情勢などを勘案し、「旧本庁舎等跡地活用に関する専門家委員会」の提言を踏まえて、柔軟に対応する。

旧本庁舎等跡地の利活用については、ワークショップやストリートミーティング、市民アンケートなど、議論のプロセスを大切にしてきました。また、専門家委員会では、専門的な見地から議論していただき、検討を進めてきたところです。

昨年10月、検討結果を取りまとめた提言書が専門家委員会から提出されたのを受け、本市はこれまでの検討の経緯を踏まえて課題などを整理し、提言に沿うように活用の方向性をまとめました。

活用に向けた課題など

■どのような防災機能を持たせられるか

浸水に対する防災機能は満たしませんが、地震に対する適用性があるため、避難地や復旧活動の拠点としての機能を持たせます。また、8000平方mの広場は防火帯としての機能も備えています。

■騒音規制が必要ではないか

周辺には民家があり、病院が隣接するため、夜間の利用、イベント開催時のスピーカーの向きなどに配慮が必要と考えます。

■埋蔵文化財調査は必要ないか

建物を建設する場合、規模・場所により埋蔵文化財調査が必要となります。

■残土処分にかかる財政負担は

跡地には自然由来のヒ素が含まれる部分がありますが、広場整備の場合は残土処分量が多くないため、大きな財政負担は生じないと想定されます。

■駐車場の整備はどう考えるか

広場と市民会館の利便性に配慮するとともに、活用の主目的となる広場の広さを可能な限り確保できる適正な規模とします。

■第2庁舎跡地はどのように活用するか

本庁舎跡地と一体的に考え、一定の方向性に沿って活用します。