とっとり市報 HTML版
2022.4 No.1140

特集 コロナ禍でも切れ目のない支援で妊娠・出産・子育てあんしん子育てNo.(ナンバー)1のまちへ!

全国的に少子化が進む中、子どもを産み育てやすい環境を整え、子育て世代が住みやすいまちづくりを進めていくことは、自治体の重要な課題です。本市は子育て中の人、これから子育てをする全ての人にとって、「住んでいてよかった」と思ってもらえるよう、全力で子育てを支援していきます。

駅南庁舎健康・子育て推進課 TEL0857-30-8584FAX0857-20-3965

マタニティサポート!妊婦さん応援給付金が始まりました!

新型コロナウイルス感染症の影響による生活環境や経済状況の変化がある中で、「妊婦さんが安心して出産できるよう応援したい!」という思いでこの給付金を始めました。出産の準備などにお役立てください。

【支給対象者】

次の要件を全て満たす人

  1. 令和4年4月1日時点、または母子健康手帳交付時に本市に住民票がある人
  2. 令和4年4月1日以降に出産、または出産予定の人
  3. 母子健康手帳を交付されている人
  4. QRコード
  5. 他の市町村などで同様の給付を受けていない人

【給付額】

出産予定の子ども1人につき5万円

申請方法などの詳細は本市公式ウェブサイトでご確認ください。

安心して子どもを産み育てられるまちであるために

本市で生まれ育つ子どもは、本市の希望であり未来を創る大切な存在です。子どもの健やかな成長と子育てを支えることは、子どもたちやその周りの人々の幸せだけでなく、活力ある未来の鳥取市を創ることにつながります。

本市では、安心して子どもを産み育てられるまちであるために、妊娠・出産・子育てを切れ目なく支援するさまざまな取り組みを行っており、子育て世代が住みたい田舎第1位(※宝島社『田舎暮らしの本』2020年版 住みたい田舎ベストランキングより)に選ばれるなど、高い評価を受けています。

子どもを産み育てていくことには大きな喜びがあると同時に、さまざまな不安や悩みが生じるものです。長引くコロナ禍の影響で、出産や子育てに関する不安や悩みを共有したり、心が休まる場所に出向くことが難しくなっています。人との関わりやコミュニティ参加の機会が薄れ、より一層ストレスを抱えやすくなっているといえます。

出産や子育てへの不安解消や、負担軽減のための事業を展開し、きめ細やかに子育てをサポートしていくことがより求められており、本市では、こうした時代の変化に伴う新たなニーズに対応し、「安心して子どもを産み育てられるまち」であり続けるよう、新たな取り組みを行っています。

妊娠期~子育て期の相談窓口「こそだてらす」

駅南庁舎にある「こそだてらす」は、出産や育児への不安やストレスを解消してもらうための相談窓口です。

母子健康手帳交付時にすべての妊婦さんを対象に面接・相談支援を行っています。また妊娠期から子育て期にわたって、包括的な相談支援を行っています。

新たに始まった妊婦教室

新たに始まった事業の一つに「妊婦教室」があります。

これまで、産婦人科などが妊娠期の過ごし方や出産に向けたアドバイスをしてくれ、出産を迎える親にとって大きな支えとなっていた「母親学級」や「両親学級」が、コロナ禍の影響で開催が困難な状況となってしまいました。これに対応するため始めた「妊婦教室」では、第一子の出産を控えた妊婦さんを対象に、助産師の講話や新生児のお世話の練習などを行います。また、同時期に出産を迎える妊婦同士が交流できる場にもなっています。

また出産後に開催している「産後サロン」も、育児の悩みを解消し、親同士のコミュニティが広がる場になっており、参加者からは「コロナ禍でも他のお母さんとつながれてよかった」という声が聞かれます。

こそだてらす

《相談内容》妊産婦相談、乳幼児の身体計測、乳幼児の成長・発達の相談、離乳食・幼児食の相談、歯の相談 など

妊婦教室

第一子の出産を控えた妊婦さんが、おむつ替えなどのお世話を体験。助産師による講話や、個別相談も。

ひだまりサロン(産後サロン)

産後間もない親どうしが交流し、悩みなどを共有できる場です。

※安心してご参加いただけるよう、感染対策を十分に行って開催しています。

さらに充実の産後ケア

出産後はホルモンの変化や育児への不安などにより精神的に不安定になりやすいことや、夜泣きによる寝不足などから心身にストレスがかかります。そんな負担を母親が一人で抱え込まないよう、さまざまな産後ケア事業を行う施設があります。

今年度からは、交通手段がなかったり、心身の不調のため施設への来所が困難な人のための、訪問型産後ケア事業が始まっています。

オンラインで安心相談・情報収集

デジタル技術を活用した便利なサービスとして、新たに鳥取市子育てアプリの配信が始まりました。アプリは、電子母子手帳の機能を有しており、子どもの成長記録や予防接種の管理ができます。また、離乳食の作り方を動画で確認できるなど、さまざまなサポート機能があります。ぜひインストールしてご利用ください。

オンラインでの子育ての相談もアプリから予約することができます。このオンライン相談は、自宅にいながらお持ちのパソコンなどの画面を通して対面で育児相談ができるサービスです。相談者と市の担当者のお互いの顔が見えるため、安心してご利用いただけます。

今後も、支援を必要とする人がいつでも必要なサービスを受けられるよう、相談体制の充実や、ケア事業拡充など、出産・子育て環境の整備を進めていきます。

一人で抱え込まず、頼ってください産後ケア施設~生後4カ月未満の赤ちゃんと母親の産後ケア~

(1)母子デイサービス(日帰りサービス)

日中、母子が滞在しながらケアを受けることができるサービスです。

(2)母子ショートステイ(宿泊サービス)

生後4カ月未満の赤ちゃんと母親が宿泊しながらケアを受け、安心して過ごせるサービスです。

(3)ママゆったり事業
QRコード

生後4カ月未満の赤ちゃんを助産師が日中預かり、母親が心身を休めることができるサービスです。(利用料金:4時間まで1000円、8時間まで2000円)

※(1)(2)は減免申請により無料でご利用いただけます。利用申し込みの際は、対象者や利用要件などの詳細をあらかじめご確認ください。

「疲労感や睡眠不足感が良くなった」「アドバイスをもらって楽になった、自信が持てた」という感想をいただいています。

本家助産所(津ノ井)本家 勇子(ほんけゆうこ)さん

利用者さんはゆっくり休まれたり、子育ての悩みを話されたりと、さまざまに過ごされます。疲れや不安を感じたらいつでも頼ってください。

ひかり助産所(湯所二丁目)平井 和恵(ひらいかずえ)さん
【問い合わせ・利用申込み先】
駅南庁舎こども家庭相談センターTEL0857-20-0122FAX0857-20-0144

鳥取市の子育てアプリができました!


カンタン&無料で登録できます!