鳥取市

令和4年5月27日市長定例記者会見録登録日:

令和4年5月27日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和4年5月27日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 姉妹都市提携50周年記念事業 姫路市訪問を終えて

2 鳥取市は「夏のDigi田(デジデン)甲子園」へ参加を宣言します!

資料1(PDF/441KB)

質問項目

3 6月補正予算について

4 6月10日から再開される外国人観光客の受け入れについて

5 島根原発2号機再稼働に伴う重大事故時の避難計画について

6 訪日外国人観光客の誘致について

7 鳥取砂丘西側ホテルについて

8 鳥取環境大学でのウクライナ避難者受け入れについて

9 鳥取大丸の店名改称について

 

 

はじめに

 

市長

 記者会見項目に入る前に、2点ほど触れさせていただきます。

 まず、新型コロナウイルス感染症について、現在、なかなかこの感染数、陽性数が減らない状況、いわゆる一進一退の状況が続いていますが、鳥取市保健所を中心に感染が拡大しないように、日々努めています。4月から5月にかけて少し減少傾向も見られましたが、5月中旬から昨日まで、大体数十件の件数で陽性例、感染例が発生している状況です。

 そういった中で、ワクチン接種について、既に御覧いただいているかと思いますが、改めて昨日、この折り込みチラシで周知しました。4回目接種の対象者は60歳以上の方、そして60歳未満で18歳以上の基礎疾患がある方、または医師が重症化リスクがあると認めた方で、それぞれ御案内させていただいています。

 中には、接種について、どうしようかと色々考えていらっしゃる方もおられますが、この陽性例、感染例の状況を見ると、やはり高齢者の方は接種率が高く、それと関連があると思いますが、感染例も少ない、重症化も少ないと言えると考えていますので、ぜひその辺りも勘案して、接種について御検討いただきたいと考えています。引き続き医学的知見等も含めて、様々な情報を提供していきます。

 次に、いよいよ6月定例市議会が近づいてきました。この6月定例市議会で、いわゆる肉づけ予算、政策関連の予算を計上させていただきたいと考えており、6月補正予算、政策関連予算としては40億円余の規模で今、予定しています。既に4月と5月にそれぞれ1回臨時議会を招集し、この政策予算に係る前倒し予算も議決をいただいていて、この補正予算と合わせると大体48億円余の規模になる政策予算です。

 3期目の公約に沿った事業を積極的に計上したいと考えており、「人を大切にするまち」「安全・安心なまち」「暮らしやすく住み続けたいまち」「にぎわいにあふれ元気なまち」、この4つの柱を公約として掲げ、これを実際に実現していくための予算ということで、今まとめているところであり、詳細は来週、議会運営委員会が予定されていますので、その場で内容の詳細については改めて御説明を申し上げたいと思っています。まずコロナ関連の予算で、この感染防止、感染拡大防止にワクチン等も含めて、またPCR検査に係る費用等も含めて、引き続き計上していかなければならないと思っていますし、原油価格の高騰、物価高騰等の対策も必要であると考えています。そのような予算も、これは政策的というか、現在の状況に対応していく内容のものになりますが計上していきたいと考えています。また、公共投資についても、当初予算には計上していませんので、こういったものも、6月補正予算の中で改めて計上していきたいと考えています。また、国のDXの促進に呼応した、デジタル田園都市交付金を活用したDXの促進、推進等についても関連する予算を計上していきたいと考えています。また、課題である旧本庁舎、第2庁舎跡地の活用等についても、引き続き具体的な実施に向けての予算を計上したいと考えていますし、また、文化施設の今後の在り方等に関する検討についての予算も計上したいと考えています。市民会館、文化センター、福祉文化会館も、いずれも老朽化が進んでいますので、鳥取市の文化芸術振興に係る検討ということで、文化施設の在り方に係る検討も具体的に進めていきたいと思っています。また、中心市街地活性化基本計画についても、いよいよ第3期の最終年になりますので、次の第4期に向かって、第4期中心市街地活性化基本計画の策定に係る予算も計上したいと考えています。

 また、具体的には来週、この肉づけ補正予算の内容を詳細に御説明申し上げます。

 

会見項目

 

1 姉妹都市提携50周年記念事業 姫路市訪問を終えて

 

市長

 今年は、昭和47年3月8日に姫路市と姉妹都市提携をして50周年の記念すべき大きな節目の年になります。

 姫路市、鳥取市は、400年以上前から非常に歴史的に深いえにしで結ばれたまちであり、1600年、関ヶ原の戦いの年、姫路城を築城した池田輝政公の弟の池田長吉公が因幡六万石の城主として姫路から鳥取城に入城され、またその後、元和3年、1617年、池田光政公、これは輝政公の孫に当たる方が入城され、その際には多くの姫路藩の皆さんも一緒に鳥取に来られたということで、この姫路城を築城した職人の皆さんが鳥取城も築城したと言われており、400年にわたる両市の交流があり、昭和47年3月の姉妹都市提携以来、現在まで様々な分野で交流を続けてきています。

 この50周年の記念事業の一環として、先週土曜日の5月21日に私が姫路市を訪問させていただきました。そして、今回の訪問で鳥取市長として姫路市特別名誉市民称号を贈呈いただいたことは大変名誉なことであり、私自身も大変うれしく思っています。こちらが認証状と特別名誉市民章です。

 当日は姫路市の清元市長さんと、姫路城の中で対談させていただきました。この対談を通して、池田家でのつながりから始まったこれまでの両市の交流を振り返るとともに、今後の50年以降、100年も見据えたこれからの両市の交流を発展させていくことを確認させていただきました。

 また、清元市長さんは、個人的にも鳥取市との御縁があり、梨やカニの味、湖山池の風景などの思い出について大変懐かしそうにお話しておられたことが印象的でした。また、コロナ禍の影響により、3年ぶりとなった通常開催のお城まつりも大変盛大に行われて、市議会からは寺坂議長をはじめ多くの議員、またしゃんしゃん傘踊り鳥取市観光協会連も参加されました。そして、祭りの会場内では物産展が開かれており、本市の物産販売も行われ、大勢の姫路市民の皆様に盛大な歓迎をいただきました。

 約3年ぶりの対面による交流となった今回の訪問を終えて、改めて姉妹都市の絆や、交流のすばらしさを感じさせていただくことができたと思っています。今年8月のしゃんしゃん祭の際には、清元市長をはじめ姫路市の関係者の皆さんをお迎えする予定ですので、しっかりと準備を進めていきたいと考えています。新型コロナウイルス感染症により姉妹都市交流等の取組は大きく停滞していましたが、これからは感染予防に意を用いながら、しっかりと立て直しを図っていく時期に今あると思っていますので、この50周年の交流事業を契機として交流がさらに深まっていくように、我々もしっかり取り組んでいきたいと考えています。

 こちらのモニターに当日の光景等をご紹介しています。これはお城まつりの状況です。姫路城から姫路駅までの大通りを、最初に鳥取市の連の皆様がしゃんしゃん傘踊りを披露させていただき、その後、岩波流右扇会の皆様、これは姫路市の皆様で、いつもこのしゃんしゃん祭に御参加いただき盛り上げていただいていて、その右扇会の皆様の傘踊りも披露いただきました。また、夕方には大名行列も行われ、大変盛大な祭りでした。

 

2 鳥取市は「夏のDigi田(デジデン)甲子園」へ参加を宣言します!

 

市長

 国はDX化の促進、またデジタル田園都市国家構想の実現に向けて様々な取組を進めていますが、その一環として、このたび、この構想実現に向けた地域の取組を広く募集して、特に優れた取組について表彰する、令和4年度の夏のDigi田甲子園が開催されます。本市もこれに参加することとしており、鳥取市のDX推進プランに基づいて推進していこうとしている取組を、この甲子園に参加することで発信していきたいと考えています。

 このDigi田甲子園には、実装部門とアイデア部門の2つの部門があり、実装部門については、「子育て世代・若者にもしっかり届く!『スマホで見つかる情報発信』」ということで、子育て世代の皆さん、また若者の皆さんが暮らしの情報やまちの魅力など、欲しいと思われる情報をスマホで簡単に見つけることができるデジタル情報発信の取組を推進し、この甲子園に参加して紹介していきたいと思っています。

 また、「ライブカメラやGPSを活用した道路状況の見える化」ということで、道路に異常箇所があった場合にも、発見を速やかにして、修繕についてもスピード感を持って行っていく取組をしていきたいと考えていますし、冬の除雪情報等についても速やかに発信していくことで、迅速な除雪につなげていく、また市民の皆さんへの除雪情報等もデジタル情報発信によって、より一層スピード感を持って発信する取組をしたいと考えています。それから、アイデア部門では、有害鳥獣対策として「野生鳥獣被害対策のスマート化」ということで、この甲子園に参加することとしています。

 今後のスケジュールですが、5月27日、今日から6月7日までの予定で、鳥取県や、ほかの市町村も応募されると思っており、鳥取県民の皆さん、また有識者によるインターネット投票で鳥取県から国に推薦する取組が決定されます。また、今年の夏頃には国のほうでインターネット投票、有識者による審査を経て受賞が決定されます。鳥取市が応募するこの取組も、ぜひ受賞対象になることを期待しています。

 このDXの推進についても、肉づけ予算の中でも具体的な取組等を位置づけて、しっかりとこれから進めていきたいと考えています。

 

質問項目

 

3 6月補正予算について

 

大本記者(NHK)

 冒頭、御説明ありました肉づけ予算について、40億円余りとおっしゃいましたが、4年前ですとか、これまでを見ていると30億円台というのが多かったかと思うのですが、増えた要因として、コロナやウクライナなど、どういった要因が背景にあるのでしょうか。

 

市長

 額としては、合併後の肉づけ予算としては多分一番大きな額になると思っていますが、先ほどお話しいただいたように、コロナ対応等が含まれているのも一つの要素であると考えています。感染防止、感染拡大防止と併せて、コロナ禍からの復興・再生に係る明るい未来プランに位置づけている様々な事業を具体的に予算化していくことが、額が増えた大きな理由の一つではないかと思っています。

 

大本記者(NHK)

 もう1点、すみません、当初予算のときも、これは何予算と銘打たれますかという質問があったかと思いますが、その辺り、補正ではどんなところを注力されているのでしょうか。

 

市長

 やはり鳥取市の明るい未来を切り開いていくことと、それから何よりもこのコロナ禍を克服して復興・再生を図っていくことになろうかと思っています。

 

4 6月10日から再開される外国人観光客の受け入れについて

 

中村記者(日本海新聞)

 ちょっと会見の内容とは別ですが、昨日、岸田総理が来月10日から外国人観光客の訪日をすると表明されたのですが、市長として、外国人観光客、鳥取市も鳥取砂丘など、色々と観光地に外国人観光客が多いと思いますが、この受け止めと期待をお願いします。

 

市長

 この数年間、いわゆるインバウンド、外国からの観光客を受け入れることがほとんどできなかった状況でした。そういった中で、このコロナ禍を克服する、コロナとうまく付き合っていく、ウィズコロナになろうかと思いますが、観光客を外国から受け入れていこうといった状況が出てきたことは、我々は期待を持って受け止めたいと考えています。

 まだまだ本格的な、従来のように多くの皆さんをお迎えするといった状況にはすぐにはならないと思っていますが、少し明るい兆しが見えてくることにつながっていく動きではないかと期待したいと思います。

 

5 島根原発2号機再稼働に伴う重大事故時の避難計画について

 

大久保記者(朝日新聞)

 隣県の中国電力の島根原発2号機ですが、いわゆる今、同意のプロセスが最終的な局面を迎えていて、鳥取県のスタンスというのは、今、それを見守っているというか、もう固まっているのですが、それはそれとして、実効的、実動的なお話として、鳥取市も重大事故時に避難民の受入れというオペレーションを担っているかと思います。その辺りの実効性を高めていくような、例えば訓練など、コロナ禍で難しいところはあると思いますが、突然何かあって、突然避難しても、受け入れる側もなかなか意識していないと対応できないところがあると思うのですが、何か日頃から顔の見える交流をしたり、つながりがあってもいいかなと思います。その辺り、避難計画の受入先としての何かお考えがありましたらお聞かせいただけないでしょうか。

 

市長

 これは、ずっと以前から何か重大な事故や状況が発生した場合には、例えば境港市、米子市、具体的には境港市さんからだと思いますが、大体3万人ぐらいの方を受け入れるというオペレーションが具体的に論じられていたところですが、その後、例えば実動訓練といったところまでは、まだ具体的には行っていない状況です。具体的に数万人の方が一時に移動して受け入れていくことはなかなか難しい対応を求められると考えていますので、何かこれは実動というよりも、例えばシミュレーションを行うなど、ある時期には必要ではないかと考えており、また具体的に研究、検討していく必要があろうかと思っています。何よりもそういったことが発生しないように、安全管理をしていただくことが肝要ではないかと思っています。

 

大久保記者(朝日新聞)

 もう1問だけ。一方で、市民のほうも、実はうちが避難の受入先になっているとか、なかなか、何となく遠いところのお話、立地地域のお話みたいな、一般の市井感覚としてはそういう方が多いかと思うのですが、市民への啓発や周知といった点はいかがですか。

 

市長

 やはり少し実感を伴わないような状況はあろうかと思っていますが、災害全般に言えることですが、正常性バイアスが作用し、多分自分は大丈夫だろうと、どうしてもそういうふうに我々はなりがちです。何かあった場合には円滑に受け入れ、対応ができるように、何か皆で共有しておくことが求められるのではないかと思いますので、様々な機会に広報、周知していくことも必要ではないかと思っています。

 

6 訪日外国人観光客の誘致について

 

中村記者(日本海新聞)

 先ほどの訪日外国人観光客のことですが、当面、総理もパッケージツアーを基としたものとしていますが、何か市として、本格的にはまだ先だと思うのですが、誘致に向けた施策などがもし考えられるようだったらお願いします。

 

市長

 まだまだ本格的に多くの皆さんを受け入れる状況には、残念ながらすぐにはならないと考えています。国のパッケージツアーが、どういったものをこれから行っていこうとされているのか、見極めていく必要もあろうかと思っていますが、まず何よりもこのコロナ禍が落ち着いていく、安全に移動してこちらに訪れていただくという状況が少し見通せるようになった段階で、具体的な、例えばパッケージについてもそうですし、旅行商品についても、受入れ体制等も具体的な検討を進めていくことになろうかと思っています。まだ現段階で具体的な、こういった取組をしていかなければならないということにはまだ至っていない状況です。

 

7 鳥取砂丘西側ホテルについて

 

大本記者(NHK)

 砂丘の西側ホテルについて教えていただきたいのですが、当初、夏頃、ブランド名の決定というお話もあったかと思うのですが、その計画は順調に、計画どおり進んでいるのかという点と、夏頃というのが近づいてきている中で、具体的に何月頃とか、見えていましたら教えていただきたいです。

 

市長

 まず、具体的に何月頃にそのブランド等が決定されるかということはまだ伺っていませんが、おおむね順調に、計画どおりにこの事業が進められているということは伺っています。

 

8 鳥取環境大学でのウクライナ避難者受け入れについて

 

中村記者(日本海新聞)

 昨日、県の平井知事が、公立鳥取環境大学でウクライナの研究者の方を1人受入れということで調整を進めていて、県のほうも予算を組んで色々支援するということでしたが、市として何かできる支援が考えられたらお願いします。

 

市長

 これについては、以前の会見でも少し触れさせていただきました。具体的には市営住宅等、御希望があれば、今対応できる戸数は何戸ぐらいあるのか確認して準備していると申し上げたように思っていますが、まずそういったこともありますし、それから、例えば実際に生活されるのはこの鳥取市ですので、鳥取市で生活することが円滑に、転入される際の手続等、それぞれ支援していくことになりますし、また、健康相談や、それから通訳の派遣等も必要な場合もあるのかも分かりませんし、各課、複数課にまたがるような色々な事案も想定しています。

 具体的に昨日の段階で環境大学が確認されたということですが、ウクライナを出国されたそうですので、また近いうちにこちらにお越しになられるということですので、鳥取市としてもできる限りの支援等をさせていただきたいと思っています。これはもちろん環境大学、鳥取県とも連携してということです。

 

9 鳥取大丸の店名改称について

 

大本記者(NHK)

 鳥取大丸のニュースがこの間ありましたが、市長の最初にお知りになったときの印象と、これから、やはり鳥取駅の玄関口というところで、どんな施設になることを期待されるのかと、あるいはこうした支援策といいますか、助け船をどうやって送っていくのかというあたり、教えていただけたらと思います。

 

市長

 まず、最初の受け止めですが、率直に申し上げて、今、百貨店の戦略は大都市に集約するということがずっと以前から行われているところであり、そういった大変厳しい状況の中で、関係者の皆さんの御尽力により、従前どおり百貨店として営業していただける状況になったということで、このことについては改めて感謝を申し上げたいと思っていますし、また、さらにこれから大きく発展していかれることも期待しています。

 どんな施設にということですが、やはり中心市街地の中の商業ゾーンである鳥取駅周辺の一つの核になる商業施設であると考えていますので、これからもそのような機能、役割を果たしていただける百貨店として営業していただきたいと思っています。

 鳥取市としての支援ですが、これまでも様々な支援をさせていただいています。今後も必要な支援等については、でき得る限り、鳥取市としても行わせていただきたいと考えています。

 

 

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