鳥取市

令和4年7月15日市長定例記者会見録 登録日:

令和4年7月15日午前10時から、麒麟Square2階多目的室1

令和4年7月15日市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 鳥取市住宅小規模リフォーム助成 令和4年7月19日から受付を開始します

資料1-1 (PDF/153KB)

資料1-2 (PDF/274KB)

2 鳥取市SDGs未来都市計画のロゴマークを決定しました

資料2(PDF/497KB)

3 「とっとり白兎 兎年へHOP!STEP!キャンペーン」の開始について

資料3(PDF/178KB)

4 砂の美術館第14期展示の開館について

資料4-1 (PDF/671KB)

資料4-2 (PDF/83KB)

5 史跡鳥取城跡周辺を幻想的なライトアップや賑わいイベントで彩ります!

資料5(PDF/308KB)

質問項目

6 新型コロナウイルスの感染状況について

7 砂の美術館第14期展示について

8 新型コロナワクチン4回目接種について

 

 

はじめに

 

市長

 会見項目に入る前に、4点について触れさせていただきます。

 まず、新型コロナウイルス感染症についてです。

 このところ、全国でオミクロン株から派生した変異株、BA.5が猛威を振るっており、陽性例、感染例が増えてきています。山陰両県においても過去最多となり、大変な状況になりつつあります。連日、鳥取市保健所を中心に感染防止、感染拡大防止、またワクチンの円滑な接種等について取り組んでいます。

 また、昨日はワクチン接種に係る折り込みチラシを配布し、4回目、あるいは3回目、2回目、1回目、それぞれ詳しく書いています。接種は強制ではありませんが、効果があるので接種について御検討いただきたく配布していますので、ぜひ多くの皆様に御検討いただきたいと思っています。

 また、60歳以上の方については、該当する方に接種券を送付しています。60歳未満の方で基礎疾患のある方、重症化リスクが高いと医師が認める方については、接種券発行申請の案内はがきが届きますので、申請していただくと、接種券の入った緑色の封筒が郵送される形になっています。

 また、1回目、2回目、3回目の接種については、個別の医療機関に直接御予約いただく方法と、集団接種会場も設けますので、随時予約して接種を受けていただきたいと思っています。

 次に、布袋工業団地への新たな企業の立地についてです。

 現在、鳥取市若葉台に工場を設置して操業し、かりんとうや米菓を製造、加工販売されている株式会社円山菓寮が、事業拡張のために鳥取市の布袋工業団地内に新工場を整備されることとなりました。この新工場の建設予定地は布袋工業団地のちょうど真ん中辺りの3ヘクタールの用地の北側1ヘクタールです。この新工場では、新たに洋菓子を製造されるということです。

 計画は複数に分かれていて、第1期は本年9月に建設に着手され、来年の4月には竣工予定ということです。第2期以降の着工時期等は現在のところ未定であると伺っています。投資規模も現段階では未確定と伺っていますが、本市としては、鳥取市企業立地促進補助金で、補助率10%の支援をさせていただく予定としています。雇用計画ですが、第1期で約25名の方を採用予定であり、最終的には80名程度の方の採用を予定されているそうです。これにより新たな雇用の創出、地域経済の活性化に大いに寄与していただけるものと期待しています。

 次に、3点目は、姫路市・鳥取市姉妹都市提携50周年記念観光キャンペーンについてです。

 今年で姉妹都市提携50周年を迎える姫路市と鳥取市は、今後も両市の交流が続いていくことを願い、相互に観光キャンペーンを実施します。

 姫路市では、鳥取市民向けのキャンペーンを本日より開始され、8月末までの間、姫路城や姫路市立動物園などへの無料優待や、数量限定で記念ノベルティーのプレゼントが行われます。この機会に、高速道路等、交通の便も大変よくなっている姉妹都市姫路を訪れていただき、交流を深めていただきたいと思っています。

 また、今月30日からは、姫路市民の皆様の鳥取市観光キャンペーンも実施することとしています。これは10月30日までで、「きなんせ鳥取 姫路とずっと仲良し姉妹都市キャンペーン」と銘打ち、姫路市民の方1,000名を対象に、オリジナルタオルやノベルティーのプレゼント、それから砂の美術館・仁風閣の入場無料優待チケット等をプレゼントします。これを機に相互に訪問していただき、さらにこの50周年を契機として両市の交流が盛んになっていくことを期待しています。このコロナ禍の中ではありますが、感染防止等に取り組んでいただきながら、お互いに交流を深めていただければと思っています。

 次に、男女共同参画センター「輝なんせ鳥取」の開設20周年についてです。

 この男女共同参画センター「輝なんせ鳥取」は、平成14年7月に開設して、今月で20周年を迎えることとなりました。当センターは本市の男女共同参画を推進するための拠点施設として、平成14年7月に福祉文化会館に設置し、令和2年4月には鳥取大丸の5階に移転しています。

 設置までの経緯は、平成3年に女性団体の育成やリーダー養成などを推進する目的で福祉文化会館内に女性交流室を設置して以降、女性フェスタの開催や女性団体の交流事業など、様々な活動が行われてきた中で、その拠点としてセンター設置の機運も高まり、平成11年に初めて鳥取市男女共同参画いきいきプランを策定して、女性の地位向上、また社会参画を進めるための活動拠点の整備、充実を図ることとしたものです。

 この愛称である「輝なんせ鳥取」の「きなんせ」は、鳥取地方の方言で「来てください」という意味であり、誰でも気軽に集い、学び、誰もが自分らしく生き生きと輝ける社会の実現を願って名づけられたものです。既に7月の市報やチラシ、ポスターなどでお知らせしていますが、今月24日には鳥取県立生涯学習センター・県民ふれあい会館で、有森裕子さんの記念講演をはじめとする記念事業を予定しています。センターの歩みを振り返るパネル展示やDVDの上映も予定していますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいと考えています。

 

会見項目

 

1 鳥取市住宅小規模リフォーム助成 令和4年7月19日から受付を開始します

 

市長

 新型コロナウイルス感染症が依然として収束せず、加えて原油の高騰、また円安、物価高騰など、大変厳しい状況があり、地域経済も大変な影響を受けていることから、住宅リフォームの需要の底上げを行い、市民の皆さんの居住環境の向上と地域経済の活性化を図ることを目的に、住宅小規模リフォーム助成を行います。申請受付は来週明けの7月19日火曜日からとさせていただきます。

 助成金額は、対象工事費の20%、上限20万円で、いずれか低い額とさせていただきます。また、満18歳までのお子さん、障がい者、満65歳以上の高齢者が同居している世帯については20%で、上限は20万円ではなく30万円とさせていただきます。本市では、これまでもこの住宅リフォーム助成事業を取り組んできましたが、今回は新たに電子申請による申請受付も行いますので、ぜひ多くの皆さんにこの事業を御活用いただきたいと思っています。

 内容については、既に7月の市報に掲載していますし、建築関係の団体の皆さん、また事業者の皆さんへチラシを送付しているほか、鳥取市の公式ウェブサイト、あるいは新聞広告等にも掲載してお知らせしています。

 

2 鳥取市SDGs未来都市計画のロゴマークを決定しました

 

市長

 鳥取市SDGs未来都市のロゴマーク公募を実施し、172人、216件の応募をいただき、委員会による選定の結果、最優秀作品を決定したので報告します。

 こちらが最優秀作品で、提案者は、高知県高知市の浜口ハルオさんです。鳥取砂丘がつくり出す風紋、この波模様をモチーフに、常に形を変えて変化する美しい姿を鳥取市が目指す未来像に重ね合わせて表現されました。この委員会の選定委員では、一目で鳥取市ということが分かる、象徴的な鳥取砂丘を分かりやすくストレートに表しており、また、風紋に動きを感じ、SDGsカラーを鮮やかに表現している点を評価したということです。今後、このロゴマークを様々な場面で活用し、SDGsの啓発につながる取組の際に使用していきます。

 また、これは商用、非商用にかかわらず、無料で使用していただくことが可能であり、このSDGsの取組を広めていくために、多くの皆さんに御活用、御利用いただきたいと考えています。

 また、この最優秀提案者の方には、温泉いちごバターとかコンポートを副賞として贈呈させていただきます。

 

3 「とっとり白兎 兎年へHOP!STEP!キャンペーン」の開始について

 

市長

 来年、令和5年は、干支で12年に一度のうさぎ年を迎えるということで、神話「因幡の白うさぎ」で有名な白兎海岸周辺を多くの皆様に訪れていただけるように、今月22日から「とっとり白兎 兎年へHOP!STEP!キャンペーン」を開始します。期間は、今月22日から来年、令和5年の2月末までで、第一段は白兎周辺のスタンプラリーを開催し、数か所のポイントを回ってクイズに回答して、専用のはがきで応募いただくと、150名の皆さんに抽せんで特産品が当たるという取組です。

 また、8月1日から来年の2月28日までは「白うさぎ縁得(えんとく)チケット」を販売することとしており、白兎神社や道の駅「神話の里・白うさぎ」で利用できる共通の利用券、大人500円、子供300円をセットにした路線バスの往復チケットで、数量限定で販売させていただきたいと思っています。バスの料金だけでお得な利用券で、キャンペーンに際して公共交通機関の利用促進も目的としています。これはバスについてですが、タクシー等についても、これから検討してみたいと考えています。

 それから、第三段の取組が、大みそか、12月31日の年越しイベントの開催です。道の駅「神話の里・白うさぎ」周辺でぜんざいの無料振る舞い、また神話にちなんだイルミネーションのモニュメントなどを設置して年越しイベントを行います。12年に一度のうさぎ年ですので、この白兎周辺を多くの皆さんにお越しいただき盛り上げていきたいと考えています。

 

4 砂の美術館第14期展示の開館について

 

市長

 既にお知らせのとおり、砂の美術館第14期展示について、7月30日土曜日に開館させていただきます。今回のテーマは、「砂で世界旅行・エジプト編」で、古代エジプトの象徴であるギザの三大ピラミッドと大スフィンクスやアブシンベル大神殿、またツタンカーメンの発掘の状況、エジプトの暮らしや歴史文化などを繊細で圧倒的なスケールの砂像で表現していますので、ぜひ多くの皆さんにお楽しみいただきたいと考えています。

 開催期間は7月30日から令和6年1月3日までの473日間です。展示作品は21作品、彫刻家20名の方による力作がそろっていますので、ぜひ多くの皆さんに楽しんでいただきたいと思います。開館時間は通常より1時間短縮し、コロナ禍の中ですので、9時から17時とさせていただきます。入館料は一般800円、小・中学生400円で、前売り券も明日、7月16日から販売予定です。

 オープニングセレモニーは、7月30日の8時20分から8時50分まで、砂の美術館展示室内で行います。当日はオフィシャルスポンサーであるマルサンアイさんから豆乳パックを先着1,000名の方にプレゼントさせていただきます。

 また、報道関係の皆さんの内覧会を7月28日木曜日、15時に予定しています。また詳しい内容等については、改めて資料提供させていただきたいと思います。

 昨今のコロナ禍の中で、何よりも新型コロナウイルス感染症の感染防止に努めなければならないと考えており、滞留人数は大体80名から90名ぐらい、この人数で適正な距離が取れると考えています。お客様に安心して来館していただけるような環境づくりに努めていきます。

 

5 史跡鳥取城跡周辺を幻想的なライトアップや賑わいイベントで彩ります!

 

市長

史跡鳥取城跡については、擬宝珠橋、中ノ御門表門の復元整備が進んでおり、往時の姿を取り戻しつつあります。まちなか観光の資源としての魅力がさらに高まってきています。また、これに加えて、近年のお城ブームで脚光を浴びている鳥取城跡の新たな魅力を創出していくため、幻想的な明かりの演出によるライトアップの実証事業と、にぎわいイベントを実施します。

 ライトアップについては、9月23日から10月10日まで、時間は18時から22時までで、照明デザイナーの株式会社LEM空間工房代表、長町志穂さんにプロデュースしていただくこととしています。既に神戸市のフラワーロード「光のミュージアム」、御堂筋のイルミネーションや、水木しげるロードのリニューアル等、全国で多数の明かりの演出に取り組んでいらっしゃるデザイナーの方です。

 また、10月1日、1日のみですが、山上ノ丸、久松山山頂の城跡を特別点灯することとしています。

 点灯式は9月23日、17時50分から久松公園で開催します。また、中心市街地への明かりの演出として、袋川土手の特別ライトアップも併せて行うこととしています。

 また、にぎわいイベントについては、「とっとり真夜中カレーフェス2022」ということで、9月24日、25日、久松公園で鳥取の新たな名物グルメ、真夜中カレーの誕生を目指すイベントを開催します。

 また、「鳥取城跡ナイトマーケット」ということで、10月1日土曜日、12時から20時まで、久松公園で山上ノ丸のライトアップに合わせて、山陰三ッ星マーケットとコラボしたナイトマーケットを開催します。

 そのほか、例年の三十二万石お城まつりも9月23日、24日に開催します。ステージイベント、屋台村、鎧(よろい)や甲冑をまとった武者などが中心市街地を練り歩く時代行列も予定されています。

 また、吉川経家公像のライトアップについては、既に今月12日から行われており、10月25日まで行う予定としています。

 

質問項目

 

6 新型コロナウイルスの感染状況について

 

大本記者(NHK)

 県内の感染状況についてお尋ねします。

 県内では、連日、過去最多の感染者数が更新されるなど、状況が深刻化しているかと思います。中・西部で感染者数が増えているかと思いますが、この東部の今の状況は増加傾向にあると見ているのか、それとも何か要因があって踏みとどまっている状況ですとか、市長の御見解を教えていただけますでしょうか。

 

市長

 県内では400例を超える過去最多の陽性例、感染例が発生していて、特に西部では200件を超える、あるいは中部でも150件を超えるといった過去にない件数の陽性例、感染例が発生しています。そういった中で、東部においては、昨日が56件、一昨日が70件ですかね、その前が68件で、大体60件前後で推移している状況であり、この内容を具体的に見ると、いわゆる積極的な疫学調査により濃厚接触者や、接触者を特定して行動を制限していただくとともに、必要な場合にPCR検査を受けていただいて、結果を確認した上で適切な対応をしている、このことをずっと続けていますので、感染が拡大しない状況を現在のところ保つことができていると私自身は考えています。ただし、このオミクロン株から派生したBA.5は非常に感染力が強いと言われていますので、まだまだ予断を許さない、そういった状況にあると考えなければならないと思っています。連日、鳥取市保健所を中心に、今までの取組を続けており、何とか今のところ、この東部においては感染が拡大しないような状況にとどめることができているものと判断しています。

 

大本記者(NHK)

 追加ですみません。

 中・西部で、西部が発端となって中部も感染者数が増えてきている状況にあると思うのですが、この流れはいずれ東部にも及んでくると見ていらっしゃるのか、もしそうでしたら、東部の市民に向けて何か警戒感といいますか、こんな基本的な感染対策をするようにですとか、市長からのメッセージがあれば教えてください。

 

市長

 どうしても交流があるので、中部、西部、あるいはお隣の島根県でも1,000件を超える陽性例、感染例が発生していることと、全国各地で、特に東京等でも増加傾向が見られるので、注意しなければならないと考えています。いずれこの鳥取県東部にもそのような状況が出てくる可能性はないとは言えないわけであり、ここは何とか感染防止策を市民の皆さん、多くの皆さんに励行していただきたいということで、先般もケーブルテレビ、コミュニティFM等で呼びかけたところですので、状況を見ながら、随時またお願いをしていかなければならないと考えています。基本的な手指消毒やマスクの着用、必要に応じての着用、それから適正な距離を取る、特に今、夏場で非常に暑い日が続いていますので、冷房等を使用している場合が多いと思います。そういった中ではありますが、適度な間隔、時間的な間隔で換気していただくなど、そのようなことを励行していただくことでかなりの部分、感染を防ぐことができると考えていますので、そのようなお願いを改めて、これからもさせていただきたいと思っています。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 感染拡大は、東部のほうでは少し踏みとどまれている状況ということだったのですが、全国を拝見すると、県内、市内でも、学校での陽性が広がるケースが散見されていて、クラスターに発展するようなケースもあると思いますが、他県では事例があるようですが、例えば夏休みを前倒しするようなお考え等はございますでしょうか。

 

市長

 これについては、教育委員会とも一緒になって検討していく必要がありますが、現在のところ、夏休みを前倒しすることは話し合っていませんが、感染の様相をしっかり見極めながら、効果的な感染拡大防止策につながるのであれば、そういったことも検討しなければならない状況もあり得ると思っています。今後の感染の状況をしっかり見極めて、適切に対応していきたいと思います。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 それから、今回の会見項目の中にも旅行誘致のキャンペーンなども幾つか入っていたと思いますが、これだけ感染が拡大している中で、これから夏休みに入ると全国で何百万人という方が、何百万、何千万という方が旅行に出かけるような目算になっているようですが、実際これだけ感染が広がっている中で、市民の方はどういうふうに考えて、この夏休みを過ごすべきでしょうか。

 

市長

 やはり先ほど申し上げたように、これまでの基本的な感染防止策を励行していただくことをぜひお願いしたいと思います。防止策を励行していただくことによって、かなりの感染防止が可能です。特にこの夏場では、冷房を使用している場合がほとんどだと思いますので、小まめに換気を行っていただくなど、そのようなことが効果的ではないかと思います。色々な形で注意していただき、これ以上感染が広がらないように、ぜひ協力をお願いしたいと思います。

 また、一方では、色々なキャンペーンやイベント等もあります。社会経済活動との調和を図っていく、よくウィズコロナと言われていますが、全ての行動を抑制してしまうということも、少し問題がありますので、その辺りのバランス、調和をどう図っていくのか、これも課題であると考えています。いずれにしても、これ以上広がらないようにしっかりと対応したいと思います。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 それから、西部や中部のほうをメインに、感染者が今、どんどん増えている状況で、在宅療養者の方も、一方でまた病床使用率もぐんぐん上がっているような形だと思うのですが、今後、例えばこういった西部や中部の在宅療養者に対するケアであったり、あるいは既に入院されている方のケア、病院でのケアということで、これを東部で引き受けていくこともあり得るのでしょうか。

 

市長

 東部の状況がこれからどういうふうになっていくのか正確に見極めていく必要があると思います。東部も余裕がある状況ではないと思います、病床についても療養施設についてもです。体制も、どこも、どの自治体も全国的に目いっぱいのところで対応しているのではないかと推察していますが、やはり協力体制については、可能な限り複数の自治体、あるいは県内でも行っていく必要があると思いますが、まずは保健所管内で感染が拡大しないように注力することが求められるのではないかと思っています。

 

大久保記者(朝日新聞)

 重複して関連することになるかも分からないですが、先ほど感染拡大ですね、バランス、調和をどう図っていくか、課題というお話だったのですが、全国旅行支援が延期という形になって、まずこれの受け止めと、やはり鳥取というと、県外の観光客の需要って大変大きいと思うのですが、宿泊、運輸も含めて、なかなか3年目を迎えて、まだ厳しい状況が続いている中で、この砂の美術館もようやくオープンで、ライトアップの実証事業も始まるというあたりで、改めてこの全国旅行支援の延期ということと、先ほどのこのアクセルとブレーキの兼ね合いみたいなところをちょっと伺っていいでしょうか。

 

市長

 まさにアクセルとブレーキの踏み方が非常に難しいと思っています。どちらかに偏ることがないように、社会経済活動と、感染防止策の調和を図っていくことが、まずこの3年目になり、非常に重要な点ではないかと思っています。これについては、例えばこうすればいいとか、何かそういうものに従っていけばいいということにはなっていないと思います。手探りの状況もありますが、第七波に突入しているという言われ方もしています。特にBA.5という、オミクロン株から派生した変異株は非常に感染力が強く、早い段階で感染してしまう特性があるので、そういった状況もしっかりと見極めていくことがまず必要ではないかと思っています。どの辺りになったら収束するのか、これも現在のところ全く予想できないところですが、個々の陽性例、感染例をしっかり見ながら、これからどう変化していくのか、全国の様相も併せて注視しながら判断していくしかないと思っています。ちょっと答えになりにくいのですが、この社会経済活動との調和がなかなか、大きな課題であって実際には難しい点ではないかと思いますが、やはりウィズコロナということで、このコロナウイルスと折り合いをつけて、うまく付き合っていくことが当面は求められるのではないかなと思っています。

 

大久保記者(朝日新聞)

 旅行支援の延期についてはどうですか。

 

市長

 これについては、国でそういう判断をされたということで、全国的な感染の状況を勘案して判断されたので、適切な判断ではないかと思っています。

 

7 砂の美術館第14期展示について

 

小畑記者(中国新聞)

 砂の美術館の第14期展示についてお伺いしたいと思います。

 まず、今回、会期が7月30から、1年、さらにまたいで再来年の1月3日までの会期にされています。まず、この会期に設定された考え方をお伺いしたいのと、あと、入館者数、前回の展示では結構苦戦されたと思うのですが、どのくらいを目標にされているとか、もし何かあればお願いいたします。

 

市長

 まず、会期の設定ですが、前回の13期展示も参考に、なかなか砂像彫刻家の皆さんに集まっていただき制作に取り組んでいただくことが1年単位ではまだ難しいのではないかということで、コロナの影響による状況も考えて、再来年1月3日までの473日間とさせていただいたところです。

 それから、入館者数の目標ですが、コロナ前の一つの目標としていた50万人を目指していきたいと考えています。

 

8 新型コロナワクチン4回目接種について

 

佐々木記者(日本海新聞)

 新型コロナ関連ですが、昨日、岸田首相が会見の中で、医療従事者と高齢者施設のスタッフの方の4回目接種を進めていく方針を掲げられましたが、会見の中では来週以降という、ちょっとぼんやりとした表現でしたが、鳥取市の中では、どれぐらいの時期でスタートができるめどでしょうか。

 

市長

 これについては、国が方針を決めたら速やかに対応できる体制を準備していかなければならないと思っています。現在のところ、4回目は重症化防止という目的で、60歳以上、あるいは60歳未満の方は基礎疾患のある方や、医師が認めた方ということで、限定的ですが、少しこれを広げるという趣旨だと思いますので、速やかに決定後には対応できるように、今から準備しておかなければならないと考えています。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 おっしゃられたように、少し対象が拡大されたことになっていると思うのですが、これだけ市井で感染が拡大している中で、今、若年層の一般の方は接種対象になっていないわけですが、ここへの拡大に対しては、市長御自身としてはどのようにお考えですか。

 

市長

 この拡大についてということですか。

 

佐々木記者(日本海新聞)

 そうですね、まだ今対象になっていない60歳以下の一般の方々に対しての拡大についてはどのようにお考えでしょうか。

 

市長              

 これについては、国も医学的な知見を基に判断して決定されることになると思いますが、医学的に感染防止、あるいは重篤化に効果があると判断されるのであれば、それを尊重して現場の市町村は速やかに対応できるように努めていくことになろうかと思っています。

 

 

 

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