鳥取市

令和4年10月7日市長定例記者会見録登録日:

令和4年10月7日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和4年10月7日市長定例記者会見

 

はじめに

 

会見項目

1 ~歩いて楽しむ!鳥取駅南側の公共空間で実証事業を行います!~『 鳥取駅0番線 PARK and STREET 』

資料1-1 (PDF/254KB)

資料1-2 (PDF/205KB)

2 令和の万葉大茶会2022鳥取大会の開催につ資料

資料2-1 (PDF/132KB)

資料2-2 (PDF/3MB)

資料2-3 (PDF/135KB)

3 山本隆弘鳥取市シティセールススペシャルサポータープロデュースの大規模自転車イベント「鳥取すごい!ライド2022」開催!!

資料3-1 (PDF/198KB)

資料3-2 (PDF/400KB)

資料3-3 (PDF/555KB)

4 社会的孤立防止サポーター(仮称)の養成について

資料4 (PDF/119KB)

 

質問項目

5 全国旅行支援について

6 鳥取城跡周辺の整備について

7 鳥取砂丘西側エリアの整備について

8 鳥取駅南側の公共空間実証事業について

9 鳥取砂丘西側エリアの整備事業に関する公募の参加について

 

 

はじめに

 

市長

 はじめに、新型コロナウイルス感染症の状況について、少し触れさせていただきます。

 今、第七波と言われる状況が依然として続いており、なかなか収束が見通せない状況が続いていますが、8月の1日当たりで、19日に533名、また22日には527名の陽性者数を確認しました。その当時は大体1日当たり400名を超える陽性例が発生しており、9月に入って少し件数が少なくなってきましたが、依然として今、1日当たり100名前後の陽性者数を確認している状況が続いています。今後も感染拡大の防止を、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。また、第八波と言われる状況もあるのではないかと、一部言われていますが、引き続き警戒を緩めることなく、状況をしっかり注視しながら、必要な対策を講じていきたいと思っています。

 また、市民の皆様には、基本的な感染防止対策を引き続き励行していただきたいと思っていますし、ワクチン接種についても、ぜひ御検討いただくよう、色々な形で広報等呼びかけたいと思っています。

 また、9月に入り、いわゆる全数把握と言われていた対応を少し変えて、重症化リスクのある方を中心に対応し、比較的軽症の方については自宅療養等で自己管理の下に状況を把握していただき、何かあれば保健所に連絡をいただく対応に変えました。重症化リスクにかかわらず、全ての方に安心して療養していただけるように、保健所も対応していきたいと思っています。

 この鳥取市陽性者コンタクトセンターに登録した方も99.8%と、ほぼ全員の皆さんに登録していただいており、保健所でも陽性者の方を把握しています。引き続きこのような形でしっかりとサポートしていきたい考えています。

 

会見項目

 

1 ~歩いて楽しむ!鳥取駅南側の公共空間で実証事業を行います!~『 鳥取駅0番線 PARK and STREET 』

 

市長

 歩いて楽しむ!鳥取駅南側の公共空間での実証事業ということで、「鳥取駅0番線 PARK and STREET」と銘打っていますが、これは令和2年度に策定した鳥取駅周辺再生基本構想(第2期)の構想に基づき、民間活力によるオープンスペースの利活用を促進して、人が集まり交流できる憩いの空間を創出することで、鳥取駅周辺から中心市街地全体への回遊性や滞在性の向上を図ろうとするものです。

 具体的には、鳥取駅南側にある鳥取鉄道記念物公園と山白川沿いの歩道空間を活用して実証事業を実施します。このエリア内には、期間中はテーブルや椅子のスペースを設けるほか、キッチンカー等も出店していただくこととしており、ぜひ期間中に多くの皆様にお越しいただきたいと考えています。期間は、今月14日から10月27日までの2週間です。

今年は日本で鉄道が開業してからちょうど150周年という大きな節目の年で、鉄道記念物公園でこのイベントを行う、スタートの10月14日は150年前にちょうど新橋-横浜間で鉄道が開通した記念すべき日です。これに合わせたわけではありませんが、ちょうどそういった記念すべき10月14日にスタートさせていただきます。

 

2 令和の万葉大茶会2022鳥取大会の開催について

 

市長

 鳥取市国府町は、大伴家持が因幡の国の国守として越中の国からこちらに赴任して、万葉集最後の歌を詠んだ、万葉集ゆかりの地です。

 また新元号「令和」の語源となった「梅花の宴」ということで、非常に万葉集にゆかりのある地であり、この「梅花の宴」を朗読劇、また茶会に代えて再現し、この令和の万葉大茶会が開催されることとなりました。

 この大茶会は、2019年に軽井沢で開催された環境サミットでの茶会を契機として、新元号「令和」の典拠となった、万葉集の「梅花の宴」を茶会で再現するものであり、自然環境の保全を考えた取組として、水素エネルギーを利用した茶会となります。2020年の浜離宮での開催を皮切りとして、昨年10月2日には富山県の高岡市で開催され、私も出席させていただきました。

 この高岡市での万葉大茶会で、富山県知事から高岡漆器で制作された木簡を、万葉キーとして受渡しをしていただき、鳥取市役所の1階で市民の皆さんに御覧いただけるようにしています。鳥取市での茶会の開催を、このキーによって引き継ぎ、来年は太宰府市で開催されることになっており、太宰府市の次が宮城県の多賀城市、そして最終年は奈良県の明日香村で締めくくって2025年の大阪万博につなげる予定となっています。

 当日は、10月15日13時から「梅花の宴」が因幡万葉歴史館で開催され、青翔開智中学校・高等学校の生徒の皆さんの朗読劇による「梅花の宴」が開催されます。

 また、万葉大茶会は宇倍神社で開催され、水素燃料電池で沸かしたお湯でお茶をたてることになっています。また、この宇倍神社ゆかりの作曲家、伊福部昭氏は、先祖が宇倍神社の神主を務められたゆかりの神社で、伊福部氏作曲の二十五絃箏の演奏がされます。

 また、万葉故地めぐりで、因幡国庁跡や万葉の歌碑等もエクスカーションで巡っていただきます。また、当日、式典、講演会、交流会もホテルニューオータニで開催されます。当日は各市の首長さんをはじめ多くの皆さんに御参加いただきます。また、「梅花の宴」は御自由に御覧いただけるほか、野だてによる茶会も、先着100名の方に参加いただけるようになっています。ぜひ多くの皆様に御参加いただきたいと思っています。

 それから、高岡市からキーを受け取り、今度は鳥取市から太宰府市に、ここに用意しているこのキーをお渡しするのですが、ここで少し御披露させていただきます。

 これは鳥取市佐治町の漆を使って制作されたキーです。「梅花の宴」にちなんで梅の花が埋め込まれていて、裏には大伴家持の歌「新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事」と、有名な歌が書いてある立派なキーです。これを大会当日、15日に次の開催地である太宰府市にお渡しさせていただきたいと思っています。

 

3 山本隆弘鳥取市シティセールススペシャルサポータープロデュースの大規模自転車イベント「鳥取すごい!ライド2022」開催!!

 

市長

 このすごい!ライドは、今年が5回目の開催となります。現下のコロナ禍の中で、前回、前々回については少し制限した形での開催となりましたが、今年は従前のような形で開催したいと考えており、新型コロナウイルス感染症対策をしっかり行って、昨年より規模を拡大して開催させていただきたいと思います。鳥取市、岩美町、八頭町が連携して、このイベントを積極的に支援していきたいと考えています。

 日時は、10月16日日曜日、朝7時のスタートです。スタートは「かろいち」の特設会場で、ゴールも同じく、この「かろいち」となります。16時までを予定していて、コースは、ロングコースが115キロメートル、ショートコースが55キロメートルで、各エイドでは鳥取市の食を楽しんでいただけるような内容としています。

 現在のところ、479名の方にエントリーしていただいていて、うち県外の方が314名、県内の方が165名で、割合的には県外から多くエントリーしていただいています。最年長の方が74歳、最年少の方が5歳ということで、幅広い年代の皆さんに参加いただきます。ゲストライダーは、元自転車のプロロードレーサーの山本雅道さんです。

 

4 社会的孤立防止サポーター(仮称)の養成について

 

市長

 現在、社会が変化している中で、孤立している方がいらっしゃいます。例えば、制度と制度のはざまで、なかなか制度の手を差し伸べて支援することが難しい方があり、まずはみんなでつながることが必要です。また、アウトリーチという言い方もされていますが、こちらから手を差し伸べて支援を行う、社会的孤立防止サポーター、これは仮称で、少し漢字が多くて長いので、できればもう少し親しみやすく分かりやすい、例えば「つながりサポーター」など、そのような名称にしたらどうかと、今、検討しているところです。

 まず、10月17日月曜日にキックオフミーティングとして、人権交流プラザで研修と会議を行い、サポーター養成研修のプログラム等について、具体的に内容を検討していくこととしています。

 そして、12月4日日曜日には、この社会的孤立防止サポーターの養成研修を行うこととしており、人権交流プラザで開催します。定員40名としていますが、現在までで多くの皆様から研修等について問合せもいただいていて、非常に関心を持っていただいていると感じています。鳥取市として、社会的に孤立する方がなくなるように、しっかりとこの取組をこれからも進めていきたいと思っていますし、研修についても、今年度だけではなく、来年度以降も、より内容を充実した形で開催していきたいと考えています。

 日程を受講して、全日程修了された方については修了証を交付したいと思っています。ぜひ多くの皆様にこの研修も受講していただき、この取組に参画していただきたいと考えています。

 

質問項目

 

5 全国旅行支援について

 

谷口記者(読売新聞)

 11日にインバウンドがほぼ解禁されて、国の旅行支援も全国的に始まります。全国横並び、一斉のスタートにはなるわけですが、鳥取市として、これからどんな戦略で誘客を図っていくか、人流を呼び込むお考えでしょうか。

 

市長

 これは、いよいよコロナウイルス感染症が少し落ち着いてきたので、インバウンドの受入れ等を含めて、観光についてしっかり取り組んでいかなければならないと思っています。

 まず、観光資源のさらなる磨き上げ、また受入れ環境、充実を図っていくこと、また、観光に関する情報をしっかり強力に発信していくことが、まず必要ではないかと考えています。具体的には、砂の美術館の展示の演出を強化して、多くの皆さんにお越しいただくことや、アクティビティーの充実といったことが考えられます。また、今取り組んでいる鳥取城跡の観光資源としての磨き上げも、これからさらに進めていきたいと考えています。ライトアップ事業を今行っていますが、今回だけではなく、これからもより充実させた形で続けていきたいと考えていますし、ガイドの養成、ツアー商品の造成等も一連のものであり、しっかり取り組んでいきたいと思っています。また、来年はうさぎ年ですので、白兎周辺エリアの磨き上げ等も、これを契機にさらに進めていきたいと考えています。また、大阪万博も少しずつ近づいてきていますので、この万博も一つ見据えて、訪日の外国人観光客の皆さんの受入れについて、今から環境を整えていくことが必要です。しっかりこれも取り組んでいきたいと思っています。

 また、観光コンベンション協会のホームページについても、さらにリニューアルして情報発信を強力に行っていきたいと考えていますし、現在、コロナ禍で中断しているインバウンド施策の再開もしていきたいと思っています。例えば鳥取-大阪間の高速バスの支援や、周遊タクシー等についても再開していきたいと考えています。また、各旅行会社等と連携して、商談会等を開催し、色々なことをこれからやらなければいけないと考えています。

 

6 鳥取城跡周辺の整備について

 

中村記者(日本海新聞)

 観光に関連してお尋ねしたいのですが、鳥取城は、最近、観光客の方が増えてきているということですが、観光関係者の方々からは、以前から駐車場が少ないという問題が聞かれていると思います。市として現状、駐車場に対する認識はどのようなものかお聞かせください。

 

市長

 これについても、城跡周辺の観光について、課題であると認識しています。近くになかなかまとまった駐車場が確保できていないということで、これを解決するには幾つかの方法があると思います。まず大きな駐車場を近くに確保することも考えられますが、これはすぐにはできないといいますか、現実的ではないと思っています。それから駅周辺からの二次交通のさらに充実を図っていくことも方法としてあるのではないかと思います。それから、周辺に、一つではないですが、点在している駐車場を調査してみると、二百数十台ぐらいは可能ではないかと思います。このようなことを分かりやすく利用していただける仕組みをつくって利用いただくなど、色々な方法があろうかと思いますので、これからさらにこの鳥取城跡の復元が進み、またライトアップ等についても多くの皆さんにお越しいただいていますので、この駐車場対策は、具体的にこれから進めていきたいと思っていますが、先ほど申し上げたように、1か所に大きな駐車場を造るのは、なかなかこれはすぐには難しいと思うので、複数の駐車場を有機的に情報発信して利用いただくことも検討してみたいと考えています。

 

中村記者(日本海新聞)

 ライトアップのことですが、これは、私もちょっと見に行って、とてもきれいだったと思うのですが、これは常設というのは検討されたりするのでしょうか。

 

市長

 先ほども少し触れましたが、これは1回限りのものではなく、来年度以降も充実した形で継続してできないかと検討しています。長町志穂先生のデザインで、非常に鳥取城の特性を生かした、鳥取城の良さが引き出されるようなライトアップであり、今回の取組に際して、現地も詳しく調査いただいたり、また地元の皆さんと意見交換をしたり、鳥取城の良さを引き出していこうと行っていただいたライトアップですので、これは1回限りはちょっとどうかなと思いますし、特に継続して行う場合にはコストも安くなります。今回、袋川のほうもライトアップしていますが、市街地の観光等につながるような取組になる、何よりも市民の皆さんに楽しんでいただけるような取組になるように続けていきたいと考えています。

 

7 鳥取砂丘西側エリアの整備について

 

南記者(NHK)

 鳥取砂丘の西側エリアの整備事業についてお伺いしたいことがあります。先日、担当課さんから資料提供がありましたが、当初4月を目指していたところが、ちょっと難しくなったということで、改めて市長の受け止めと、あと、今後のスケジュールなど、現時点で決まっていることがあれば教えていただきたいなと思います。

 

市長

 これについては、優先交渉権者に決定して進めていただくのがよかったわけですが、なかなかプレゼンテーションしていただいた内容のとおりに実施できないということや、そのほか、資金調達等について、従前お考えになっていた状況と異なってきた、色々な事情があり、残念ながら事業を進めていただくことにならなかったわけです。現在、諸施設が利用できない状況になっていますので、そういった状況をできるだけ短くするためにも、速やかに次の交渉権者を選定して、この事業が円滑に進むように進めていきたいと考えています。

 

南記者(NHK)

 例えば公募自体をもう一回やり直すとか、そういったところ、現時点で決まっていることは何かございますか。

 

市長

 現時点で決まっていることは、まだ具体的にはありませんが、今、県と一緒にこの事業を進めています。県とも協議中であり、できる限り早く次の優先交渉権者を決定して進めていこうということは一致していますが、では具体的にどのような要件で公募していくのかは、もう少し詰めていく必要があり、これも速やかに進めていきたいと思います。

 

8 鳥取駅南側の公共空間実証事業について

 

小畑記者(中国新聞)

 鳥取駅南側の公共空間実証事業についてお伺いしたいのですが、この鉄道記念物公園周辺でこのような実験を行うのに当たり、やっぱり、なぜこの場所なのか、この場所を将来的にどのような形で生かしていきたいのかというのがあればお願いいたします。

 

市長

 これについては、鳥取駅周辺再生基本構想の第2期で、この構想に基づいて、このエリアを活性化していく、多くの皆さんにまちを歩いていただける、そのような空間にしていきたいので、まずここを選んだということもあります。

 それから、この鉄道記念物公園ですが、昭和53年10月に完成した鳥取駅高架事業のときに、この事業を契機としてこのような公園が設置され、先ほど申し上げたように、今年は日本で鉄道が開業してちょうど150周年という大きな節目の年でもあり、そのようなことでこのエリアを選定しました。ゆくゆくはこの駅周辺だけではなく、にぎわいが中心市街地全体に広がっていくような取組とさせていただきたいと考えています。

 

小畑記者(中国新聞)

 それで、この鉄道記念物公園周辺について、現状の認識というか、どんな課題があるか、もしあればお願いします。

 

市長

 まず、この鉄道記念物公園について、色々なメモリアルも今ここにありますが、なかなかそのこともあまり知られていないというか、活用されていない現状があろうかと思いますので、いま一度情報発信する機会になればと考えていますし、また、この公園を含むエリアが、人が集まり交流できる憩いの空間、そのようなエリアになることも期待しています。その一つの契機になることを、このイベントで期待したいと思います。

 

9 鳥取砂丘西側エリアの整備事業に関する公募の参加について

 

奥平記者(朝日新聞)

 先ほどのNHKさんの質問に関連して、最初の交渉権者の取扱いですが、次、また公募するとしたら、その業者も参加できるのか、あるいはもう不適格であるとして参加できないのか、その辺りのお考えをお聞かせください。

 

市長

 これについても、まだ県としっかり詰めていない状況ですが、現段階では、やはり同じ構成の応募者は、ちょっと難しいのではないかと思います。ただ、複数の事業者の皆さんがJVのような形で応募いただいていますので、その構成が少し変わるということであれば、これは新たな応募者となりますので、全く問題なく、応募いただけると思っていますが、その辺りの要件もこれから早急に県と協議して詰めていきたいと思います。

 

 

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