鳥取市

令和4年10月21日市長定例記者会見録登録日:

令和4年10月21日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和4年10月21日市長定例記者会見

 

はじめに

 

会見項目

1 好評です!「ときめき鳥取マルシェ」 ~麒麟のまち圏域の農産物の販路拡大を強力に推進します~

資料1(PDF/225KB)

2 第47回(令和4年度)鳥取市文化賞受賞者および贈呈式について ~奨励新人賞を創設~

資料2(PDF/395KB)

3 「体験的学習活動等休業日」の実施について

資料3(PDF/1919KB)

 

質問項目

4 オミクロン株対応ワクチンの切り替えについて

5 体験的学習活動等休業日について

6 鳥取砂丘西側キャンプ場の進捗について

7 犯罪被害者支援について

8 鳥取駅前のスクランブル交差点実現について

9 マイナンバーカードについて

10 鳥取砂丘西側のホテル誘致計画について

 

 

はじめに

 

市長

 会見項目の前に、3点について触れさせていただきます。

 まず、「鳥取駅0番線 PARK and STREET」の現在の状況です。

 前回の会見で発表しましたが、歩いて楽しむ鳥取駅南側の鉄道記念物公園等の公共空間での実証事業を先週の10月14日金曜日から始めており、今月27日までの2週間の予定で実施しています。ちょうど前半の1週間が経過しましたので、その状況について触れさせていただきます。

 この期間中には、1日当たり約400人の方に、このPARK and STREETにお越しいただき、KDDIの位置情報データによると、昨年の同時期、土日を含めた人の流れは1日当たり100人前後ということですので、比較すると、この取組によりかなりの人の流れができていると考えることができるのではないかと思っています。この1週間、キッチンカー等もあり、色々な飲食等もブースが出ていますが、連日ほぼ完売という状況です。

 現在200名の方にアンケートを行っていて、その状況は、おおむね高評価をいただいており、とてもいい雰囲気で、続けてほしいといった御意見、また、このエリアにとても行きやすくなった等の御意見もいただいています。

 実施期間はあと1週間ありますが、この期間中の人の流れ等のデータについては、現在策定中の、来年度からスタートする第4期の鳥取市中心市街地活性化基本計画策定の補足の指標として活用していきたいと考えています。この事業終了後には、しっかりと検証していきます。

 次に、ワクチン接種の間隔の短縮についてです。国のほうで新型コロナワクチンの追加接種における接種間隔を、5カ月から3カ月に短縮することになりました。これは関係省令の公布、施行により本日からとなりますが、これから様々な広報媒体を用いて市民の皆さんにしっかりと周知を図りたいと考えています。

 この接種間隔の短縮により、今年12月末までに、前回接種から3カ月が経過する追加接種、3回目、4回目、5回目の対象者となりますが、合計で約5万4,000人いらっしゃいます。この5万4,000人の皆さんに来週週明け、10月24日月曜日に接種券を発送することとしています。この接種券は、今月中には全ての方に到達すると考えています。

 また、この接種間隔の短縮に係る情報については、公式ウェブサイトはもとより公式LINEやケーブルテレビ、折り込みチラシや新聞の記事下広告など、様々な媒体を用いてしっかりと周知を図りたいと思っています。

 これまでも新型コロナウイルス感染症は、年末年始に少し感染例、陽性例が増加するような状況もあり、また、冬になるとインフルエンザの流行する季節となります。今後の第八波と言われている状況もあり、今後の流行に備えるためにも、早めにワクチン接種を御検討いただきたいと思っています。

 次に、マイナンバーカードについて、現在本市では、国の方針に基づき、全ての方にマイナンバーカードを取得していただけるように、年度末を目標に取り組んでいます。現在、9月末のデータですが、マイナンバーカードの交付率は、全国が49.0%、鳥取市は51.0%で、全国平均よりは少し上回っている状況です。直近の数値になると、もう少し全国、鳥取市とも上がってきていると考えています。全国の交付率は今月の18日時点では50.1%と、50%を超える状況です。

 このような中で、10月13日にデジタル庁の河野大臣から、令和6年秋に現在の健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一体化する、また、令和6年度末としている運転免許証との一体化を前倒しすることを検討したいと、発言があったところです。

 本市の交付率は、先ほど申し上げたように、マイナポイントの第二弾等により押し上げられていますが、目標には至っていない現状です。今年度末に向けて、特に子育て中の若い世代をはじめとして多くの市民の皆様にマイナンバーカードを取得していただきたいと考えており、市役所以外でも気軽にマイナンバーカードの取得やマイナポイントの手続をしていただける体制について、現在検討しているところです。できれば年内までに、12月頃を一つの目途に、例えば大型商業施設などで窓口を開設したいと考えています。市役所でも、それから商業施設等の窓口でも手続していただけるように、このような体制を取ることによって交付率を上げていきたいと考えています。

 

会見項目

 

1 好評です!「ときめき鳥取マルシェ」 ~麒麟のまち圏域の農産物の販路拡大を強力に推進します~

 

市長

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、大阪・中之島での対面型のマルシェは3年ぶりの開催となっていますが、現在、関西圏の皆様から大変御好評いただいています。今年の7月から毎月2日間、麒麟のまち圏域内の農産物や加工品を販売して、この圏域の農林水産物の知名度アップや、コロナ禍で減少している交流人口の拡大を目指しています。

 とりわけ今月28日金曜日、29日の土曜日、両日行うこのマルシェは、コロナ禍以後、中之島での東日本大震災復興イベントとタイアップした初めての取組となります。引き続き、この麒麟のまち圏域内の農産物、加工品の販売を通して、麒麟のまちが元気な圏域であることをアピールしていきたいと考えています。

 

2 第47回(令和4年度)鳥取市文化賞受賞者および贈呈式について ~奨励新人賞を創設~

 

市長

 鳥取市文化賞は、昭和51年に国の重要文化財である仁風閣が修復され、それが完成したことを一つの契機として創設されたものであり、今年度は第47回となります。鳥取市の芸術文化の振興に顕著な業績を上げた個人または団体に対して贈呈させていただいているものです。

 今回は、5名の受賞者が決定しました。今回から、この文化賞に奨励新人賞を新たに設けています。これは若手芸術家の発掘と育成を目的として創設し、この新人賞は2名の方が受賞されます。また、文化賞については3名の方が受賞されます。贈呈式は例年のように11月3日の文化の日に、仁風閣1階で午前10時から実施します。

 文化賞には言水抱泉氏、鈴木公弘氏、花房睦子氏、それぞれ書道、川柳、詩で活動してこられた方です。

 また、文化賞奨励新人賞は、佐々木友輔氏が、映像について活動してこられた方ですし、竹田詩織氏は、音楽活動をしてこられた方です。

 これまで、昭和51年度から昨年度まで125名、7団体の皆さんが受賞されています。

 

3 「体験的学習活動等休業日」の実施について

 

市長

 体験的学習活動等休業日は、現下のコロナ禍の中で大きく制限を受けている学校教育における体験活動や社会教育における体験活動、また家庭や地域での触れ合いの機会を今後取り戻していくために今年度から行っています。市立小・中、義務教育学校、また市立幼稚園で今年度既に春のゴールデンウイークに実施したところです。11月3日から6日まで、11月4日をこの体験的学習活動等休業日にして4連休として、この休業日に合わせて各種イベントを企画していますので、ぜひ子どもたちが家庭や地域で様々な体験や活動などを行う機会として御活用いただきたいと思っています。

 なお、放課後児童クラブや鳥取市立の幼稚園の預かり保育は通常どおり開所し、仕事を休むことができない保護者の皆さんをサポートさせていただきます。

 

質問項目

 

4 オミクロン株対応ワクチンの切り替えについて

 

谷口記者(読売新聞)

 ワクチンについて、先日、地元紙さんもまとめていらっしゃいましたが、BA.5について一括で切り替えると理解しているのですが、BA.1対応の在庫分についてはどのように取り扱われますか。

 

市長

 このBA.1とBA.4-5、これは、それぞれのオミクロン株変異株に対応するために開発されたワクチンですが、鳥取県の方針としては、BA.4-5対応ワクチンを主に、これから接種を進めていく方針を打ち出されました。各19市町村それぞれの判断もあるということですが、できればBA.4-5ワクチンを主に進めていきたいと考えていますが、BA.1についても在庫がまだあるので、これは各医療機関等で保管していただき有効に活用していただくことがまず必要ではないかと考えています。

 

5 体験的学習活動等休業日について

 

中村記者(日本海新聞)

 体験的学習活動等休業日ですが、前回、5月2日がお休みになったとき、やっぱり市内の保護者の方から、ちょっと仕事が休めないという話も聞かれましたが、今後、保護者の方が休みやすいように、企業、商工団体などへの働きかけなどをされる予定はあるでしょうか。

 

市長

 これについては、やはり事業所、企業の皆さんの御理解、御協力が必要であると考えており、色々な機会にこの取組の趣旨、目的等について説明させていただき、御理解いただくことは、これからも必要だと考えています。働き方改革等にもつながる取組であると思いますし、子どもたちが地域での活動、体験等を通して色々な方と触れ合うという目的もありますので、引き続き様々な機会に説明して御理解・御協力をいただくことに努めていきたいと考えています。

 

6 鳥取砂丘西側キャンプ場の進捗について

 

谷口記者(読売新聞)

 砂丘西側キャンプ場の再募集の進捗はいかがでしょうか。

 

市長

 これについては、前回も少し触れましたが、県と連携して行っているものであり、来週、ちょうど1週間後になりますが、10月28日金曜日に県と市の連携協議会を開催することとしています。この連携協議会において、今後の募集方針等について具体的に決めていきたいと考えています。それに基づき、できるだけ速やかに公募等を行っていきたいと考えています。

 

7 犯罪被害者支援について

 

南記者(NHK)

 現在、24日まで犯罪被害者等支援条例の、パブリックコメントを行っておられると思うのですが、今日午後、市長も警察本部のほうでそういった協定を結ばれると思いますが、そういった条例案や、犯罪被害者支援に対する今の市長の考えをお聞かせいただいてもよろしいですか。

 

市長

 今日、折しも昼から県のほうで協定を締結させていただく予定としていますが、やはり犯罪被害に遭われた方の支援等について取り組んでいくことは、大変重要なことであると考えています。これについては、鳥取県警と連携して、情報共有も図りながら、鳥取市としてもしっかり支援していきたいと考えており、今日の協定を締結して、議会に関係条例等を上程し、鳥取市としての見舞金制度等も創設していきたいと思っています。色々な形で支援していきたいと考えています。

 

8 鳥取駅前のスクランブル交差点実現について

 

小畑記者(中国新聞)

 今、実証実験中の鉄道記念物公園の0番線マーケットに関連してお伺いします。

 駅の南側の回遊性、歩けるまちづくりという観点で今、好調ということですが、一方で、駅周辺の回遊性という話になると、北側が、まちと駅が分断されている状況が続いています。何年か前にスクランブル交差点にしようという話を県や県警とされたと思いますが、その後、多分進展がないのかなと思いますが、その辺り、議論、協議の状況ですとか、今後、市長としてどのように議論を進めていきたいかお願いします。

 

市長

 これについては、駅南だけではなく、駅周辺の再生ということで、南北エリアをにぎわいの創出の対象としていきたいと考えています。また、駅周辺だけではなく、面積が210ヘクタールある、この中心市街地の活性化についても、現在、来年度から5か年の計画である、第4期の鳥取市中心市街地活性化基本計画の策定作業を行っているところです。この中の商業施設等が集積した二核二軸の二核のうちの、一つの核となるエリアがこの駅周辺ですので、スクランブル交差点等についても、何とか具体的に実施できて、にぎわいの創出につながるように、今後も鳥取県とも協議を進めていきながら実現に向けて取り組んでいきたいと考えていますが、今のところ、なかなか具体的に進展が図れていないのも事実です。

 この鳥取駅北、南は、昭和53年10月に鳥取駅の高架事業が完成し、併せて駅前区画整理事業も行って、大きな事業が完成して、振り返ってみると四十数年が経過しており、通過交通等の様相も大きく変わってきています。また、この中心市街地の商店街等も四十数年前と比較すると大きな変化があると考えていますので、現在の状況等を踏まえて、この中心市街地ににぎわいが創出されるような取組を具体的に第4期の中活計画に位置づけて、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。その中で、このスクランブル交差点の実現についても引き続き検討、協議を行っていきたいと考えています。

 

9 マイナンバーカードについて

 

竹原記者(時事通信社)

 冒頭お話のあったマイナンバーカードのことでお伺いしたいのですが、健康保険証とマイナンバーカードを一体化すると河野デジタル大臣がおっしゃっていました。端的に感想というか、2024年秋に一体化するという方針ですが、望ましい方向なのか、あまりよろしくないのか、それについての御感想を1点と、あと、マイナンバー取得について、全国的に交付率を向上させる取組が続いています。国も来年度のデジタル田園国家構想交付金の申請条件の一部に全国平均以上であれば申請できると、まだ検討段階ですが、国は調整しています。その交付率を、交付金で一部反映させることについて、御感想というか、あまりよろしくない方向なのかどうか、受け止めをよろしくお願いします。

 

市長

 2点のお尋ねをいただきました。まず、河野大臣の発言等を踏まえて、どのように考えているのかという御趣旨のお尋ねだったと思いますが、このマイナンバーカードの交付については、なかなか交付率が高くならない状況が、鳥取市はもとより全国の自治体であるのではないかと思っています。そういった中で、国はマイナポイントの制度を導入したり、今回も何とか交付率を高めるように健康保険証、あるいは免許証との一体化等を打ち出されましたが、ちょっと今の時点で申し上げてもどうかなと思いながらですが、できれば当初からしっかりした計画で、このマイナンバーカードの制度、実施をすることがよかったのではないかというのが率直な私の感想です。少し後出しのような感じもしますし、デジタル化の推進でマイナンバーカードの交付促進については、もう少し制度設計をしっかりやって踏み切られたほうがよかったのかな、何か後出しのような感じがしないでもないところです。

 やはり目的とするのはマイナンバーカードの交付ではなく、市民、住民の皆様の利便性の向上、それから各業務の効率化等だと思いますので、その基本的な目的をしっかりと改めて踏まえながら色々な施策を講じていくことが今求められるのではないかと思います。

 それから、2点目の、交付率が平均値以上のところをデジタルの交付金等で優遇することについてどうかというお尋ねですが、これは、絶対的な評価であればいいのですが、やはり平均値以上となると、平均値以下の自治体は少し不利になりますので、何か平均値で切り分けること自体は、ちょっといかがなものかと思いますし、なかなかそういうところで差異をつけることがこの事業になじむのかということで、率直に申し上げて、このやり方は少し違和感を持っています。

 

10 鳥取砂丘西側のホテル誘致計画について

 

中村記者(日本海新聞)

 分かったら教えていただきたいのですが、砂丘西側のホテルの誘致計画は、今、どこら辺まで進んでいるか教えていただけますか。

 

市長

 これについては、実施設計等は完了していて、具体的に建設に向けてということですが、現在のところ伺っているのは、ホテルブランドの決定が未定であるという状況です。

 また、一つの目安として、大阪万博までには、この事業を完成させたいという一つの目標設定をしておられますので、それに向けてこの事業を鋭意進められていくと考えています。現在は、そういった状況であると伺っています。

 

 

 

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