鳥取市

令和5年2月3日市長定例記者会見録更新日:

令和5年2月3日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和5年2月3日市長定例記者会見

 

会見項目

1 令和5年1月27日~29日大雪への対応について

資料1(PDF/133KB)

2 【県内自治体初】「やさしい日本語サイト」を鳥取市公式ホームページに開設しました!

資料2(PDF/889KB)

3 鳥取市教育委員会ポータルサイトはじめました!

資料3(PDF/295KB)

4 道の駅神話の里白うさぎ「2代目うさぎ駅長」の命名式の開催について

資料4(PDF/325KB)

質問項目

5 今回の大雪対応について

6 やさしい日本語サイト運用の経緯について

7 鳥取市教育委員会ポータルサイトについて

8 やさしい日本語サイトの主な対象者について

9 大雪被害の支援について

10 うさぎ年に合わせたPRについて

 

 

会見項目

 

1 令和5年1月27日~29日大雪への対応について

 

市長

 先週、1月27日から29日の大雪による影響ですが、27日金曜日の午前10時18分には市内全域に大雪注意報が発令され、同日の午後10時43分に市内全域に大雪警報が発令されました。危機管理部を中心に、全庁的にそれぞれ警報、注意報等に対応する体制を取って対応しています。

 市内の気象台の観測点、鳥取市吉方で29日午前2時現在で、累積の積雪が38センチですが、鳥取市には中山間地域等、山間部も有していますので、相当な積雪がありました。

 そういった中で、孤立集落が市内3か所で発生しました。鳥取市佐治町で7集落、青谷町八葉寺で1集落、それから用瀬町赤波で1世帯の、合計で392世帯876名の方が孤立状態に置かれましたが、いずれも迅速な復旧により孤立状態は解消されています。

 このお配りしている資料に、1月29日20時55分、孤立集落解消により災害対策本部体制の解除と掲げていますが、1月29日夜には全て孤立状態は解消されました。

 人的被害としては、70代の女性の方が除雪作業中に転倒して負傷されたという被害が発生しています。また、非住家の被害が3棟で、国府町、河原町の倉庫計2棟が全壊、青谷町の非住家1棟が半壊した被害が発生しています。また、農業関係では、用瀬町のハウス2棟、また梨棚が用瀬町、それから現在雪が深くて十分確認し切れていませんが、佐治町などでも梨棚の被害が発生しているのではないかと推察しています。これらの被害を受けた農業施設については、県の補正予算と協調して、本市においても必要な額を計上して支援を行いたいと考えています。

 また、除雪については、市道1,325路線、総延長が709.96キロメートルで、これらの市道について随時除雪を行いました。また、関係機関とも連携を取り、被害状況等を確認して対応しています。

 また、市民の皆様には事前に様々な情報伝達手段を用いて注意喚起を行いました。

 

2 【県内自治体初】「やさしい日本語サイト」を鳥取市公式ホームページに開設しました!

 

市長

 これについては、実際に御覧いただきたいと思っていますが、鳥取市では、鳥取市多文化共生推進プランを策定しており、計画期間は令和3年から令和7年の5年間で、このプランの取組の一環として、県内自治体では初めてとなる、住民の皆様の生活に関連が深い分野の行政情報を、やさしい日本語を用いて総合的にお伝えしていく「やさしい日本語サイト」を開設しました。やさしい日本語とありますが、これは、どなたにでも分かるように配慮した、簡単で分かりやすい言葉や単語を用いることと併せて、漢字には振り仮名を振っています。お配りしている資料のグラフにあるように、鳥取市においても外国人の方の人数は増えてきており、より多くの外国人の皆様に情報が正確に伝わるよう、外国語に翻訳しやすくなる日本語を用いること、また、外国人の方でも日本語をふだん用いている方もたくさんいらっしゃいますので、外国語を使わなくても情報が伝わること、そして外国人の方だけではなく、住民の皆さん全てに分かりやすい情報発信をしていくことができる、このようなメリットがあると考えています。

 実際に今御覧いただいていますでしょうか、これを本日から開設し、なかなか分かりやすい日本語というのが難しいところですが、全庁的に職員が意を用いて表現することに努めていきたいと考えています。

 こちらが鳥取市公式ウェブサイトから入った、それぞれの項目ごとのもので、何か例示で出してみると、このように、漢字にも振り仮名をつけて、表現もできる限り分かりやすく意を用いた表現にしています。

 なかなか十分ではないところもあろうかと思いますので、その辺りは随時、さらに分かりやすい表現にしていくよう努めていきますので、多くの皆様に御利用いただきたいと考えています。

 

3 鳥取市教育委員会ポータルサイトはじめました!

 

市長

 これについても、実際に御覧いただきたいと思います。

 教育委員会では、教育委員会の情報を広く知っていただくための取組を強化しており、このたび1月30日にこのポータルサイトを開設しました。

 これについては、鳥取市の公式ウェブサイトにバナーを作り、このQRコードからアクセスしていただくことも可能です。

 内容については、本市の教育についての情報等を分かりやすく、またタイムリーにお知らせできるように、教育委員会からのお便りとして電子かわら版「とっとりEdu+(とっとりえでゅぷらす)」をつくりました。この「Edu+」は、「Edu」はエデュケーション、教育ということで、鳥取市の新しい学びをつくる、このような思いを込めたタイトルとしており、このポータルサイトに随時アップして、新しい情報をお知らせしていくこととしています。

 創刊号は「鳥取市の『新時代』はここから始まる!」と、第2期の教育振興基本計画についてお知らせする内容になっています。第2号は「新時代の学びをひらく!」といったタイトルで発信しています。随時発信していきたいと考えていますので、これについても多くの皆様に御覧いただきたいと考えています。

 

4 道の駅神話の里白うさぎ「2代目うさぎ駅長」の命名式の開催について

 

市長

 道の駅「神話の里 白うさぎ」では、平成21年にウサギの駅長が着任し、御来場いただいた方から非常に人気を集めてきたところですが、今年1月1日から2代目のウサギ駅長が着任しています。まだ名前がないということで、指定管理者の道の駅が1月1日から1月20日まで、この2代目ウサギ駅長の名前を募集され、県内外から1,576件ものたくさんの応募をいただきました。この応募いただいた名前の中から、道の駅指定管理者のほうで名前を決定し、2月10日に命名式が開催されます。命名式は2月10日金曜日の14時30分からで、場所は「神話の里 白うさぎ」1階の鳥居前の情報コーナーにて、私も出席させていただく予定としています。2代目の駅長についても、多くの皆さんに親しんでいただけることを期待しています。今年はうさぎ年ということで、この「神話の里 白うさぎ」の道の駅や白兎神社に、連日多くの皆様にお越しいただいており、大変にぎわっています。白兎地域にとっても飛躍の年となることを願っています。 

 

質問項目

 

5 今回の大雪対応について

 

奥平記者(朝日新聞)

 幹事社から、雪のことでお聞きします。

 孤立集落というのは、発生しないにこしたことはないでしょうし、今回も、どうでしょうか、ちょっと全ての解消まで若干日にちがかかったかなという印象もありますが、今回の対応について、まあまあうまくいったのか、それとも、こういうところは反省すべきだったというところがあるのか、どうお考えでしょうか。

 

市長

 まず、孤立状態の解消については、雪による倒木で道が塞がれている状態であり、併せて電線類等が倒木によって被害を受けたという状態ですので、まず電線等の復旧に取り組んで、それから倒木を処理して除雪してといった手順で孤立状態を解消していくことになりました。そういった対応状況を見ると、まあまあうまくいったと判断させていただいていますが、やはりそういった倒木が発生しないようにすることも検討していく必要があるのではないかと考えています。とりわけ電柱等がある付近の樹木については、現場をいま一度確認し、倒木が発生しても停電にならないように、あらかじめ可能ではないかなと思っており、そういったことが一つの反省点というか、教訓としたいところであると考えています。

 このたびは、電力会社、あるいは鳥取県、関係機関等とも情報共有、連携を図りながら復旧に努めたところであり、孤立状態が発生しましたが、各集落の皆さんとは連絡が取れる状況にしており、佐治町については、482号線の復旧の前に迂回路が確保できるように、当日、可能になりましたので、迅速に復旧ができたものと判断しています。

 

奥平記者(朝日新聞)

 あと、私が取材のときにちょっと言われたことをお聞きしますが、除雪車が除雪した雪が壁のようになって、幹線道路沿いの民家の玄関前に壁のように反り立っていて、その写真を撮っていたら小一時間説教されまして、「テレビコマーシャルで、『これくらい自分でかくだわい』と言っておられますが、そんなの、高齢者や車椅子の人はどうやってかくんだ」というのをかなり、私に文句を言われて、私に言われても困るのですが、あれは仕方がないのか、あるいは何か改良の余地があるのか、どうお考えでしょうか。

 

市長

 個別に色々な状況があると思います。高齢の方、障がいのある方、そのような方については、なかなか自力で除雪はできないと考えており、歩道部分等についても除雪が必要なところは必要であると考えていますし、また、除雪だけではなく、排雪、多量の雪をどこかに持っていくことも必要ではないかと考えています。今回は、先ほど申し上げたように、市内の観測点で38センチの累積ということですので、例年に比べると、そう多くない状況ではあったかと思いますが、安全確保、それから市民の皆様の生活を確保するためにも、そのような壁ができることはなくしていかなければならないと考えています。

 

奥平記者(朝日新聞)

 具体的に、私も分からないですが、あれはどうすればいいのか。何かアイデアがございますでしょうか。

 

市長

 そうですね、道路、それから例えば民家の入り口等ということで、これについても、従来から職員が必要なところに複数の隊で除雪の応援に行くことは行っていますので、やはりその辺りについては、きめ細やかな対応が必要になってくると思っていますし、また、町内会等でのコミュニティー除雪ということで、鳥取市においては従来から各自治会、町内会等でも除雪に協力いただき、支援制度もあります。また、小型除雪機の無償貸与についても、これも従来から行っていますので、幹線道路等の除雪と併せて、そういった生活道路等の除雪については、市民の皆さんの協力もいただきながら除雪を行っていくことを、これからもさらに充実を図っていきたいと考えています。

 

6 やさしい日本語サイト運用の経緯について

 

中村記者(日本海新聞)

 やさしい日本語サイトについて、県内自治体初めてということですが、これは実際に市内在住の外国人の住民の方から、例えばこのホームページは分かりにくいとか、そういった声があったのでしょうか。

 

市長

 分かりにくいといったこともあったと思います。私も個々で確認はしていませんが、実際には先ほどのデータにもありますが、日本語を通常使っている方が63%で、かなりいらっしゃるということで、なかなか漢字等は難しい面もあり、表現として分かりづらいことがあるので、この取組を行っています。在住の外国人の方だけではなく、市民の皆さんにも、行政用語等はあまり使わないように、横文字等も平易な日本語で分かりやすくすることが必要であると考えており、何か御指摘いただいたからということではなく、鳥取市の情報発信として分かりやすく、伝わりやすく、そのようなことに意を用いていこうとするものです。

 

7 鳥取市教育委員会ポータルサイトについて

 

中村記者(日本海新聞)

 市の教育委員会のポータルサイトですが、このような、分かりやすく発信するサイトというのは、これは県内で初めてになるのですしょうか。

 

市長

 どうでしょうか、ちょっと教育委員会のほうで分かりますかね。また後ほど確認してお知らせさせていただきたいと思います。

 

(確認後の回答内容)

市長

 すみません、先ほど御質問いただきました教育委員会のポータルサイトについて、他の自治体はどうかという御趣旨のお尋ねでしたが、この専用ポータルサイトは、県内ではまだ取組はされていません。県内で初めてです。

 

8 やさしい日本語サイトの主な対象者について

 

堀内記者(共同通信)

 やさしい日本語サイトについて、県内初ということで、全国的にはどうでしょうか。

 

市長

 全国的には、既に取り組んでいる自治体はあります。

 

堀内記者(共同通信)

 承知しました。

 あと、何か外国の方向けということですが、例えば日本語を読み取るのが困難な障がいのある方だったり、そういった方も対象として「やさしい」ということを使っているのでしょうか。

 

市長

 そのとおりです。在住外国人の方だけでなく、広く市民の皆様に分かりやすく伝わりやすい、そのような表現にするべきですので、その点についても非常に重要ですし、今回の取組の目的とするところです。

 

堀内記者(共同通信)

 主には外国語を使われる方にというところですか。

 

市長

 そうですね、外国語といいますか、先ほど申し上げたように、6割以上の在住外国人の方が日常的には日本語を使用していらっしゃるので、その日本語を分かりやすい表現にということですが、それは同時に広く市民の皆様にも伝わりやすい、分かりやすいものになると思っており、外国人の方をということですが、全ての住民の皆様に分かりやすいものにしたいと考えています。

 

9 大雪被害の支援について

 

南記者(NHK)

 すみません、話が戻って恐縮ですが、大雪の関係でお伺いします。まず、被害の状況で、改めて農作物等の被害について、例えば額的なもので今のところ試算は出ておりますでしょうか。

 

市長

 まだ試算は出ていません。先ほども少し触れましたが、佐治町等の農園では雪がまだ深いところがあり、今の時点では実際には、例えば梨の棚でどれぐらいの被害が出ているか把握しきれていない状況です。また、白ネギ等についても少し被害があるようですが、それがどれぐらいの被害額になるかというところまで把握しきれていません。今、少し雪が落ち着いてきていますので、そのような把握に努めたいと考えています。

 

南記者(NHK)

 その質問と関連して、佐治町は、それこそ奥のほうで梨を作られていたりすると思いますが、改めて現時点で市長が考えている支援はありますでしょうか。

 

市長

 これも先ほど申し上げたように、県も大体1億ぐらいで、2月の補正予算で対応されるということですので、この県のスキームも注視しながら、鳥取市として独自な支援策について具体的な予算額をこれから計上していきたいと思います。できれば2月の定例市議会において追加か何かでまた計上させていただきたいと考えています。

 

南記者(NHK)

 その規模とか、今のところ、まだ検討中ということでしょうか。

 

市長

 はい。

 

南記者(NHK)

 分かりました。

 すみません、最後にもう1点だけ、同じく雪の関係で、今回、孤立集落も発生したということで、その対策について、何か現時点で市長のお考えはございますでしょうか。

 

市長

 やはり孤立状態にあることをいち早く確認することと、連絡が取れる体制にすることがまず必要だと思います。

 それから、迂回路を含めて、孤立状態が解消できることをいち早く取り組んでいくことが必要だと思っています。先ほども少し触れましたが、佐治町については、ちょうど佐治の中ほどの加瀬木集落等を中心とした辺りが孤立状態になりましたが、482号線、これが基幹道路になりますが、迂回路として津無のほうから、下の482号から上がっていけるルートをいち早く確保し、まずは孤立状況の速やかな解消に努めることが必要だと思いますし、まだ道路が通行できない状況にあっても、できる限り、必要な方については救援していく、そういった取組も併せて求められると思っています。実際にも今回、そのような方がいらっしゃいましたので、医療機関へ搬送できるような取組が必要だと、今後も考えています。

 

10 うさぎ年に合わせたPRについて

 

中村記者(日本海新聞)

 道の駅の2代目のウサギ駅長の命名ということで、今年のうさぎ年に合わせた観光PRなど、市として具体的に進めていきたい施策などはありますでしょうか。

 

市長

 令和4年度もスタンプラリーや、白兎周辺の年末、大みそか、年越しイベント等も盛大に開催されたところです。また、旅でとっとり応援キャンペーンなども、うさぎ年を前面に出して展開していきたいと考えています。また、白兎神社を巡るツアー等についても、旅行会社とも連携して、旅行商品等の造成も可能ではないかと思いますので、色々な面でPRしながら、多くの皆様に鳥取市にお越しいただけるような年にしていきたいと考えています。

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