鳥取市

令和4年度 第5回 用瀬地域振興会議の開催内容について登録日:

【開催日時】 令和5年2月9日(木)午後2時00分~4時20分

【開催場所】 用瀬町総合支所 3階第1会議室

【参加者】 出席委員 西川功美、平井育子、西村正雄、岸本仁志、山下和彦、八百谷和子、
     平木美千子、竹本真奈美、福山裕正、西村勝 
以上10名(敬称略)

【関係課】 〔教育総務課 校区審議室〕横尾室長、松本主幹、堀村主任
     〔地域振興課〕山名課長補佐

【事務局】 片山用瀬町総合支所長、岡本副支所長、堀場市民福祉課長、坂本産業建設課長、遠藤地域振興課課長補佐

【傍聴者】 1名

【次第】

1 開会

2 あいさつ

会長、支所長あいさつ

3 議題・報告事項

(1)「鳥取市立学校の適正規模・適正配置基本方針」

   地域の学校のあり方を考える会等の組織づくりについて

(教育総務課 校区審議室)
 資料1により、内容について説明。

(委員)
 地域の子供たちが、そのまま地域の中学校に行くことを想定して数字が算定されていると思うが、実際は私立、国立に進学する生徒も多くある。地元の中学校の魅力を保護者や子供たちに伝達していかないと、地域の持続的な発展は見込めないのではないか。
 また「地域の学校のあり方を考える会」は、市教委事務局がすべて進行する形ではなく、地域の委員が、事務局からの資料を基としながら論じた上で考え方を集約し、市教委へ返していくのが本来の姿でないか。

(教育総務課 校区審議室)
 地域外の学校へ進む生徒数については、数字が確定する年度末以降にお出しできるようにしていきたいと思います。
 また、学校の魅力発信は非常に重要なことと思っています。今後も地域の学校の魅力を広く知ってもらえるよう努めていきたいと思います。
 考える会については、当然、地域の皆様で運営していただくということが重要ですので、適正な形で進めるよう努めていきたいと思います。

(委員)
 確認ですが、基本的な考え方は、合併するとかしないとかじゃなくて、生徒数が減ってくるからどうしようということでしょうか。

(教育総務課 校区審議室)
 はい、そうです。

(委員)
 判断材料として過去に統合した、あるいは小規模で頑張っているという先進地があると思うので、保護者の意見、合併してからどうなったかなど、ビフォーアフターの追跡、アンケートの集約などをお聞かせいただけたら大変助かる。
 もう1点は、生徒にとってベストの環境はどうかという視点ですが、経済的な面、ランニングコスト、人件費、設備の維持管理の視点からも切り口があると思う。
 また、これは小中一貫校というのも視野に入っているということですね。

(教育総務課 校区審議室)
 はい、そうです。
 例えばこれまでに合併した学校は、直近ですと江山学園がありますが、学園の皆さんからは良好なご意見をいただいています。
 小中一貫校は単純な合併とは違いますが、大規模校に近いようなイメージで活気が出てきたことなどが好意的にとらえられていると思います。
 逆に東郷小や明治小などは、小規模校としての強みを言っておられます。小規模転入制度で来られる方があることで地域の活性化にも繋がり、少人数なので、子供が伸び伸びと活動できるとこともメリットとして言っておられます。
 学校は単純に児童生徒が過ごす場所だけではなく、災害時の地域の避難場所、地区の運動会の会場など、色々な形で地域活動、地域コミュニティのシンボル的な拠点でもあります。そういったことも踏まえて、学校のあり方をご検討いただけたらと思います。
 財政的なご意見については、まだ具体的に試算しているわけではありません。ただ同規模の自治体と比べると学校数は少し多いと思います。
 しかし、単純にその人口比で比べるのは少し違います。山間部などがあって、それぞれ生活拠点がございます。そういった実情を踏まえて、学校をどうしていくかを考えないといけないと思っています。
 市の方で、ここは統合してということは難しいです。まず地域で学校をどうしていくのが良いのかを考えていただいた上で、それを最大限尊重する形で進めていきたいと考えています。

(委員)
 学校は、地域を守る最後の砦だと思う。
 用瀬町にしても、大村・用瀬・社は昔の小学校地域でのコミュニティが成り立ち、その中で人が育っているのを感じる。地域の子は地域で育てるという精神があってこそ、地域の子は育っていくと思う。
 親御さんたちが、多人数の中で競争心を持って育てたいという気持ちもよくわかるが、地域から学校が少なくなっていくと、田舎に住む人がなくなってしまうのではないかと不安を感じる。
 先日、岩美の中学生が給食に若松葉ガニを食べて、岩美に生まれてよかったと喜んでいるニュースがあった。そういった地域ならではの喜びを、大規模学校になったら味あわせてあげられるのか。ぜひ、生徒の数だけでなく、その辺も考えて学校のあり方を考えて欲しい。

(教育総務課 校区審議室)
 学校のあり方を考えるのは生徒の数ありきということではありません。あくまで地域でどうしていただくのが良いのかを考えていただくことが目的です。
 小規模校には小規模校の強みがあります。きめ細かな指導ができるとか、幅広い空間で活動できる、発表の機会でリーダーになるような場面も出てくるといったようなこと、また地域との繋がりも非常に強いということがあります。
 先日、他地域の振興会議でも、学校がなくなったら大変寂しいので、そのために地域活性化をしていく必要があるというご意見が出ておりました。
 学校のあり方を考えるということもですが、そういった会を通じて、地域の活性化も考えていただけたらと思っています。

(委員)
 子供のことで悩んで学校の先生に相談した時に、すごくきめ細やかに対応してくださった。また湖南学園などの小中一貫校では、学校に行けなかった子供たちが学力が落ちないように、独自に少人数学級で次の進学を目指せるような取組をされている。
 小規模だからこそ「こういう特色のある取組をうちはしています」と、自信を持って話されていて、親としてはとても励みになった。

(委員)
 公立学校で住んでいる地域を超えて学校に行くということは可能なのか。

(教育総務課 校区審議室)
 小規模校転入制度という制度があり、学校が指定されております。どちらかというと小規模の学校ですが、条件はありますが、この制度を利用するとそういったところに行くことは可能です。

(委員)
 何年か後に鳥取で国体がある。スポーツや文化部など公立中学校で特化した取組を行って特色のある学校にしていくのはどうか。
 例えばバスケットとかフェンシング、吹奏楽など全国大会を目指すような特色ある取組をする。そうするとそこを目指して市外からでも来る子供もたくさんいると思う。公立から私立の中学校に流れているのは、そこに何か特化したものがあるから。
 そういう特色を作るためには、すぐれた講師とか指導者が必要になってくるが、特色に魅力を感じたら、人が集まってくるのではないかと思う。

(教育総務課 校区審議室)
 公立学校は、等しく教育を受ける機会を提供し、教育効果を出すことが重要になってくるため、学習面で特色を出すことは難しいです。できるとしたら部活になると思います。
 今、部活の制度を変えるような取組を進めていますが、その中で、例えば学校ごとの特色を出すと、要は地域スポーツに移行するというような形のイメージです。そういった中で地域の特色が出せると思っています。

(2)鳥取市過疎地域持続的発展計画の取り組み状況について 

(地域振興課)
 資料2により、地域振興課から内容について説明。

(委員)
 トスクの閉店が新聞、マスコミで話題になっていますが、用瀬店も廃止の予定となっている。過疎債が使えるかどうかわかりませんが、新しい取組をする必要がある。

(地域振興課)
 庁内でも情報共有を図ったところであり、まだ具体的にどうするかといった方針もありません。本日、県も関係部署を集めて検討会議を発足し対応しています。
 JAさん側も公式の決定ではなく、この方向性で動いているということです。それを受けてどういった形で対応できるか、それぞれの部署ごとに対策を考えていく必要があると思っています。
 例えば私どもの地域振興課は、移動販売の支援を今行っていますが、そういったところで買い物弱者と呼ばれる方が生じないよう、対策をしていく必要があると思います。
 エリアによって違いますが、鳥取市全体でいきますと、現在4事業者の支援を行っています。山間部を回られる事業者さんは、顧客数が得られないので売り上げが上がりにくい。しかしそれで事業を辞められてしまうと、買い物に困る方が発生してしまうため、市が支援しています。

(委員)
 一番の課題は弱者である高齢者です。対応としては、移動販売が一番良い解決と私は考えますが、当然田舎に行けば行くほど利用者も少なく、市からの補助がないと何十キロ走っても僅かな儲けしかなく、やめていく業者もおられると思う。その辺の支援は頑張っていただきたい。

(地域振興課)
 トスク用瀬店が無くなることで懸念しているのが、さじ21さんの今移動販売の仕入先がトスク用瀬支店です。閉店すると今度は河原のスーパーまで仕入れに行かないといけなくなるという課題を把握しています。

(委員)
 社協の週3回の配食サービスの買い出しをトスク用瀬店で行っている。それができなくなると、食材の仕入れが困る。やはり、地域にそういうお店がないと、一人暮らしの方へ配るお弁当も作れなくなるという現実がある。ぜひ何かの形で存続できるようしていただきたい。

(委員)
 トスク閉店の話は、青天の霹靂だった。
 事が大きく市民がとても困る問題であるため、県と市が一緒になって対策してもらいたい。

(3)新市域振興ビジョンの推進計画の進捗状況について

(用瀬町総合支所 各課)
 資料3に基づき、説明。

(委員)
 地域の観光資源等の取組の中で登山道等整備保全というのがありますが、どのような形で整備しているか。

(用瀬町総合支所 地域振興課)
 例えば登山道の道中で、道が崩れていたりとか、木が支障になっていたり、道標のマーカーやロープがとれていないか等、登山してルートを点検し、整備していただいています。

(委員)
 要望ですが、社地区まちづくり協議会で、毎年洗足山登山をやっている。その時期、毎年一緒に登山される方が、道の草刈、倒木処理などをしている。危険なところや、急坂な場所もあるため、その時期に合わせて整備をやっていただけるとありがたい。観光とか登山にこられる人もかなり増えてきている。

(用瀬町総合支所 地域振興課)
 場所等を確認させていただきながら、委託団体にお伝えします。

(委員)
 大きな地域の活力の財源となっている、日本型直接支払いの関係です。
 鳥取市議会や監査の方から、高齢化が進んでいて若い人の加入がなかなか進んでいないことが大きな指摘事項となっている。後継者を育てるためにも、研修会などを支所単位ぐらいで行って欲しい。

(用瀬町総合支所 地域振興課)
 全市的な問題だと思いますので、本庁の方にも声を届けます。

(4)地域振興会議の振り返り

(支所長)
 資料4に基づき、経過等について説明。
 事前に各委員に記載いただいたものを提出いただき、取りまとめる。

4 各課事務連絡等

  特になし

5 その他

  特になし

6 閉会

このページに関するお問い合わせ先

用瀬町総合支所 地域振興課
電話番号:0858-71-1892
FAX番号:0858-87-2270

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