鳥取市

令和4年度 第6回青谷地域振興会議登録日:

令和4年度 第6回青谷地域振興会議議事概要

 

日時:令和5年1月20日(金)午後1時30分~2時50分

会場:青谷町総合支所 第2・3会議室

 

【出席委員】

長谷川和郎、浜江和恵、松下達夫、久野浩太郎、植田 隆、

前田幸一、塩とみ子、松岡礼子、大石剛史、大谷 茜

 

【事務局】

田中支所長、金崎市民福祉課長、房安地域振興課課長補佐、田中産業建設課主任

 

【関係機関】

鳥取市市民生活部地域振興課 山名課長補佐、小野主任

 

【日程】

  1. 開会
  2. 会長あいさつ  
  3. 議題

(1)鳥取市過疎地域持続的発展計画の取組状況検討について             資料 1

(市民生活部地域振興課)

(2)地域振興会議のあり方について(意見集約)              資料 2                             

  1. その他

5 閉会

 

≪議事概要≫

(1)鳥取市過疎地域持続的発展計画の取組状況検討について

市民生活部地域振興課山名課長補佐から説明

【委員】過疎債の目的を伺う。過疎債で特別にした事業はあるか。

【地域振興課】人口が急減しており、財政力が一定以下の地域が、過疎地域に指定されます。過疎地域に指定されると、返済する時に有利な条件の過疎債を財源に事業実施することができ、これにより過疎地域の振興を図るものです。今回説明した事業は、過疎債以外にも、国県の補助金など、最も有利な財源を充てて事業実施しています。過疎債で特別に事業をするのではなく、事業実施にあたっての、有効な財源の一つに過疎債があるということです。

【委員】その地域を盛り上げようと、何か新しいことをチャレンジするのには充てられないということか。

【地域振興課】そうです。新しいことにチャレンジする場合には、まずは、市の事業として取り組むものかどうかの判断が必要です。予算化することになれば、財源として過疎債を充てることはできると思います。ただ、まず前提として、鳥取市の事業としてどういう位置付けでそれを行うのかということになるかと思います。また、本課で実施している「輝く中山間地域創出事業」の中では、先ほど紹介した「I loveあおや37メンバーズ」が取り組まれたような、イベントを企画して行われるものに対して市が補助を行うものがありますが、こういった事業に取り組んでいただくことはできるかと思います。

【委員】トレーニングセンターの屋根改修事業で、観覧席の上の壁の和紙がはがれているがそれも入っているか。

【地域振興課】担当課の方から確認しているのは、現在取り組まれているのは雨漏りの改修のようです。外壁の方とかは、計画にはあがっていますが、どれくらいの時期に取り組んでいくのかというところまでは把握できていません。

【委員】遠距離通学費補助金だが、どれぐらいの距離を遠距離として定義しているか。

【地域振興課】小学校3km以上、中学校5km以上が対象になります。青谷で対象になる生徒・児童は、青谷地域で中学校が11人、小学校が82人です。

【委員】青谷地区では何億円の予算額か。また、思い切った人口増対策をやって欲しい。まずは工場誘致の土地を確保し、安く土地を提供するなど、過疎から脱却する施策をしてほしい。

【地域振興課】令和3年度から令和7年度までの事業費は約192億円です。これは概算ですのでこの金額が確実に使われるわけではありません。青谷の部分は、令和3年度で約134億円ですが、これには光回線整備や広域焼却場建設の全部の過疎地域エリア分の事業費も含む額ですので、実際の青谷町だけの金額として正しいものではありません。鳥取市も厳しい財政のなかで、ハード事業に取り組んでおり、他のエリアでも、あと何年か待ってもらわないと事業着手ができないということもある中で、過疎債を充てることで、やっと事業着手できた(青谷中学校とか)というのが実情です。なかなか、本当に夢のある取り組みまでは難しいかもしれませんが、少しでも、地域の人口減少抑制に繋がるような取り組みができればと思います。

【委員】どの地域も知恵を出し合って、その過疎から脱却しようとする事業を、検討してきて取り組んでおられると思うが、かなりの成果が期待されているものがあったら、紹介していただきたい。

【地域振興課】成果を上げているかどうかについてはわかりませんが、例えば、智頭町では、町民が100人集まってアイデアを出し合い、それを施策に反映するというような取り組みをしておられました。その中で移住定住の取り組みも進めておられ、森の幼稚園などをPRして、移住定住を推進しておられます。その他の町でも、地域資源を活用し移住定住等に取り組まれていますが、目に見えた人口増というより、地域の活性化につなげるという意味合いが強いと思います。地域の担い手がなくなっているところに、外部からの人材を受け入れて、地域の再生に取り組んでいくといった形の話はよく聞きます。

【委員】光回線が整備され、いろんなことができると聞いているが、整備されたその次に、例えば過疎地域にいる高齢者で機器を持っておられない方に機器を提供して、使い方を教えると言ったら大変なことになるので、例えば、ポンと押したら、せめて安否確認ができる。そういうところから始めて欲しい。意思をどこかに伝えられるような、システムがあればいいと思う。

【地域振興課】具体的な取り組みについては、お答えすることができませんが、光回線化が終わってから、次どうするかというところは大事だと思います。高齢者の方でも、簡単に扱うことができ、恩恵をうけることができるために、どういった方策が必要かは、検討していく必要があるかと思っております。貴重なご意見ありがとうございました。

【会長】中山間地域は急激な人口減になっており、ここ10年ぐらいで、家の周りの休耕田、休耕地がすごく増えるような気がしている。ここ2年、3年でどこの村の田んぼも雑草が生えている。この現状が市の総合計画にどのように反映されているのか。休耕田の有効活用はそんな簡単なものではない。10年後は、間違いなく獣が出てきて生活そのものが脅かされる。この辺の対策も、過疎債に値すると思う。新しいこともだが、自分たちの生活を守っていくといった施策を、誰がどんな形で検討しているのか、そのあたりを聞きたい。

【地域振興課】おっしゃる通り、青谷だけでなく他の地域も増えています。農林部局が農地等保全・維持に取り組んでいますが、地域振興の観点からも、地域団体が遊休農地を使って、外部から人を呼んできて一緒に米づくりをし、地域との交流により関係性を高めていき、いずれは地域のコミュニティにも関わってもらえるようになるという事例もあり、そういったことを参考に取り組めればと思います。なかなか難しい取り組みではありますが、鳥取市内でも、例えば、気高町の逢坂地区が、来年度そういったことに取り組まれますし、鹿野町河内では、県外の大学生を呼びこんで、遊休農地を耕作して果樹園にし、ジャム作って販売するといった取り組み事例もあります。そういった取り組みを広げて、少しでも遊休農地の解消につながればと思います。日本全体の人口減少が進む中で、地域の人たちが暮らしをどうすれば維持していけるのかが課題と考えます。魅力のある地域にしていくことが一つありますし、そこに移住してこられる方の受け入れ体制づくりも必要と思います。簡単なことではないので、長いスパンをかけてやっていくことが必要だと思っています。

【委員】活性化というものは、地元が活性化してきて、大きな渦になっていくのだと思うが、青谷かみじち史跡公園ができるのも大きな機会なので、それを全体に広げていくときに、相談するところが欲しい。

【地域振興課】まずはその地域の一番身近にあるのは総合支所だと思いますので、総合支所に相談されたら、担当者が取り次ぎます。

 

(2)地域振興会議のあり方について(意見集約)

青谷町総合支所長から委員から提出された意見を集約し説明

異議なし。了解

このページに関するお問い合わせ先

青谷町総合支所 地域振興課
電話番号:0857-30-8692
FAX番号:0857-85-1049

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