鳥取市

令和5年5月26日市長定例記者会見録登録日:

令和5年5月26日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和5年5月26市長定例記者会見

 

はじめに

会見項目

1 皆様に愛されて「くる梨」利用者600万人突破!~「くる梨」から感謝の気持ちを込めて…『ときめき記念イベント』実施~

資料1(PDF/219KB)

2 釧路市姉妹都市提携60周年記念事業の実施について

資料2(PDF/1MB)

質問項目

3 6月補正予算について

4 買物環境確保計画について

5 鳥取市のシティプロモーションの取組について

6 「くる梨」について

 

 

はじめに

 

市長

 いよいよ来週から6月となり、梅雨の時期になります。いわゆる出水期に入るわけですが、5月23日に気象庁が向こう3か月の天候見通しを発表され、山陰地方においては、降水量はほぼ平年並みということです。本市では昨日、若葉台地区体育館などで水害を想定した避難所の開設や物資の搬送、備蓄品の搬入等の訓練を行いました。今後、この訓練で明らかとなった課題、問題点等について検証し、災害時に円滑な避難所開設ができるよう、危機管理課を中心に、全庁的に情報を共有して対応したいと考えています。

 また、9月には4年ぶりに、コロナ禍でなかなか実施が困難であった総合防災訓練を実施する予定で、現在準備を進めています。今後も安全・安心なまちづくりに努めていきたいと考えています。

 市民の皆様には、防災アプリ、また総合防災マップ等を御活用いただき、いつ起こるか分からない災害への備えをお願いをします。

 次に、熱中症についてです。

 先週の5月17日には、鳥取市でも最高気温が30度を超えて31.1度と真夏日を記録し、今年初めて県から熱中症警報が発令されました。気象庁の向こう3か月の天候見通しでも、気温は平年並みか高いと見込まれており、小まめな水分補給や室内でのエアコン使用など、適切な熱中症予防をお願いしたいと考えています。

 本市は、既にお知らせしていますが、環境省の熱中症対策の地域モデル事業に採択され、全国的なモデルとなる熱中症対策に取り組んでいます。現在、様々な取組を進めており、その取組の一つとして、身近な地域や外出先、観光スポットなどで暑さを避ける一時休憩所となるクールシェルター協力施設・店舗を募集しています。このクールシェルターの協力施設には、目印として、このようにペンギンが載っていますが、こういったステッカーが貼られています。市民の皆様、また鳥取市へお越しいただいた皆様、どなたでも、必要なときには安心して御利用いただけるように、多くの施設や店舗にこのクールシェルターとなっていただけるよう呼びかけをしています。また、こういった取組を市民の皆様にしっかりと周知したいと考えています。

 次に、本日の新聞折り込みチラシについて、改めて2点についてお知らせします。

 まず、マイナンバーカードの受け取りをお早めにお願いします。平日の昼間に仕事などでなかなか受け取ることができない方に、休日に出かけた際などに受け取っていただけるように、平日夜間、また休日開庁を実施しており、6月3日の土曜日に受け取り窓口を新たに追加して開設します。

 さらに、6月3日からは、交付通知書に記載の受け取り場所が各総合支所となっていても、事前に予約していただけば本庁舎で受け取りができる取組も行います。特にマイナポイントの受け取り期限が間近になると、現在のところ9月末とのことですが、窓口が混み合うことも予想されますので、早めのお受け取りをお願いしたいと思います。

 また、2点目の記載はコロナの関連で、市民の皆様には、引き続きコロナ感染に御注意いただくことをお願いしていますが、このたびのチラシでは、新型コロナ5類以降後の療養先、また相談先についてお知らせしています。必要なときにはいつでも御確認いただけるように、このチラシを御家庭、職場等で保存して御活用いただきたいと思っています。

 次に、6月補正予算について、少し触れさせていただきます。

 予算規模ですが、現在のところ17億3,000万円余といった規模で今、計数を詰めています。内容は、5月8日から新型コロナウイルス感染症が、従来の感染症法上の2類相当の位置付けから5類に移行し、人の流れや物の流れが回復してきている中で、これまでの閉塞感を打破し、新型コロナウイルス感染症からの復興・再生に向けて取り組んでいく、明るい未来を切り開いていく、そのような取組をしっかりと進めていく内容の補正予算としています。

 具体的には、ワクチン接種等のコロナ対策はもとより、物価高騰対策、また鳥取駅周辺のにぎわい創出事業、トスク関連としての取組、また脱炭素先行地域としての取組や観光振興等に係る予算を計上したいと考えています。詳細内容は、また議会運営委員会等で報告させていただきたいと考えています。

 

会見項目

 

1 皆様に愛されて「くる梨」利用者600万人突破!~「くる梨」から感謝の気持ちを込めて…『ときめき記念イベント』実施~

 

市長

 鳥取市100円バス「くる梨」は、平成16年1月の運行開始から、利用者が600万人をこのたび突破しました。これを記念して、6月1日から7月31日まで記念イベントを実施します。まず、ICOCAポイントアップキャンペーンについて、ICOCA等を使って「くる梨」を利用された方にポイントアップを実施します。通常はポイント付与率1%のところを、6月1日から7月31日までの実施期間内は3%にさせていただきます。

 また、「くる梨」のグッズ配布で、こういったペーパークラフト、また煎餅等を、6月10日10時から、鳥取バスターミナルの0番乗り場と、この同時期に鳥取城跡で開催されているときめきマルシェの会場で14時から配布します。

 また、この600万人利用を記念して、バスマスクを「くる梨」の車両に取り付けて運行します。

 そして、きらきら輝く『みんなの「くる梨」の絵』ということで、保育園の園児の皆さんの作品で「くる梨」に関する絵を車内に展示し、ここ麒麟Square1階の情報スペースでも、この作品を展示します。これからも多くの皆様に御利用いただけるように、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。

 

2 釧路市姉妹都市提携60周年記念事業の実施について

 

市長

 鳥取市と釧路市は、明治時代、旧鳥取藩の士族が釧路の地に開拓のために移住した歴史的なえにしにより、昭和38年、1963年10月4日に姉妹都市提携し、以来、現在まで様々な分野での取組を進めてきています。今年はこの釧路市との姉妹都市提携60周年の記念の年となり、これを記念して、両市の市長の相互訪問や姉妹都市観光キャンペーンの実施を予定しています。

 こういった交流事業に先立ち、今月22日月曜日からは、鳥取空港の利用を促進する懇話会が主催して、全日本空輸株式会社(ANA)の御協力をいただき、鳥取釧路姉妹割の受付がスタートしています。ぜひこの機会に、この姉妹割を御活用いただき、歴史的なえにしによりつながっている姉妹都市の釧路市を訪れていただけたらと思っています。新型コロナウイルス感染症も2類相当から5類へ移行し、収束に向かいつつあると考えています。改めて対面での交流を進めていきたいと考えています。

 具体的には、両市の代表的なお祭りである鳥取しゃんしゃん祭、それから釧路の大漁どんぱくに合わせて市長同士で訪問することとしています。

 また、この長きにわたっての姉妹都市の交流を次世代に引き継いでいくために、6月には市内の小・中・義務教育学校で釧路市の給食メニューを提供する姉妹都市学校給食を実施します。また、姉妹都市観光推進キャンペーンとして、全日本空輸株式会社様の御協力をいただき、本市の小学生の親子ペア1組に釧路市旅行をプレゼントして、レポーターとして釧路市での体験を感想文で伝えていただく取組を行います。これについては、7月1日から募集を開始します。

 また、昨年度、姫路市との姉妹都市提携50周年を記念して実施して好評であった姫路市民の皆様を対象とした鳥取市の公共施設の入館無料キャンペーンを、今回は釧路市民の皆様を対象に実施し、あわせて、姫路市民の皆様にも引き続き同様にこの事業の対象とさせていただきたいと考えています。そのほか鳥取士族の釧路開拓を紹介する巡回パネル展や講演会の開催、また物産交流や、市議会、ライオンズクラブの皆さん、商工会議所の女性部の皆さん、また鳥取市の賀露小学校など、市民主体の交流事業も予定しています。姉妹都市提携60周年にあたり、これまでの両市の交流の歴史を振り返るとともに、次の70周年も見据えて、次世代に引き継いでいくことが重要であると考えています。

 また、あわせて、今回の釧路市をはじめとした本市の6つの姉妹都市について、そのつながりを広く知っていただくために、鳥取市の姉妹都市の紹介ガイドブックを作成しました。こちらは本市の公式ホームページにも掲載するとともに、鳥取市内の小学校、義務教育学校への配付を予定していますので、ぜひ御覧いただきたいと思います。

 

質問項目

 

3 6月補正予算について

 

中村記者(日本海新聞)

 6月の補正予算について、アフターコロナに向けた復興・再生の取組を色々と盛り込まれているということで、先ほど駅周辺の活性化、観光振興などとおっしゃられていましたが、もう少し踏み込んで教えていただいてもよろしいでしょうか。

 

市長

 まず、駅周辺の再生のにぎわい創出事業ですが、既に御報告のとおり、今年度から第4期の鳥取市中心市街地活性化基本計画に基づいた事業を進めていこうとしており、その中でも、二核二軸の一つの核である、商業施設が集積しているこの鳥取駅周辺のにぎわいを創出していくことは、この中活の取組の中でも大変大きな取組の一つになります。

 この3年余にわたってコロナ禍の中にあり、この新型コロナウイルス感染症への対応を最優先で私たちは取り組んできましたが、この5月8日からの5類への移行で、ウィズコロナからアフターコロナに向かっていく、今はその時期にあると思っており、この駅周辺のにぎわい創出についても、具体的にこれから取り組んでいこうとするものです。この6月補正予算においては、検討組織等の立ち上げに係る予算、駅周辺の再生についての計画案をつくっていくことに係る予算等を計上しようとしています。振り返ってみると、高架事業から40年以上が経過し、この市街地を通過する通過交通等の状況も大きく変わってきていますし、商店街の状況も、この40年でかなり変化してきています。その中で、この中心市街地のにぎわいをいかに創出していくかが、鳥取市の中でも大きな課題の一つですので、具体的にしっかり取り組む、そのスタートとなるような関連予算を計上するものです。

 また、観光振興について、これもコロナに関連して、なかなか観光振興に具体的に取り組めない、むしろ観光に大きな影響を与えてきたわけで、この観光振興にも力を入れていく、今まさにその時期にあると考えています。例えば麒麟のまち圏域で一緒に取り組んで、DXの推進もあり、宿泊データや、観光客の色々な状況を分析し、それを次の観光の取組に生かしていく取組も進めようとしていますし、観光商品等の造成についても、DMO等でこれから具体的に取り組んでいかれると思いますが、まさにコロナ禍からの復興・再生の一環として、この駅周辺のにぎわいの創出、また観光振興等を進めていく、そのための予算をこの6月補正に上げるものです。また詳しくは議会運営委員会等で御説明させていただくことになりますのでよろしくお願いします。

 

岸本記者(山陰中央新報)

 6月補正に関連して質問します。

 トスク関連の取組も計上されるということで、今のところ、話せる内容をちょっと何か教えていただけたらと思います。

 

市長

 いくつかあると思いますが、まずは買物支援で、移動販売等により買物にお困りの方に対応していく移動販売車の運営支援等、また、これは買物にお困りになるというだけではなく、やはり物流、例えば卸売業等にも大きな影響があります。こういった対応として、物流の再構築を支援していく予算も考えています。

 また、各種の利子補助等も行い、トスクが閉店されるにあたっての色々な影響を総合的に考慮して、鳥取市としてできることをやっていく、そのような関係の予算を計上したいと考えています。

 

4 買物環境確保計画について

 

南記者(NHK)

 トスクの関連の質問で伺いたいのですが、県に提出する買物環境の確保計画について、こちらはもう提出されましたでしょうか。

 

市長

 これは、概要についてはあらかじめ早くお知らせして、それでやり取りをして、今月中に出すということでしたが、担当課長がお答えします。

 

地域振興課長

 提出については、今、最終的な確認作業を行っていて、来週の早いうちには提出する予定です。

 

南記者(NHK)

 その関連で、改めて、今、概要をやり取りしているところだと思いますが、市長のほうで、先ほどの質問と重複するかもしれませんが、市として今、どういう現状認識をしていて、どういう対策が必要だと県にお伝えする感じですか。

 

市長

 買物にお困りになる方に支援していくことが、まず第一義的にあると思いますが、課題として考えた場合、やはり物流等にも大きな影響があると思います。例えば卸売業の方が今までトスクさんに色々な物資を卸しておられた、それが一体どうなるのか、そういったことも我々は考慮して対応しなければならないと思っています。物流等にも影響があることも非常に重要な視点ではないかと思っており、そういった関連の取組に係る予算も、この6月補正予算に計上したいと考えていますし、それから、もう一つは、やはりこれから人口減少や高齢化が進んでいくと考えなければならないと思います。そういった場合に、住み慣れた地域で生活を続けられる、買物に困らないようにするということも必要ですし、また、地元産の農産物等がこの地域で消費される仕組みも引き続き、続けていけるようにすることも重要なことではないかと思っています。総合的に鳥取市として必要な支援をこれからもしっかりと考えて行っていかなければならないと思っていますし、それについて、県の御理解もいただきながら、一緒に取り組んでいきたいと思います。

 

5 鳥取市のシティプロモーションの取組について

 

中村記者(日本海新聞)

 ちょっと会見項目とは違うのですが、先週の金曜日に鳥取市のシティプロモーションの一環で、「新しい学校のリーダーズ」さんが新作MVを鳥取市内で全編撮影されて、もう再生回数が何十万回となっていて、鳥取市の公式動画チャンネルに「新しい学校のリーダーズ」さんが寄せたコメントの公式動画もかなりの再生回数になりましたが、市長、今ちょっとお気持ちをお願いします。

 

市長

 若い方にも鳥取市のよさを発信していく、その取組の一つとして、多くの皆さんに御覧いただいているということで、大変ありがたく思っています。色々な世代の皆さんに鳥取市のよさをこれからも発信していきたいと思いますし、そのような広報戦略でこれからも取り組んでいきたいと思っています。予想以上に多くの皆さんに御覧いただいているということで、大変うれしく思っています。

 

中村記者(日本海新聞)

 ちなみに、このプロモーションですが、コロナの交付金を今まで活用されていたと聞いているのですが、今後、コロナのこういった交付金が結構減ってくる中で、このシティプロモーションを、どういうふうにやっていきたいですか。

 

市長

 これは、コロナの交付金を、有利な財源として可能な限り活用していくことも大切なことですが、それとは別に、広報戦略として、鳥取市のよさをしっかりと発信していくことは、これからも非常に重要なことであると考えていますので、有利財源はもとより活用する必要がありますが、鳥取市として引き続き情報発信に努めていくことが必要ではないかと考えています。

 

6 「くる梨」について

 

山田記者(毎日新聞)

 「くる梨」の発表があったのですが、ちょっと細かいところで、突破したのはいつか分かりますか。

 

市長

 これは、担当課長がいますので課長から答えます。

 

交通政策課長

 この令和5年3月末時点の集計を行ったところ、600万人を突破したということで、令和5年3月末時点で600万1,269人となっています。

 

市長

 令和4年度末ということです。

 

山田記者(毎日新聞)

 あと、現在、路線が青と緑と赤の3つあると思いますが、新路線について、どんな要望が来ているかというのと、それについて検討の現状というか、お考えがあればちょっと教えてください。

 

市長

 これについては、当初は2路線だったのが3路線になったという経緯もありますが、かなり様々な地域から御要望をいただいている経過はあります。中心市街地を中心にしたエリアだけでなく、自分たちのところも運行してほしいという御要望、御意見は随時いただいています。そういった中で、今の3路線で少しずつ路線の変更を行ってきましたが、やはりこの3路線の中ではなかなか十分御要望等に対応し切れないところもありますので、全市的にもう少し広げていくことも考えて、検討したこともありますが、現時点では路線を増やすことは、路線バスとの競合等もあり、もう少し研究が必要ではないかと思っています。

 また、「くる梨」は平成16年から運行し、当初は中心市街地を中心とした回遊を目的としていたわけですが、年月が経過して、現在は生活交通の一部として御利用いただいており、内容も少し変化してきていると考えています。これから、先ほども申し上げたように、少子化、高齢化、また人口減少等が進んでいく中で、公共交通をいかに維持、確保していくかが大変重要な課題ですので、そういった視点から、この「くる梨」の運行等についても検討していくことは今後も必要と思っており、色々な御意見もしっかり伺いながら判断したいと思っています。現段階では、この路線を増やすところまでは至っていません。

 

 

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