鳥取市

令和5年7月7日市長定例記者会見録登録日:

令和5年7月7日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和5年7月7市長定例記者会見

 

はじめに

1 外国人観光客対象「1,000円高速バス」を運行します!

資料1(PDF/120KB)

2 「麒麟のまちで見つけた!SDGsキャンペーン」の作品を募集します

資料2(PDF/1MB)

3 史跡鳥取城跡「中ノ御門渡櫓門」復元工事の上棟式について

資料3(PDF/151KB)

質問項目

4 外国人観光客対象「1,000円高速バス」について

5 上棟式について

6 鳥取城跡の観光客向け常設展示施設について

7 鳥取城跡の復元整備について

8 砂丘西側ホテルの進捗について

9 外国人観光客対象「1,000円高速バス」の予算とPR方法について

10 「くる梨」の重要性とコースの見直しについて

11 マイナンバーカードについて

 

 

はじめに

 7月に入り、大変暑い日が続いています。昨日は市内で35.4度が観測され、今年初めての猛暑日となりました。7月5日からは、県より熱中症特別警報が発令されています。こまめな水分補給、エアコンの使用など、適切な熱中症予防に引き続き取り組んでいただきますよう、改めてお願いします。

 また、外出される際は、店舗や施設など、暑さを避ける一時休憩所のクールシェルターも御活用いただきたいと思います。

 また、本日から10日にかけて梅雨前線の影響による大雨が心配されます。梅雨前線の停滞、また線状降水帯が発生すると、短時間で川が急激に増水し、土砂災害発生等の危険度が急激に高くなりますので、市民の皆様には、鳥取市総合防災マップを改めて御確認いただき、災害への備えをお願いします。

 また、5月8日から新型コロナウイルス感染症が感染症法上の2類相当の位置づけから5類に移行し、感染者数について全数把握から定点観測により患者数の発生や集団感染等について把握しています。集団感染や臨時休校等の事例が発生していますので、引き続き適切な感染予防策を心がけていただきますよう、改めてお願いします。

 本市では、重症化予防を目的とする新型コロナワクチンの令和5年春開始接種を実施しています。接種は8月中を期間としていますので、対象の方は、接種を希望される場合は直接医療機関で接種の予約をお願いします。

 また一方で、この5類移行と合わせて、多くの地域で、コロナ禍により中止されていた地元の祭りやイベント等が以前のように開催されています。

 明日、7月8日土曜日と明後日、7月9日日曜日には、駅前太平線のバード・ハットで竣工10周年記念イベントが開催されます。これまでバード・ハットは中心市街地の中でにぎわい創出の場として多くの皆様に活用されています。当日は盛りだくさんのステージイベント、また約30店舗の出店が予定されていますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただき、このイベントを楽しんでいただきたいと思います。

 

会見項目

 

1 外国人観光客対象「1,000円高速バス」を運行します!

 

市長

 コロナ禍により、令和元年度をもって中断していた、外国人観光客の皆様を対象とする関西圏と鳥取市を結ぶ高速バスについて、運行を再開し、本市の誘客促進を図りたいと考えています。

 なお、今回は従来の大阪-鳥取間に加えて、新たに姫路-鳥取間の運行についても取り組みます。運行期間は本日から、いずれも令和6年3月31日まで、大阪-鳥取間が約1,500名、姫路-鳥取間が約500名をそれぞれ見込んでいますので、ぜひ多くの皆様に、この取組について活用していただきたいと思います。

 

2 「麒麟のまちで見つけた!SDGsキャンペーン」の作品を募集します

 

市長

 本年度からスタートした第2期の因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏ビジョンに基づいた取組の一つとして、麒麟のまち圏域の周遊とSDGsの普及啓発を目的に行うものです。このキャンペーンは、イラスト部門と写真部門、川柳部門の3部門でSDGsにちなんだ作品募集を開始します。募集期間は本日から9月15日までです。各部門、1作品ずつ、計3作品に優秀賞を、また1市6町で、それぞれ各部門1作品ずつ、21作品に麒麟のまち各市町賞を予定しています。

 また、入賞作品について、1市6町で巡回展を開催します。また、2市町以上の巡回展会場でスタンプを集めて応募いただくと、抽せんで5名の方に賞品が当たる周遊スタンプラリーも行いますので、ぜひ多くの皆様にこの取組に御参加いただきますようお願いします。

 

3 史跡鳥取城跡「中ノ御門渡櫓門」復元工事の上棟式について

 

市長

 令和3年8月から復元工事に着手している、史跡鳥取城跡中ノ御門渡櫓門の柱とはりの組み上げが完了したことから、工事の節目として、明後日7月9日日曜日に上棟式を行います。このたびの渡櫓門は、鳥取市民の待望の鳥取城復元事業として初の2階建ての城郭建築の復元となり、多くの方から注目をいただいています。当日は施工業者による上棟式開催のほか、復元工事の内容や伝統技術を多くの皆様に知っていただくため、工事の体験イベントや見学会を行います。当日は少し天候が気になりますが、雨天でも、警報が発令された場合を除いて、行うこととしています。時間は上棟式・記念式典が10時30分から12時まで、場所は擬宝珠橋です。工事体験イベントは、午後1時から久松公園の工事ヤード内で行います。

 こちらの画面は、前回の中ノ御門表門の上棟式の様子です。令和2年10月25日、当日は大変すばらしい天候に恵まれ、古式にのっとった儀式が行われ、明後日も大体このような形で行われると伺っていますが、前回と異なるところは、丈量の儀と博士杭の儀、この2つの儀式が加わります。今回は櫓門ですので、表門と異なり、このような儀式が新たに、前回と比較して加わるということです。

 1階を門として、2階に櫓を備えた本格的な城郭建築となり、室内空間を持った2階建ての城郭建築の復元は、この鳥取城跡の復元事業の中で初めてとなります。竣工後は常時通り抜けが可能となり、イベントの際には、この櫓門の室内も特別公開するなど、活用が予定されています。

 

質問項目

 

4 外国人観光客対象「1,000円高速バス」について

 

奥平記者(朝日新聞)

 高速バスの件ですが、これはつまり差額を鳥取市が補填するということでよろしいでしょうか。

 

市長

 はい。1,000円を除いた分はこちらが補填します。

 

奥平記者(朝日新聞)

 予算はいかほどでしょうか。

 

市長

 予算は、合計で大体500万円ぐらいです。大阪-鳥取が1,500名、姫路-鳥取が500名、概数で見込んでおり、これにかかる経費が大体約500万円ぐらいで予算措置をしています。

 

奥平記者(朝日新聞)

 それだけの予算をかけてこれを実施する目的、狙いをもう少し詳しく教えてください。

 

市長

 まず、外国人観光客の誘客の促進ということで、この3年余にわたって新型コロナウイルス感染症により、インバウンドの入り込み客数も減少している状況がありますが、ここに来て少しそれが復活し、多くの皆さんに鳥取市にお越しいただいている状況があります。例えば外国人宿泊者数が、昨年の1月から5月までは509人ですが、今年の同時期、1月から5月までが5,385人と、10倍強に増えている状況です。また、国際観光客サポートセンターの案内件数についても、昨年と比べると16.5倍で、確実に多くの外国人観光客の皆様にこの鳥取を訪れていただいている状況です。この機会に多くの観光客の誘客に取り組んでいくため、二次交通の体制の充実を図る目的が一つありますし、また、姫路については、姫路城に年間約40万人の外国人の方が訪れるということで、こういった外国人観光客の皆さんに少し足を延ばしていただき、鳥取にも約2時間でお越しいただけますし、また、姉妹都市の連携で、効果的な誘客が図れるよう、このたび新たに姫路-鳥取間も対象としました。また、この先、大阪万博もあり、そのようなことも見据えた取組としていきたいと考えています。

 

5 上棟式について

 

堀内記者(共同通信)

 鳥取城跡の上棟式について、建物の規模のところで、復元は本事業初ということですが、これは全国的というわけではなく、鳥取城跡の復元でということですか。

 

市長

 そうですね。鳥取城の復元としては、令和2年に表門があり、このたび、渡櫓門は、櫓ですので2階部分に室内空間を持った建物であり、そういうものは今回初めてとなります。

 

堀内記者(共同通信)

 分かりました。

 あと、イベントの際に室内を特別公開されるという、この室内は2階のことでしょうか。

 

市長

 そうですね。ふだんはなかなか御覧いただけないのですが、何か特別なイベント等のときに公開します。

 

堀内記者(共同通信)

 一般の方も入れますか。

 

市長

 もちろんそうです。

 

堀内記者(共同通信)

 何か今後、室内の公開の計画はありますか。

 

市長

 まだ竣工は令和7年3月ですが、何か具体的なことについて担当課が答えます。

 

文化財課

 お城まつりのときなどにできればと考えています。

 

6 鳥取城跡の観光客向け常設展示施設について

 

中村記者(日本海新聞)

 鳥取城跡のことでお聞きしたいのですが、今、鳥取城跡は、常設の展示施設などがない状態だと思います。このたび、来年から、たしか仁風閣のお庭のところに、仁風閣の仮設の展示施設ができると思いますが、ちなみに鳥取城跡について、今後、観光客の皆さんのためにも常設の何か展示施設を、市長として必要性があるかどうか、どのように考えられていますでしょうか。

 

市長

 この鳥取城跡の復元については、1期、2期、3期と、合計30年の壮大な計画に基づいて、順次進めているところであり、今、1期の取組の中途にあります。非常に長い年月をかけて忠実な復元をこれから進めていくことになり、その間、何か展示施設のようなものが必要かどうか、現在、具体的なものを造ることは考えていませんが、検討していく必要があろうかと思います。いずれにしても、これから仁風閣と鳥取城跡、同時に工事が並行して進んでいく期間があるので、そういった期間に仁風閣だけではなく、関連のある鳥取城跡についても広くPRする取組は必要ですし、進めていきたいと思っています。

 

7 鳥取城跡の復元整備について

 

松田記者(産経新聞)

 今の質問に関連して、市民の願いとしては、最終的には三階櫓だと思うのですが、これは第3期に入っていて、最終的に再現する、復元するという決断が必要だと思いますが、これは大体いつ頃になるのでしょうか。

 それと、決断するために必要な要素は何ですか。

 

市長

 まず、いつ頃になるかということですが、少し先になると思います。具体的にいつとは、なかなか難しいわけですが、平成17年度だったでしょうか、鳥取城跡附太閤ヶ平の復元整備の基本計画にのっとって1期、2期、3期、それぞれ10年ですが、この1期10年がかなり押しています。三階櫓については、2期で計画していますが、この三階櫓に具体的に着手するのがいつかというのは、現在のところ、なかなか具体的に申し上げることができませんが、これから第1期の擬宝珠橋、表門、それから渡櫓、次は太鼓御門があります。そういった大手登城路が順調に進み、それから第2期の三階櫓となり、また、走櫓等も2期、3期で出てくると思います。そういったことで往時の、明治初期に写真で残っている鳥取城の姿が復元されると思いますが、もう少し先になるのかなと現在のところは考えています。

 また、その決断をする一つのスタートとなる要素という御趣旨のお尋ねをいただきましたが、やはりそれについては、市民の皆さんの機運の醸成が、非常に重要ではないかと考えており、この大手登城路を順次復元を進めていくことにより、ああ、やはり三階櫓があったほうがいいなとか、往時の姿を復元すべきだと、こういう機運が市民の皆さんの中で醸成されて、我々も進めていこうと、復元につながっていくのではないかと思います。決断というより、むしろそういった市民の皆さんの機運の醸成を私は重要な要素として考えています。

 

松田記者(産経新聞)

 機運ということで言うと、鳥取道を走っていると、大阪方面から来ると、左手に河原城が見えて、あれを見た人が、これは鳥取城かといって河原城に行く人が多いらしいです。市長もご存じだと思います。ということは、やはりお城に対する関心は高くて、三階櫓の復元を願う人は、かなり市民にいるんです。一方で、若い人は全く知らないということがあり、その辺を浸透させていくことも必要かなと思います。これについてはもう別に回答は要りません。

 あと、先ほどの話で、この2階部分ですね、これは単に、中を見て、造りを見ていただくということでしょうか。ここに何か置いたら一番いいような気がしますがいかがでしょうか。

 

市長

 何かをですか。

 

松田記者(産経新聞)

 展示をしたらいいかなと思います。

 

市長

 その辺りは、担当課はどうですか。

 

文化財課

 棟札と、上棟式で使う祭具を展示する予定にしています。

 

8 砂丘西側ホテルの進捗について

 

南記者(NHK)

 砂丘のホテルの関係で伺わせてください。

 2か月前の記者会見でも一度御説明をいただいたと思いますが、まず、その後、進捗があったか1点伺いたいのと、改めて、まだ現状、ホテルブランドの公表等がない状況で、改めて開業のめどは今どのように考えているのかを教えてください。

 

市長

 2点についてお尋ねいただきました。

 まず、進捗があったのかどうかということですが、事業者の皆さんから伺った範囲では、少しずつ進んでいく状況にあると伺っており、ホテル事業者さんと、ホテルブランド側との間で基本合意書について、先月、合意がなされたと聞いています。これに基づいて、現在、本契約に向かって進めていると伺っていますので、前回よりも着実に進んでいるのではないかと思っています。

 2点目のお尋ねで、開業についてですが、当初予定されていた時期よりも少し、やはり押していますので、少し遅くなるのではないかと思っていますが、このスケジュールについても、改めてまた基本合意、それから本契約等の状況も伺った中で確認したいと思います。

 

南記者(NHK)

 すみません、その点で追加ですが、市長には、やはり万博のことが当初あったと思うのですが、市長のお考えとして、いつまでには開業できたらいいなとお考えでしょうか。

 

市長

 この万博の期間中にできれば開業となったらいいなと、期待も込めて思っていますが、なかなかその辺りがスケジュール的に厳しいのかなという感じを持っています。率直に申し上げると、そう考えています。

 

9 外国人観光客対象「1,000円高速バス」の予算とPR方法について

 

藤本記者(読売新聞)

 2点お伺いしたいことがあり、市の予算が約500万円ですが、これは純粋に市の持ち出しだけなのか、あるいは何らかの国の予算がついているのかという点が一つと、もう一つが、外国人観光客の方は、恐らく来日する前にある程度の観光の予定を決めていらっしゃると思うのですが、そういった、今、外国にいらっしゃる外国人観光客向けに、この1,000円バスをどのようにアピールしていらっしゃるか、2点をお願いします。

 

市長

 一般財源以外にも、コロナの交付金も活用できるので、充当するように予定しています。

 また、2点目のお尋ねについて、これも色々な形で広くPRしていきたいと思っていますが、最近の観光客の皆さんは、あらかじめ情報を確認するのではなく、日本にいらっしゃってから、どこに行こうか、様々な情報をキャッチして動くパターンもあるので、メディアはもちろんですし、色々な広報媒体を用いて、この情報をキャッチして活用いただけるように、これからも努めたいと思います。

 

藤本記者(読売新聞)

 現時点では、何か具体的にこれでPRしているというものは、そんなにないということでしょうか。

 

市長

 担当課のほうで、既に出しているものがあるかお答えします。

 

観光・ジオパーク推進課

 基本的にはSNSや、先ほど市長も申しましたが、やはりウェブ等を通じたPR展開が一番効果的だということで、それに力を入れている状況です。

 

藤本記者(読売新聞)

 市のSNSみたいなものでしょうか、公式には。

 

観光・ジオパーク推進課

 例えばですが、観光コンベンション協会、鳥取市、麒麟のまち観光局など、関連する団体と相互に連携を取り合って色々な発信を、チャンネルを増やしてやっている状況です。

 

10 「くる梨」の重要性とコースの見直しについて

 

中村記者(日本海新聞)

 少し前に、「くる梨」が利用者数600万人を突破したことに関連して、「くる梨」は今、駅を発着点としています。この駅周辺の再整備に今、取り組まれていると思いますが、駅に人を呼び込むための公共交通として、さらに重要性が増していくのかなと思うのですが、市長は、その辺りはいかがでしょうか。

 

市長

 この「くる梨」については、当初は中心市街地を回遊するための手段としてスタートしましたが、現在は、加えて、市民の皆さんの生活交通としての利用も多くなってきているように思います。さらに今、駅周辺のにぎわいの創出に向けて具体的に、例えばバスターミナル周辺について様々な取組を進めるため、今、庁内で取組をスタートさせようとしていますが、そういった中で、この「くる梨」の必要性や重要性は、また異なる意味で高くなってくると考えています。バスターミナルの辺りも動線が少し分かりづらいところがあろうかと思いますが、「くる梨」についても、駅スタートで多くの皆さんに活用いただけるものにしていかなければならないと思っていますので、引き続き、非常に重要な役割を担っていく公共交通の一つであると認識しています。

 

中村記者(日本海新聞)

 今、多くの方が「くる梨」を利用されていると思います。この中で、例えば停留所を今後追加していくとか、あと、路線の延伸など、何かやはり、もっと広く使っていただくための見直しは考えられるものでしょうか。

 

市長

 これについては、今までもたくさんの方にそのような御要望もいただいてきています。今は、赤、青、緑の3コースで20分置きに巡回するコースですが、これをどこかに持っていくと、どこかが通らなくなるなど、なかなかパズルのような難しさがありますが、将来、やはり高齢化が進み、人口減少で生活交通、公共交通の維持・確保が、鳥取市はもとより、どこの自治体も大きな命題、課題になると思っています。市民の皆さんの色々なお声や御意見も伺いながら、将来どうあるべきか、今後も考え続けていく必要があろうかと思っていますが、現在のところ、この3コースで巡回するコースで運行させていただきたいと考えています。将来の課題としてあると思っています。

 

11 マイナンバーカードについて

 

奥平記者(朝日新聞)

 マイナポータルのトラブルがおとつい発表になったようですが、報道によると、何かデジタル庁に立入検査するらしいですし、野党だけではなく与党からも、特に保険証の問題ですね、ちょっともうやめといたほうがいいのではないかという声が出ているようですが、現状、市長はこのマイナポータル、マイナカードについて、どういう御認識でいらっしゃいますでしょうか。

 

市長

 まず、このマイナポータル、マイナンバーカードについて、これは広く国民の皆さんが、多様な利便性を享受できること、それからもう一つ、行政のサイドで考えると、行政効率を高めていく目的があると思います。それにより豊かなデジタル社会を構築していく、これに向かって進めていこうとしている取組の一つではないかと認識しています。現在、様々なトラブルが全国各地で発生しており、その要因は色々あると思います。それを一つ一つクリアして、先ほど申し上げた目的に向かって進めていく、これは国も地方自治体も力を合わせて進んでいく、取り組んでいく、そのような課題であると思っています。

 ただ、やはり考えてみると、紙の保険証を期限を切って廃止して、このマイナンバーカードに紐づけしていくことが少し、以前にも申し上げたのですが、後出しのような形で、しっかり十分設計したり検討して取り組んでいこうとしたことではなかった部分が、ここに来てこういう状況になっているのではないかと、率直に申し上げて思っています。

 

奥平記者(朝日新聞)

 市の現場では、スムーズに作業は進んでいるのでしょうか。それとも何か困難を抱えているのでしょうか。

 

市長

 鳥取市では、比較的、全国の自治体と比べてスムーズにマイナンバー、あるいはマイナンバーカードの交付について作業は進んでいると思いますが、例えば紐づけについても、鳥取市だけで完結できる部分だけではありません。例えばマイナポータルもそうです、それからベンダーさんのほうで色々システムを改修していただいたり、新規にシステムを構築したりというところで、どうしても不具合があろうかなと思いますので、そういったものが発見された場合には、改善して、しっかりと進んでいく、当面はそういった状況が続いていくのではないかと考えています。

 

奥平記者(朝日新聞)

 何にせよ、計画どおり進めていくべきであるというお考えでよろしいですか。

 

市長

 そうですね、先ほど申し上げたように、目指すところは、やはり利便性を皆が享受できることだと思いますし、豊かな社会を構築していくという、少し、壮大な話になるのですが、そういうことに向かって今進んでいこうとしているわけであり、その過程に今はあるということで様々なトラブルが発生していますが、目指すところを今一度しっかりと国も地方も認識して、この取組を進めていかなければならないのではないかと思っています。

 

 

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