鳥取市

令和6年7月5日市長定例記者会見録登録日:

令和6年7月5日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1

令和6年7月5市長定例記者会見

 

 

はじめに

会見項目

1 鳥取駅周辺の再生に向けた取り組みを加速します!

資料1(PDF/384KB)

2 デジタルを活用した生活支援サービス(スーパーアプリ)の構築に向けた連携協定締結式の開催について

資料2(PDF/205KB)

3 持続可能な地域交通を目指して~深化した自動運転バスの実証運行を実施します~

資料3(PDF/152KB)

4 熱中症対策 鳥取市クールシェルター(暑い日の涼み処)をご利用ください

資料4(PDF/121KB)

5 県東部高校生対象イベント「とっとり・つながりインフルエンサーグランプリ」参加者募集!

資料5(PDF/64KB)

質問項目

6 自動運転バスの実証運行について

7 鳥取駅周辺再整備に向けたサウンディング型市場調査について

8 スーパーアプリの構築について

9 サウンディング型市場調査の参加呼びかけについて

10 鳥取城二ノ丸三階櫓の復元整備について

 

 

はじめに

 

市長

 皆さん、おはようございます。

 会見項目に入る前に、2点について触れさせていただきます。

 1点目は、明日開催の鈴の音フェスタについてです。

 今年は第60回のしゃんしゃん祭という大きな節目の年であり、この60回を記念して、いよいよ明日、プレイベントとして鈴の音フェスタを開催します。場所はJR鳥取駅前周辺で、コロナ禍が4年続きましたが、このしゃんしゃん祭も、このコロナ禍を乗り越えて、昨年、ようやくこの市街地で開催させていただくことができました。今年は60回という節目の年であり、明日、駅周辺でのしゃんしゃん祭のプレイベントで盛り上げていきたいと思います。

 まずは、しゃんしゃん傘踊りのパレードを皮切りに、イベントがスタートします。しゃんしゃん傘踊りには10連167名の踊り子の皆さんの傘の舞が華やかに沿道を彩ります。この傘踊りは、バード・ハットでの演舞もあり、いつものきなんせ節やシャングリラなど、おなじみの曲だけではなく、各連が様々な音楽で趣向を凝らした独自のパフォーマンスを行いますので、ぜひ多くの皆さんにお楽しみいただきたいと考えています。

 また、風紋広場で行われるすずっこ踊りには13連238名の踊り子の皆様が参加され、ダンスチームなど、初めての参加の連も多く、いつもと違ったパフォーマンスもお楽しみいただけます。このほかにもバード・ハットやケヤキ広場には飲食の物販ブースも設けられる予定であり、魅力満載のこの鈴の音フェスタを存分に楽しんでいただき、8月の鳥取しゃんしゃん祭に向けて、市民の皆さんと一緒になって祭りの機運を高めていきたいと考えています。

 なお、しゃんしゃん傘踊りパレードは、雨天の場合はバード・ハット内のステージでの演舞に変更させていただき、すずっこ踊りパフォーマンスについては少雨決行とさせていただきます。

 次に、ジオパークの再認定審査についてです。

 明日、7月6日土曜日から10日水曜日までの日程で、山陰海岸ジオパークのユネスコ世界ジオパーク再認定審査が行われます。審査にはユネスコから2名の審査員がお越しになり、現地視察や地元活動団体のプレゼンなどが行われることとなっています。本市では、8日月曜日に鳥取砂丘で現地視察が行われ、ビジターセンターやフィールドハウスなど、視察していただく予定です。前回、令和4年度の審査で2年間の条件付再認定、いわゆるイエローカードとなって以降、山陰海岸ジオパーク推進協議会を中心に、3府県6市町が連携し、指摘いただいた事項の解決に取り組んできたところであり、審査においては、その辺りのプロセスや成果をしっかりと説明して、条件のない再認定を勝ち取りたいと考えています。

 

会見項目

 

1 鳥取駅周辺の再生に向けた取り組みを加速します!

 

市長

本市は、本市の中心拠点である鳥取駅周辺の再生に取り組んでいますが、そのビジョンや再整備に関する基本方針を取りまとめた鳥取駅周辺再生基本計画を6月28日に策定しました。今後はこの基本計画に基づき、市民の皆様や民間事業者の皆様、また関係機関などと連携をさらに強化し、この計画を実現していくための取組を加速させていきます。

 今後の主な取組は、大きく4点あります。まず1点目は、サウンディング型市場調査の実施です。鳥取駅周辺再整備は、民間活力やノウハウを導入した事業実施を目指しており、民間事業者に対して、この事業への参画の意欲や施設の機能、業務の意向を把握するための調査です。実施日時は8月2日金曜日、15時10分からで、会場は、この市民交流センター麒麟Square2階、多目的室の2と3で行います。募集期間は、今日から7月26日金曜日までとしています。8月2日の当日には、このサウンディングに先立ち、13時から14時50分まで、鳥取県PPP/PFI推進地域プラットフォームセミナーを開催させていただきます。会場は市役所6階の会議室です。

 次に、2点目は、鳥取駅周辺交通実態調査の実施です。鳥取駅周辺の再整備に係る周辺交通状況の現状調査、また、再整備による影響等の分析・評価、そして駅前広場を含む新たな交通ターミナルの計画を検討していくために、鳥取駅周辺交差点の交通量や、バスやタクシーの待機場所の利用実態、また、駅周辺の歩行者通行量などの交通実態調査を実施します。これについては、鳥取県、国土交通省の御協力をいただき調査を実施することとしています。調査当日は70名体制で9つの交差点で行うこととしており、雨天の場合は調査に支障があるということで別の日に延期して実施します。

 3点目は、若者や子育て世代を対象としたワークショップの開催です。これは、鳥取の未来を担っていく若者の意見やアイデアを鳥取駅周辺の再整備に反映していくために、学生の皆さんや若手社会人の皆様、また子育て世代を対象としたワークショップを開催するものです。1グループ20名程度を想定しており、御参加いただく方を今日から8月16日まで募集します。詳しくは本市の公式ウェブサイトやSNS等で情報発信していきます。第1回が9月、また第2回が11月、報告会を12月頃に予定しています。多くの皆様にぜひ参画していただきたいと考えています。

 4点目は、四者連携協議会の設立です。これについては、今月1日に既に資料提供していますが、今後、この鳥取駅周辺再整備を着実に推進していくために、鳥取市、鳥取県、JR西日本、鳥取商工会議所、この4者による協議会を設立し、再整備の実現に向けた関係者間の調整を図っていくこととしています。設立会議については、週明けの7月8日月曜日、15時から、市民交流センター麒麟Square2階、多目的室2と3で開催します。

 

2 デジタルを活用した生活支援サービス(スーパーアプリ)の構築に向けた連携協定締結式の開催について

 

市長

 本市では、鳥取市DX推進方針、現在、第7版となりますが、この推進方針に基づいて、様々な取組を進めてきています。このたび、市内民間事業者4者と、デジタルを活用した生活支援サービス、スーパーアプリの構築に向けた協定を締結する運びとなりました。これは、今年4月に市内の株式会社LIMNO様より、本市が設置している公民連携デスクへ提案いただき、本市においてもこういったスーパーアプリ等について調査研究しており、これを採用させていただき、取り組んでいくものです。

 主な内容は、市民の皆様に生活支援サービスを提供するための公民連携プラットフォームの構築、この公民連携プラットフォームを活用した公民双方の各種サービスの提供、また、スマートシティの実現に向けた調査研究を行うこととしています。協定締結者は、株式会社LIMNO、株式会社アクシス、日本海ケーブルネットワーク株式会社、株式会社鳥取テレトピア、この4社で協定を締結させていただきます。

 今後の取組ですが、スーパーアプリの有用性をはかるための実証実験を行うこととしていて、こういった取組は現在のところ、全国ではまだあまり例がないと考えており、全国に先駆けてこういった取組を鳥取市でぜひ進めていきたいと考えています。この協定の締結式は、これも来週、週明けの7月8日月曜日、13時から本庁舎6階の会議室で行います。

 

3 持続可能な地域交通を目指して~深化した自動運転バスの実証運行を実施します~

 

市長

本市では、自動運転バスの実証運行をこれまでも行ってきていますが、本年度もこの自動運転バスの社会実装に向けたさらなる検証を進めるために、昨年度に引き続き、国の支援を受けて実施します。実施期間は、まだこれは具体的には少し調整中ですが、大体11月下旬から年明けの1月下旬までで進めていきたいと考えています。

 前回、中心市街地でこの実証事業を行いましたが、前回と比較した変更点は、周回ルートの変更で、前回はバスターミナルから若桜街道-鳥取城跡周辺からまた若桜街道-バスターミナルということでしたが、今回は若桜街道から鹿野街道へ、少し運行ルートを変更することとしており、新たに信号機との連携、これは9か所ですが、こういった信号機との連携も行うこととしています。また、途中乗降ができる停留所も設置することとしています。また、前回の自動運転率は80.2%でしたが、これを少し高めて、自動運転の割合を90%以上を目指していくこととしています。車両タイプは前回と同じものを使用する予定で、自動運転レベルも、レベル4相当ですが、実際には何か事故等があってはいけないので、自動運転走行時、レベル2ということで、運転する方も乗車する形で行っていくこととしています。

 具体的な補正予算については、9月定例会で上程していく予定です。

 

4 熱中症対策 鳥取市クールシェルター(暑い日の涼み処)をご利用ください

 

市長

 クールシェルターをぜひ御利用いただきたいというお願いも含めて、会見項目としています。

 本市では、エアコンが入っている、また、座って休憩することができるといった熱中症予防を目的とした休憩所を、「クールシェルター」として市内各所に設置しています。各施設の御協力をいただき、暑さや日差し、高温から身を守るための場所として、市民の皆様、また観光客の皆様に御利用していただくこととしています。

 今年度の取組ですが、施設数は183施設で、これは7月1日現在で、前年度から比較すると52施設増えています。主な施設は、この市役所本庁舎、各総合支所、地区公民館等をはじめ、イオン、マルイ、丸由百貨店、シャミネ鳥取等です。また、新たな取組で、モデル施設として市内19か所に利用者アンケートボックスの設置やのぼり旗の設置、また、うちわの配布等、利用者の皆様への、より積極的な取組を推進する施設を設置しています。

 また、市内16か所に、これは鳥取ガス株式会社様より御提案いただいた取組で、ウォーターサーバーを設置することとしており、適宜水分を取っていただけるクールシェルターも設置しています。これは既に7月2日から設置しています。

 また、鳥取市役所の職員で構成している特命係が「COOL SHELTER クールシェルター」という動画を制作し公開していますので、ぜひこちらも御覧いただきたいと考えています。

 

5 県東部高校生対象イベント「とっとり・つながりインフルエンサーグランプリ」参加者募集!

 

市長

 県東部の高校生を対象とした、とっとり・つながりインフルエンサーグランプリの参加者を、6月10日から既に募集していますが、インスタグラムで鳥取市や麒麟のまちの情報を発信していただける鳥取市公認の高校生インフルエンサーを募集しています。多くの「いいね!」を集めた参加者には、賞金としてQuoカードを贈呈させていただきます。

 この取組の目的は、若者目線で発見した地元の魅力をSNSで発信していただくとともに、卒業後に、例えば県外に転出された場合にも、鳥取市や麒麟のまちとつながりを持ち続けて、関係人口になっていただくことを目的とするものです。県東部の高校に通学している方、個人でもグループでも結構です。ぜひ多くの皆さんに参加していただきたいと思います。今月15日まで募集していて、投稿期間は8月1日から11月30日までとしています。この開会式を今月30日、麒麟Square2階の多目的室1で実施し、表彰式は年明けの1月から2月のあたりに予定しています。まだ目標とする応募には達していませんので、ぜひ多くの皆さんに奮って応募いただきたいと思っています。

 

質問項目

 

6 自動運転バスの実証運行について

 

西田記者(日本海新聞)

 自動運転の実証運行について、今回、自動運転率90%以上を目指すということですが、前回から10%程度増えたということで、これはちなみにどういうところが改善されてということでしょうか。

 

市長

 まず、ルートを変更し、左折を主にしたルートにしました。なかなか右折というのは少し厳しい状況もあり、そういったルートを変更して、少し自動運転率を上げることができますし、前回実証運行して色々な検証をしました。例えば信号が少し認識しづらいといった状況もありましたので、信号の情報をキャッチして、それによって認識するといった変更をしたり、前回の検証結果を基に、もう少し高めていけるのではないかということで、一つの目標として1割程度、80%から90%にするという設定をさせていただきました。

 

西田記者(日本海新聞)

 前回の実証運行で、路上駐車や工事看板などに反応してしまって、そこへの対応は今回で何か新しくありますか。

 

市長

 その辺りは、例えば路肩からかなり道路のほうに寄った駐停車をしておられる場合は、どうしてもちょっと困難なところがあり、なかなか改善は難しいかなと思いますが、そのようなことも含めて、今回さらに検証し、自動運転レベル4を目指して、さらに取り組んでいくことになろうかと思います。なかなかそういうものを誤って認識するのをなくすのは少し難しいのではないかなと考えています。

 

西田記者(日本海新聞)

 ありがとうございます。とはいえ、実証運行は無人が最終だと思うのですが、何かそこの点、倫理観などになってくるかもしれないですが、路上駐車への呼びかけだとか、何か対応を今後検討されるというのはいかがですか。

 

市長

 実際に本格運行になると、例えば究極は専用レーンを設けてということもあろうかと思いますが、やはりそういった呼びかけをして御協力いただくことは、安全に車両が通行するためにも、自動運転のみならず必要なことですので、そういった呼びかけはしていく必要があろうかと思っています。これは実際の、本格運行に向けてということです。

 

西田記者(日本海新聞)

 工事看板は、ちなみに、民間への協力のお願いというのもありますか。

 

市長

 そうですね、実際にはそういうことも行っていく必要があろうかと思います。

 

大本記者(NHK)

 今の自動運転に関連して質問させていただきます。

 運行エリアとルートが前回、「くる梨」の緑ルートだったと思いますが、今回、緑ルートを基に巡回しないのはどうしてなのかを、まず1点教えていただきたいです。

 

市長

 先ほども申し上げたように、自動運転が困難な場合というのは右折等、対向して進行してくる車をどういうふうに認識して右折するかということもありますし、緑コースでそのままということも、なかなか難しいのではないかということもあり、前回のルートにさらに鹿野街道を加えて巡回するコースにしたところです。緑コースにこだわらず、もう少し違うルートでということであり、前回の緑コースと変えたことに、特に何か理由があるのではなく、新たなコースでということです。左折が主になりますので、自動運転しやすいルートでもあり、このようなコースを選定しました。

 

大本記者(NHK)

 今のお話ですと、自動運転はなかなか右折が難しいという特性を考慮した上で、今後、導入していく際の、自動運転専用の新たなルートをつくるといいますか、何かそういった可能性、新たなルートの選択肢の一つみたいなイメージなのでしょうか。

 

市長

 全国的にも、これは福井市だったですかね、永平寺の辺りで既にレベル4で運転しているケースもありますが、やはりそれは旧軌道を活用した専用レーンのようなところで運行しておられるということで、なかなかやはり、色々なものを認識して正確にスピードを調整してというのは、まだ今の技術では、もう少しクリアしていかなければならないところがあります。特に中心市街地では色々なものを誤認識する可能性もまだまだありますので、ルートの選定そのものも、安全に本格運行ができるかどうかという点では非常にポイントになるところではないかと思っていますので、今回は少しコースを変えてとしているところです。

 

7 鳥取駅周辺再整備に向けたサウンディング型市場調査について

 

中村記者(日本海新聞)

 鳥取駅周辺再整備の関係ですが、このサウンディング型市場調査の際に、される前に業界団体などに参加の呼びかけはされるのでしょうか。

 

市長

 特に参加の呼びかけはしていませんが、できれば地元の事業者の皆さんにも関心を持っていただき、ぜひ応募、参画していただきたいと思っています。まさに今日から募集するということで、色々な形で情報発信していきたいと思いますが、事前に何か呼びかけは特にしていません。

 

中村記者(日本海新聞)

 サウンディング型市場調査ということで、多くの団体さんというか、事業者さんにも参加していただきたいと思うのですが、蓋を開けてみたら、ほとんど、あまり参加されなかったということになると、ちょっとまずいかなと思ったのですが。

 

市長

 いや、そういうことがあることは心配しないでもないですが、ぜひそういうことがないように、多くの皆さんに参画していただきたいと思っています。実際に募集する前にそういう呼びかけというのも、またちょっとどうかなと思いますので、今日からスタートとさせていただきたいと思います。

 

大本記者(NHK)

 駅周辺再生の関連で質問させていただきます。

 今、具体的なお声がけというお話もありましたが、これまでの基本計画を策定されている中で、市民からの望む声を色々と反映したものにされていると思うのですが、特に公開でされるのも次の投資を呼び込むという点を重視されているのだと思いますが、何かこういうジャンルのところに興味を持って参加してもらえるとありがたいみたいな、市長の中でのお考えがあれば教えていただきたいです。

 

市長

 具体的にこういったジャンルの方ということは想定していませんが、これは将来にわたっての大変大きな事業になると思いますので、将来の鳥取市のまちのありようといいますか、にぎわいの在り方にも関わってきますので、様々なジャンルから、また、そういったノウハウもお持ちの事業者の皆さんにぜひ参画していただければありがたいなと思っています。

 

8 スーパーアプリの構築について

 

富田記者(朝日新聞)

 生活支援のスーパーアプリについて伺いたいのですが、まず利用者、市民にとってのメリットが何かというところと、それからあわせて、行政にとってのメリットというか、期待すること、この2点について、まず少し具体的に伺えればと思います。

 

市長

 まず、市民の皆さんのメリットですが、今、国を挙げてDX化の推進に取り組んでいますが、なかなか具体的に先が見えてこない状況にあろうかと思います。そういった中で人口減少や高齢化がどんどん進んでいるわけです。そうなると、例えば身近なことで買物にお困りになる、医療機関を受診するのもなかなか大変だとか、それからひとり暮らしの方も増えてきているといった、色々な状況があると思います。そういったことを、このDXの技術等で解決していくことが可能ではないかと考えています。例えば、民間で買物支援に取り組んでいらっしゃるところもありますし、行政もDX化をどんどん進めていこうとしているわけですが、民間の事業者の皆さん、行政の両方が一緒になってアプリケーションを作る、そういった仕組みづくりをしていこうという取組が、まだ全国では例が見受けられませんので、ここは鳥取市が先駆けてそういったことをやろうということです。これは当然、市民の皆さんの利便性を向上させていくことにもつながりますし、行政の効率化を高めていく、それから鳥取市のこれからの、DXだけではなく、福祉の面でも色々な取組を進めていこうという場合にメリットがあると思っています。両方にメリットがあると答えさせていただきたいと思います。

 

富田記者(朝日新聞)

 ありがとうございます。あわせて、今おっしゃったように、買物支援や医療機関受診が難しい方、ひとり暮らしの高齢者を想定されていると思いますが、こういった分野ですと、ある程度民間との間で個人情報についてもやり取りが必要になってくるのではないかと思うのですが、現時点で想定されている、クリアすべき課題というか、結構センシティブな情報もあるのではないかと思います。この辺りを伺えればと思います。

 

市長

 まず、個人情報の取扱いについては、これは当然、厳重に取り扱うことが前提です。また、一方では、市民の皆さん個人個人で、個人情報に立ち入った部分も必須といいますか、欠かせませんので、その辺りを当事者の皆さんにも御理解いただきながら、目的をしっかりと明確にして進めていくことは必須であり、これからも意を用いてやっていくことは当然必要だと考えています。

 

富田記者(朝日新聞)

 その辺りは、これからの協議の中で詳しいところは詰めていくということでしょうか。

 

市長

 そうですね。まず来週月曜日、4社と鳥取市で協定を締結しますが、これがキックオフになっていくと思います。目指すところは、高齢化社会等で、人口が減少する中で市民の皆様の利便性を限りなく高めていく、確保していくことになると思いますので、そのようなところを目指して個別具体に、例えば先ほど申し上げたように買物支援や生活支援とか、そのようなものをこれからアプリケーションでどのようなものをつくっていくのかが、これからの課題になると思いますので、まずはこのキックオフ、協定締結をスタートとして、これからしっかり中身を詰めていくことになろうかと思います。

 

9 サウンディング型市場調査の参加呼びかけについて

 

西田記者(日本海新聞)

 サウンディング型市場調査の関係で、この募集方法が鳥取県ホームページのプラットフォームと市の公式ウェブサイトって書いてあるのですが、例えば、特に特定の、事前に呼びかけなどはしないということですが、これは県内向けに民間企業を募るというイメージでしょうか。

 

市長

 いえ、これは県内、県外問わずですが、希望としてはやはり地元企業の皆さんに積極的に参加していただきたいという思いはあります。

 

西田記者(日本海新聞)

 県外への募集というか、広く周知するのは、どういう方法を考えられていますか。あまりこれだと届かないような気もするのですが。

 

市長

 色々な手法があろうかと思いますが、まずは先ほど申し上げたように、鳥取県PPP/PFIの推進地域プラットフォームが、まさにプラットフォームで、こういったことを情報発信するためのものですので、まずはそこで注目していただけるよう期待しています。

 

10 鳥取城二ノ丸三階櫓の復元整備について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 ちょっと会見項目にないことを聞いてすみません。鳥取城のことでお尋ねですが、今、復元整備をずっと、大手登城路から進めておられて、来年の春には渡櫓門ができる予定ですが、大手登城路は、その渡櫓門が済んだ後も、たしか太鼓御門や、まだいくらか残っていますが、多分市民の皆さんの一番関心が高いのは二ノ丸三階櫓で、鳥取市さんもいつかはと視野には入れておられますが、渡櫓門ができたら、建物が復元されるのは初めてですので、かなり機運も高まるのではないかなと思うのですが、改めて二ノ丸三階櫓門の復元に向けた展望をちょっと教えていただけたらと思います。

 

市長

 まず、展望について、平成17年だったと思いますが、史跡鳥取城跡附太閤ヶ平保存整備基本計画を策定して、翌年の18年度、整備実施計画を策定しました。この計画は、1期10年、2期10年、3期10年の合計30年の壮大な計画ですが、現在、この計画のどの辺りに位置しているかというと、1期目の中途にあり、そうなると、少し計画が押してきています。17年、18年当時に考えていた計画よりも押してきていることもあり、この三階櫓の復元については、この2期10年の中の主な取組として位置づけられているところですが、これを早く着手していくことも多くの皆さんが求めておられるところではないかと思っています。全体で少し、15年ぐらいでしょうか、当初想定したときよりも計画に照らし合わせると押してきている、延びている状況です。

 また、先ほどお話がありましたように、擬宝珠橋、表門、渡櫓門、この辺り、大手登城路を一連で整備するにあたり、色々な調査研究を行ってきた結果により、三階櫓の復元についての様々な知見もここでかなり集積されてきていますし、また、国のほうも文化財の保全だけではなく、やはり保全とともに活用していくという考え方にシフトしてきているように思っていますので、色々な知見が集まってきている、国もちょっとかじを切ってきていると、活用のほうに。そういったことと、何よりも市民の皆様の三階櫓復元の期待といいますか、機運といいますか、そういったものも大手登城路の整備とともに醸成されてきているのではないかと思います。

 それから、もう一つは、大手登城路の復元整備を行うにあたって、一番奥の太鼓御門の辺りの復元整備を行うと、工事車両等の通行が少し難しくなるところがあり、やはり1期、2期、3期のこの計画全体を近いうちに見直ししていくことも必要だと思います。その中で、2期に位置づけている三階櫓の復元整備についても、大手登城路の完成を待つことなく、早めていくという見直しも可能ではないかと考えているところであり、全体の進捗状況、それから市民の皆さんの機運、そういったものをしっかり見極めながら、この17年、18年の計画を見直しすることをまず進めていきたいと思っています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 ありがとうございます。大変何か踏み込んだお答えをいただいて。

 すみません、もう1点。

 今の時点でいつという具体的な時期はもちろん言えないと思いますが、一つ思うのは、たしかちょっと私もうろ覚えですが、鳥取藩の池田家ができてから400年の節目がたしか2032年頃に来るそうで、鳥取城のことを宣伝するのにすごくいいタイミングだと思いますが、例えばそれまでに完成はもちろん無理だと思いますが、その時点で何かもうやることが決まっているとか、そういうことになったらとてもいいかなと思うのですが、ちょっと差し支えない範囲で、その点についても伺えたらと思います。

 

市長

 先ほど、幾つかやはり2期に位置づけている三階櫓の復元整備を、少し計画を見直して早めていくことは可能ではないかと申し上げたわけですが、いわゆる節目の年に合わせてということよりも、むしろ全体の状況を勘案して、1期が完全に終了してからということではなく、2期の取組を少し計画を見直すことによって早めていくことは、むしろ今やるべきことではないかと私自身は考えています。2032年までには、多分具体的に2期の計画、どういうふうに進めていくのか、具体的にお示しできる状況になっているのではないかなと考えています。

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